kentaromoriさんの映画レビュー・感想・評価

kentaromori

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オッペンハイマー(2023年製作の映画)

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いかに責任を1人の人物に押し付けていったか。 
いかに原爆を「ヒューマニズム」としてしかとらえられてこなかったか。 

(ノーランがこの映画を撮って本当によかった。ノーラン以外が撮っていたらとてつもな
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夜明けの国(1967年製作の映画)

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1966年の中国、とてつもなくピュアである一方ですでに演技的なウソくささもある。 
一瞬の「幸福」を描いた奇跡的な一本。ワン・ビン前史として見た。 

「趣味で登山をしていると、山道で鹿や猿に出会うこ
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空海 ーKU-KAIー 美しき王妃の謎(2017年製作の映画)

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声が世界をつくる音声第一主義。とはいえ声と字はひとつ。  
だからこそ吹き替え声優の発音がダメ。意味をわからずただ発声しているだけだから意味が通らない。 

原題:妖猫伝

地域をつむぐ 佐久総合病院小海町診療所から(1996年製作の映画)

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在宅看護の患者が1人亡くなる場面から始まるが、悲壮感はまったくない。こたつの中で医師と家族たちが話しているところから、長い時間をかけて関係をつくっていることがわかる。 

重度の障害をもった患者が在宅
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農民とともに 地域医療にとりくみ50年(1995年製作の映画)

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朝6時から健診をするのは、健診を受けた後に農民たちが畑に出られるようにするため。 
医療の知識を啓蒙するための人形劇や演劇をやる「演劇部」や、記録映像を撮る「映画部」が病院内にある。

憎しみ(1995年製作の映画)

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「反暴力とは、ヒエラルキーの上位からの暴力に対抗し、その暴力をなくしていくための手段としての暴力である。ヒエラルキーの上位にスポイルされることなく、あくまでヒエラルキー下位から発せられ、自身の立場、尊>>続きを読む

杉の子たちの50年 -学童疎開からの明日へのメッセージ-(1995年製作の映画)

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東京からバラバラに散らばり疎開した子どもたち。その親は東京大空襲で死んでいく。 
残された子たちのその後の人生、語りの一つひとつが印象に残る。

正欲(2023年製作の映画)

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最後の取調室の美術のショボさ。 
登場人物全員がスタート地点から最終地点まで何も変化していない。 
これくらいの浅い映画なら90分内でサッサとやらんといかん。

オキュパイド・シティ(原題)(2023年製作の映画)

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「例外状態」の現在から、「例外状態」だったあの時を照射する。 
繰り返し響く「demolished」。 

ゼーバルト『アウステルリッツ』も想起。 

音楽Oliver Coates

戦雲 いくさふむ(2024年製作の映画)

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海の青いこと! 

「弾薬庫ができてこの島を出るという選択肢もあるけど、ここで生きていくことを人生の問題として捉えたい」

「石川真生 私に何ができるか」展がとても大きなものだったと改めて思う。

標的の島 風かたか(2017年製作の映画)

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「石川真生 私に何ができるか」展の写真に写る人たちがたくさん出演している 

BLUE GIANT(2023年製作の映画)

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泣いたが、音楽は感動人間物語とは関係なく存在する

ルイズ その旅立ち(1998年製作の映画)

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「『国賊』と呼ばれて育ったけど、そのときのことを水に流さなかったからそれがバネになったのね」

大杉栄・伊藤野枝の娘の生き様。このように受け継がれていく、そしてその生き様は周りの人たちにも波及してい
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すべての夜を思いだす(2022年製作の映画)

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画面の端にテレビがあり、囲碁番組が流れている。・・・が、「アスワグループ杯」などという棋戦は存在しない。しかも棋士の石を打つ手つきが明らかに素人である。ということは、これはわざわざ撮影しているというこ>>続きを読む

かづゑ的(2023年製作の映画)

5.0

「ちょっと自惚れさせてもらうと、ちゃんと生きたと思う。 どうでしょうか?」

何が映っていたのか。 
自分をすべて見せなければならないという切迫した覚悟だ。ぜんぶそのまままるっとさらけ出した生き様だ
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トア(1949年製作の映画)

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おそろしいほどの企みに満ちた傑作! 

部屋がそのまま舞台にうつされ、スクリーンがそのまま舞台になり、観客は舞台で何が起きようとそれを「劇」として受け入れざるを得ず、また映画を見るという行為そのものを
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映画ドラえもん のび太の地球交響楽(シンフォニー)(2024年製作の映画)

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ドラドラシンフォニー!! 
このオーケストラに入団させてください! 

ジョン・ケージは無響室で自分の心臓の鼓動を聴いたという。
のびたは無音の宇宙で自分のハートビートを聴いただろうか。

また、パ
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哀れなるものたち(2023年製作の映画)

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自由を手に入れたのだ、と見せかけてまったくそうではない。 
撹乱していますよ、という見せかけだけで完全に現状維持。無風。

わかれ雲(1951年製作の映画)

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傑作! 
女学生、カメラ屋、女中、女将、医者、と冒頭から目まぐるしく登場人物が現れるがそのどれもが数秒でキャラクターとその関係性をわからせる。

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