のぞみさんの映画レビュー・感想・評価 - 4ページ目

メタモルフォーゼの縁側(2022年製作の映画)

4.3


「完璧な1日でした」

BLでつながる友情。
すきなものを共有するのに歳の差なんて関係ないことをおしえてくれる心地いい作品。

縁側で開かれる会合のかわいらしさ。
こういうふうに、すきなものをただす
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劇場版 響け!ユーフォニアム~誓いのフィナーレ~(2019年製作の映画)

4.0

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がんばるってなんですか?
人生のなかでその問いをなんどしたことか。繰り返しても答えがうまくみつからない、その問いはいつだって難解で複雑で、ほしい答えがでないとくるしくなって、努力してきた日々さえも憎
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もののけ姫(1997年製作の映画)

4.5


幼い頃からジブリ作品にふれ育っているため、もののけ姫もなんど観たかわからないほどに観ている。
大人になってからは観る回数は減っていったが、その分理解度が上がり、昔とはちがう感情を抱くようになった。
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CLOSE/クロース(2022年製作の映画)

4.0

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繊細に丁寧にたいせつなひとを失ったときの喪失感、憤り、罪悪感、様々な感情の描写がリアルだった。
お花畑のきれいさ、駆けるふたりの美しさ、音楽のせつなさに心奪われた。

はじまりから息苦しさに窒息しそ
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RRR(2022年製作の映画)

4.0

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インド映画はじめて観ました。
長くはかんじたけれど、ど派手でアクションも歌もすごく熱い。
真っ直ぐな想いにつよい意志。
どんなに血を流しても守りたいものがある。

容赦なく殺していく姿は痛みを感じる
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Pearl パール(2022年製作の映画)

-


赤がよく似合う彼女は、パールなんてかわいい名前とは裏腹な狂気を内に秘めていた。
1918年を伝える古めかしい映像、彼女が纏う色鮮やかな服、Xとは全くちがった、圧倒的パールが主役でパールのための映画で
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マイ・ニューヨーク・ダイアリー(2020年製作の映画)

-


夢に向かって走りながら、自分の思い通りにはならない現実にストレス発散でもするかのように手紙を読み返事を書く。
自信があるのはすごく伝わるゆえに彼女の執筆した作品を読めなかったのが残念。

仕事も恋も
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ユニコーン・ストア(2017年製作の映画)

-


ユニコーンストアというファンタジー要素とやさしい両親、すきになってくれるひと、気持ち悪い副社長が現実的なスパイスが融合し、先の読めない展開がおもしろかった。

ユニコーンを信じて、卒業して、彼女にと
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劇場版カードキャプターさくら(1999年製作の映画)

3.8


カードキャプターさくらのアニメは幼いころからよく観ているけれど、劇場版は雰囲気がちがう。
せつない想いのなかに込められた、つたえられなかった言葉。
長い時間待っていたのだろう。
だいすきなひとを失う
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カモン カモン(2021年製作の映画)

3.8


モノクロなのがとてもいい。色がないとどんな色んなんだろう?と想像しながら観るといつもより鮮明に色をかんじた。

こどもってむずかしい。
甥だからこそのむずかしさもあるけれど、ジェシーは風変わりで対応
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スパイダーマン:アクロス・ザ・スパイダーバース(2023年製作の映画)

4.8


最高すぎて驚いた。
スクリーンで観られてよかった。
感動とワクワクにあふれていた。
終始涙ぐむ。
アニメーションを超えたアート感。
体感するってこういうことなんだと没入感がすごく、観終えてからの興奮
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ザ・フラッシュ(2023年製作の映画)

3.6

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体感時間は短めだったけれど、中身はあっさり。
コメディ要素が全面にあふれていて、もうすこしシリアスなのかと思っていたので驚いた。
サプライズ多めなのはうれしい反面、フラッシュの単独作品なわりにはフラ
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ジャスティス・リーグ:ザック・スナイダーカット(2021年製作の映画)

4.0


ヒーロー集結、チームアップして地球を救う。
はじめましてのヒーローたちが多く、それぞれの過去も描かれていてわかりやすかった。
240分という大作なのも納得のヒーローたちの物語。

スーパーマンは、ほ
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さかなのこ(2022年製作の映画)

3.8


幼少期から変わらないお魚さんへの想い、社会人になってからの思うようにいかない日々を経て、すきを仕事にお魚博士になったミー坊。

我が道を行くミー坊のまわりには自然と彼を慕うひとたちが集まってくる。
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バットマン リターンズ(1992年製作の映画)

3.8


1992年の作品だからこその味わい。
こどもから大人までたのしめるティム・バートンの世界観のバットマン。
うまい具合にバットマンを出しつつ、ティム・バートンらしさでまとめ上げる。
ティム・バートン
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バットマン(1989年製作の映画)

4.0


ティム・バートンの描くバットマンは、ジョーカーが活き活きしてておもしろい。
ダンスしたり、なによりもたのしんでるってかんじが全身に表れてる。
今までジョーカーは神経質なイメージがあったけれど、明るい
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バットマン vs スーパーマン ジャスティスの誕生(2016年製作の映画)

4.0

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「人は理解できないことを嫌うの」

スーパーマンに不安を抱くひとたちがいるのも当然のことで、ヴィランの憎しみの対象となるのは必然。ほかの星からきて、地球でヒーローとなり崇められる。よくおもわないもの
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マン・オブ・スティール(2013年製作の映画)

-


スーパーマンのオリジン。
DC作品、かぎられたものしか観ていなかったけれどFLASHのために予習を。

地球を守るか故郷を守るか。
ふたりの父の願いを信じ、彼はスーパーマンになることを決意したのかな
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アナザーラウンド(2020年製作の映画)

-

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お酒のこわさとたのしさを同時におしえてくれる作品。
いくつになっても変わりたいという想いがあるんだなと。
退屈な日々に変化を。お酒頼りでも踏み出した一歩。破滅なときもあるけれど。
たのしさを共有でき
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さくらももこワールド ちびまる子ちゃん わたしの好きな歌(1992年製作の映画)

4.2

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映画だからこその演出やタイトル通りの歌にあふれた、キラキラしたせつないお話。
さくらももこの世界観って、やっぱりいい。
昔のちびまる子ちゃんの絵ってかわいい。
素朴さがとてもすき。


「おねえさん
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Summer of 85(2020年製作の映画)

4.6


だれかを愛すると本当の自分を知る。
恋や愛がひとを変えてしまうのかとおもっていたけれど、本来の姿が現れたという考え方もあるのかもしれない。

たった6週間でもその時間だけはアレックスのもの。
クラブ
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クルーレス(1995年製作の映画)

3.5


王道シンプルなストーリーって、どんなに観ても飽きないおもしろさがある。

年相応なかわいさと勘違いさを持つシェール。
根がいい子だから最後には自ら気づいて、持ち前の明るさでつかみ取るハッピーエンド
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劇場版 PSYCHO-PASS サイコパス PROVIDENCE(2023年製作の映画)

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バトルシーンの派手さ、インパクト抜群。
さすが、Production I.G。
凛として時雨のOPとてもいい。すき。

映画までに復習していたので、スルスルと理解できたり、予想してた通りの展開が多か
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ケイコ 目を澄ませて(2022年製作の映画)

4.2


タイトルがとてもいいです。
静かさのなかにある熱いもの。
それは情熱だったり、悔しさ、負けたくないという想い、やるせなさや葛藤。
言葉を発することが少ないケイコだけれど、その姿から感じ取れれるものは
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犬王(2021年製作の映画)

-


アニメーションと音楽の融合。
いつの時代も音楽はひとをたのしませる。
自由が失われ、強制された世の中で自分の歌を届けたい友魚の想いに胸打たれたラスト。谷一が守ってくれたのにも涙ぐむ。

犬王とひとと
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PSYCHO-PASS サイコパス 3 FIRST INSPECTOR(2020年製作の映画)

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梓澤の望みは叶わず、公安もなんとか無事に。
ビフロストを破壊し、朱を解放させる法斑静火という男。
局長にもなるし、どうしてこんなに権力を持っているのか、気になる。

シビュラシステムの正体を知ってる
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ワタシが私を見つけるまで(2016年製作の映画)

4.0


元カレへの未練、気づいたときには手の届かない恋、女の友情、姉妹愛、たくさんの要素が詰まっているけどバランスがよくて観やすい。音楽もいい。
観たらげんきになれる作品。
ロビンの強烈さすき。

ひとりで
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PSYCHO-PASS サイコパス Sinners of the System Case.3「恩讐の彼方に__」(2019年製作の映画)

3.0

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「だれかが悪役を引き受ける物語が必要だった」

過去は悪霊なのか、未来からはやってこないか。

偽物の平和でも争うよりはいい、シビュラシステムに似ている。

1期とそれ以降はおなじ登場人物たちはでて
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PSYCHO-PASS サイコパス Sinners of the System Case.1「罪と罰」(2019年製作の映画)

3.3

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必要悪が社会には存在する。
シビュラシステムが管理する社会ではなおさらに水面下で汚れ仕事を引き受ける器が必要になってくる。
きれいな水にろ過でもするかのように潜在犯たちを使い捨ててでも守る価値のある
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X エックス(2022年製作の映画)

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これからなにが起こるかわかっていてもハラハラする。
殺され方が様々、グロテスクだったり、呆気なかったり。
老夫婦があんなにも殺せるなんて驚き。
殺されるみんながわりといいひとなので殺されちゃうのがち
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ナースのお仕事 ザ・ムービー(2002年製作の映画)

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朝倉が撃たれたときはおどろいた。
心停止したときも。

ナースのお仕事のザ・ムービーってかんじでした。

ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー:VOLUME 3(2023年製作の映画)

5.0

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最高に熱い仲間たちとの集大成。
クールでたのしい、ガーディアンズにしか出せない味。
OPのロゴがガーディアンズ仕様だったり、EDのみんなの写真とてもすてき。
納得の最後でありました。

ロケットの過
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四月物語(1998年製作の映画)

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すきなひとを追いかけて、知らない土地での暮らしはうまくいかないこともあるけれど、不格好な赤い傘のような起こした愛の奇跡を四月の日々に溶け込ませ、はじまる物語はなんど観てもいとおしく色褪せない。
あた
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39 刑法第三十九条(1999年製作の映画)

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精神鑑定の難しさを痛感させられる。
あんなふうにシナリオを用意され、完璧に騙せていたら無罪になっていたかもしれないという事実。

工藤のようなタイプは稀で、本物の殺人鬼であれば、無実になって世に放た
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囀る鳥は羽ばたかない The clouds gather(2020年製作の映画)

4.2

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「ひとをすきになる孤独を知った」

なにも知らずに観たけれど、なかなかにすごい。
せつなさがこころを離さない。
くるしくなる。涙がこぼれそうになる。

だれかをすきになることと性欲が結びつかない矢代
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映画 ギヴン(2020年製作の映画)

4.8

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わあああ!!
そうなのか、そうなのね!
おめでとう、春樹。

ほんと終始せつなくて、苦しくて。
どうしてこんな想いして恋しなきゃいけないのっておもって、それでもすきなのやめられなくて、離れたいのに触
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