kentaromoriさんの映画レビュー・感想・評価 - 4ページ目

初国知所之天皇(1973年製作の映画)

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「映したいと思わなくなるまで風景を見続けるのだ。見飽きてもいけない。再び見飽きなくなるまで風景を見続けるのだ」

ボーはおそれている(2023年製作の映画)

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フロイトのための後付け映画 
こんなの撮って何になるのか?謎解きして楽しいか?精神病者をバカにしているのか?  
知性もユーモアもない。大変つまらぬ。

狂った触覚/激愛!ロリータ密猟(1985年製作の映画)

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佐藤寿保デビュー作 
ピンク映画でエロいと感じることはないが、これはエロい

ショーイング・アップ(2023年製作の映画)

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彫刻を作るのも猫をなでるのも鳥を治療するのも同じ手つきで組成していく。 
自分の思い通りにならない世界を肯定する、開かれている。

Andre 3000

ファースト・カウ(2019年製作の映画)

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何も起こってないようだが、森の中は動きに満ちている。 

アメリカ、その収奪の歴史。 
搾取される孤独な牛が報われるときはくるのだろうか 

「明治の新政府は、全道の開拓を急いで積極的に移民を募集し、
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幸せな人生からの拾遺集(2012年製作の映画)

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「たたのイメージたち 絶えず遠り過ぎていく」
アウグスト・ヴァルカリスのピアノが素晴らしい。

「私たちはここにずっと居たし、居なかった。私たちは同じ場所を違うレベルで旅している」

PERFECT DAYS(2023年製作の映画)

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オリエンタリズム以外の何物でもない。  
吉本新喜劇かこれは。何重にもおぞましいものを見た。

はい、泳げません(2022年製作の映画)

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人は突然死ぬ。残された人たちはどうすることもできない。新しい時間にむかうことは、いなくなった人を忘れてしまうことなのか、忘れてしまうことはいなくなることなのか。  
終盤の存在論的転回。

國分功一郎
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あいたくて あいたくて あいたくて(2022年製作の映画)

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本当に人は死んだらいなくなるのか。死んでも変わらずそこにいる、というのを「空気がある」とか「時間が流れる」みたいに意識しないくらいのこととして感じられないだろうか

俺は田舎のプレスリー(1978年製作の映画)

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カルーセル麻紀の扱いはこれでよかったのだろうか・・・

わたし達はおとな(2022年製作の映画)

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中身がないのに時間軸を切り貼りして中身があるかのように見せかけている。 
プレゼンが達者なコンサルが作ったパワポみたいな映画である。

ぼくたちは見た ―ガザ・サムニ家の子どもたち―(2011年製作の映画)

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「家族が亡くなった場所だからこの家に来るのが好きなの、住みたいくらい。 
ここに来て思い出すの。お父さんやお母さんや家族がどんな目にあったか」

移動する記憶装置展(2023年製作の映画)

5.0

「あの、なんかとても・・・いい所ですねぇ」

「移動する記憶装置」=人間 
ex.『二重のまち/交代地のうたを編む』『王国(あるいはその家について)』『東京の生活史』

ペルリンプスと秘密の森(2022年製作の映画)

5.0

『父を探して』の監督、待望の第二作 
感涙! 

「色」が物語を推進させる。 
音が鳴る、その音で木の葉が落ちる、風で木の葉が飛んでいくその方向を示す、そこへ向かって走る。 

「私は生き直すことがで
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