shinyaさんの映画レビュー・感想・評価

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映画(397)
ドラマ(37)

空の青さを知る人よ(2019年製作の映画)

3.0

恋と夢の理想と現実を年齢差のある男女の群像劇で描いた本作。
監督脚本は今や名コンビとなっている二人。お得意のモラトリアムものとして感情を揺さぶってくる。
過去に置いてきた大きな理想は、今となっては大き
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IT/イット THE END “それ”が見えたら、終わり。(2019年製作の映画)

3.5

幼少期におったトラウマは大人になっても追いかけてくるぞ!
シャマランのヴィジットに出てた、裸の婆さんみたいの出てきて怖いぞ!
ロストボーイのポスター貼ってたし、エルム街の悪夢5が映画館でやってたぞ!
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いなくなれ、群青(2019年製作の映画)

3.0

階段島や自分たちの正体が判明したあと、その正体に対しての展開は捻りがあって面白かった。
ただ、それだけの映画でもある。

CLIMAX クライマックス(2018年製作の映画)

4.5

結局ギャスパー・ノエが好きなんですよね。オープニングから最高。

グレタ GRETA(2018年製作の映画)

4.0

ほぼ女性だけで展開され、男は仕事か何もしないかの蚊帳の外状態。
母性を利用した異常殺人という目新しさがあった。「ミザリー」などの80.90年代のサイコスリラーものを彷彿とさせる作品。
ユペール様の計画
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アンダー・ユア・ベッド(2019年製作の映画)

3.5

谷崎潤一郎や江戸川乱歩の人間椅子を彷彿とさせる変態性と恐怖を、倒錯した純愛として描く。一種のダークヒーローもの。

終始、飽きずに面白く観れた。
ただ、物語的にこの手の変態性を描く場合、あの終わりはあ
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クリシャ(原題)(2015年製作の映画)

3.5

同監督のイット・カムズ・アット・ナイトは駄作でしたが、これは悪くない。寧ろ良い。

冒頭から溢れ出る不穏感が堪らないのですが、どの国のどの家系でも必ず一人ぐらいは一族の集まりで迷惑を掛ける人はいるもの
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Girl Asleep(原題)(2015年製作の映画)

3.5

ウェス・アンダーソンやミシェル・ゴンドリーを彷彿とさせる、ポップで毒のある世界観が魅力的で70年代の衣裳や美術も素晴らしかった。

衣装の交換、フィンランドの娘との文通、女戦士、ドレスを着たがらないな
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108~海馬五郎の復讐と冒険~(2019年製作の映画)

4.0

松尾スズキ監督作の中でベスト作品。
過去作に比べて突き抜けた面白さがあり、コメディ作品としてあるべき姿がある。
役者陣も皆素晴らしかった。

笑えるシーンは多々あり、クライマックスのローション複数プレ
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ホテル・ムンバイ(2018年製作の映画)

4.5

無差別同時多発テロの悍ましが、目に余るほどに描かれていると同時に、話の軸はぶれずにスリリングな演出も含んだ娯楽要素もある群像劇となってましたね。

不寛容から来る排外主義が招いた、テロリズムの恐怖では
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ブラインドスポッティング(2018年製作の映画)

4.0

カルフォルニア州オークランドを舞台に、黒人と白人の幼馴染の二人の目を通して人種差別や隠れていた人種間の隔たりが浮き彫りになっていく。

今作では元からある差別は当然のことで、更には再開発による貧困層の
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ハーツ・ビート・ラウド たびだちのうた(2018年製作の映画)

3.5

父と娘が様々な現実的な問題に直面し葛藤しながら、音楽を通じて共に成長していく姿がとても心地よく、音楽が素晴らしかった。

夢を見ることの喜びと、夢を諦めることの哀しみの両方描きながら、その夢に対しての
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フリーソロ(2018年製作の映画)

4.0

世の中には、自らを極限状態に追い込み、死の淵の傍に嬉々として近付いていく人間が少なからずいる。
その行為は命知らずの馬鹿と呼ばれることもあるし、時には偉業と呼ばれることもある。
本作のアレックス・オノ
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毒戦 BELIEVER(2017年製作の映画)

3.5

ジョニー・トー版より、韓国映画らしいサスペンス要素の高まり、キャラクターの個性が強化されていて、純度の高い娯楽作品になっていて、良いリメイク。

WEEKEND ウィークエンド(2011年製作の映画)

4.0

8年前の作品だけども色褪せることなく瑞々しさに溢れていた。

ゲイ映画であるが、孤独な二人が刹那的に寄り添い、心が氷解していき、前向きに生きていく姿は、ゲイなど関係なく普遍的な想いであり、理想でもある
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ロング・ショット 僕と彼女のありえない恋(2019年製作の映画)

4.0

「マイ・フェア・レディ」や「プリティ・ウーマン」のような古典的な王道ラブコメをベースに、男女の立場を逆転して描いた作品。

前途の二作品は現代的観点から観ると、女性の主体性を無視した女性蔑視的な部分が
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クロール ー凶暴領域ー(2019年製作の映画)

4.0

アジャ久々の純粋パニックホラー作品はハリケーンとワニに襲われながらも失いかけていた父娘の絆を繋ぐ物語。

タイトな上映時間とシンプルな内容の中での濃密で緊迫した体験はジャンル映画として非常に正しい。
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真実(2019年製作の映画)

3.0

真実と事実を巡る家族の物語。
女優、演技から派生する虚々実々が織り成す絆もメタ的で面白かったですね。

フランス映画でも是枝節がしっかりと残ることへの関心と熟練度には感服しますが、
話としてはちと物足
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台風家族(2019年製作の映画)

3.5

偽物葬儀をきっかけに、私利私欲に溢れたバラバラの家族が、本物の絆を見つける1日を描いたブラックコメディ。

つよぽんが活き活きと演技してるのが伝わってきてそれだけでホッコリするのですが、役者陣は皆さん
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タロウのバカ(2019年製作の映画)

2.0

大森立嗣がデビュー作として構想していた作品というだけあって、若さ溢れる勢いを持って、見えない社会への怒りを叫び続けた少年たちの暗黒青春譚。

タロウは社会的にも映画的にも浮世離れしていて、何も知らない
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ジョーカー(2019年製作の映画)

4.0

冒頭、笑顔の練習をしながら黒い涙を流してるショット一発でアーサーの心情を表現するという華麗さが見事な幕開け。
しかし、蓋を開ければ最後に残ったのは混沌とした戸惑いであった。

ジョーカーと言えば、古く
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惡の華(2019年製作の映画)

4.0

青春や思春期とは、絶望や羞恥心の連打で、いつどのようにKOされてもおかしくない状況の連続だ。
映画や漫画に出てくるキラキラと煌びやな情景はまるで絵空事。
勿論、その絵空事に胸が踊ることもあるが、自分と
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宮本から君へ(2019年製作の映画)

5.0

「宮本から君へ」は幻想だ。
宮本浩は人間賛歌を手荷物に、この混沌とした時代を殴り飛ばしにきた偶像だ。

そう思うたび、宮本に「逃げるな」と引き摺られ現実に引き戻された。
いや、正確に言うと虚構の世界が
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アナベル 死霊博物館(2019年製作の映画)

3.5

可愛いアナベル嬢の集客力が凄くて、いろんな人たちを直ぐに呼び寄せてしまう。
最初のウォーレン夫妻の墓シーンでも既に沢山の人を呼んでましたね。
思い起こせば案外墓シーンのとこはベタに怖かった。

家での
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よこがお(2019年製作の映画)

3.5

深田監督らしい、不穏で居心地の悪さのある厭な映画。
勃起したサイのアソコは大きいと語り、犬になり、雄叫びをあげ、四つん這いで這いずり回る筒井真理子が拝める作品。
これだけ言うと疑いたくなるが全て真実。
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スケート・キッチン(2018年製作の映画)

4.0

MiuMiuの「Miu Miu Women’sTales」の1本として、クリスタル・モーゼル監督自身が発表した短編『That One Day』を長編化したのが本作。(短編はYouTubeで視聴可)
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神と共に 第二章:因と縁(2018年製作の映画)

3.5

第一章のメインキャラである使徒三人の物語。

前作よりアクション控えめのドラマ重視。
話の展開もど偉いことになっていき、時代劇パートありのマ・ドンソク可愛いパートありの、ジュラシックワールドありという
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神と共に 第一章:罪と罰(2018年製作の映画)

3.5

善人は輪廻転生出来るらしい!
楽しい地獄巡りの始まりだ!

と、いきなり楽しさ全開です。
ここまでの娯楽超大作でしっかり楽しませて、VFXのクオリティも堂々たるもので、改めて韓国映画の水準の高さを実感
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感染家族(2018年製作の映画)

3.0

ゾンビコメディものでも韓国映画へはここまでやるよね。

アス(2019年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

前作「ゲットアウト」で白人リベラル富裕層の人種差別を描いたジョーダン・ピールが、今作では潜在的格差社会の闇をコメディホラーとして炙り出した。

86年"ハンズ・アクロス・アメリカ"を闇の連結として利用
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サマー・オブ・84(2017年製作の映画)

3.5

前作「ターボ・キッド」でBMX版マッド・マックスを描いたユニット"RKSS"が、今回は「スタンド・バイ・ミー」などの80年代ジュブナイルやホラーにオマージュを捧げた作品。(ターボ・キッドはアップルちゃ>>続きを読む

メランコリック(2018年製作の映画)

3.5

死から生を実感するというのは、よくある話ですが、今作は東大卒の落ちこぼれ、銭湯が殺し屋の死体処理場などの設定がユニークで、主人公の成長譚をコメディとして描いてる。
設定では落ちこぼれですが、僕は彼が落
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ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド(2019年製作の映画)

3.5

タランティーノの1960年ハリウッドおとぎ話。歴史○○映画3作目。
今回はマンソンファミリーに惨殺されたシャロン・テートについて。

ストーリーが無く、ただただ日常を多幸感溢れる形で描きながら、一方で
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やっぱり契約破棄していいですか!?(2018年製作の映画)

3.0

生きる目的を失い、死にたい小説家志望の男と、暗殺者組合に属し、人を殺すことが生きる目的の老人。一見、正反対の二人だがそこから炙り出されるのは人生を生きる意義であり人生賛歌のブラックコメディ。

人は誰
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メモリーズ・オブ・サマー(2016年製作の映画)

3.0

1970年代末ポーランド。
12歳の少年ピョトレックは大好きな母と夏休みを過ごす。父は海外に出稼ぎ中。
ピョトレックはこの夏に大人たちの見たことの無い顔、恋と失恋、死や暴力を味わい、目撃する。そこで孤
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工作 黒金星と呼ばれた男(2018年製作の映画)

3.5

南北問題を絡めたスパイを題材にする映画は数多くあれど、さすが韓国。見事エンタメ化された作品でした。

権力を失わないために、敵が必要という状況が隣国の過去の出来事ではなく、現在進行形の日韓問題にも置き
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