リベラルや人権思想への流れ。それに対するいわゆるバックラッシュ、トランプを支える白人福音派的な日本で言えばかつての安倍政権を支えた宗教右派などの勢力。彼らが標榜するパターナルな家父長制的価値観が訴える>>続きを読む
あ、ペーパーハウスのお兄さん。と視聴。これが観たことのない設定で思わず評価4です。その設定ですが、まず80年代のスペイン。貧乏エアロビ講師の彼はひょんなことから大富豪のファミリーに。武器商人として財を>>続きを読む
石炭から石油へ。エネルギーシフトは残酷です。サッチャー政権下。炭鉱の町。収入が無くなることに耐えながらストライキを続け待遇改善を訴える労働者とそれを横目で見ながら生活のために出勤を続ける労働者。そこに>>続きを読む
33年周期という設定が絶妙で、異なる時間軸の人同士の共存可能性が驚きと感動を生んでいました。とは言え、いつの誰?的な登場人物たちがあの謎のマシンで自由に移動するものだから、物語は複雑を極めたわけですけ>>続きを読む
ロシアによるウクライナ侵攻の件から、あの場所にあってNATOにも属さず永世中立を掲げているスイスという国、その歴史に妙に興味が湧いている今日この頃、で、なんとなく本作を視聴。
そのての事情がわかるドラ>>続きを読む
1、2を通じて楽しみましたが、このドラマの魅力は、主人公であるミッキーが主人公というより「そこそこ大事な脇役」風味のキャラであることと、逆に彼を囲み彼を振り回す人々のキャラがコント並みにクッキリしてい>>続きを読む
猿桜の傍若無人な取り組み、入場口から観ていた猿将親方の破顔した笑顔は、ほとんど素のピエールが笑っているようにも思えて僕のベストシーン。
ギリシャのオンボロビルを相続するっていうアイデアがすてき。そんな空きビルに集う多様な若者たちの絡まりが文字通りギリシャサラダということみたいですが、LGBTQや貧困支援などいわゆるソーシャルビジネスや>>続きを読む
ユースケに贈る評価4。黒澤明監督が存命ならいつかユースケを使ったに違いありません。
途中から父ちゃんのことは老けたウェンツとして観てましたが何より良かったのはちゃんと終わらせてくれたこと。しかし最終話。死神に迫る乗客達のシーンとか、何かそういう宗教風味の本の中のページをめくったら突然>>続きを読む
このレビューはネタバレを含みます
異なる学校への進学をきっかけに疎遠になった親友クロエ。大人になりアッパーな仲間たちとの富裕ライフをSNSで眺めるのみのパッとしないベッキー。突然のクロエの死をきっかけに彼女の仲間たちに近づいていくベッ>>続きを読む
エンタメ系でこれくらいのクォリティ、できるんじゃないニッポンも。うれしいからオマケの5。北香那さんが素晴らしくて驚きました。
老人に自伝を頼まれた煮詰まっていた作家。その老人の独白がとんでもない内容だったと、その設定だけで十分いけそうなのに、それはほんのフリに過ぎなかったっていう、終盤の畳み掛ける怒濤のまさかまさかで楽しみま>>続きを読む
ネット黎明期の頃、つくる人と欲しい人は直接つながるから、間の人は要らなくなるのかなぁなんて、つぶらな事を思ってましたが、とんでもなかったです。ビッグな小売の一人勝ち。溢れる情報、セレクトしてくれたりそ>>続きを読む
例えば舞台、さっきまで僕をあんなに没入させていた彼らが晴れ晴れとした素顔を見せて舞台に並ぶ、そんないわゆるカーテンコールが大好きなんですが、YouTubeでSAGアワードなどの彼らの受賞シーンを観なが>>続きを読む
強引に乗り込んだオンボロセスナ。その軋みに怯えながら、仮眠をとることに。イヤホンを耳に入れ睡眠誘引アプリによる眠りへの導きの音楽と音声。「さあ、頭を空っぽにして」みたいな。
このフリ。いったいいつこの>>続きを読む
これまでのシーズンは、掲げる理想に対してあらゆる妥協と調整を呑み込みながら、「よりマシ」な小さなガッツポーズを積み上げてきたビアギッテ。今度は最初の判断を間違えるという。面白い。
つまり神様のはなし?それも嫌いじゃないですけどね。
80年代カルチャー、映画、ドラマ、マンガ、ゲーム、キャラクター、とにかくあらゆるものに対するつくり手の愛とセンスが溢れています。
長かった。3度ほど離脱しかけたものの、最後まで観る価値がありました。というか最後まで観ないと意味がありません。やっと言ってくれた最後のセリフで評価4の大台に。
ゴールデンウイーク2022。1〜4を一気にしかしじっとりと鑑賞。このドラマ、誰に感情移入しましょうか。まあルースでしょうけど、例えば一番悪い奴は誰?的な性格判断遊びになりそうなドラマ。僕が一番悪いと思>>続きを読む
現代カウボーイの世界とか映像のトーンはとても良いのですが、肝心の穴のデザインが抽象的過ぎて残念でした。
なんか観ちゃいました。この設定、ほんとなら、会議でしばし盛り上がり、さて、ちゃんと考えようと流れてゆくアイデアの一つを本当にやった。という感じ。続きはいいかも。
謎だらけの母ちゃんローラと若い時のすなわちジェインが別人過ぎて、そのモヤモヤが最後まで抜けず。どれほどの苦労があったとしても顔ばかりか雰囲気まで違いすぎて、じつは別人ていうどんでん返しを期待したほど。
クセ強のセレブリティな自己啓発セミナーにクセ強メンバーがやってきた。というお話し。生き方のクセは治らない。だから繰り返す。それでも誰かの言葉やドラッグや神秘主義によってであれ、得られる気づきはある。改>>続きを読む
隙のない充実した完成度に感心したものの、今、これをつくる意味がわからない。とは言え、真面目に考えたことはなかったインセスト、そのタブー問題についてネットをしばらく彷徨って思わぬ知見を得ました。
制作過程における残念な不備があったとしても、例えばこのキャスティングをとってみても、ひとりでも多くの人、とくに若い人たちに観て欲しいという熱は評価されるるべき。しかし同時に、そうした無関心な若者の成長>>続きを読む
意識のオンオフが新しく、シーズン通じてずっと「意識」ってなんだろうと考え続けました。意識とは、「私を私と認識する記憶のつながりとそれを維持しようとするエネルギー」というのはどうでしょうか。
Googleを見損なった。という素朴な感慨。そして教養としては興味深く観ました。Google Earthをパソコンではじめて見たときの衝撃、Googleストリートに至っては、とんでもない世界がやってき>>続きを読む
入管法で言えば、いわゆる先進国の中で日本は最低だ。まともな手あてもないまま入管施設で衰弱したスリランカの女性が亡くなったのは数ヶ月前のことだ。そして、もっと簡単に強制送還ができてしまえる入管法の改正、>>続きを読む
そもそもホルストンを知らなかったんですけど、ユアンマクレガーとハイファッションな感じってぜんぜんピンときませんでしたが、なるほど、アメリカのファッションデザイナー。これまで映画にされたようなヨーロッパ>>続きを読む
ガスの笑顔の「ハーイ」がクセになってシーズン通じて楽しみましたが、振り返るとやはりs2の5話は珠玉でした。ミッキーもとてもいいですが、バーティのキャラ。演技なのか演出なのか、もちろん全部でしょうけど、>>続きを読む
おつかれさまでした。もはやタイトル、「ドナ」でもいいですよね。
これなら2話で終わってもよかった。あとこのパッケージというかサムネールがスタイリッシュ過ぎて本作のイメージと違い過ぎ。
レビューをチラ見してリベラルVSパターナル的なメディア対立物語を想像しましたが違いました。本作のテーマは端的にジャーナリズムかゴシップか。そしてジャーナリズムは誇らしくゴシップは恥ずかしいという心情は>>続きを読む