沢田綱吉さんの映画レビュー・感想・評価

沢田綱吉

沢田綱吉

サンセット・サンライズ(2025年製作の映画)

4.1

東日本大震災にコロナ騒動、地方過疎化といった実際に起こったこと、起こっていることをベースとして展開されており、リアリティのある作品になっています。
そのため、感情移入しやすいメリットもあれば、受け入れ
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映画ドラえもん のび太の宇宙小戦争(リトルスターウォーズ) 2021(2021年製作の映画)

3.5

小人たちとの戦いに巻き込まれる構図なのでオチは読めてしまうのでドキドキ感は薄かったですね。
もっとドラマ性を強くしたりとか工夫が欲しかったように感じられました。

サンダーボルツ*(2024年製作の映画)

3.8

ヒーロー映画なので上質なアクションを期待してしまったのですが、肩透かしを食らってしまいました。
チームが組まれる前の戦いは迫力がありましたが、魅力的な能力が少ないのでドラマ性重視の作品なんだなと思いま
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ミステリと言う勿れ(2023年製作の映画)

3.7

ドラマ版を観ずに鑑賞したからか、いまいち本作の雰囲気をつかめずに最期まで観てしまいました。

ミステリー調なので謎解きを主に楽しもうと思っていたところ、人間ドラマがベースでしたか。
少し予習が必要な作
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スンブ: 二人の棋士(2025年製作の映画)

4.1

ダブル主演の作品は物語が進んでくるとどちらかに偏った描写になることが少なくないのですが、本作は終始師匠と弟子のラリーが続いていって観ていて気持ちよかったですね。

おたがい我を通すだけでなく、刺激を与
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サマーフィルムにのって(2020年製作の映画)

3.9

SFやら時代劇やら恋愛やらを全部入れ混ぜた作品。
ハチャメチャかと思いきや、伏線がいろいろ張り巡らされていて面白かったです。

ただ、個人的には最後は映画で表現してほしかったなという思いはありました。
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名探偵コナン 100万ドルの五稜星(みちしるべ)(2024年製作の映画)

3.8

テレビアニメや以前の劇場版のキャラを出したりしていて、コナンファンとしては見どころ満点の作品だったと思います。

平次の告白シーンも必見!

カラオケ行こ!(2024年製作の映画)

4.0

ヤクザとカラオケといういままでなかった組み合わせで、新鮮味を感じました。

ストーリーとしては割と展開が読みやすい構成に思いましたが、そのぶん安心してみることができました。

往年の名作映画をところど
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羅小黒戦記 ぼくが選ぶ未来(2019年製作の映画)

3.9

ストーリーは王道的な構成ですが、アクションは唯一無二のような高速展開が魅力的でした。

2人のローマ教皇(2019年製作の映画)

3.8

「神は不変」と教皇と「神は時代とともに変わっていく」と教皇。
どちらの言うことにも言い分があり、この2人のやり取りは見ごたえがありました。

そのため、ここの絡みがピークになってしまったなとも感じまし
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架空OL日記(2020年製作の映画)

4.1

OLのあるあるをここまで見せる作品に仕上げているバカリズムの手腕に凄みを感じました。

日常を切り取ったような映画なので派手さはないのですが、その分安定して面白いが持続していくのがいいですね。

キングダム 運命の炎(2023年製作の映画)

3.7

漫画の実写としては悪くない仕上がりですが、映画として面白いかと言われると個人的にはあまりかなと感じました。

北極百貨店のコンシェルジュさん(2023年製作の映画)

3.9

映画としては短いアニメですが、伏線回収がしっかりしていて見ごたえがありました。

劇場版モノノ怪 唐傘(2024年製作の映画)

3.8

アニメの画は相変わらず唯一無二のあつらえ。

しかし、ストーリーの展開なのか中身そのものなのか、イマイチどう話をもっていきたいのか見えなかったですね。

名探偵コナン 黒鉄の魚影(サブマリン)(2023年製作の映画)

3.7

黒の組織のメンバー総出で、なかなか面白かったですね。
個人的には、スマホでもプッシュ音があの曲なのはたまらなかったですね。

ただ、コナン映画に慣れてしまっていると、本作では物足りなさを感じるかもしれ
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ホールドオーバーズ 置いてけぼりのホリディ(2023年製作の映画)

4.2

迫力のあるシーンというのはないんですが、それぞれの人間性や過去や背景が少しずつ紐解かれていって面白かったです。
最近は派手さを求める作品ばかり観ていたので、こうしたじっくり仕上げていく映画をよりいいな
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シビル・ウォー アメリカ最後の日(2024年製作の映画)

3.0

まだまだ先は長そうだなと思ったところで急にクライマックスがきてしまい、展開についていけませんでした。

戦場カメラマンにスポットを当てた珍しい作品なだけに、作りが甘いのが残念。

憧れを超えた侍たち 世界一への記録(2023年製作の映画)

3.7

野球ファンにはたまらない作品でしょう。
個人的には、そこまでハマれなかったですが。
そこは好みの問題かなと思います。

大谷にダルビッシュ、村上に栗山監督と、主役級が多くてどこに感情を置いて観ればいい
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トゥルーノース(2020年製作の映画)

3.8

北朝鮮にケンカを売っていると受け取られてもおかしくない作品で、作品としてつくりあげたところにまずは拍手を送りたいですね。

ただ、映画として面白いかどうかは別で、辛い苦しいの連鎖していくのは耐えきれな
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グランツーリスモ(2023年製作の映画)

4.4

「グランツーリスモ」のゲーマーが、本物のプロカーレーサーになるノンフィクション映画。

カーレースものの映画といえば「フォードVSフェラーリ」が代表作としてあげられますが、そちらがアクションとして最上
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リバー、流れないでよ(2023年製作の映画)

4.4

こうしたタイムループものって1人とか一部の人しか移動しないってことが多いと思うんですが、本作は登場人物みんなループするので新しいなと感じました。

また、場所を変えにくいというのもループものでありがち
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碁盤斬り(2024年製作の映画)

3.8

草彅剛の演技に圧倒。
盤面もしっかりとしたものを用意していて、囲碁ファンとしても楽しめる内容でした。

ただ、終盤はちょっと失速した印象。
タイトルの伏線回収のためのラストみたいな感じで、個人的には碁
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エクストリーム・ジョブ(2018年製作の映画)

3.9

コメディ映画って個々人によってハマるかどうか分かれると思うのですが、本作は笑いが最後まで持続している感じがして面白かったです。

孤狼の血 LEVEL2(2021年製作の映画)

3.6

雰囲気が出ているのはいいことですが、あまりにも生々し過ぎるかなと感じました。

ラストもお茶を濁しているようで好みではありませんでした。

劇場版 SPY×FAMILY CODE: White(2023年製作の映画)

3.5

観やすさがあって子供が楽しめる作品になっているのはいいと思うのですが、あまりにも単調かなと感じました。

ある男(2022年製作の映画)

3.8

ミステリー調で好きな類いの作品なのですが、先の展開が読めてしまってあまりハマらなかったです。

途中から妻夫木聡の映画になってしまったので、もっと色んな人の視点に切り替えてわちゃわちゃしてもいいんじゃ
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怪物(2023年製作の映画)

3.8

このレビューはネタバレを含みます

前半と後半で、ガラリと雰囲気変えてきたなと感じた作品。

序盤は教師が生徒をいじめていると思わせ、教師目線に切り替えるミステリー調の映画なのかなと観ていました。

しかし、そこから小学生らの視点になっ
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オッペンハイマー(2023年製作の映画)

3.9

オッペンハイマーを中心とした核爆弾作りは、その後の背景を意識してしまうと複雑ですが完成した瞬間が本作のピークということに間違いはないかと思います。
戦争が終わってからの政治パートは、必要なのかもしれま
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岸辺露伴 ルーヴルへ行く(2023年製作の映画)

3.5

ストーリーはしっかりしているのですが、爆発力に欠けていて間延びしている印象を受けました。
また、岸部露伴のよさが生きない構成だったなとも感じました。

PERFECT DAYS(2023年製作の映画)

4.4

特別な展開を作らずに日常を描いているだけなのに、妙な面白さがありますね。

伏線回収や演出を求めてきた人にとっては、むしろ新鮮に映ると思います。
そして、物足りなさもない。

何がそこまで面白くさせて
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映画ドラえもん のび太と空の理想郷(ユートピア)(2023年製作の映画)

3.9

オリジナルストーリーでの映画ドラえもんの中で、久々にストーリーが洗練された作品がきたなという印象を受けました。

大きなものから小さなものまで伏線が張り巡らされていますし、「みんなが優等生の世界」に疑
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レッド・ワン(2024年製作の映画)

3.7

発想としては面白いと思うのですが、そこに演出乗り切りなかったなという印象を受けました。

もっと抑揚のある展開があってもいいのかなと感じました。

劇場版「進撃の巨人」完結編THE LAST ATTACK(2024年製作の映画)

4.0

内容としては、最後の最後を除けばテレビアニメ版と同様。

しかし、劇場版にすることによって、映画館の大スクリーンで観れるようにしてくれたところに本作の価値があります。

劇場版ブルーロック –EPISODE 凪(2024年製作の映画)

3.5

大好きなアニメ「ブルーロック」のスピンオフと聞いただけでテンション上がりました。
しかし、本編では明かされなかった裏設定をもっと盛り込んでくれてもよかったのではないかなと感じました。

ラストマイル(2024年製作の映画)

4.2

サスペンス物としては王道的、言い方を変えれば割と先を予測しやすい構成に感じました。

ただ、終始たたみかけてくる展開は圧巻。
ドラマ2作品とリンクしているのもあって、結果的に脇を締める役者も豪華。
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劇場総集編ぼっち・ざ・ろっく! Re:Re:(2024年製作の映画)

3.8

テレビアニメ版を観た方なら十分に楽しめる内容。
しかし、終盤をダイジェストで流されて作品全体として失速してしまったように感じました。