誘拐された女が誘拐した男を好きになるというプロット含めて、ヘテロ男性のナイーブなロマンを表象しているのか?
90年代を象徴する映画。
男性が牛耳る職業社会に、徐々に一部のエリート女性が進出しはじめる時代。
そうした社会変化を背景に生じる人々の偏執的な不安が、見事に表現されている。
FBIや警察というマッチ>>続きを読む
マシュー・マコノヒーが薄っぺらくてびっくりした。
ジュディ・フォスターの演技は説得力がある。
治安秩序権力への不信と自警意識の暴走。西部開拓時代からの反復された不安とトラウマ。
ポスト9.11的。ベタなテーマな気がしなくもない。
主題そのものはさして目新しいものではないと思う。
エミリー・ブラントが意外とよかった。
お城のなかから抜け出せない/抜け出したくない人の生活
SOMEWHEREにたどり着く前の中間地点。
根源的にはヴァージン・スーサイズと同じモチーフが流れていると思う。閉塞とそこからの脱出、その不/可能性。内/外の撹乱。