ふみをさんの映画レビュー・感想・評価 - 4ページ目

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虐殺器官(2015年製作の映画)

3.8

設定とテーマが素晴らしいのでダレることなく観れました。

原作ならもう少し深く説明されてるのかな、と思う単語がさらっと通り過ぎていく事があり、頭悪いので理解できないとこもありましたが、おかげでダレる事
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ファイナル・マスター(2015年製作の映画)

3.5

ボーンアイデンティティー以降、近接格闘(CQB)による殺陣表現により、カンフーアクションは一時期瀕死の重傷と迷走状態にあった気がします。

しかし、この監督さんの殺陣で見事な復興を遂げそうな気がします
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ジョン・ウィック(2014年製作の映画)

3.8

かつて、ガン=カタを観た時の衝撃と感動は忘れられない訳ですが、この映画のCQBも少し違う意味で匹敵する程感動的でした。
リアルぽいけど、ファンタジーな華麗さを残すというCQB演出の最先端だと思います。
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この世界の片隅に(2016年製作の映画)

4.6

子供の頃、学校の授業で火垂るの墓を見る、というのがありまして。学校イチのヤンチャがボロボロ泣いてまして、それには大層感動したものの、
映画自体は子供心にも無理矢理に泣かされてる気がしてまして、あまり好
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ハイエナ・ロード(2015年製作の映画)

3.2

アメリカの隣のカナダは地味。
という程度の認識しかない無知な私からして、この映画の感想も、地味な所がカナダらしい、という何とも無知なもので、カナダさんに申し訳ないことこの上ないのですが、

その地味な
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ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー(2016年製作の映画)

3.1

「酔太極拳の頃からファンだったドニーが、スターウォーズで大活躍だよ!!!、嗚呼長生きはするものだ!」と涙しました。ドニーファンで良かったです。


映画自体は…
内も外もがんじがらめの映画と思います。
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激戦 ハート・オブ・ファイト(2013年製作の映画)

3.8

「激◯」というC級臭プンプンの題名で損してますが、

TUTAYAのアクションでなくてドラマの棚に並んでいいような、脚本がとても良い作品でした。

主要人物皆が自分の境遇に苦しみながら何とか立ち上がろ
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ボーダーライン(2015年製作の映画)

3.5

何がいいってデルトロ無双が観れるとこですね、ハリウッド版うじきつよし最高ですね、オヤジ好きにはたまらないすね。

ハンテッドの時のナイフCQCから時を経てもこれまた素敵でした。

映画としてもトランプ
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13時間 ベンガジの秘密の兵士(2016年製作の映画)

3.2

「一大事には俺たちが一番凄いんだ!」と、内地現地に関わらず社会的地位が低い脳筋の浪人が叫ぶような視点でして、リビアよりアメリカの闇を見る気分です。

平時において、おそらく登場人物の誰よりも理念と頭脳
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レヴェナント:蘇えりし者(2015年製作の映画)

3.6

本当に究極の映像美と映像汚が交互に観れて大変満足です。

話が淡々と長く中身も割と空っぽなのは、それ以外を観るためなのかなと思いました。

アクション好きとしても、ここまでえげつない(しかも長い)アク
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君の名は。(2016年製作の映画)

3.0

短編だろうがCMだろうが、新海作品は「君はいま僕はここ」の一言なんですが、今回も見事な君イマ僕ココでして、欲しいものをちゃんと出してくれる銘店レストランの気分でした。
中年オヤジからすれば、少し気恥ず
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インデペンデンス・デイ:リサージェンス(2016年製作の映画)

1.5

絶対勝てないはずローテクでも「俺はアメリカ様だぁぁ!!」というノリだけで勝つ & 宇宙人も存外にバカ、という前作が大大大好きでした。

しかし20年は隔世の感、新作には世界のリーダーアメリカ様はいませ
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シン・ゴジラ(2016年製作の映画)

4.4

マッドマックスとか、マトリックス1とか、マッハ1とか、メメントとか、ザ・レイドとか、低予算だからこその、作り手入魂の傑作というのが何年か置きにありますが、
今作も、正に初心に帰ったような、渾身入魂の特
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スター・ウォーズ/フォースの覚醒(2015年製作の映画)

2.8

今年は4代目となる新型マツダ・ロードスターが発売されて話題でした。
現代の技術やデザインと、25年前の初代への原点回帰の両立を目指した新モデルは、賛否両論を呼んでいます。
絶大なファンを持つシリーズの
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ピクセル(2015年製作の映画)

3.1

なんというか、往年のゲームが主題なのではなくて、往年のベタでバカなコメディを撮ろう!というのが主題なのかなと感じました。
そして、往年のベタでバカなコメディとして、ちゃんと面白いなと思います。

「宇
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ハーモニー(2015年製作の映画)

3.0

これは原作を読みたい!!と思わせる内容でした。

背景がとても綺麗、声優も素晴らしい、音楽もいい、そして何より、SFでサスペンスで哲学的なエッセンスの話がとても面白い。

でも、話が重厚な分、非常に上
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るろうに剣心 伝説の最期編(2014年製作の映画)

2.5

厨二病慢性患者において、九頭龍閃と天翔龍閃の設定は、格別なものの一つと言えるでしょう。

ただの設定ジャンケンに留まる事なく、物語の根幹ともいえる主役の生き様の表明ともなるものです。単なる曲芸技ではな
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るろうに剣心(2012年製作の映画)

3.0

畳と襖と和装、授業で柔剣道、なんて子供時代を体験している俳優さんがいなくなった今、往年の時代劇のような殺陣が叶うはずもありません、絶滅するでしょう。(といいつつ、V6岡田君が継承してくれると心底願って>>続きを読む

ライフ・イズ・ビューティフル(1997年製作の映画)

5.0

厨二病たる者、いくつになっても映画の主人公に憧れるもんで、その時々でジェダイやらウォンフェイフォンやらイーサンハントになりたい訳です。
しかし、心底に憧れ、人生の指針に置きたくなるような主人公はこの人
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バケモノの子(2015年製作の映画)

3.3

現実に師弟関係を有する私から見ても、主役2人は少し変則的だけど、理想的な師弟だと思います。

師を神のように盲信するのは間違いである。師の(生活や性格で)ダメなところも、ダメなものとして良く見なさい、
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ターミネーター:新起動/ジェニシス(2015年製作の映画)

1.9

「観客に見せたいアクションシーンがある!!、だからそれを見せるための脚本を作った。」みたいに感じる映画があります(勘違いかもだけど)。

例えば、マトリックス1とか、新マッドマックスとか、パシフィック
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マッドマックス 怒りのデス・ロード(2015年製作の映画)

4.5

この世の地獄、は、改造車の天国!!
法も秩序もない世界、それは破天荒な改造を生む。
環境性能?燃費?安全?そんなもの糞食らえ、すでに世界の方が壊れているじゃないか。

ということで、クーペスタイルにキ
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ハイランダー/最終戦士(2000年製作の映画)

1.6

端役のアクションが凄過ぎて、最後のアクションがオママゴトにしか見えなくなるという恐ろしい現象が起きる映画です。

そう、端役に「人を指さしたら世界一」のカンフースター、ドニー様が出ているからです。
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ブレイド2(2002年製作の映画)

2.0

この映画で観るべきは、天下随一のカンフースター、ドニーイェン様が振り付けた前半の殺陣と、人に指さしたら世界一のドニー様の挨拶シーン(一瞬)のみです。

ヴァンパイアの美しさを理解できず、モンスターと混
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武士の献立(2013年製作の映画)

2.4

登場人物が感情をペラペラ喋る薄っぺらい映画は大嫌いなのですが、あまりにも言わずに淡々と話が進む、というもの逆にわざとらしい気がして、好きではありません。

この映画はお話的に、武士の家計簿よりもさらに
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小野寺の弟・小野寺の姉(2014年製作の映画)

1.3

「そう」なるだろうと思うし、「そうした事」は時が経てば些細な思い出と化し、それよりも一緒にいる幸せはずっと続くのだろう、というのは分かります。

しかし、やはりこの映画に関しては、もっとファンタジーで
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しあわせのパン(2011年製作の映画)

2.5

気がつけば相応の年齢となった私は、急に色々な事が出来なくなったり、諦めねばならない事が増えました。

この映画における、中村嘉葎雄さんの迫真の演技は、人生の終点に近づくほどに、それらはもっともっと増え
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ザ・シューター/極大射程(2007年製作の映画)

4.2

大好きなカツ丼頼んだら、
うどんと、カツオのタタキとナスの煮浸しと冷奴、デザートに餡蜜まで付いて800円だった、というレベルのお得な映画でして。

個人的にスナイパーの映画は大好きなんですが、本作は狙
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ボーン・アイデンティティー(2002年製作の映画)

4.0

香港ワイヤーアクションを殺したのはマトリックスと言えましょう。

そして、マトリックス以後のトンデモカンフーアクションを終わらせたのは、この映画のCQC(クロースクォーターコンバット)だと思っています
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パルプ・フィクション(1994年製作の映画)

3.5

映画館で観て、とても、とても面白かったんですが、

ひとつ前の列で見てた外国人の男女3人が、会話のたびに笑い転げてたんです。日本人の20倍くらい笑ってて。

この映画、本場の人には、一体どんだけ面白い
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思い出のマーニー(2014年製作の映画)

3.7

ロリコン百合アニメと思ったら大間違いです。
後半の謎解きからぐいぐい引き込まれます。そして、マーニーとは一体「何なのか」、その捉え方で物語の解釈は大きく変わります。

複数の解釈の中から観客は好きな結
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ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー(2014年製作の映画)

3.6

久々に宇宙を舞台にした冒険活劇を見ました。
昔はこの手の「こまけぇことはいいんだよ」的な宇宙冒険活劇が沢山あった気がします。今ではスターウォーズ1,2,3を筆頭に、宇宙を舞台にした映画は、緻密な設定の
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トランスフォーマー/ロストエイジ(2014年製作の映画)

1.5

玩具のトランスフォーマー(個人的にはカーロボットの頃が好きですが)の良さとは、とてもロボットになるとは思えないものがロボットになる、そのパズルのような変形機構の素晴らしさにあるはずです。

だから、ご
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STAND BY ME ドラえもん(2014年製作の映画)

2.5

どストライクの世代ですが、コミックを全巻読んだりはしてないので、知らない話も多かったです。

とはいえ、知らない人が見ても、短編のツギハギであるのは感じ取れてしまうと思います。泣けるシーンをツギハギさ
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フューリー(2014年製作の映画)

2.8

戦車で戦う事の恐怖を描いた映画をあまり見た印象がないので、楽しみだったのだけど、戦車戦は期待より少なかったです。タイガー戦車との闘いは、もう少し長く、分かりやすい演出で見たかったです。

戦場の臨場感
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