これは面白い。
血塗れホラーなルックでありながら、家族という関係に潜む闇を破壊しにくる映画であり、アイデンティティを取り戻す映画でもある
ちーちゃんはホラーアイコンでありダークヒーロー。まずは見てほし>>続きを読む
ラスト一発で全てを物語ってしまう演出が見事すぎる。あれが見られただけで満足
あり得たかもしれないもうひとつの未来に想いを馳せながらも自らの選択に後悔はしない二人… というところだけは『ラ・ラ・ランド』>>続きを読む
モラル崩壊スリラー。その島はクローンが身代わりに罰を受ける島… 金さえあれば犯罪のスパイラルは止まらない
罰を受けているのは肉体か精神か。自分とは何者なのか…
ミア・ゴス最狂。間違いなく主役は彼女でし>>続きを読む
神様にお願いしたから友だちが出来たと思っていたのに、その神様に裏切られてしまった…
無垢な少年の目に映る信仰の世界と残酷な現世の理不尽な関係。これはまるで子供版『沈黙サイレンス』であり『シークレット・>>続きを読む
『君の名は。』から遠回りしながら辿り着いたド直球なポスト震災映画。
エンタメとして描くという事への非難から逃げてない作品で、絶対に風化させない、明るい未来を届けたいという想いも感じる。
災害三部作の中>>続きを読む
スナッフビデオのために娘を惨殺された男の復讐劇。
不穏さと狂気に満ちた廃墟と乾いた銃声が黒沢清的ニヒリズムに溢れていて、久々に観たが「オレの好きな黒沢清とはコレ」を凝縮したような作品だった。
セルフリ>>続きを読む
面白かったー!
また韓流お得意の記憶喪失モノかよーなどと思わせつつも、チョン・ソミンの振り幅大きいツンデレが抜群のキレ味とキュートさで永遠に見ていられるし、工夫次第でここまで面白く出来るの好例。
ほぼ>>続きを読む
見事な新解釈リメイク。
異人たちを外界のものとして描いた大林宣彦版以上に東洋的で、『私達はみな異人である』というタイトル通り、その内も外もなく全てが等価となった世界は誰もが孤独でありながら、同時に一人>>続きを読む
自分の中に眠る怪物性に気づいてしまった男の偏愛劇。
スロウリーな展開と意外性のないストーリーに大傑作『マジカルガール』を期待すると肩透かしを食らうが、許されざる者たちのラブロマンスとして見ると面白いか>>続きを読む
往年のファンが歓喜するプロレス映画でありながら家父長制と男らしさの呪縛に苦しんだ家族の物語
呪われた一族と呼ばれたエリック家に起きる出来事が実際に起きた事とはいえ辛すぎる。苦悩と悲しみを一人で背負うザ>>続きを読む
さすがパク・フンジョン最後まで目が離せなくなる面白さ
謎の御曹司と謎の弁護士と謎の「友達」との逃走劇から一気に全貌が見えてくるバイオレンス満載のクライマックスへ
見せ方わかってるなぁ、エンタメ力強すぎ
原爆賞賛でも、逆にオッペンハイマーを断罪する映画でもなかった。強いて言うなら一連の出来事を通して人間の愚かさを描いた映画とでも言おうか。ただノーランがこの作品を通して核の歴史と未来に向き合ってほしいと>>続きを読む
今までに見た事がないタイプのホロコースト映画。
人類史上類を見ない虐殺が行われている塀の外に広がる穏やかな生活と平凡な人々… それはまるでわれわれと何も変わらないかのように…
不快感を掻き乱す呻き声の>>続きを読む
1976年、当時フランスの植民地だったジブチでスクールバスが武装組織に乗っ取られる事件が発生。5人のスナイパーが集められ犯人全員を同時に狙撃するという前代未聞の作戦を立案するが…
「奇跡の人質救出」と>>続きを読む
近未来のパリ。犯罪者を壁で囲い込んだ危険地域13区を舞台に妹をさらわれた男と爆弾を解除するために潜入した刑事が共闘する
見せ場はなんといってもCG・スタントなしの超絶アクション。鍛え上げられた究極の肉>>続きを読む
オジサンにとって「こうであってほしい昔の彼女像」を演じる森七菜が可哀想な映画
それらしい設定の上で展開する全く切実さを感じない長澤まさみの独特な恋愛観はもはやサイコだったし、ラストも感情移入出来ず。>>続きを読む
超絶くそヤバい傑作の予感しかしない『デッドデッドデーモンズデデデデデストラクション前章』
これは近年の暗雲立ち込める日本を濃縮したような世界で繰り広げられるSF青春譚にして、明るい未来を抱けず日常を生>>続きを読む
でーじ面白い!
一族を乗っ取ろうとする殺人鬼と人生を変えたい少年たちの頭脳戦。
めっちゃ人死ぬ。めっちゃ闇深い。めっちゃ裏切られる。
沖縄の青空の下繰り広げられる先の読めないデスゲームは、東野圭吾とア>>続きを読む
PART1は序章に過ぎないといわんばかりの壮大なスケールによる復讐戦。
人間模様が入り組んだドラマとともに映像・音響効果が凄まじく今回ばかりはIMAX推奨と言わざるを得ない。
綺麗に決着をつけながら次>>続きを読む
マジで最高。誤って少女を撃ち殺してしまった殺し屋の贖罪の戦い。
韓国映画にはめずらしい本格ガンアクションと近接戦闘が味わえるアクションノワールで、ひたすらハードボイルドな世界と殺し屋同士にしか分かり>>続きを読む
前作『わたしたちの家』から舞台を多摩ニュータウンに移し、交わるはずのなかった人生が交差するパラレルワールド
描かれるのは人と人との行動の連鎖であり、土地に刻まれる生きていたという記憶であり… それは清>>続きを読む
なぜか白石晃士テイストを感じさせる中田秀夫監督によるとんでも面白ホラー。
登場人物みんな挙動不審で奇怪な演出や「この泥棒猫!」というまさかのセリフをぶっ込んでくる勇気にも讃美を送りたい。
新たなホラー>>続きを読む
家族という呪いと自己のアイデンティティに苦悩する人たちの物語。
予想以上に射程の長い話しで予告編で見せているのはごく一部
気になるところもあるけど、杉咲花の名演に打ち消されるし、重要な意味がある志尊淳>>続きを読む
試写感想。𠮷田恵輔監督『空白』の系譜にある作品。推しのライブに参戦中、子供が失踪してしまった母親の苦しみと錯乱の日々…
人は喪失にどう向き合うのか… 石原さとみが今まで見た事ないような姿で時に狂気的>>続きを読む
遺された人へ想いを伝える死者のパレード… の体をとりながら、実は逆で、遺された者から死者へ感謝を伝える映画になっている。故河村光庸氏への想いがそうさせるのだろう。二人の関係を知らないで観るとなんのこと>>続きを読む
見下していたステロタイプな黒人小説を自分で書いてみたらまさかの大ヒット。
富裕層なのにままならない彼の人生と並行して描かれる話法が絶妙で、なんといってもメタ的なオチが最高。最後の最後までめっちゃ面白い>>続きを読む
こんなに可愛い宮﨑あおいちゃんが奥さんでも鬱になるという怖いお話し。
『夜明けのすべて』ほど最初からみんなが理解してくれている訳ではないけど、二人で少しづつ向き合い方を見出していく姿にジ〜ン。誰でも可>>続きを読む
最高すぎて感想を書く手が止まってしまうほど最高。
やはり素晴らしいのは一見場当たり的な犯罪劇でありながら、彼女たちの犯罪も逃走劇もクソ男どもが作り上げた腐った社会に対する怒りと反乱のメタファーとして>>続きを読む
異状死した母親の元へと戻ろうとするボーの周辺を取り巻く奇々怪々な世界。途中までは「なにがなにやら」だが、後半からは「なるほどね」に落ち着く。90年代の傑作SF映画を母と子の愛憎劇で味付けした感じで、言>>続きを読む
齋藤飛鳥が本格参戦してファンも満足度アップの劇場版。逃げる父に追う娘、からの次々と予想を裏切る展開に完全に予想を裏切られる終焉。これは読めなかったなぁ… ドラマからのファンも満足の出来ではないかと…
これは素晴らしい!引退した女優が振り返る恋と運命の物語… その謎と真実。大切な鍵を預かった男に出会うため、いくつもの時代を生きる構成の妙と、疾走感、時間と共にさらに深まる熱情
傑作揃いの今敏監督作品>>続きを読む
聞きしに勝る怪作、にして安易な結論に陥ることを拒否するかのような無限の入れ子構造になったSFコメディの傑作
今作が『マトリックス』や『インセプション』の原案だと言われても信じる。というか個人的にはそれ>>続きを読む
お互い病気を抱えながらも相手をサポートする二人… それは絶妙な距離感を保ちつつ、それでいて優しさに満ちている…
このキャスト、スタッフでなければ出ないであろう独特の空気感のようなものを感じさせる作品>>続きを読む
少年の頃に起きた殺人事件が大人になった彼らをまた引き合わす… ノワールミステリー
事件のプロットに甘さを感じつつも、全てを何事もなく飲み込んでしまうこの町のルールと社会構造、土地からも過去からも決し>>続きを読む
オンライン試写。これは素晴らしい!大傑作のオリジナルに見劣りしないどころかそれ以上のリメイク
自分以上に愛おしい存在だった親友との約束の物語としてオリジナルの良さを活かした脚色があまりにも見事すぎる。>>続きを読む
これはたしかに鬱展開。余命僅かなアリシアはアニメキャラのコスチュームを着て踊りたいだけだった… から始まるまさかの雪だるま式に膨らんでいく悲劇の連鎖。こんな話だったとは…全然マジカルじゃない、いや逆に>>続きを読む