サメドーナツさんの映画レビュー・感想・評価

サメドーナツ

サメドーナツ

デッドプール&ウルヴァリン(2024年製作の映画)

4.0

暴れろ!デッドプール&ウルヴァリン!

ネタバレ無しでさらっと

正直これに尽きるのですが、FOXからMCUに合流したデップーが悪い意味で変化してたらどうしよう。という一抹の不安を遥か彼方へ吹き飛ばし
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フライ・ミー・トゥ・ザ・ムーン(2024年製作の映画)

4.1

誰も信じなくても真実は真実、誰もが信じても嘘は嘘。

アポロ11号の月面着陸の映像はフェイク映像ではないか。という都市伝説を題材とし、史実とフィクションが入り混じりながら進行。展開自体はやや王道ですが
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ドラゴン・タトゥーの女(2011年製作の映画)

3.8

「僕の親友よりも、君は僕のことをよく知っている」

汚職事件の告発に失敗し、名誉毀損の有罪判決を受けたジャーナリストのミカエル。そこに舞い込んだスウェーデン有数の大財閥の前会長ヘンリックからの依頼。依
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(2023年製作の映画)

3.8

シニカルかつバイオレンス。

アウトレイジよりも死と隣り合わせの世界だが、アウトレイジよりもコミカルに描いている印象。

切腹や斬首刑などの武士カルチャーを皮肉的かつ冷笑的な笑いで表現しており、現代で
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三茶のポルターガイスト(2022年製作の映画)

3.0

三軒茶屋に実在する心霊ビル。
ポルターガイストが多発するそのビルの実態を暴くため、角由紀子と撮影隊が取材潜入し、各方面から徹底検証!
というモキュメンタリー。

個人的にはモキュメンタリーとして受け取
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パニック・ルーム(2002年製作の映画)

3.5

見逃してたフィンチャー作品。

丁寧なカメラワークにスリリングな設定。
でっけー家の中だけで完結するワンシチュエーションクライム映画。

スリルある設定ではありますが、強盗犯がサイコキラーというよりは
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クワイエット・プレイス:DAY 1(2024年製作の映画)

3.8

正直、期待以上のクオリティでたまげました。

クリーチャーの大群の足音がまぁ怖い。
ホラー的な怖さというより災害に近い怖さがあります。

作品の設定上「無音」と「騒音」の繰り返しになり、音の緩急がいか
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ザ・フラッシュ(2023年製作の映画)

4.0

「心の傷があるから今の我々がある」

新たな一面を見してくれたバリーと、とにかくやかましいヤングバリーによるドタバタ過去改変劇。

フラッシュが2人いる時点でうるさすぎるんですが、その分戦闘の迫力も2
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シェフ 三ツ星フードトラック始めました(2014年製作の映画)

4.0

私情でございますが、ユーザー名をサメ山からサメドーナツに変更しました。理由はなんか可愛いからです。よろしくお願い致します。

以下、「シェフ」の感想。

監督・脚本・主演を務めるジョン・ファブロー。素
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ルックバック(2024年製作の映画)

4.4

努力と才能と尋常じゃない熱量にタコ殴られの1時間。

原作を忠実に丁寧に再現しており、尚且つ上映時間が58分という短さでストレスが皆無であり、それでいて満足度が高い。という個人的に1番ベストな形でした
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ザ・ウォッチャーズ(2024年製作の映画)

3.6

にーげろー。

シャマランの娘さんの初監督作品ということで、ウッキウキワックワクで鑑賞してまいりました。
所々にシャマランぽさを感じさせられ、流石親子といった感じ。

得体の知れない「何か」が森の中か
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ザリガニの鳴くところ(2022年製作の映画)

3.7

「自然に善悪はないのかも」

殺人事件の容疑者になってしまった湿地の娘カイアの過去から現在に至るまでの回想を中心として物語が進行していきます。
 
序盤では、カイアが幼少期から大人になるまで、湿地でど
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キャビン(2011年製作の映画)

3.0

変な映画だあー!

ホラー、スリラー、SFのてんこ盛りで、どれも中途半端な印象。
意図的なのかそうでないのかは置いといて、説明無しに突拍子もない展開が続きます。
なんじゃこりゃの連続ですが、笑えるシー
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セーヌ川の水面の下に(2024年製作の映画)

3.7

いい意味で笑えるサメ映画。

昨今のサメ映画は完全にサメ大喜利と化しましたが、今回のサメのアイデンティティは「生態系の変化」と「許せる程度の巨大化」くらいで割と控えめな印象。

サメ映画では様々な「馬
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ブルービートル(2023年製作の映画)

3.6

DCEUが贈る家族愛。

公開時期から気にはなっていたのですが、日本での劇場公開は無く断念していたところ、最近Netflixの配信にてやっと視聴できました。

映画の展開は終始超王道。いい意味で裏切ら
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まともじゃないのは君も一緒(2020年製作の映画)

3.8

「普通」とは

普通のコミュニケーションとは
普通の恋愛とは
普通の人間とは

「普通」がわからない予備校講師と、「普通」に固執する女子高生という普通じゃない2人が、普通の恋を求めてドタバタしてます。
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デッドデッドデーモンズデデデデデストラクション 後章(2024年製作の映画)

3.8

このレビューはネタバレを含みます

地球がくそヤバい。

前章では基本的に門出メインで進行していきますが、後章での主役は完全におんたんへバトンタッチ。

前章でのキホの重い死とは異なり、後章では命の扱いや価値がとにかく軽くなります。
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マッドマックス:フュリオサ(2024年製作の映画)

4.2

やっちまえフュリオサ!

『マッドマックス 怒りのデス・ロード』から約9年の時を経て描かれるフュリオサのバックボーン。

個人的に、『怒りのデス・ロード』が最高傑作というのは揺るぎはしませんでしたが
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ある男(2022年製作の映画)

3.7

冒頭シーンをラストで綺麗に回収。

安藤サクラ、妻夫木聡、窪田正孝など
バッチバチの豪華俳優陣でお届け。

メイン所の俳優陣が自然な演技を徹底してる為、キャラ強めの登場人物が浮いてる印象が多少ありまし
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海がきこえる(1993年製作の映画)

3.7

青春を真正面からドーーン!!!

未成年の飲酒や露骨なスクールカースト描写など、ジブリらしからぬ表現が多くて新鮮な作品。

それにしてもヒロインの性格が終わっとります。
めんどくさい美人ってやっぱり惹
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ミッシング(2024年製作の映画)

4.1

石原さとみがぶっ壊れた。

「芝居が上手い」と一言では済ますことが出来ないほど、『限界を迎えた母親』が憑依していました。
今までの石原さとみのイメージをぶっ壊す一作になったことは間違いなく、日本アカデ
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空白(2021年製作の映画)

3.9

重い、辛い、しんどいの三拍子。

衝撃的な事故シーンから、各々のやるせなさや苛立ちが消えないまま物語が進んでいく。

古田新太の、ぶつける相手は明確だがいつまでも解消されない苛立ち。
松坂桃李の、ぶつ
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思い出のマーニー(2014年製作の映画)

3.7

芸術面での絵の色彩や雰囲気が好みで、見惚れる様な綺麗な場面が多く、もはやアートすぎる。

ストーリー自体の起伏はあまり無く、個人的には大好評!って訳ではなかったですが、現実と空想が曖昧な独特な作風は好
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ゴジラ-1.0(2023年製作の映画)

3.8

特撮ファン、ゴジラファンではない
ただのニワカが通ります。

オマージュやメタファーも沢山あるみたいですが、ニワカなのでそこはスルー。何も知らない奴の感想としましては、気になる点もありはしましたが、単
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シティーハンター(2024年製作の映画)

3.8

若干避けてたのですが、意を決して観てみました。

とにかく鈴木亮平で良かった感。

毎回ストイックに役作りをする方ですが
・俳優としての別格な安心感
・見応え抜群なアクションのこなし方
・おちゃらけと
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TALK TO ME/トーク・トゥ・ミー(2022年製作の映画)

4.0

これは良作ホラーじゃないでしょうか。

『憑依チャレンジ』に隠れた『ドラッグ』のメタファー表現が完璧で、憑依チャレンジにどんどんのめり込んでいき、徐々に若者達の歯止めが効かなくなっていく様が恐ろしい。
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⻤太郎誕生 ゲゲゲの謎(2023年製作の映画)

3.7

「お主が生きる未来、この目で見てみとうなった」

描写はそこまでグロくなかったですが、あらすじに倫理的にアウトー!な部分が多く、終始重たいお話で、かなり大人向けの印象でした。

中盤での目玉のオヤジの
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名探偵コナン 迷宮の十字路(クロスロード)(2003年製作の映画)

3.8

「 工藤新一、探偵さ 」

平次と犯人のバイク追走劇のシーンでの急なCGが、別作品みたいで新鮮。

桜舞う、幼少期和葉のシーンは、個人的にコナン映画の中でも1、2を争う神作画。

新一がくれる安心感と
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名探偵コナン 天国へのカウントダウン(2001年製作の映画)

3.9

「園子ねえちゃんパンツ丸見え!!」

この映画は、コナンと灰原を含む「少年探偵団」の魅力が満載。

・姉のことが忘れられない灰原
・コナンを振り向かせたい歩美ちゃん
・歩美ちゃんと灰原の間で揺れ動く光
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名探偵コナン 瞳の中の暗殺者(2000年製作の映画)

3.9

「 Need not to know 」

コナン映画の中でもかなり評価が高い作品。

後半では、『名探偵コナン』の全ての始まりであるトロピカルランドを舞台に
遊園地特有の仕掛けや乗り物を駆使した追走
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名探偵コナン 世紀末の魔術師(1999年製作の映画)

4.0

「飛び続けるのに疲れて羽を休めていた、ただの魔法使いですよ」

今では、ドジあり、おちゃらけありのキッド様ですが、この作品のキッドは最高にクール。

キッドの活躍自体は少ないですが
脚本が面白いのでミ
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ライフ(2017年製作の映画)

3.6

宇宙!

密室!!

クリーチャー!!!

パニック!!!!

怖いし、強いし、逃げ場無いで
結構ハラハラできました。

オーディション(2000年製作の映画)

3.5

「キリキリキリキリ…」

徐々にグロに慣らしていくスタイルではなく
急に、よーいどんっ!って感じでグロくなります。

後半は、終始痛ってぇ〜です。

ヒメアノ〜ル(2016年製作の映画)

3.8

森田剛のぶっ飛んだイカレ具合が良い。

中盤でタイトルが差し込まれ、そこから雰囲気がガラッと変わるのが印象的。

前半と後半で全然違う味の映画になるので、2度美味しい。

マッドマックス 怒りのデス・ロード(2015年製作の映画)

4.3

『追う者』vs『追われる者』

『マッドマックス : フュリオサ』が迫ってきたので再鑑賞。

至って簡単なストーリーに、とんでもない熱量のド派手ぶっ飛びアクション。
シンプルに面白すぎ。とにかく派手。
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グエムル -漢江の怪物-(2006年製作の映画)

3.7

ポン・ジュノのモンパニ

色んな意味で面白い。

グエムルのシンプルに気持ち悪いビジュと、
焦らしに焦らされたナムジュの火矢が良かったです。