seishirowさんの映画レビュー・感想・評価 - 3ページ目

モンスターズ 悪魔の復讐(2018年製作の映画)

3.5

クソ邦題のせいで見るまでわからなかったけどリジー・ボーデンの話であった。
色んな作品でネタとして扱われてるので日本でも有名だと思うんだけど、この映画は未解決事件に対しての、製作者の「実はこういう顛末で
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誘う処女(2013年製作の映画)

4.0

「誘う処女」というタイトルが身も蓋もなく、少し前にみた「タクシードライバー 奔放な女」同様にセンスのない邦題のせいで損をさせられた映画。
確かにすらっとした肢体は蠱惑的、扇情的で、性に対する経験や知識
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拷問男(2012年製作の映画)

2.0

演技もよく雰囲気もいいが降って湧いたような拷問。
6歳の愛娘を惨殺されて、犯人を捕まえた父親が拷問するというストレートな話。一直線過ぎてネタ映画みたいだと思っていたけど、見終えるとなんとなく犯罪に対す
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ファインディング・ジョイ 家族のかたち(2013年製作の映画)

1.5

このレビューはネタバレを含みます

変わり者家族というが、その変わりっぷりがステロタイプ。また死期を悟る猫とか車に大量の付箋を貼るとかいう小ネタがユーチューブにありそうな物の連続。こちらも変わり者と言われた彼女の造形もヒッピー然としたド>>続きを読む

セルフィッシュ・サマー ホントの自分に向き合う旅(2013年製作の映画)

4.1

アイスランド映画のリメイクだとか。
テキサスの大規模な山火事で傷んだ道路を補修する男二人の話。
車にテントを積んで、ペンキでセンターラインを引いては車で移動を繰り返す。

それぞれ恋愛にまつわる個人的
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ピート・スモールズは死んだ!(2010年製作の映画)

2.0

なんのために作られた映画なのだろうか、と見ながらずっと思っていた。それを理解するにはジャンルがコメディと書かれていることが難で、ハードボイルドな探偵物として見るべきだった。
死んだ旧知の映画監督、連れ
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レイクサイド・スクリーム 脱出不能(2019年製作の映画)

3.0

「タイムループ」「ある地域から出られなくなる」という、たまにあるジャンルの合せ技映画。
わかりにくい部分もあるけど映画としては飽きずに見られる良いものだった。
わかりにくい部分はインタビュー的なシーン
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お尋ね者の女 ジョー・リーヘイウッド(2018年製作の映画)

2.5

カッコつけすぎ映画。
時間軸いじりすぎてとっ散らかってる。

ストーリーはよくわからんのだけど、主軸はヒロイン含む極悪三姉妹という存在があり、その過去が今は普通に暮らしている家族に災いを起こす、という
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プロムナイト(1980年製作の映画)

2.0

誰が誰だか見分けがつかない。
高校生に見えない。

ストーリーは、子どもたちが遊んでいて、そのうちの一人がその最中に脅かされて転落死してしまう。子どもたちは口をつぐみ6年後のプロム前夜、彼らの元に怪し
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純平、考え直せ(2018年製作の映画)

2.5

純平は元から何も考えてないのだから「考え直せ」ではなく「考えろ」というべきだべさ。
この映画はヒロイン柳ゆり菜のボインボインヌードが見どころの9割を占め、あとの1割は新宿の風景かな。花園神社って井戸あ
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オーバー・フェンス(2016年製作の映画)

5.0

物語冒頭でダチョウの真似をする蒼井優を見てあぁ邦画だなぁと感じたものだが、そこを過ぎたらどんどん惹き込まれた。色んな人が出てきたり、または出てこなかったりするのだけど、主人公への視線がわかりやすく、見>>続きを読む

10x10 テン・バイ・テン(2018年製作の映画)

3.0

このレビューはネタバレを含みます

日本でもたまに聞く「入院患者連続不審死事件」。
病院で妻を亡くした夫が、犯人だと目星をつけた元看護士を誘拐監禁する、という話。
面白いのは問い詰めようと近づくと、手足を拘束されている元看護士(女性)と
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ルームロンダリング(2018年製作の映画)

3.5

自分は日本で育った日本人であるがゆえに邦画で突拍子もないキャラが出ると一気に茶番劇に感じて見ていて辛いのだが、少し我慢しているうちに慣れた。というのも自分が5点満点をつけたアメリカ映画「ファンタスティ>>続きを読む

苦役列車(2012年製作の映画)

4.0

とある書評で著者の半生について「この時代にこんな"湿地帯"みたいな人生が」的なことを書かれた西村賢太。
西村と文学のことを書きたいのだけどやめて映画のレビューだけ。
イケメンすぎない?と思った森山未來
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0課の女 赤い手錠(1974年製作の映画)

2.0

好みでもないジャンルの映画を見て「しょーもない」というのはフェアではない気もするのだけど、しょーもなくね?と感じる。
うーん、でも同時代の修羅雪姫とかは面白いし。。例えばこれも、タランティーノとかが「
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用心棒の男(2015年製作の映画)

2.6

事件が起き、皆の言い分が異なる、というと羅生門を思い出す。ただしこの映画はその言い分を聞くやつも狂ってるし、事件を追う刑事も狂ってるので余計。殺人シーンはアウトレイジを彷彿とさせる処刑方法があり残酷。>>続きを読む

バーニー・トムソンの殺人日記(2015年製作の映画)

2.6

あまり思い入れのない俳優の初監督作品。イギリスのコメディだなあ、という感想です。まあまあ面白かったです。

人生がうまく行かない男が殺人(過失致死)だけはトントン拍子でいく、という。だが死体隠しはやっ
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サスペリア・テルザ 最後の魔女(2007年製作の映画)

2.0

比較的新しいはずなのに古い。
これは古めかしいのか何なのか。
自分の知るサスペリアではなくなってしまったような気がする。
ダリオ・アルジェントのファンなら楽しいのかもしれん。自分も好きなのだけど…グロ
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侵入者 逃げ場のない家(2015年製作の映画)

3.0

日本でもたまに聞く「葬儀に行ってる間に空き巣に入る」というチンカス犯罪者VSヒロイン。日本だと新聞のお悔やみ欄を見て犯行に及ぶが、これはヒロインと仲の良い配達人が悪友に口を滑らせたことから起きたのであ>>続きを読む

暗黒街(2015年製作の映画)

3.3

久々に見たヘビーな映画。
利権と政治と反社。
この映画ではカジノ建設だけど、日本でも新山下のカジノ誘致問題で利権にあぶれた港湾ヤクザが露出してた。
どこも変わらんのかな。
イタリアの暴力といえばマフィ
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トマホーク ガンマンvs食人族(2015年製作の映画)

2.4

蛮人の設定を人間かモンスターかギリギリのラインにすることで復活を果たした西部劇(知らんけど)。

「自明の宿命説」という言葉が出てくるけどこれはよく言えばフロンティアスピリッツ(知らんけど)。悪く言え
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ザ・スクリブラー(2014年製作の映画)

2.5

GyaO!でホラーと勘違いして鑑賞。このジャケットを見てたら見なかったな。でもこのジャケットを見て興味持ったら今度は期待ハズレになるでしょう。

筋書きをざっくりいうと、精神病患者を隔離するマンション
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タリーと私の秘密の時間(2018年製作の映画)

3.9

このレビューはネタバレを含みます

育児に疲れ、金持ちの兄のはからいで夜専門のベビーシッターを雇う事にしたヒロイン。
と、どんな話になるのかと思ったが、これひどい話では…。
オチは結局そんなベビーシッターは居らず、妄想のシッターだったと
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ゾンビワールド(2015年製作の映画)

1.4

ゾンビのショートムービーのオムニバス。くだらなさに振り切ったものと、そうでないものがある。これをじっくり見る気分ではなかったのでハマらずに評価も低い。郵便局員をだます女の子は可愛かった。

この子の七つのお祝に(1982年製作の映画)

3.4

自分が子供の頃には溢れていた、このがちゃがちゃした感じの日本。とはいえ実際というかテレビに映るものがこんな感じだったのかも。
音楽が大野雄二というのは一発でわかる。
原作は横溝正史ミステリ大賞を獲った
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タクシードライバー 奔放な女(2015年製作の映画)

3.2

自分の中で印象深いタクシーの映画といえば、ナイト・オン・ザ・プラネットとシカゴ・キャブなのだが、この映画もそこそこ良いイメージで記憶に残りそう。
女性ドライバーの数か月間の生活、というだけの映画で、舞
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蝕まれる女(2015年製作の映画)

1.0

正直わからん。ホラー映画なのはわかる。アンジェイ・ズラウスキー的な物を見せられたのか?
ストーリーは、数年前に母が精神的な病で自殺し、その家に戻ってきた子の話。急に登場人物が増えたり過去に戻ったりする
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絶海9000m/ブルー・フィアー(2017年製作の映画)

1.3

船で沖に出て海に飛び込んだらハシゴかけ忘れてました。
というスリラー。海には底があるけどバカに底なし。
シチュエーションはよかったけど登場人物にとって付けたドラマがウザく、船に上がれないとわかってもギ
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トビラ 魔の入り口(2018年製作の映画)

1.5

お婆さん役かと思ったらお母さん役でした。少し問題のある息子のために家族で引っ越し。リフォームついでに野っぱらで拾った汚ないどこでもドアみたいのを取り付けたら魔界に繋がったよ、というもの。
耳の聞こえな
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悪霊館(2018年製作の映画)

2.5

終わり方がやっつけというか、映画の残り10秒くらいでテーマをスイッチングさせてほんとに声に出して「え?」といった自分に驚いた。
ホラー映画の一般論になるが、神の視点については複雑な気持ちになる。例えば
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パッセンジャーズ(2008年製作の映画)

1.4

ブヒィ。
美人女優アン・ハサウェイ出てるからかレビュー数も多い。それだけで大作と判断してしまうけど「思わせぶりで結局それ?」という箸にも棒にもかからない話でした。アン・ハサウェイは業界で嫌われててこれ
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シアター・ナイトメア(2013年製作の映画)

1.5

「話を聞かない男・女」で話が展開する胸糞系というのを差引いても微妙。劇中、映画の偏執狂である元映写技師スチュアートが自らの犯行を映画に仕立てるのだけどそれもつまらないという入れ子構造。

バーバラと心の巨人(2017年製作の映画)

4.7

このレビューはネタバレを含みます

小説かシナリオかがコミカライズ(ケン・ニイムラという日系人が担当)されてさらに映画化されたもの、とのこと。

ガッツリのネタバレはしません。

ウサミミをつけた眼鏡っ娘バーバラは「町が巨人に滅ぼされて
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盗聴者(2016年製作の映画)

2.4

真面目すぎる経理?のおじさんが失業。転職でスカウトされたのは盗聴テープの文字起こしだった!という物。
テープの内容に不審がりながらも淡々と仕事をこなしているが、ある日ボスの部下という男がやってきて、殺
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バックアウト・ロード アメリカで最も呪われた通り(2017年製作の映画)

2.6

本気で作ってるな、と。題材がB級映画になりそうだけど、おちゃらけてB級狙ってないという意味で。
ホラーも色々あるけど、話題になったヘレディタリーとかテリファイドとかイット・フォローズなんかの作品と比肩
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