愛犬家連続殺人事件をモチーフにした熱帯魚屋が巻き込まれる殺人事件。
熱帯魚屋が舞台になったおかげでジメジメした世界観に拍車がかかり素晴らしく陰惨な世界観を描けている。
でんでんが怖い…!
戦前から戦後にかけてのある洋服修繕屋の物語。
なにも考えないで生きてる人が大半で、そのなにも考えないという行為がいかに害悪かを描く。
しかし、シリアスなシーンの悪役を原田泰造にするのはいただけない…笑>>続きを読む
日中戦争末期のある村に招かれざる客が来る。
反日映画のようにも見えるがこの映画で伝えたい内容はそうではなくいわゆる全体主義への批判のように思う。
全体主義は村という単位でも、日本軍にも、国民党にも宿っ>>続きを読む
子供を事故で亡くした夫婦の苦悩を描く。
宗教絡みで難しいが堕胎、自慰、姦淫というキリスト教のタブーの根源である女性性を女子割礼により解放するという内容。
難しいテーマの割に対して深みもなく、冗長で退屈>>続きを読む
児童虐待に苦しむ少女の祈りは届くのか。
あまりに酷すぎる希望に胸が苦しくなる。監督が取り入れた人形を使っての撮影手法は最も効果的に醜悪さを表現できている。
原題はIRREVERSIBLE、元に戻せないの意。
この原題はミスディレクションで、本命は「時はすべてを破壊する」"Le temps detruit tout"の方。
その本当の意味に気づいた時、この>>続きを読む