サメドーナツさんの映画レビュー・感想・評価

サメドーナツ

サメドーナツ

劇場版 忍たま乱太郎 ドクタケ忍者隊最強の軍師(2024年製作の映画)

3.9

「私は、お前の先生ではないよ」

小学生以来の『忍たま乱太郎』。想像以上の作画と多彩で独特な演出に驚きつつも、お茶目な"乱きりしん"をはじめとする個性的なキャラクター達に対するノスタルジック全開で、実
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セキュリティ・チェック(2024年製作の映画)

3.9

見応え抜群◎

程よい心理戦と程よいアクションの塩梅が絶妙なバランスであり、空港という土地を活かししっかりハラハラさせてくる良作クライム。

弱みや葛藤を抱えながらも奮闘する、タロン・エガートン演じる
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SUPER HAPPY FOREVER(2024年製作の映画)

4.4

「永遠にずっとめちゃくちゃ幸せでいられる」

直線的な時間軸の進行ではなく、中盤で現在から過去へ時間軸がスイッチする構成にすることで、物語全体を単なる悲劇としては受け取らせないのが秀逸。過去回想の深掘
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ファニーゲーム(1997年製作の映画)

4.2

"The 不快感"

窮地に追い込まれた人間の心理や、絶望の状況をワンカット長回しでじっくりと観せられる不快感。贅沢に間を使ってるからこそ伝わる憔悴しきった人間の様がリアルで印象的。

ご都合展開を根
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クレイヴン・ザ・ハンター(2024年製作の映画)

3.6

SSUが実質終了するというニュースが飛び込んできたのも束の間、観てきました『クレイヴン・ザ・ハンター』。

個人的に、あまり期待せずに設定したハードルは超えてくれた気がします。
所々ダレ場はあれど、見
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ルパン三世 カリオストロの城(1979年製作の映画)

4.5

「 今宵の斬鉄剣は一味違うぞ。」

公開45周年を記念したリバイバル上映にて再鑑賞。

とても45年前のアニメーション作品とは思えない出来栄えであり、作画の振り幅や色使いなど全ての要素において畏怖する
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ロボット・ドリームズ(2023年製作の映画)

4.6

色んな感情にタコ殴られの102分。

『ロボット・ドリームズ』のタイトル通り、ロボットが見る切なくて哀しいがどこか希望を捨てきれていない"夢"に胸が締め付けられる。

友人、家族、恋人など全ての人間関
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テリファー 聖夜の悪夢(2024年製作の映画)

3.6

"史上最低最悪最凶クリスマス"

前作から大幅に予算が増えて諸々がパワーアップしててハッピー。

個人的に、コンビを組んでるアートの方が画面が映えて好きなので、今作も引き続き良いキャラクター性の相方が
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テリファー 終わらない惨劇(2022年製作の映画)

3.3

『テリファー 聖夜の悪夢』の予習として。

脳死で観れるスプラッター。
学生がお泊まりでワイワイ鑑賞するのにもってこいなのです。

アートの一挙手一投足がキモ可愛いく、残虐なシーンとのギャップがキュー
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イノセンツ(2021年製作の映画)

3.7

"子供が巻き起こすサイキックスリラー"

大友克洋先生の『童夢』に影響を受けたとされる北欧発の『イノセンツ』。団地内にある公園施設のブランコで揺れるイーダは『童夢』の悦子を彷彿とさせられ、"団地内での
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On Your Mark(1995年製作の映画)

4.0

"永劫回帰"

CHAGE and ASKAのライブ映像として制作され、構図・描き込み・色使いどれをとっても凄まじい至高の一品。『耳をすませば』との同時再上映を逃してしまったので、いつかスクリーンで拝
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RUN/ラン(2020年製作の映画)

3.9

「 ひっかけね、犬の薬よ 」

『search』の監督と制作陣が手がけるという謳い文句につられ鑑賞。その期待を裏切らない上質で見応えのあるスリラーに仕上がっている印象。

『ドント・ブリーズ』のような
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アングリースクワッド 公務員と7人の詐欺師(2024年製作の映画)

3.9

"モラルを守って騙しましょう"

同時期に他作品と地面師ネタが被ってしまったのは少し可哀想だとは感じましたが、こっちはこっちでいい塩梅の観やすいエンタメ作品という印象。

内野聖陽の冴えない公務員役と
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ONE PIECE FAN LETTER(2024年製作の映画)

4.2

ワンピファン大歓喜。

25分とは思えない満足感と制作スタッフのワンピース愛に溺れました。

"原作では日の目を浴びないモブ視点のワンピース"という設定だけで正直満腹なのにも関わらず、これまでのアニオ
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パリタクシー(2022年製作の映画)

3.8

"92歳のマダム"と"無愛想なタクシー運転手"のロードムービー。

マドレーヌの過去回想と寄り道の度に徐々に打ち解けていく2人。数時間の出来事のはずなのに、まるで長年の友の様な友情が芽生え笑い合う2人
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もののけ姫(1997年製作の映画)

5.0

「天地の間にあるすべてのものを欲するは人の業というものだ」

個人的にジブリ作品の最高傑作は『もののけ姫』一択。ど頭からラストまで不必要なシーンが全く存在しない不朽の名作。

『人と自然の共存』という
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借りぐらしのアリエッティ(2010年製作の映画)

3.7

「 君は僕の心臓の一部だ 」

リアルとフィクションが絶妙に共存してる世界観に加え、終始心地よい楽曲が印象的。

ラストに重みを出すなら、翔とアリエッティの関係性の構築にもう少し時間を使っても良かった
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耳をすませば(1995年製作の映画)

4.8

「お前さ『コンクリート・ロード』はやめた方がいいと思うよ」

幼少期から今に至るまでいつ観ても色褪せることのない名作。真っ直ぐで勇猛果敢な"雫"と"聖司"を観てると勝手に背中を押された気になってしまい
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ヴェノム:ザ・ラストダンス(2024年製作の映画)

3.6

このレビューはネタバレを含みます

さよならヴェノム。

IMAX先行上映にて鑑賞。途中からモンスターパニック映画を観ているかの様な感覚に陥りはしたが、バトルアクションに関しては過去1の迫力で申し分無く、3部作通して完璧に"相棒"となっ
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ソウX(2023年製作の映画)

3.7

いてててて。

シリーズ累計10作目であり、1と2の間を描いた今作。『SAW』シリーズは全作しっかり追えてる訳ではないのですが、今作の時系列ならノれるだろうということでいざ鑑賞。

ジグソウ視点という
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侍タイムスリッパー(2023年製作の映画)

4.0

自主制作かつ低予算かつハイレベル。

序盤では、いい塩梅のカルチャーギャップコメディーとまるで新喜劇の様なベタなお笑いで"安心"を提供。その安心感が大きなフリとなり緊張感を最大限まで引き上げたラストは
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101匹わんちゃん(1961年製作の映画)

3.8

60年前の作品とは到底思えない出来栄え。

登場する動物達がこぞってキュート。

アニメーションのメリハリある動きが愉快。

クルエラもうちょい痛い目あってくれ。

ジョーカー:フォリ・ア・ドゥ(2024年製作の映画)

3.5

"2倍の狂乱"

アーサーの妄想やリーとの掛け合いで頻発するミュージカル調の演出がノイズというよりも、動かないストーリーがシンプルに味気なく、"ジョーカー"が迎える結末よりもそこに至るまでの過程が少々
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リバー、流れないでよ(2023年製作の映画)

3.6

"貴船で巻き起こるタイムループ"

和やかで稀にバイオレンスな2分間を繰り返しながら脱出の糸口を探すタイムループ作品。"時間"を題材とした映画でよくぶち当たる壁である「複雑さ」は一切無く、ストレスフリ
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FLY!/フライ!(2023年製作の映画)

4.1

"Let's Fly!"

イルミネーションが描くアニメーションのクオリティの高さに終始脱帽すると共に、"カモ家族が空を渡る冒険譚"でこんなにも満たされるとは。

凄まじく上質な「こういうのでいい」を
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シビル・ウォー アメリカ最後の日(2024年製作の映画)

4.0

"A24史上最大規模"

アメリカが分断され“西部勢力”と"政府軍"の間で繰り広げられる内戦。大統領への単独インタビューを行う為、ホワイトハウスを目指すジャーナリスト視点で内戦の惨状を描くロードムービ
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プラットフォーム2(2024年製作の映画)

3.0

怪作のプリクエル。

奇々怪々な設定と世界観が印象的なシリーズの2作目。新鮮味は感じられずメッセージ性等も1作目には劣る印象。前作同様、一番知りたい事に対する諸々の説明は基本皆無であり、腑に落ちない点
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Cloud クラウド(2024年製作の映画)

3.8

このレビューはネタバレを含みます

「どんどん湧き上がってる。同じような人間が、空の雲みたいに。」

冒頭のワンカット長回しから漂う黒沢清節。
カット毎に感じるユニークで個性的な撮り方や、"影"や"音"を駆使した緊張感の作り方が秀逸。
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縞模様のパジャマの少年(2008年製作の映画)

3.9

目を背けてはいけない歴史。

人間の"怖さ"や"愚かさ"をギュウギュウに詰め込んだ、無垢な子供視点で描かれるホロコースト作品。

父親始動で制作された、あたかも充実してるかの様な偽の収容所の映像。その
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THE GUILTY/ギルティ(2018年製作の映画)

3.8

オペレーター室の中だけで進行していくワンシチュエーションサスペンス。事件の現場は一切映されず、主人公であるアスガーが通話で受け取る"物音"や"会話"などの少ないヒントだけを元に事件の真相究明をしていく>>続きを読む

アラジン(1992年製作の映画)

4.0

不朽の名作。

単純明快なファンタジーの破壊力は凄まじい。疲れた時に1番効く特効薬は『アラジン』で決まり。

声や表情の無い"魔法の絨毯"の喜怒哀楽の伝え方が絶妙であり、アニメーションならではの見事な
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ベイビーわるきゅーれ ナイスデイズ(2024年製作の映画)

4.0

「お前達に俺を殺すことはできない」

前作から引き続き魅力的な"ちさまひコンビ"。ただ、今作に限ってはその主役2人をまるごと食ってしまいかねない程の池松壮亮のオーラに終始圧巻。

過去作同様アクション
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メランコリック(2018年製作の映画)

3.6

「銭湯」と「戦闘」

たまにこういう作品を観たくなります。
楽しめたのは前提として少し疑問に感じたのが、ヒロインである百合の使い方に幅があまり無い点。和彦の「仕事」と「彼女」を天秤にかけた葛藤として使
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みなに幸あれ(2023年製作の映画)

2.5

コント!奇っ怪な田舎!

奇を衒いすぎてずっとスベり続けてるコントを観ているかのよう。随所に感じる「なにこれ」が敢えてなのかそうでないのかの見極めすら難しい程に「なにこれ」状態。

徐々に違和感が増し
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キラー・ナマケモノ(2023年製作の映画)

3.2

今回『キラー』を冠するはナマケモノ。

キュートでラブリーなナマケモノ。

意外とクレバーなナマケモノ。

とっても残虐なナマケモノ。

サユリ(2024年製作の映画)

3.9

このレビューはネタバレを含みます

ばあちゃんかっけ〜!

ミッドポイントとなる祖母の「覚醒」を中間とし、前半と後半でガラッと雰囲気の変わる構成。前半では脇役である祖母が中盤で急に主役に躍り出る瞬間が印象的。

前半での丁寧で綺麗なホラ
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