せぐうぇいX号さんの映画レビュー・感想・評価 - 2ページ目

せぐうぇいX号

せぐうぇいX号

映画(204)
ドラマ(23)
アニメ(0)

もしも昨日が選べたら(2006年製作の映画)

4.5

ワークライフバランス。
仕事と家庭の両立は現代社会最大のテーマとも言えます。

仕事を優先させすぎた自分の人生を、擬似体験を通じて省みるという点で、私の大好きな作品『天使のくれた時間』と近しいものを感
>>続きを読む

#生きている(2020年製作の映画)

3.7

数日前からリマインド設定をかけて楽しみにしていた作品。
韓国×ゾンビに絶対的な信頼を置いているパニック映画好きなので、とっても楽しめました!

この映画ならでは!という点はあまり見当たりませんでしたが
>>続きを読む

(2020年製作の映画)

4.6

『ディストラクション・ベイビーズ』『溺れるナイフ』と、決して穏やかとは言えない作品での共演が続いた2人がようやく正統派作品で結ばれました。


名曲『糸』と共に振り返る平成史。
テロ、金融危機、災害。
>>続きを読む

トワイライト〜初恋〜(2008年製作の映画)

3.5

ラブロマンスのコーナーを覗くと決まってオススメ作品群に並んでいる本作、ヴァンパイア×恋愛という時点で若干の苦手意識があり敬遠していました。
友人の情熱に圧倒されて観てみましたが、やはりハマることはでき
>>続きを読む

ホット・ファズ 俺たちスーパーポリスメン!(2007年製作の映画)

4.5

最っっっ高にクール!!台詞もアクションもすべて!

副題の『俺たちスーパーポリスメン!』がこの作品にとんでもないB級感を漂わせてしまっていますが、言っていることはその通りなんです。
ダメ刑事のダニーは
>>続きを読む

ジャージー・ボーイズ(2014年製作の映画)

4.2

楽曲は誰もが耳にしたことのあるフォーシーズンズの伝記的作品。
ミュージカル映画の良さもありつつミュージカル映画っぽくない絶妙なテイストに仕上げたのは監督クリント・イーストウッド。シリアスとコメディのバ
>>続きを読む

ジョジョ・ラビット(2019年製作の映画)

4.5

ナチスドイツの洗脳統治下で心優しき少年が本当の愛と正義を知るハートフル作品。

徹底的なユダヤ人蔑視や狂信的なナチス信仰を色濃く描いているにも関わらず、作品全体の雰囲気がユニークかつポップに仕上がって
>>続きを読む

9人の翻訳家 囚われたベストセラー(2019年製作の映画)

4.1

舞台設定も興味深い、9人の内誰が主役なのか全く分からないポスターも面白い、何よりネタバラシの爽快感が堪らない!

ミステリー小説の出版を巡るミステリー作品ということで、謎が2層3層と用意されている良質
>>続きを読む

ストーリー・オブ・マイライフ/わたしの若草物語(2019年製作の映画)

4.0

自粛緩和後の新作トップバッターということで、待ちきれず公開翌日に鑑賞。この3ヶ月でVODも大好きになりましたが、やはり私の遊び場はここだと再認識😭


1933年、49年、94年と映画化され続けてきた
>>続きを読む

オーシャンズ11(2001年製作の映画)

4.2

8を観てサンドラかっこいいケイトかっこいい😍と散々喚いておきながら、実は11〜13どれも未鑑だった私。笑
満を持してです!

説明不要の豪華メンバーによって繰り広げられる強盗劇。
クールにミッションを
>>続きを読む

ターミナル(2004年製作の映画)

4.5

本作でも安定感抜群トム・ハンクス主演の笑いあり涙ありの傑作です。おそらく未鑑賞者のほとんどが思っているよりコメディ感高めです(即席レストランのシーンは最高笑)が、とても温かい気持ちになれるハートフル作>>続きを読む

セブン(1995年製作の映画)

4.2

このレビューはネタバレを含みます

この手の映像や脚本は近年では使い古された感もあるため正当な評価はできないかもしれませんが、公開当時の環境においていかに衝撃的な作品であったかは容易に想像がつきます。
サイコキラーや鬱展開に慣れ切ってし
>>続きを読む

フリーダム・ライターズ(2007年製作の映画)

4.5

"Black Lives Matter"が叫ばれる今こそ観るべき映画でしょう。本当に良いお話です。

徹底的に人種差別が根付く地域で教鞭をとる新米教師が、人種も境遇もバラバラな生徒たちをまとめ、彼らの
>>続きを読む

抱きたいカンケイ(2011年製作の映画)

3.5

ようやく日本でも公開された若草物語を観てきたので、グレタ監督の作品歴を遡っていたら、なんとこの作品にも出られてたんですね!(笑)特にコメントのしようがなかったのでレビューを上げていませんでしたがこれを>>続きを読む

NINE(2009年製作の映画)

3.0

ミュージカル映画には2種類あるように思います。映画というパッケージに適したものと、生で観劇するミュージカルとして観るべきもの。
本作は後者でしょう。


題材はトニー賞を受賞したミュージカル作品『8
>>続きを読む

億男(2018年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

聞いてはいましたが、予告で抱くイメージとは真逆の社会派映画。エンタメとして楽しめる感じでは決してないですが、一見の価値ありです。
金融マンという職業柄、作中でエライザさんが言ういわゆる"億男"を相手に
>>続きを読む

それでも恋するバルセロナ(2008年製作の映画)

4.0

軽快な語り部に乗せられ淡々と物語が終結するが、冷静に振り返るとまるでジェットコースターのごとく移りゆく恋愛模様に酔倒。これを100分に収めるウディ・アレンの手腕には脱帽です。

"愛"について異なる定
>>続きを読む

新感染 ファイナル・エクスプレス(2016年製作の映画)

4.5

ゾンビ映画を好んで数多く観てきた人間ですが、本作はその中でも突出して品質の高い映画だと思います。
私のように、B級感ダダ漏れの邦題に騙され本作を敬遠してきた方も多いはず、非常に残念。(原題は"釜山行き
>>続きを読む

ソウル・ステーション パンデミック(2016年製作の映画)

3.2

『新感染』の前日譚ということでこちらを先に鑑賞。
絵のクオリティ等々、若干受け入れがたい所はあるものの、至って普通のゾンビ映画。

独自のポイントとしては、終始強調されている韓国の貧困問題。
描かれる
>>続きを読む

アンダー・ユア・ベッド(2019年製作の映画)

3.5

たった一度だけ名前を呼んでくれた。
たった一度だけコーヒーを一緒に飲んでくれた。
その思い出だけを胸に生きてきた孤独な男の行き過ぎた愛の形。


『容疑者Xの献身』張りのラストに震えながらも考えてしま
>>続きを読む

コンテイジョン(2011年製作の映画)

4.0

今まさに刻々とウイルスの被害状況が拡大する只中にいる我々にとって、この映画は自分たちの日常を客観視していると錯覚するレベルで現状と酷似しています。

外出禁止のストレスも限界を迎えつつある今、作中のよ
>>続きを読む

Love Letter(1995年製作の映画)

5.0

このレビューはネタバレを含みます

『ラストレター』が本当に本当に好きだったので、満を辞しての鑑賞。
ラストレターは本作のアンサームービー的な要素を意識して制作したとパンフレットにも言及されており、25年前の源流を垣間見ることができまし
>>続きを読む

ハッピー・デス・デイ 2U(2019年製作の映画)

3.8

続編というより、もはや前作と合わせて1つの作品のような感覚でした。本当に前作の直後の話過ぎてビックリ(笑)

ただ、完成度としては前作が圧倒的だと思います。前作の謎が理論的に明らかにされ、よりSF感が
>>続きを読む

家に帰ると妻が必ず死んだふりをしています。(2018年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

夫婦の在り方について色々と考えさせられる内容。ボカロ曲が流行った時から知っていた身としては不思議な感覚です。
しっかり中身の詰まった作品だ〜とは思えませんが、普通に楽しく観られました。


元ネタにな
>>続きを読む

ハッピー・デス・デイ(2017年製作の映画)

4.5

これは面白かった!!
何と言いますか、これ系の作品には珍しくあらゆる要素が平均点以上で、無駄がない感じ。理想的なパラメーター、最近で言うと『パラサイト 』の時と似た感覚!(全然違うんだけど笑)


>>続きを読む

ファイト・クラブ(1999年製作の映画)

4.5

これはさすがに解説を読まないと、作品の真意を読み取ることは難しいでしょう。普段からシナリオ上のトリックを見破ることすら苦手な私にはまず無理でした。

ネタバレ厳禁映画なので突っ込んだ事は何も言えません
>>続きを読む

ピッチ・パーフェクト ラストステージ(2017年製作の映画)

4.3

本当にこれで終わりなんだろうな〜と非常に寂しい気持ちです。エンドロールは旧作のカットも交えてのオフショット祭り、あんなこともあったな〜と勝手にベラーズの一員になった気分でしくしく(;_;)

ラストと
>>続きを読む

ピッチ・パーフェクト2(2015年製作の映画)

4.3

休憩時間中に馴染みのGEOに行くと、そもそもこのシリーズ自体1本も取り扱いがないという衝撃、調べたら他の店舗も。理由をご存知の方教えてください…

気を取り直して向かいのTSUTAYAでレンタル。(こ
>>続きを読む

ピッチ・パーフェクト(2012年製作の映画)

4.5

事あるごとに『バーレスク』を観て元気をもらっている私にとって、いつか観てみたかった作品。

ストーリー展開もそこそこに良いですが、とにかくパフォーマンスが最高ですね!トレブルもベラーズ(改良後)も、何
>>続きを読む

忘れないと誓ったぼくがいた(2015年製作の映画)

3.6

見始めはB級感が拭えずテンポも悪いですが、後半一気に盛り上がりましたね。

高校2年のある日を境に、自分以外のすべての人から忘れられてしまうという悲劇に見舞われる女の子のお話。
この世からビートルズが
>>続きを読む

TIME/タイム(2011年製作の映画)

3.8

トゥルーマンショーを久々に観た流れで同監督の本作を鑑賞。

これまた斬新すぎる設定。
" Time is money. "とはよく言ったもので、貨幣の概念が時間に完全互換された世界のお話です。

不老
>>続きを読む

トゥルーマン・ショー(1998年製作の映画)

4.7

本当にお久しぶりの鑑賞。2020年に観てもなお斬新すぎる設定。

誰かに騙され裏切られ、人間不信に陥るリスクはそこら中に散らばっているが、本作の主人公が直面する真実はそんなレベルではない。
生まれて来
>>続きを読む

悪夢のエレベーター(2009年製作の映画)

3.7

ただのどんでん返し系と思って夜中ワクワクして観ましたが、まあまあホラーな演出が混ざっていて若干の後悔。笑

後半色んなことが起き過ぎてパニック状態でしたが、いちばん重要な事実は最初から正々と語られてい
>>続きを読む

幸せのレシピ(2007年製作の映画)

3.8

知人に背中を押されて鑑賞。
普段から食に対する拘りが薄すぎるためか食×恋愛系の映画と縁がなく、これまでする必要もない敬遠を続けてきたジャンルでした。

序盤の暗闇からは想像もつかないほど完璧なハッピー
>>続きを読む

ミッドサマー(2019年製作の映画)

3.5

都会に住む若者たちが邪な気持ちで秘境の地を訪れた結果、想像を絶する地獄と対面するという構図は『グリーン・インフェルノ』に近しいが、この作品の原住民は金髪碧眼と普通のスウェーデン人容姿であり、これが作中>>続きを読む

岬の兄妹(2018年製作の映画)

3.6

この手の作品で珍しく(?)評価が一律に高いということで借りてみましたが、やはりヘビー級の社会派映画でした。観るのがとてもしんどいです。

兄妹が生活苦から逃れる唯一の方法が、知的障害の妹に売春をさせる
>>続きを読む