shirokumagirlさんの映画レビュー・感想・評価 - 2ページ目

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パーム・スプリングス(2020年製作の映画)

4.0

爽やかなラブコメ。繰り返される閉鎖された日々の中で、何もかもが無意味なものであったとしても不変なものは肉体だけなのかもな。ナイルズはどれくらい長い時間同じ日を繰り返して過ごしたのだろうか。変化を恐れ今>>続きを読む

ペンギン・ハイウェイ(2018年製作の映画)

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なんとなく食わず嫌いをしていてようやく鑑賞し、まんまと素直に感動した。ファンタジーでありながら、ストーリーを動かしているのが人のことが好きという些細な感情だったのが良かった。お姉さんの声がめちゃくちゃ>>続きを読む

MOTHER マザー(2020年製作の映画)

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色々と考えたことはあったが、なんだか書ききれない。学校・あやとの出会いと母との共依存の平行線が周平にとって人生の分かれ道だった。ここでは大人たちがすべてを壊してしまっているが、その大人たち個々のことも>>続きを読む

TENET テネット(2020年製作の映画)

4.2

本当におもしろかった。極論を言えばおじちゃんのかまちょ映画。かまちょがあんなに壮大になるのかと笑ったが、実際この世界でも1人の権力者のどうでも良い鶴の一声で人が死んだりしていることを知らないだけだよな>>続きを読む

窮鼠はチーズの夢を見る(2020年製作の映画)

3.6

大倉忠義顔面大勝利・成田凌表情演技超絶大勝利映画だった。ライティングが美しい。屋上でイチャついているのをおばさんがハッ!てなっていたの、今後話に関係してくんのかと思っていたのに全く関係なくてウケた。行>>続きを読む

劇場(2020年製作の映画)

3.5

山崎賢人のいかにもなクズっぽい見た目と、下北の演劇関係の話という前情報だけでありきたりなクズ恋愛話なのかと身構えてたけれど、思っていたよりか良かった、良いシーンがあったと思えたのは原作が又吉だからだろ>>続きを読む

きみの鳥はうたえる(2018年製作の映画)

3.5

曖昧で絶妙なバランスで成り立つ関係が一番楽しくて瑞々しいのかも。白昼夢のような映画だった。

胸騒ぎの恋人(2010年製作の映画)

3.9

男女の三角関係だなんてクソほど興味がないし勝手にやってくれよ派だけれど、今作に関してはああ、マリーとフランシス、愛しすぎる。出会ったその瞬間から2人とも恋に落ちてしまったのね。2人とも幸せになってほし>>続きを読む

マイ・マザー(2009年製作の映画)

3.9

愛はあると自分でもわかっているのに、いざ自分が関係性の中に介入すると上手くいかない苦しさをまじまじと思い出す。特に家族だとどうしても諦めをつけ離れることができなくて、手を握ろうとした指に爪で引っ掻いて>>続きを読む

ジョン・F・ドノヴァンの死と生(2018年製作の映画)

4.5

他の作品と比べ分かりやすかった。ジョンもルパートもなんだかドランに面影が似ている。寄りのカットがとても多く、表情とそれに伴う内面に惹き込まれる。時々ぼわっと端の方から画面が黒くなって次のカットに移る演>>続きを読む

ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド(2019年製作の映画)

4.0

実際に起きた事件の事を思うと劇中でのシャロンテートの無邪気な笑顔がとても心苦しい。映画に殺人を教えられたと言い殺しを犯そうとする(または犯してしまった)ファミリーを映画によって、しかもタランティーノ節>>続きを読む

アデル、ブルーは熱い色(2013年製作の映画)

3.9

感情表現の描写がすごかった。劇中でよく「分からない」という言葉が出てきた。全体を通しても言葉で輪郭づける事をされておらず、ぼやぼやしておりカットも贅沢な長さ(良くも悪くも長い)。「分からない」という言>>続きを読む

愛がなんだ(2018年製作の映画)

3.4

自分は一体何を観ていたんだ....という感じ。映画への嫌悪ではなく映画の中の人物への嫌悪だと気がついた。人物をリアルに描かれていたからこそ、思惑がわかりすぎてしまう。だから嫌い。それほど嫌悪を感じると>>続きを読む

パラサイト 半地下の家族(2019年製作の映画)

4.3

めっちゃおもしろかった。とても丁寧に作り込まれている印象で、1カット1カットじっくりと夢中になって見ることが出来た。決定的な言葉を投げつけられた訳でなくても、些細な言葉が連なったことでピンと張っていた>>続きを読む

わたしは光をにぎっている(2019年製作の映画)

3.9

言葉のかわりに画面の隅々に生活からこぼれた光のようなものがあって、それらをじっと見つめる感覚になった。冬の朝のように静かでつんと美しい。本筋とはあまり関係ないが、先日亡くなったひいおじいちゃんの顔を見>>続きを読む

ジョーカー(2019年製作の映画)

4.5

ずんと心にのしかかってきた。まだ感想はかけない。すごい映画だった。

プロメア(2019年製作の映画)

4.0

アニメーションの力技。声優陣の声がとてもよかった。構図が振り切っていて、それもアリなのか!と思うシーンがたくさん。

天気の子(2019年製作の映画)

3.7

正直、前作君の名は。の感じと予告を見る限りあまり惹かれなかった。しかし、地元熊本の劇場まで新海誠作品が届いていなかった高校生時代から追いかけていた身としては観らずしてdisることは許されぬ、ということ>>続きを読む

未来のミライ(2018年製作の映画)

3.0

あれはくんちゃんの夢想と現実の境目が曖昧になった話だったのかな。
細田守、がんばれー!!!

きみと、波にのれたら(2019年製作の映画)

3.6

湯浅監督作品の中ではとても分かりやすい映画すぎて逆に頭の中でごちゃっとしてしまった(こっち側の勝手な話だけれど)。強い遠近法の構図、繰り返すシーンのテンポの良さやアニメーションの動きが良くて素敵だなあ>>続きを読む