ふみをさんの映画レビュー・感想・評価 - 2ページ目

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新聞記者(2019年製作の映画)

1.1

要するに、実話の方で確固たる証拠が掴めないのは、実はこういう事があるんですよ、という妄想をドラマにして、世論操作してやろうという映画なんすかね。

実話をフィクションにするなら、いっそもっとウソをぶち
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Fukushima 50(2019年製作の映画)

2.6

専門用語を羅列して緊迫感を出すシンゴジラっぽい演出は効果的だが、その場で何が起こって、どう頑張っているのか、その説明があまりにも不足していると思う。

実話の人々の必死の取り組みを描くなら、感情論や根
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1917 命をかけた伝令(2019年製作の映画)

3.8

WW1版走れメロス

TPSのゲームをやってるようなワンカット風味で進みます。時間の経過、景色の移り変わり、話の緩急がとても素晴らしく、ぐいぐい引き込まれて、体験型映画といえるような仕上がりです。
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スター・ウォーズ/スカイウォーカーの夜明け(2019年製作の映画)

2.5

頑張っても間に合わない物語

凄く詰め込んだ話でバタバタしてる印象です。なんだか急激に軌道修正したのがバレバレだったり、話の飛び具合が無理矢理だったりして、本当だったらどうなるはずだったのか、逆に知り
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ザ・ファブル(2019年製作の映画)

4.0

待望の岡田師匠の現代アクションの新シリーズ!!
これはきっと日本版ボーンシリーズみたいになって欲しい!!!
覆面被ってるのに、スタント無しとか崇拝します。

各キャラクターのオンとオフの演技が本当に素
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ジョン・ウィック:パラベラム(2019年製作の映画)

4.7

CQCにカーシステム、最新のアクションが売りのシリーズですが、今作はツーマンセル+犬という、てんこ盛りシステムも搭載して最高の仕上がり。

最新アクション演出の一方で、そもそも世界最上イケオジのキアヌ
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パラサイト 半地下の家族(2019年製作の映画)

3.0

うまく言えないのですが私は、アクション系のハラハラドキドキじゃない、リアル系?のハラハラドキドキは苦手なのです。

この映画、リアル系のハラハラドキドキでが凄い濃密で本当に素晴らしいですが、私には耐え
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TENET テネット(2020年製作の映画)

4.4

全館鬼滅の所、テネットを残していただきありがとうございます。お陰で2回目観れました。

かつて、某コント番組で散々みた「あのネタ」を、世界一の予算とスタッフで作るとこうなるのか、という驚きに満ちてます
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記憶にございません!(2019年製作の映画)

4.0

達人ばかりの間違いない布陣なので、
間違いなく笑えて楽しめます。

そういう政治、いつか見たいですね。

劇場版「鬼滅の刃」無限列車編(2020年製作の映画)

4.1

連綿と少年誌に続く「燃える生き様」の正当後継者を画面一杯に見せて頂き、若人だけでなく、私の如き中年でも涙で見守る内容です。
フドウやジュウザ、伊達英二、パンタローネ、カミナの兄貴等々に涙してきた中年の
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君の膵臓をたべたい(2017年製作の映画)

3.0

壮絶な浜辺美波の呪い

そら陰キャが高校であんな絶世の美人と
あんな関わりを持ったら、もう一生拗れて治りませんわ、主役は可哀想に…という感想になってしまいました。あんなの壮絶な呪いです。

でも陰キャ
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決算!忠臣蔵(2019年製作の映画)

3.8

彼らの生き様を想像する試みが複数あった中、この作品は、
新鮮な視点と、コミカルかつ現実的な雰囲気、実力派揃いの俳優陣が相まって、存外に面白かったです。
ヒーローと思っていた江戸の彼らがあんなにアレだっ
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ジョーカー(2019年製作の映画)

2.9

謎は謎のままで。

彼奴を演じるには、命を削る覚悟がいるのだなと、またも思わされる演技でした。それを追うカメラも音楽も魂決まってて素晴らしいです。

とはいえ、凡人を動かす真の悪魔の成り立ちに、凡人の
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復讐するは我にあり(1979年製作の映画)

3.5

かねてより日本は昔から民度高い、みたいな風潮をよく見ますし、私もそう信じたいとこです。しかし、まぁそんな訳ないのを思い知らせてくれる素晴らしい映画でして。今観ることそのものに、意義を見出せる映画でもあ>>続きを読む

震える舌(1980年製作の映画)

2.5

何がしんどいって子役の大変さを想像するのがたまりません。

エンディングは自分には予想外でした。
徹頭徹尾上品な中野良子さんに支えられつつ、病んでても綺麗な十朱幸代さん、病んでてもカッコいい渡瀬恒彦さ
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ゴジラ キング・オブ・モンスターズ(2019年製作の映画)

4.5

『final warsと何が違うって⁈ そりゃ「愛」の深さだろ。』

シン・ゴジラが初代ゴジラの正当後継者だとするなら、今作は「怪獣映画」の正当後継者といえるでしょう。

怪獣同士の超絶戦闘演出と、塵
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居眠り磐音(2019年製作の映画)

4.4

素晴らしいスタートダッシュ

芳根京子さんが綺麗で綺麗で、そりゃもう綺麗なんですけど、あいにく涙で画面が霞んでよく見えないんですよね。

大ヒット小説原作で話が良いのは当然としても、暗い話、明るい話、
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アベンジャーズ/エンドゲーム(2019年製作の映画)

4.8

アクションシーンを「泣きながら」観るのは自分史上初の経験でした。正に最強最高のアッセンブルでした。

見事な風呂敷の畳み方たるや、ハガレン、からくりサーカスに匹敵しました(自分史上)。長年追いかけてき
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キャプテン・マーベル(2019年製作の映画)

3.8

「あなたは誰よりも強かった、手から火がでるずっと前からね」

刺さりました。

何度でも立ち上がってきた「人間」だからヒーローとしても強いのだ、という姿がとてもカッコ良く、最後に登場するに相応しいメン
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今夜、ロマンス劇場で(2018年製作の映画)

3.8

加藤剛さんには、これからもロマンス劇場で逢えます。それに大層感謝です。

それでは、ハンケチのご用意を。

翔んで埼玉(2018年製作の映画)

2.2

非常に勝手ですが、作ってる人達の学生映画的なノリを忘れないぞ推して参る!という感じがするような気がして好感持てます(気のせいかもですが)。だから予算的に誰一人何一つ豪華に見えませんが、そこは脳内で補完>>続きを読む

ゼロの焦点(2009年製作の映画)

3.2

予算的になのか、昭和32年の背景に無理があるところは、中谷美紀御大が300%補完してるので何も問題ありません。

原作にかなり忠実との事で、やはり松本清張さん原作の映画は面白いなぁと。

ヴェノム(2018年製作の映画)

2.5

アイツはいうほど悪党でもないし、心変わりの経緯がさっぱり分からない。主役は最初のクズ加減が挽回できないし、大して明るいキャラでもない。

それなのに魅力的なのは、ひとえにトム・ハーディが上手い、上手い
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最強のふたり(2011年製作の映画)

4.0

ジョークなのか、ヘイトスピーチなのか、

というのは、個々の性格とその関係性によるもので、結局のところ空気読めるかどうかと言う事なんだなぁ、という結論に到らざるを得ない内容でした。(いまなら空気を壊せ
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パッセンジャー(2016年製作の映画)

2.1

いい話ではないので、なんかモヤモヤしっぱなしで。

拉致監禁犯との共依存生活とか、DV近親者との共依存生活とかだと、リアルで目も当てられない訳で。
そういう意味では、宇宙の箱庭設定ならではのロマンなの
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疑惑(1982年製作の映画)

4.0

SK2 vs メナードアンバサダーの頂上対決!!。
演技も美しさも際立ってますよね、何回観ても痺れます。話も素晴らしいです。


つい最近放映したドラマ版も観ましたが、役者さんや話が云々の前に、どうし
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NEXT -ネクスト-(2007年製作の映画)

3.0

ラストに、おお!!っと叫んだ瞬間、あれ?これ観たことあったような…と、なりまして。私も特殊能力を発動したのかと思ったら、ただ昔に観たのを忘れてただけみたいで。
この手の「適度に」よく出来てるB級映画あ
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ブラックパンサー(2018年製作の映画)

2.2

インフィニティウォーを先に見てしまったので、
ネタバレしてるわ、話小さく感じるわ、主人公真面目だわ、敵が弱いわで、
あまり楽しめなかったのは私が悪いです、すみません。

トレマーズ(1990年製作の映画)

3.7

明るいホラー、昼間のホラー、牧歌的ホラー、言いようは色々なんですけど、独特のこの雰囲気は何度観ても本当に好きです。

準主役がシナンジュの使い手なのも好きです。(レモ第1の挑戦をご覧ください)

イコライザー(2014年製作の映画)

3.4

おじちゃんアクションもの、というジャンルが確立されてて嬉しい昨今です。

個人的には、96時間の方か少し上、デンゼルワシントンさんならザ・ウォーカーの殺陣の方が好き、という感じですが、イコライザーの無
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ベスト・キッド(1984年製作の映画)

3.0

世代の人間としては、ワックス塗る、ワックス取るとか、両手スリスリとか、鶴の構えとかを何十回もネタにしてきた訳です。

しかし、見直してみると、
ミヤギ先生の人生の苛烈さとか、主役の境遇とか、マイノリテ
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ボヘミアン・ラプソディ(2018年製作の映画)

3.0

やはり最後の20分は素晴らしいです。

単に映画としては「成功者こそ人知れず不幸や苦しみを背負っていて、それを乗り越えるから成功者なのだ的」な凡人目線がある感じで、

もちろん凡人の私は、そこに乗っか
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タッカーとデイル 史上最悪にツイてないヤツら(2010年製作の映画)

3.2

ほっこりするホラー

スイーツだけど甘さ控え目だの、日本酒なのに水みたいだの、甘い系カレーやらヘルシートンカツやら、
普段は、それはないわーとか思いつつも、たまにはそういうのも必要です。

この映画も
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この子の七つのお祝に(1982年製作の映画)

3.6

「ハリウッドにセブンがあるなら、邦画にはこの映画がある」というべき、邦画サイコサスペンスの金字塔だと私は思っています。

超絶名演による「おかぁーさーん!」や「わたし、しってるのよ」など、呪怨の布団に
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楢山節考(1983年製作の映画)

4.0

全般に生と性と死がとても身近で日常的です。そんな人々の日常の合間に、様々な生き物の描写が加わることで、その感覚が鈍感になった我々にも、共感が得やすいようになっている気がします。

そうした中で、主役親
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特捜部Q Pからのメッセージ(2016年製作の映画)

3.8

ああ、最新作が最高最凶とは、良いシリーズです。宗教観に触れてくるのも重厚感にさらなる上乗せ感があります。

実は「ひねくれ中年オヤジのジュブナイル」でもあるという、かなり凝った連作でした。(リーサルウ
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