kottanさんの映画レビュー・感想・評価 - 12ページ目

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マイ・ファニー・レディ(2014年製作の映画)

3.5

ありきたりと言えばありきたりなお話。古き良き時代のハリウッド映画を観ている感じ。
お洒落で、ピリッとスパイシー風味に味付けされた台詞、一癖も二癖もある男女が絶妙に絡み合う様がまあ楽しい。

リトル・ランナー(2004年製作の映画)

4.0

この作品、原題の「Saint Ralph」が本当にピッタリくる。
カソリックの教えや戒律を背景に、周囲の人たちには可哀想で少々変わった(ように見える)子供であるラルフの理解しがたい言動。しかし、そこに
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ファンタスティック・ビーストと魔法使いの旅(2016年製作の映画)

4.5

ストーリーはとてもシンプルで分かりやすい。でも世界観はしっかり構築されてる。数々の魔法と魔法動物たちが生き生きと動き回るし最初から最後まで楽しくワクワクさせてくれる。ハリポタシリーズはまともに観ていな>>続きを読む

獄門島(1977年製作の映画)

4.0

残酷さと洒落っ気のバランス、そこはかとなく漂うエロティシズム。

レイジング・ドッグス(2015年製作の映画)

3.8

良くある銀行強盗からの人質ものかと思ったら、ものの見事に裏切られた。被害者であるはずの父親、女……全ての登場人物が不審者で怪しく思えて、どうなるんだろう?何だかとんでもないことになりそうな予感がしてく>>続きを読む

宇宙人ポール(2011年製作の映画)

4.5

何回観ても飽きない。なにより超絶おもしろい。

PK(2014年製作の映画)

4.8

そうなんだよ、世の中は意外とシンプルに出来ている。人は自分自身で世界を複雑にしてるんだよ。みんな一緒、何が違う?
一歩間違えば政治的と思われそうな強いメッセージ。笑いと涙と恋とあらゆる要素を盛り込み、
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二ツ星の料理人(2015年製作の映画)

4.0

魔法のような料理は見ているだけで幸せになれるしシェフものは実は一番好きなのかもしれない。怒号飛び交う戦争みたいな厨房。反して優しくふわっとした人間模様がすごく良かった。
メンタリティに問題ありな役はお
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シビル・アクション(1999年製作の映画)

4.0

よくある法廷闘争ものとはいえ実話がベース。企業相手、しかも環境汚染に関する訴訟が、いかに弁護士にとってリスキーで益のないものなのか分かりやすく丁寧に描いている。顧問弁護士役のロバート・デュバルが憎らし>>続きを読む

ファイトクラブ・レディズ(2016年製作の映画)

2.0

ドロドロの汗と血と踊る筋肉を期待してたがちょい違う。おいおいファイトはどうした?
なかなか無理矢理な設定に笑ったが、それはまだいい。ドルフ・ラングレンが出てくると面白いんだから出し惜しみしなきゃいいの
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ザ・トライブ(2014年製作の映画)

3.0

音楽も字幕もなく、全編手話と物音だけ。多分聴こえる聴こえない関係なく、ウクライナの若者にありがちな話をそのまま見せてるだけかもしれない。そう思っても、なんだか見てはいけないものを見てしまったみたいな後>>続きを読む

駆込み女と駆出し男(2015年製作の映画)

3.5

時代は違えど、女性のお話なので感情移入もするし大泉洋が出てるし。
お話はサクサク進むし、役者さんはみな上手いし、台詞量と長さ、言い回しもいい。江戸時代とはいえ、質素倹約を美徳とした時代背景もあって派手
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アメリカン・ドリーマー 理想の代償(2015年製作の映画)

3.5

落ち込んだ経済と荒れた世相…そんな混乱したアメリカで真っ当に生き抜こうとする主人公は正しすぎてかなり鬱陶しい。
貪欲でしたたかな妻や商売敵たちとの対比がはっきり打ち出されているし、仕草や台詞に込められ
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ねこタクシー(2010年製作の映画)

3.5

ちょっと疲れたからやさしい映画が観たい。そんな時に観る1本。ねこたちは可愛いし、カンニング竹山さんも可愛い。

素敵なサプライズ ブリュッセルの奇妙な代理店(2015年製作の映画)

4.0

面白く、笑えるけど切なくもあって、そのバランスが絶妙だった。物語自体の時間の流れはほんの少しだし、展開が早く目まぐるしく場面が変わる。なのに少しもバタついて見えない。それどころか逆にゆったりとした気分>>続きを読む

シング・ストリート 未来へのうた(2016年製作の映画)

4.8

泣いたり笑ったり怒ったり恋したり。全ては未来を生きるための糧になる。音楽とストーリーのマッチングがこれ以上ないという素晴らしさだし、ホール&オーツにデュラン・デュランにスパンダーバレエに…80's音楽>>続きを読む

帰ってきたヒトラー(2015年製作の映画)

4.5

彼の存在を面白がる人がいたり、熱心に政治論を語る人がいたり。この作品は本当はドキュメンタリーなのかもしれないと思うほど、そのリアルヒトラーぶりが素晴らしかった。
見た目や喋り方は映像を観て真似できても
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ハドソン川の奇跡(2016年製作の映画)

4.0

有名な美談の裏にドロドロした後日談。こういう実話にありがちな乗客たちのドラマチックエピソードはなく、常識で計り知れない事象に対する人間の猜疑心とか、何とか常識の枠に当てはめようとする心理とか分かりやす>>続きを読む

君の名は。(2016年製作の映画)

4.0

緑や水や木々、風の匂いまでしそうな景色の圧巻さは健在。これを観れただけで幸せだと思う。
小物や物の配置、細かいディテールへのこだわり、小さな変化・・・あらゆるものにメッセージを込めて台詞を省く。
これ
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怒り(2016年製作の映画)

4.5

どれだけ重く辛いのか、観る前は正直怖かった。でも、そんな杞憂はあっという間に消えた。画面から溢れ出る様々な感情の波が怒涛のように押し寄せて苦しい。涙は自然と流れた。止まらない。
役者陣、クロスオーバー
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バットマン ビギンズ(2005年製作の映画)

4.0

虎の穴、寂寥感、少しの光明・・・やっぱり面白い。

HANA-BI(1997年製作の映画)

4.5

人間の持つ狂気と生と死、容赦ない現実。
観る度に普通の代わり映えしない日常の有り難みを痛感する。

キング・オブ・エジプト(2016年製作の映画)

4.0

とにかく飛んで戦って…と動いてる神がカッコ良くてもうそれだけでいいやって思えた。
絢爛豪華な映像だけでも十分楽しいけどエジプト神話に少しでも興味があればまた違う楽しみもあるかな。古代エジプトの神様たち
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スーサイド・スクワッド(2016年製作の映画)

3.5

キャラたちの動かし方だったりアクションだったり正直不満だし、色々思うことはあるけど、DC初心者に対する自己紹介映画としては成功だと思う。
十分すぎるほど楽しんだし満足。特にエンチャントレス=カーラ・デ
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極悪の流儀(2015年製作の映画)

2.5

何度も挫折しかかってようやく最後まで観た。
雰囲気はあるんだけどね、観るべきものがオスカー・アイザックの怪演のみという・・・

グランド・イリュージョン 見破られたトリック(2016年製作の映画)

4.0

ワクワク感やスタイリッシュさは健在。マジックのテクニックも手捌きもレベルアップ。特にマーク・ラファロのアクションとジェシー・アイゼンバーグの雨!これがすごい。
とにかく場面場面が格好いいので大満足。舞
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ワイルドバンチ/オリジナル・ディレクターズ・カット(1969年製作の映画)

5.0

とにかくどこを切り取っても格好いい。
余計な台詞はなし。物音だけで成立する映像クオリティ。
緊張と緩和のバランス、迫力の銃撃戦。そして馬、馬、馬!!乗馬シーンがどれも構図が凄くて、美しくて思わず叫んだ
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ブルックリン(2015年製作の映画)

4.8

家族と別れ国を離れ未来を託した遠い異国の街。悩み、出会い、自身の生きる場所を探し、幸せを求め日々を生きていく…。
いつの時代においても、おそらく誰もが経験するであろう自分を守るものから飛び立つ時。自分
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トランボ ハリウッドに最も嫌われた男(2015年製作の映画)

4.0

アメリカに共産主義者への弾圧があったのはEカザンの件で知ってはいたが、ここまで酷いものだったとは思わなかった。
自由の国アメリカにも政治思想によって弾圧された暗い時代があり、それが芸術の域にも及んだこ
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ドラゴンボールZ 復活の「F」(2015年製作の映画)

3.0

面白かったけど、フリーザが出てくるのならとてつもない絶望感が必須なのでは。

ゲットハード Get Hard(2015年製作の映画)

3.0

前半はかなりしつこくしんどいが、後半盛り返してくれる。笑えてちょっぴりしんみりも。何と言っても「ゲイが行きたがる店No.1」でのシーンが最高に好き。
ウィル・フェレルは面白いし突き抜けてるんだけど、そ
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ゴーストバスターズ(2016年製作の映画)

4.0

楽しいしカッコいいし、怖いけど笑えるし、姐さん方もケヴィンくんもイカシテるしでとにかく最高。いちばん最初にどうして女性?しかもアラフォー?って思ったの謝りたい。
過去作等々へのオマージュ、音楽、遊び心
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タイム・トゥ・ラン(2015年製作の映画)

3.5

マフィアや強盗が出てくるわりにアクション控えめで悪を貫き通せない、でもカッコいい。親子の情や同病相憐れむ的な側面がクローズアップされてる。
主人公が凄腕のディーラーという設定が必要だったのかずーっと考
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トゥルー・ロマンス(1993年製作の映画)

4.5

二人の出会いからラストまで怒涛の展開。登場人物が生き生きと生命力に溢れててキレてるし、いい意味でアホばっかりなのが好きだ。ラストはやっぱり初稿のほうが好きかもしれないし、正直観てみたい。

裏切り者(2000年製作の映画)

3.0

汚職と殺人事件、さらに一人の女を巡り友情は脆くも崩れる…凄くありきたりな設定とストーリーと暗い画面と重い展開で序盤で観るのを止めようとまで思ったのだが、そこから急に事態が動き目が離せなくなった。
ホア
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