不貞を働いた妻を殺し遺産を得るために、あの手この手で策を凝ら主人公。しかしやはりシナリオ通りには事は進まない
何とか状況を打開しようと奮闘する主人公に何故か肩入れしてしまった。
サスペンスの古典的作品。幾何学模様をあしらったセットが不気味で印象的だった。最後の大どんでん返しでかなりゾッとしました。
このレビューはネタバレを含みます
イノセンスがテーマのザ・アメリカ文学的な作品。
無垢であろうとすること、また理想に生きることの難しさが描かれていた気がする。
大人と子供との境目で押し潰されそうな主人公たちに感情移入してしまってラスト>>続きを読む
終盤の駅のホームでのやりとりがとても好き。
「今日はどちらまで?」
「ちょいと西銀座まで」
「じゃあご一緒に」
「いい天気ですね」
「本当にいいお天気」
「このぶんじゃ二、三日続きそうですね」
「そう>>続きを読む
本当に特に理由もなく反抗してた。なんとなくムシャクシャする気持ちはわかる。あと主人公を演じてた役者がかっこいい。
ナチスによるユダヤ人迫害という重いテーマを扱いながらも、この手の作品にありがちな陰鬱さがあまり感じられず、全体的にコメディタッチで描かれていたのが印象的だった