法廷のシーン(事実)と供述内容のシーン(フィクション)がそれぞれ成立してて何が事実でどこからが創作なのか観客もわからないのが、サンドラの小説の構成みたいだなと思った。
フェミニズムとか哲学とか生命倫理とか人間の文化社会営みをすべて土台にした生命讃歌。
ゴッドの最期のシーンで、その場にいる3人とも誰1人として血は繋がっていないけど確かに家族だったの良かった。
絶妙に山添くんにも藤沢さんにも感情移入できないところがかえって良かった。共感できなくても助け合えることはできるよねー。
大人になりたいと思っているうちは大人じゃないんだろうなー。すごく好きな感じじゃなかったけどだからこそ今見て良かったのかも。
暮らしの中の光が美しくて柔らかかかった。郵便を取りに走るところ良かった。
タイトルやポスターから考えられないくらい生々しく殺伐とした話で終わり方。どこか寂しいペルーの印象が残る。
どこまでいってもより深刻な状況になり続けるので最後の方は「ここで終わってくれ……!」って思いながら見てた。
終わった後からじわじわくる。
暗くやるせない日々でも、もしかしたら少しづつ好転しているのかもしれないね。
上映前に見た「実写版ゲゲゲの鬼太郎のちゃんちゃんこはフェイクファー」というどうでも良い情報が感動シーンにチラついて仕方がなかった。
どんなシャラメのPVになるのかと思ってたけど、それ以上にポール・キングだしパディントンだった。
天下以外の男に情念を抱いたやつから死んでいくコント。人間生まれた時からすぅぅべて遊びだわ!!!を終わってからしばらく真似してしまうね。
歌でしか話せないパクソジュン(バイリンガル)が思ってる以上に良い。マーベルズに限らず今後も出てくれ。
ミュータントの哀しさとティーンエイジャーの成長が合わさって最高だった。マイノリティであり王道でもある。
そんなことないんだけど健やかに幸せに人間社会で暮らしてほしい。
映画を見てる観客と映画の中で演じる演劇と演劇の内容が入れ子構造になっていて、「これは創作である」という設定が強くなるし現実との境も曖昧になっていく気がする。
喪失や困惑をポップに描く凄さがある。
バーで奔放に振る舞うフレディに対してテナが「かわいそうな人」と言うシーンで、自分(テナ)の居住地を観光地として遊びの場として使用されることへの不快感があるしそれを示しても良いんだよな、と思った。
フレ>>続きを読む
水の中にいるような苦しさと水の中にいるような心地よさがあった。
DCEUが終わってしまうのは残念ですがサッシャ・カジェに出会えて良かったです。
雪の中からの始まり方めちゃくちゃ不穏で良かった。結局幸せなら良い。
めちゃくちゃ気合い入れてる。前編って知らずに見に行ったから最後「ここで終わるの!?」ってなった。
レディオヘッドのCreepがめちゃくちゃ醸してる。別れが惜しくなるくらいに大切なものがロケットにできて良かった。
正直ジャズそんなにわからないまま音楽好きな友達に誘われて見に行ったけどめちゃくちゃカッコ良いじゃん!
マルチバースの広がりなのに話がまとまっていてすごい。
今まで世代的に子/移民第二世代の方が身近なのであまり親/第一世代の感情に親近感がなかったので、新しい目線を得られた。脇役になりがちなミドルエイジの>>続きを読む
自分以外のものを愛することってめちゃくちゃ難しいんだよな…と思いながら見た。最後にはアリシアはジンを愛することができたんじゃないかな。
スクリーン越しに感じそうなくらいずっと空気も雰囲気も湿度が高かった。
「原因がわからなくなっても諍いだけが続いていく」というふつう理解できないことも現実に起こってるんだよな…と思った。
モリコーネがなんとなく自分のじいちゃんに似ててなおさら良かったです。
特別最高!ってのも最悪!ってのもなくてなんか良い感じだったな〜って感じ。シェリフたちはもちろん良いんだけどフェリックスもエドゥアールも良かった。
グランゼコールのくだりとか配役とかフランスに潜む社会問>>続きを読む
音楽とブラピは良かった。
ゲロ糞尿も別に良いんだけど最後が突然「なんだこれ⁉️」って感じでそれまでの感情消し飛ぶくらい困惑したから映画って終わり方めちゃくちゃ大事だなって思った。
アダムドライバーってジャームッシュのミューズじゃん!ってキャッキャしてたけど本当のミューズはビルマーレイだったって話。
こんだけいろんな人出しておしゃべりさせたらみんな好きだろーよ、と。
ロベルト・ベニーニが良いなー。ここまでハラハラしない脱獄モノはそうない。
場面転換が暗転だからいつ終わるのかわからんかった。
アセクシャルを描くという点では数少ない試みのように感じられた部分があったけど、無理解な家族や周りの人々など主人公の環境がステレオタイプのアセクシャル/セクシャルマイノリティ像すぎて複雑なところがかなり>>続きを読む
見た直後は解釈が難しく感じたけど時間を置いているとじわじわと噛み締めるタイプの映画。ストーリーの順番や美しいシーンによって映画自体が丸々一つの冒険譚/おとぎ話のように思える。
めちゃくちゃ良かったんだけどリョータがプレスをかけられるシーンで自分がプレスかけられても交代させてもらえなかった時のことを思い出して変な汗をかいてしまった。
映像は良かったけど、後半はサリー家が歪な家族にも関わらず「正しい」家族観でゴリ通してきたので困惑して地味なストレスを感じながら見ていた。
スパイダーやキリが宙ぶらりんのまま終わってしまったことに対して>>続きを読む