シロさんの映画レビュー・感想・評価 - 13ページ目

幸せへのまわり道(2019年製作の映画)

2.6

子ども向け番組の司会者のトム・ハンクスが歌って始まるオープニングがとても良かった。ジオラマの世界がかわいい。ミスター·ロジャースの思考や哲学が興味深かった。子ども相手にも同じ目線で立てる人。死や離婚や>>続きを読む

10人の泥棒たち(2012年製作の映画)

2.2

「ルパン三世」に始まり「オーシャンズ11」のような泥棒一味ってワクワクするね。最初の盗みで、衣装チェンジからのワイヤーで壁をつたっていくシーンから心掴まれた。でも10人ともなるとキャラが把握しづらいし>>続きを読む

17歳(2013年製作の映画)

2.5

大人になった今は若い頃に戻りたいなって思う。でも子どもの頃は早く大人になりたいって思ってた。大人の世界に興味がわく時。自分の価値を試したい時。残酷にも美しい体、残酷にもそれを買う大人たち。思ったより奥>>続きを読む

ストレイ・ドッグ(2018年製作の映画)

2.2

刑事のニコール・キッドマン様なんて珍しい!って思って見たらいつもの美しいニコール様じゃない…。やさぐれててまさにストレイ·ドッグ。しかし17年前のニコール様の美しさは相変わらず、瞳に吸い込まれそう。1>>続きを読む

来る(2018年製作の映画)

4.1

ホラー映画はぜっっっったい観ないことにしてるんだけど、これは相性のいい中島監督作品なので。(監督自身のことは嫌いですが)。
あんまり怖さを感じなかった。それ以上に妻夫木聡へのイライラが上回った笑。それ
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マイレージ、マイライフ(2009年製作の映画)

2.5

こんなビターな終わり方だとは思わなかった。でも人の温もりを知れたから彼にとっては良かったのかな?クビを言い渡す仕事ってめっちゃしんどそう…。一方でアメリカを横断する仕事はちょっと羨ましく思えたり。私は>>続きを読む

キャラクター(2021年製作の映画)

2.4

題材はおもしろかったし、深瀬の演技も良かった。深瀬の役を本物の役者にやらせたらいかにも演じてるって感じが出るけど、元々おかしな人だから(偏見)本当にそういう人に見えた。ただ、深瀬の部屋の作りとか、最後>>続きを読む

ヒトラーに盗られたうさぎ(2019年製作の映画)

3.2

タイトルに惹かれて鑑賞。戦争映画は苦手だけど、子どもの目線から見た戦争に興味があったので。ユダヤ人虐殺が始まる前に国外に亡命したのは不幸中の幸いだったが、安寧した生活が戻ることもなく。文化や言語が変わ>>続きを読む

善き人のためのソナタ(2006年製作の映画)

3.7

最後のほうずっと泣いてた…。
時は1984年、社会主義の監視社会である東ドイツ。国家保安局の主人公は劇作家の男を盗聴する。
感情の起伏がなくて国家のために淡々と働くような主人公がだんだん変わっていく様
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聖なる鹿殺し キリング・オブ・ア・セイクリッド・ディア(2017年製作の映画)

3.2

結局どういうこと??訳が分からない…。少年と男が喋っている。別々に暮らしてる親子かな?違うみたい。元患者の息子らしい。ストーカーっぽい。ひょっとして少年の母親とくっついて欲しいのかな?いや、復讐だ…。>>続きを読む

トップガン(1986年製作の映画)

2.2

順番が逆になってしまったが「~ マーヴェリック」が面白かったので。オマージュがあちらこちらに見えて感慨深い。主題歌とともに始まるオープニングがめっちゃかっこいい。アイスマンがいるだけでなんか嬉しいし、>>続きを読む

ウィッシュ・ルーム(2019年製作の映画)

2.7

「オールド」とか「トランス·ワールド」とか摩訶不思議な世界に入り込むの好き。お願いすれば何でも手に入る部屋。夫婦がお願いしたのは…。子どもの純粋さが何より怖かった。「オールド」もそうなんだけど年数経っ>>続きを読む

ステイ・フレンズ(2011年製作の映画)

2.7

ずっと友達でいようと決めた2人、その関係は保たれるのか?起承転結分かりやすくて安心のラブコメ。果たして男女の友情は成立するのか、真の恋人とは…意外と考えさせられる。家族や上司など周りの登場人物も強烈。>>続きを読む

パーム・スプリングス(2020年製作の映画)

3.0

タイムループ物って今までたくさんあったけどまだこんなアイディアがあったのか。2人でループするのも楽しそう。途中で男は彼女がいなくなって落ち込んでたけど、彼女のほうはコツコツ勉強してたのが笑えた。それに>>続きを読む

マジカル・ガール(2014年製作の映画)

2.9

ゲロから始まるラブストーリー、ではなかった。極東のアニメのドレスが高すぎたせいで負の連鎖がループする。よく分かんないところもあったけど、空想で補ってもどれも最悪。私利私欲のために他人の力を借りても因果>>続きを読む

クロエ(2009年製作の映画)

3.1

不倫ものかと思って見たら愛憎渦巻く立派な百合でした。ありがとうございます。アマンダ・セイフライドお目目ぱっちりでめっちゃかわいいな~。ジュリアン・ムーアは言い方難しいけどあの歳でまだまだ現役な感じがし>>続きを読む

マイ・プライベート・アイダホ(1991年製作の映画)

3.1

リヴァー・フェニックスとキアヌ・リーブス、そして2人がバイクに乗ってる姿がただただかっこいい。名家の息子役にぴったりなキアヌ。リヴァーは彼自身の生い立ちと重なって辛かった。悲しいことにそれが演技に活か>>続きを読む

インビクタス/負けざる者たち(2009年製作の映画)

3.0

ネルソン・マンデラ大統領によってアパレルヘイトは撤廃されたが、まだまだ人種による差別が根付いていた。ラグビーによって国が1つになれるのだろうか?南アフリカのことを何も知らなかった。30年も牢獄にいてそ>>続きを読む

大統領の執事の涙(2013年製作の映画)

3.2

アメリカの負の歴史とともに語られる大統領の執事になった男の生い立ちから2人の息子の人生まで。全然アメリカの大統領のことを知らないけど人となりが見えておもしろかった。反面、黒人たちの壮絶な戦いは幾度とな>>続きを読む

モーリス(1987年製作の映画)

1.7

かっこいい男同士のBL。あまりにも美しすぎて同人誌かと思った。今となってはもう見慣れてる内容ではある。これを35年も前に撮ってるのがすごい。
日本では江戸時代まで同性愛については寛容だった。キリスト教
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籠の中の乙女(2009年製作の映画)

2.5

ヨルゴス・ランティモス作品は3作目。最後、この後どうなるの!?っていうブツ切り感が最高。間違った言葉、奇妙なゲーム、目隠しされた女性…この家族なんか変だぞってどんどん引き込まれた。どうしてあんな気味の>>続きを読む

オブリビオン(2013年製作の映画)

2.1

なんかよく分かんなかった。オルガ・キュリレンコが出てきてからおもしろくなるんかなと思ったらあっという間にヒロインが入れ替わっちゃたし。それ以降もあまりパッとしなかったかな。バイク乗ってる姿とかアクショ>>続きを読む

アド・アストラ(2019年製作の映画)

2.2

日本人にとっては宇宙人のトミー・リー・ジョーンズですが、ブラピにとってはお父さんなのでそのお父さんの行方を探しに海王星まで向かう。宇宙を舞台にしたSFってもっとワクワクした作品だと思ってたけど、この作>>続きを読む

ガンズ・アキンボ(2019年製作の映画)

2.1

目が覚めたら両手が拳銃にされておりデスゲームに強制的に参加されていた…。その設定以外、内容はありきたりで途中で目を離してもいいストーリーだったけど、このB級映画を生き生きしながら演じるダニエル・ラドク>>続きを読む

ロスト・イン・トランスレーション(2003年製作の映画)

3.0

ソフィア・コッポラ作品は4作目。ヒリヒリした疎外感や孤独感を描くのが上手い…。ある程度地位があったり、たとえ1人ではなくても人間は常に孤独な生き物なんだね。救いは死だったり豪遊だったり娘だったり…。日>>続きを読む

藁にもすがる獣たち(2018年製作の映画)

2.7

タイトル通りの映画だった。少しの欲望から転落の一途を辿る登場人物たち。それがなぜだか痛快だった。お金はこわい。ルイ・ヴィトンのバッグが繋がっていくのがおもしろかった。近くから見ると悲劇だが全体を俯瞰し>>続きを読む

トップガン マーヴェリック(2022年製作の映画)

4.0

前作未鑑賞だけど楽しめた。4DX最高。臨場感たっぷりでめちゃめちゃ良かった。今まで見たトム・クルーズの中で1番かっこよかった。特にビーチでアメフトやったシーン良かったなぁ。最後のほう感動してボロボロ泣>>続きを読む

KCIA 南山の部長たち(2018年製作の映画)

3.0

また韓国のヤバすぎる実話の映画。なぜNO.2だった男が大統領を殺したのか?緊張の糸が最後まで途切れなかった。当時の韓国政府が893にしか見えない…。キム部長からしたら18年前、よりよい国にするために革>>続きを読む

WASABI(2001年製作の映画)

2.8

期待せずに見たらけっこうおもしろかった。「レオン」を予想してたらだいぶ裏切られる。常にコメディ調で広末涼子に振り回されるジャン・レノが笑える。洋画に出てくる日本が好きなんだよね。2000年代の日本も懐>>続きを読む

真実の行方(1996年製作の映画)

3.2

このレビューはネタバレを含みます

なかなかこの絶望感、虚無感は味わえないわ…。「母親が愛してると言ってもその言葉を疑え。」そんな神のみぞ知る真実に立ち向かう弁護士たち。結局は彼の作った幻影の真実に精神科医、検事、陪審員、裁判官、味方で>>続きを読む

トイ・ストーリー4(2019年製作の映画)

2.1

公開当時、賛否両論あったけどそれも頷ける。だってあれじゃ相棒のバズと別れて女とくっ付いたようなものでは笑。おもちゃが意志を持って動く驚きやおかしさ、おもちゃとしての在り方や寿命などここまでのシリーズで>>続きを読む

空白(2021年製作の映画)

3.1

地獄のような映画でした😇邦画って現実的すぎて苦手なんだよな。しかし蒲郡が舞台じゃん。地元ではないけど近い。色んな見方ができる映画でもある。父娘の関係、加害者と被害者、善人と悪人、報道のあり方など。悪人>>続きを読む

処刑人(1999年製作の映画)

2.0

神の御名において処刑を繰り返す兄弟。しかしそれよりもヤバいのは刑事のウィレム・デフォーだった…。有能なのにちょっとイカれてる。ホモとかカマ野郎とかバカにするわりには自分が当事者とか。挙げ句の果てに女装>>続きを読む

幸せなひとりぼっち(2015年製作の映画)

3.4

全然知らない映画だったけど地上波でやってたので見たらめちゃくちゃ良かった。「グラン・トリノ」が好きな人は絶対ハマる。主人公はすべてに悪態をつく偏屈ジジィなのですが自殺しようとして…。隣人の奥さんの肝っ>>続きを読む

アイデンティティー(2003年製作の映画)

3.3

豪雨で閉じ込められたモーテルに偶然居合わせた男女が次々に殺されていく。犯人は誰なのか、その目的は?めちゃくちゃゾクゾクする展開でおもしろかった。登場人物も限られているので分かりやすかった。5回くらい驚>>続きを読む