背骨さんの映画レビュー・感想・評価

背骨

背骨

映画(900)
ドラマ(2)
アニメ(0)

赤色彗星倶楽部(2017年製作の映画)

3.5

赤色彗星が現れる日にタイムパラドクスが起こるという説を信じて彗星核を作ろうと試みる天文部の部員たち

二度とない青春という時間の中で、生きてるうちにもう見られないかもしれない彗星を追う彼らという時間の
>>続きを読む

バイオハザード(2026年製作の映画)

3.8

型破りな面白さというよりは、生真面目さと巧さが際立つ優等生的アクションホラー

スピンオフとしてあってもおかしくないストーリーと飽きさせないプロット。「巻き込まれ型主人公にいつのまにか感情移入してしま
>>続きを読む

逃げろお嬢さん(2026年製作の映画)

3.2

スキャンダルから逃れるため逃走していた元アイドルが、突然元ファンの目の前に現れたら… というドルオタの夢を元に脚本化したようなストーリー

元アイドルを深川麻衣が演じてたり、元ファンがずっとドッキリだ
>>続きを読む

沖晴くんの涙を殺して(2026年製作の映画)

3.5

余命宣告された元教師と死神に「喜び」以外の感情を奪われた少年。母になりたかった女と家族を失った少年の二人だけにしかわからない感情と関係

明らかに違和感のある序盤の演出が、ファンタジックでフィクショナ
>>続きを読む

本当にあった話(の話)(2026年製作の映画)

3.5

実際に起こった「配偶者入れ替え連続殺人事件」舞台化の主演に抜擢されたほぼ演技経験のない男。役との間に自身の人生との共通点を見出した彼はやがて役と同一化していく…

登場人物みんなヤバくて、ずっと気持ち
>>続きを読む

ママがもうこの世界にいなくても 私の命の日記(2026年製作の映画)

3.2

実話を元にした映画で感想が難しいが、少なくとも単純に泣ける、とか感動したという映画ではなく、自分たちの人生を選択し貫いた人たちの物語だと思う

大腸ガンステージ4での抗ガン剤中断からの妊娠、出産… 劇
>>続きを読む

ディスクロージャー・デイ(2026年製作の映画)

3.8

この映画だけをニュートラルな視点で見れば、抜群の映画IQの高さと撮影センス&技術、語り口の巧さ(多少都合良く進む箇所もあるが)で最後まで観せてしまうSFという事になるのだろうが、今になっても「宇宙人は>>続きを読む

DIGGER/ディガー(2026年製作の映画)

3.8

東和ピクチャーズからの招待で試写。なるほどそういう事ね… と自分の中で腑に落ちたのはラストシーンを見てから。確かにこれはネタバレ厳禁な映画で、賛否両論上等なブラックコメディというか、風刺劇というか… >>続きを読む

汝、星のごとく(2026年製作の映画)

3.8

東宝からの招待にて試写鑑賞。人生の選択と自分らしく生きるとは何かの物語でもあった原作を、より二人の長きに渡る変わらぬ愛の物語に特化させた実写版

結果から言うと今年一爆泣き。北原先生と瞳子さんの言葉に
>>続きを読む

宝くじの不時着 1等当選くじが飛んでいきました(2022年製作の映画)

3.8

宝くじが軍事境界線を越えて北朝鮮へ不時着… から始まるコメディ

反目していた兵士たちが交渉する中でやがて酒を交わし、一緒に踊り、夢を語り合うまでの仲に…

韓国映画伝統の南北統一への夢を笑いで包んだ
>>続きを読む

ナギダイアリー(2026年製作の映画)

4.2

これはちょっと凄いかも。かなり好き、いや、めっちゃ好き。わかりやすくテーマが整理されているタイプの映画じゃないけど、作り手が感じてる事や想いが不規則に、それでいて美しくコラージュされていて、深田晃司監>>続きを読む

ハート・オブ・ビースト(2026年製作の映画)

4.0

東和ピクチャーズから招待され試写。かつて戦場で生死を共にした相棒との友情の物語。二人で帰ろう… シンプルなストーリーの中に感じる人生を共にする大切なパートナーへの強い想い

サバイバルする中で見えてく
>>続きを読む

平行と垂直(2026年製作の映画)

3.8

自閉スペクトラム症の兄と結婚を控えた妹。二人で生きてきた兄妹のリアルで切実な日常とこれから

兄を支えてくれている人たちの優しさと大変さが伝わってくるし、何があっても変わることのない妹の愛に涙

一番
>>続きを読む

踊る大捜査線 N.E.W. メトロポリスを駆け抜けろ!(2026年製作の映画)

3.2

ドラマと劇場版2までしか観てないニワカの感想。スベる事を全く恐れてないギャグ、突然思い出したようにブチ込まれるカッコつけ演出、パロディ満載で中身があるようでないようなストーリー… 良くも悪くも昔の雰囲>>続きを読む

呪いのスマホ(2026年製作の映画)

3.5

松竹からの招待にて試写。『この夏の星を見る』ファンの皆さま大変お待たせしました。山元環監督&森野マッシュ脚本コンビの新作です

スマホが出てこないシーンはないんじゃないかと思うくらいスマホ依存時代を象
>>続きを読む

ファーストボイス(2026年製作の映画)

3.2

映画『ファーストボイス』完成披露試写会に松竹から招待され鑑賞

バブルの時代、日本初のハラスメント裁判に挑んだ女性たちの物語

今では考えられない当時の常識・風潮を変えようと立ち上がるも、男たちやマス
>>続きを読む

私たちは、ちょうどいい。(2025年製作の映画)

3.8

SNSでたまたま知り合った父に愛されていない娘と傷を抱えた中年男性。やがて二人は年齢・性別を超えて親友になっていく…

話題作が多い今週だけど埋もれてほしくない良作。ただの良い話かと思いきや、紆余曲折
>>続きを読む

ルックバック(2026年製作の映画)

4.0

失われたものものもなくはないが、より広がりと深みが増したとも思える価値ある実写化

田舎と都会、違った意味で二人を襲う孤独感や、微笑ましい大人たちとのエピソード。観客を信じて大胆に省略した重要なセリフ
>>続きを読む

ネルソンさん、あなたは人を殺しましたか?(2026年製作の映画)

4.0

ベトナムで自らが行った虐殺行為に向き合おうとし続けた男の壮絶な人生

父の暴力に怯えた極貧の少年時代、沖縄で人を人とも思わなくなるように仕向けられる洗脳期間、敵兵だけでなく市民にまで銃を向けるのが平気
>>続きを読む

スワロウテイル 4Kリマスター(1996年製作の映画)

4.0

今では信じられないけど、本当に円が一番強かった頃に作られた寓話

公開時すでに岩井俊二ファンだった自分でも、ヘンテコ多国籍映画描写(特に序盤)に全くノレなくて、それに惑わされてしまったせいか、この映画
>>続きを読む

ヘッダ(2025年製作の映画)

4.0

Amazon primeにて。結婚披露パーティーの会場にて交わされる秘密めいた会話。その中で見えてくる関係性と剥き出しになっていく本性。からの…

めちゃくちゃ惹きつけられるプロットと演出。自在に動き
>>続きを読む

バックルームズ(2026年製作の映画)

3.0

出汁の効いてないスープと量だけは多い伸びた麺が特徴のくせに、やたらこだわりだけは強い店主のラーメン屋に入ってしまった時のような感覚。それでいてそれなりにファンもついているのでなんだか気まずい

一応内
>>続きを読む

ヒンド・ラジャブの声(2025年製作の映画)

3.8

ガザの戦闘地区でひとり生き残った少女と、途切れる通信の中、励まし続けるボランティア、なかなか整わない救助態勢…

映画としての出来がどうとかより、戦場での実状やジェノサイドの残虐さが伝わればいいとさえ
>>続きを読む

白鳥とコウモリ(2026年製作の映画)

3.5

それなりによく出来ているストーリーと今田美桜&松村北斗による強力な画力によって最後まで観せてしまう牽引力は凄い

それだけを見ると「それはないやろ」な着地も、同じく被害者遺族と加害者家族の交流を描いた
>>続きを読む

我々は宇宙人(2026年製作の映画)

4.5

試写にて鑑賞。間違いなく誰もが無傷では帰れない人生の後悔と痛みを描いた凄まじい作品

ずっと胸が苦しかった。逃げ出したいのに目を離すことが出来なかった。きっと多くの人が存在しないはずの記憶を掘り起こさ
>>続きを読む

見えない娘 THE INVISIBLES(2026年製作の映画)

3.2

パルコ、CHOCOLATE Inc.から招待され公開記念舞台挨拶回にて鑑賞

病気のおばあちゃんを見舞うために娘3人と東京へと向かうロードムービー(うちひとりは透明人間)… ん?

「娘の一人が透明人
>>続きを読む

ラスト・サバイバー(2026年製作の映画)

4.0

一部で評判が悪かったというのが嘘のような上質で丁寧に作られた世界の終わりとその先を描いた映画

奪う者、そこに留まる者、外の世界を目指す者… パンデミックで崩壊した世界で剥き出しになっていく人間の本性
>>続きを読む

時には懺悔を(2026年製作の映画)

4.2

これ以上の実写化なかなかないと思わせるほどの見事な出来栄え

映画としての見せ方や各エピソードの整理とさばきの上手さ、テンポの良さ(作為的と言われそうな編集もむしろ好み)、完璧とも思えるほどのキャステ
>>続きを読む

ナイトボーン -夜哭-(2026年製作の映画)

3.2

評価が高かった『ハッチング 孵化』のハンナ・ベルイホルム監督の新作

生まれたばかりの子どもの様子がどうもおかしい。異常な容姿・急激な発達・次々と起こる怪奇現象… 「ウチの子は大丈夫だろうか」と多くの
>>続きを読む

おかしなおかしな大追跡(1972年製作の映画)

4.0

同じカバンを持っていた4人がホテルで出会ってしまった事でとんでもない事態に巻き込まれるドタバタコメディ

「え、ちょ、今どうなってるん?」となるほどの緻密なプロットとハイスピードな展開。ホテル内でおさ
>>続きを読む

オデュッセイア(2026年製作の映画)

4.0

IMAX試写。原典はミリしらだが、意外と小難しさはなくシンプルでありながら神話的で超エンタメなストーリー

船上と海岸線のシーンが多いが、要所要所で仕込まれるファンタジックでアドベンチャーなキャラと演
>>続きを読む

恐怖の報酬 オリジナル完全版(1977年製作の映画)

4.0

フリードキン版円盤で初見。訳ありな男たちが高額な報酬を求めて命懸けのミッションへと向かう

汗と泥に塗れた男たちの顔面を拝む偏愛映画。寡黙な語り口と「これ撮る事自体が危険だろ」なシーンの連続に引き込ま
>>続きを読む

アメリカン・スリープオーバー(2010年製作の映画)

4.2

デビッド・ロバート・ミッチェル監督の長編デビュー作。変わり映えしない夏を過ごした少年少女たち。刺激を求めて集まったお泊まり会での一夜、交わされる視線、相手を探るように、好意を伝えたくて…

みんな垢抜
>>続きを読む

恐怖分子 デジタルリマスター(1986年製作の映画)

4.2

エドワード・ヤンの映画の凄さを言語化するのは難しいが、観るたびに次元の違いに圧倒されるのは間違いない

都市の冷酷さと平坦な日常、そこで生きる人間の孤独と不安と病み、偶然の選択がもたらす運命の交差と思
>>続きを読む

ドラマなふたり(2026年製作の映画)

3.5

挙式を控えた彼女の告白をきっかけに広まっていく不信感、狂っていく歯車…

思ってたよりずっとシリアスな話だったけど、そもそも自分は悪くないのに空回りしながら崩壊していくR・パティンソンには笑ってしまっ
>>続きを読む

シャドウワーク(2026年製作の映画)

3.5

大好きな映画『君は永遠にそいつらより若い』𠮷野竜平監督の新作にして吉岡里帆主演作品のクライムサスペンス

夫の暴力から逃れた主婦がたどり着いたシェルターには絶対に守らなければいけない「持ち回り」ルール
>>続きを読む