サメドーナツさんの映画レビュー・感想・評価

サメドーナツ

サメドーナツ

ONE PIECE FAN LETTER(2024年製作の映画)

4.1

ワンピファン大歓喜。

25分とは思えない満足感と制作スタッフのワンピース愛に溺れました。

"原作では日の目を浴びないモブ視点のワンピース"という設定だけで正直満腹なのにも関わらず、これまでのアニオ
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パリタクシー(2022年製作の映画)

3.8

"92歳のマダム"と"無愛想なタクシー運転手"のロードムービー。

マドレーヌの過去回想と寄り道の度に徐々に打ち解けていく2人。数時間の出来事のはずなのに、まるで長年の友の様な友情が芽生え笑い合う2人
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もののけ姫(1997年製作の映画)

5.0

「天地の間にあるすべてのものを欲するは人の業というものだ」

個人的にジブリ作品の最高傑作は『もののけ姫』一択。ど頭からラストまで不必要なシーンが全く存在しない不朽の名作。

『人と自然の共存』という
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借りぐらしのアリエッティ(2010年製作の映画)

3.7

「 君は僕の心臓の一部だ 」

リアルとフィクションが絶妙に共存してる世界観に加え、終始心地よい楽曲が印象的。

ラストに重みを出すなら、翔とアリエッティの関係性の構築にもう少し時間を使っても良かった
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耳をすませば(1995年製作の映画)

4.8

「お前さ『コンクリート・ロード』はやめた方がいいと思うよ」

幼少期から今に至るまでいつ観ても色褪せることのない名作。真っ直ぐで勇猛果敢な"雫"と"聖司"を観てると勝手に背中を押された気になってしまい
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ヴェノム:ザ・ラストダンス(2024年製作の映画)

3.6

このレビューはネタバレを含みます

さよならヴェノム。

IMAX先行上映にて鑑賞。途中からモンスターパニック映画を観ているかの様な感覚に陥りはしたが、バトルアクションに関しては過去1の迫力で申し分無く、3部作通して完璧に"相棒"となっ
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ソウX(2023年製作の映画)

3.7

いてててて。

シリーズ累計10作目であり、1と2の間を描いた今作。『SAW』シリーズは全作しっかり追えてる訳ではないのですが、今作の時系列ならノれるだろうということでいざ鑑賞。

ジグソウ視点という
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侍タイムスリッパー(2023年製作の映画)

4.0

自主制作かつ低予算かつハイレベル。

序盤では、いい塩梅のカルチャーギャップコメディーとまるで新喜劇の様なベタなお笑いで"安心"を提供。その安心感が大きなフリとなり緊張感を最大限まで引き上げたラストは
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101匹わんちゃん(1961年製作の映画)

3.8

60年前の作品とは到底思えない出来栄え。

登場する動物達がこぞってキュート。

アニメーションのメリハリある動きが愉快。

クルエラもうちょい痛い目あってくれ。

ジョーカー:フォリ・ア・ドゥ(2024年製作の映画)

3.5

"2倍の狂乱"

アーサーの妄想やリーとの掛け合いで頻発するミュージカル調の演出がノイズというよりも、動かないストーリーがシンプルに味気なく、"ジョーカー"が迎える結末よりもそこに至るまでの過程が少々
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リバー、流れないでよ(2023年製作の映画)

3.6

"貴船で巻き起こるタイムループ"

和やかで稀にバイオレンスな2分間を繰り返しながら脱出の糸口を探すタイムループ作品。"時間"を題材とした映画でよくぶち当たる壁である「複雑さ」は一切無く、ストレスフリ
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FLY!/フライ!(2023年製作の映画)

4.1

"Let's Fly!"

イルミネーションが描くアニメーションのクオリティの高さに終始脱帽すると共に、"カモ家族が空を渡る冒険譚"でこんなにも満たされるとは。

凄まじく上質な「こういうのでいい」を
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シビル・ウォー アメリカ最後の日(2024年製作の映画)

4.3

"A24史上最大規模"

アメリカが分断され“西部勢力”と"政府軍"の間で繰り広げられる内戦。大統領への単独インタビューを行う為、ホワイトハウスを目指すジャーナリスト視点で内戦の惨状を描くロードムービ
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プラットフォーム2(2024年製作の映画)

3.0

怪作のプリクエル。

奇々怪々な設定と世界観が印象的なシリーズの2作目。新鮮味は感じられずメッセージ性等も1作目には劣る印象。前作同様、一番知りたい事に対する諸々の説明は基本皆無であり、腑に落ちない点
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Cloud クラウド(2024年製作の映画)

3.8

このレビューはネタバレを含みます

「どんどん湧き上がってる。同じような人間が、空の雲みたいに。」

冒頭のワンカット長回しから漂う黒沢清節。
カット毎に感じるユニークで個性的な撮り方や、"影"や"音"を駆使した緊張感の作り方が秀逸。
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縞模様のパジャマの少年(2008年製作の映画)

3.9

目を背けてはいけない歴史。

人間の"怖さ"や"愚かさ"をギュウギュウに詰め込んだ、無垢な子供視点で描かれるホロコースト作品。

父親始動で制作された、あたかも充実してるかの様な偽の収容所の映像。その
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THE GUILTY/ギルティ(2018年製作の映画)

3.7

オペレーター室の中だけで進行していくワンシチュエーションサスペンス。事件の現場は一切映されず、主人公であるアスガーが通話で受け取る"物音"や"会話"などの少ないヒントだけを元に事件の真相究明をしていく>>続きを読む

アラジン(1992年製作の映画)

4.0

不朽の名作。

単純明快なファンタジーの破壊力は凄まじい。疲れた時に1番効く特効薬は『アラジン』で決まり。

声や表情の無い"魔法の絨毯"の喜怒哀楽の伝え方が絶妙であり、アニメーションならではの見事な
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ベイビーわるきゅーれ ナイスデイズ(2024年製作の映画)

4.0

「お前達に俺を殺すことはできない」

前作から引き続き魅力的な"ちさまひコンビ"。ただ、今作に限ってはその主役2人をまるごと食ってしまいかねない程の池松壮亮のオーラに終始圧巻。

過去作同様アクション
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メランコリック(2018年製作の映画)

3.6

「銭湯」と「戦闘」

たまにこういう作品を観たくなります。
楽しめたのは前提として少し疑問に感じたのが、ヒロインである百合の使い方に幅があまり無い点。和彦の「仕事」と「彼女」を天秤にかけた葛藤として使
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みなに幸あれ(2023年製作の映画)

2.5

コント!奇っ怪な田舎!

奇を衒いすぎてずっとスベり続けてるコントを観ているかのよう。随所に感じる「なにこれ」が敢えてなのかそうでないのかの見極めすら難しい程に「なにこれ」状態。

徐々に違和感が増し
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キラー・ナマケモノ(2023年製作の映画)

3.2

今回『キラー』を冠するはナマケモノ。

キュートでラブリーなナマケモノ。

意外とクレバーなナマケモノ。

とっても残虐なナマケモノ。

サユリ(2024年製作の映画)

3.9

このレビューはネタバレを含みます

ばあちゃんかっけ〜!

ミッドポイントとなる祖母の「覚醒」を中間とし、前半と後半でガラッと雰囲気の変わる構成。前半では脇役である祖母が中盤で急に主役に躍り出る瞬間が印象的。

前半での丁寧で綺麗なホラ
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あんのこと(2023年製作の映画)

3.9

昨今の邦画界激推しの河合優実主演作。

『人』の形成には家庭環境が深く関わっているのがよく分かる。実際の事件に基づいた内容となっており、「毒親」、「売春」、「薬物」というループから抜け出す為に、辛くも
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エイリアン:コヴェナント(2017年製作の映画)

3.7

1.2.3.4.プロメテウスと観たので流れでコヴェナントも再鑑賞。

『エイリアン』シリーズの前日譚であり『プロメテウス』の続編。オリジナル版では語られなかった「エイリアンとはなにか」という部分に少し
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プロメテウス(2012年製作の映画)

3.5

1.2.3.4と観たので流れでプロメテウスも再鑑賞。

『エイリアン』シリーズの前日譚。宗教や神話を彷彿とさせる内容が多く、主に人類の起源を辿る目的を中心とし物語が進行。ダーウィンの進化論を真っ向から
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エイリアン4(1997年製作の映画)

3.3

1.2.3観たので流れで4も再鑑賞。

これまた前作のラストを台無しにする暴挙。
リプリーの存在が絶対的なアイコンなのは分かるが、クローン化という禁じ手を使ってまで復活をさせる必要があったのか。そこま
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エイリアン3(1992年製作の映画)

3.2

1.2観たので流れで3も再鑑賞。

2での成果を全て台無しにする冒頭の脚本はどうにかならなかったものか。そこへの不満がエンドロールまで尾を引いてしまう。

ドッグエイリアン自体は魅力的なのに、1と2の
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エイリアン2(1986年製作の映画)

4.3

燃えろ!リプリー!

最新作『エイリアン:ロムルス』の予習として再鑑賞。1に比べるとホラー要素はやや控えめであり、SFアクション要素が増えて若干エンタメに特化した形。リプリーとニュートの人間模様など前
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エイリアン(1979年製作の映画)

4.4

原点にして頂点。

最新作『エイリアン:ロムルス』の予習として再鑑賞。クリーチャー映画の金字塔であるエイリアン。すぐそこに待ってる恐怖を煽る為の雰囲気作りが秀逸。宇宙船内やフェイスハガーなどのディティ
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エイリアン:ロムルス(2024年製作の映画)

4.2

今年のダークホースはこいつで決まり!

『エイリアン』1と2の間の時系列を描いた今作。
ド頭のクレジットを含め至る所に用意されているオリジナル版へのリスペクトを感じるオマージュやサプライズの塩梅が個人
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ターミネーター2(1991年製作の映画)

4.9

"Hasta la vista, Baby."

8月23日(金)より2週間限定で全国上映されている、Filmarks(フィルマークス)主催のリバイバル上映プロジェクトにて再鑑賞。

子供の頃から何度
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愛に乱暴(2024年製作の映画)

3.7

永遠に観ていられる様な雰囲気とリズム感。

メインの登場人物達の人間性が余すことなく気持ち悪いという個人的には結構好みな作風。

終盤にかけて効いてくるギミックが序盤から散りばめられており、違和感が納
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青春18×2 君へと続く道(2024年製作の映画)

4.0

スラムダンク、ミスチル、Love Letter。

日本×台湾。18年前の台湾と現在の日本の2つの時間軸が交差し進行。シンプルな脚本に分かりやすい構成となっているので観やすい印象。

「国際恋愛」と「
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ザ・ハント(2020年製作の映画)

3.5

「アーカンソーの煙草は6ドルなんだよ」

終始、どお?斬新じゃない?とドヤ顔で突きつけてくる感じ嫌いじゃないです。チープに感じる部分さえも徐々に愛おしくなってくるので、普通の作品に飽きた方は是非。

インサイド・ヘッド2(2024年製作の映画)

4.0

ライリー絶賛思春期なう。

思春期に伴い新しい感情が芽生えたライリー。13年間ライリーを支え続けてきたヨロコビ達と、新しく生まれた感情達との同居生活の行く末を描く"脳内パート"。「友情」と「将来」の間
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