ShojiIkuraさんの映画レビュー・感想・評価 - 4ページ目

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花とアリス殺人事件(2015年製作の映画)

3.6

 映画「花とアリス」のキャストがどのように出会ったかをアニメにした作品。そもそもの設定を知らずに鑑賞。アリスの強さ・奔放さの裏にある、父と別れて暮らす寂しさ、花の少し認識の歪みもあるが中学生活を凌ぎき>>続きを読む

ガールズ&パンツァー 最終章 第1話(2017年製作の映画)

3.6

 ガールズ&パンツァーは、ちょっとだけミリタリー物プラモを作った経験者なら、出てくる戦車を見ているだけでも楽しい。そして、その戦車を作った国の国民性と、使っている高校の気性が重ねてあるのがニヤリとして>>続きを読む

ガールズ&パンツァー 最終章 第2話(2019年製作の映画)

3.6

 第2倭は大日本帝国陸軍の戦車が登場。はっきり言って、欧米戦車の性能に大きく劣り、勝ち目などないのだが、日本の国民性に欠ける(?)戦術を使ってで善戦するようだ。
 それも悪くはないが、強力な戦車同士の
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湯道(2023年製作の映画)

3.7

 フジテレビが製作にからむ作品らしく、豪華なキャストによるエンターテイメント制を感じさせながら、どこかほっこりさせられるコメディに仕上がっている。お風呂に浸かるかのように、肩の力を抜いて楽しむ作品だ。

THE FIRST SLAM DUNK(2022年製作の映画)

3.8

 スラダンは下の世代なのでそれほど熱い思いがないし、ヒット間違いない作品は少しシアターが空いてから観ることにしているので、今かな、と思って鑑賞。さすがにファンが多い作品だけに、期待を裏切らないよう丁寧>>続きを読む

009 RE:CYBORG(2012年製作の映画)

3.6

 大好きな石ノ森章太郎先生原作の、大好きな「サイボーグ009」。この映画の脚本も、石ノ森氏や009へのリスペクトを感じるし、コミック史、アニメ史に残る名シーン(個人的にはNO.1だと思っている)「地下>>続きを読む

どうにかなる日々(2020年製作の映画)

3.4

 タイトル通り、心の赴くまま、となかなか行かない現実の中、「どうにかなる日々」が過ぎていく…というテーマの3つのストーリー。アニメが嫌いでは全然ないが、実写で見たら全く違う印象だったのではと思う。(ア>>続きを読む

時をかける少女(2006年製作の映画)

3.8

このレビューはネタバレを含みます

 細田守氏を著名なアニメ監督へと押し上げた作品をやっと鑑賞。タイトルと主軸となる「女子高生によるタイムリープ」こそ原作及び原田知世版「時をかける少女」を踏まえているものの、ストーリーはかなり変えている>>続きを読む

魔法少女リリカルなのは Reflection(2017年製作の映画)

3.6

 なんかいつの間になのはのクラスメイト達はなのはやフェイトが魔導師であることを知っていて2人の練習バトルを見学したりしている。結界を張るがゆえ、見えないけど、なのはたちが守ってくれている認識してるのね>>続きを読む

魔法少女リリカルなのは Detonation(2018年製作の映画)

3.6

 後編は圧倒的なラスボスに全キャラがアベンジャーズとなって撃破していく。そしてなのはちゃんがいつしか無双状態に!一方時空警察の元々の部隊はザコキャラ扱いに。そう言えばどんなにやられても重傷者の報告しか>>続きを読む

劇場版 転生したらスライムだった件 紅蓮の絆編(2022年製作の映画)

3.6

 外伝的な内容なのでリムルは主人公ではない。安定の面白さ。ディアブロの存在感が増している。

魔法少女リリカルなのは The MOVIE 1st(2009年製作の映画)

3.6

 この作品に特に思い入れはないが、少女たちが闘うというのはアニメのド定番!にしても小3というのは年齢設定低すぎな気がするが…。家族も含め大人がほとんど出てこないのも気になる。
 それでも大人として焦点
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十二単衣を着た悪魔(2020年製作の映画)

3.4

 一見タイムリープのように見えるけど、実は絵本の世界に入り込むファンタジー。弘徴殿の一言一言がそのまんま名言集で突き刺さるけど、主人公の前半のダメぶりと後半の感情の揺さぶられ感がどうも同一人物のキャラ>>続きを読む

すばらしき世界(2021年製作の映画)

3.7

 皆で新たな門出をお祝いするシーンで終わって欲しかった。しかしむしろこのエンディングがリアルか。真っ直ぐだがキレやすく、暴力に中毒性を持つキャラクターは、何度もムショとジャバを行き来したキャラクターに>>続きを読む

ディア・ドクター(2009年製作の映画)

3.8

このレビューはネタバレを含みます

 いわゆる無医村を埋めるべく医療に従事するある医師。研修先としてその医師のもとについた研修医は、カルチャーショックを受けながらも、その医師に医療の本質を見いだしていく。
 一方で場面は警察の聞き込み調
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Bridal, my Song(2022年製作の映画)

3.6

 月曜が割引料金となるイオンシネマは平日にも関わらずチケット発券機に行列が出来るほどの人だったが、この映画のシアターに入ったのは私一人だけ。レイトショーとかなら今まで何度もあったが昼間でしかもサービス>>続きを読む

ソロモンの偽証 前篇・事件(2015年製作の映画)

3.9

 後編へとつなぐ前編として、かつての卒業生であるヒロインが母校に戻って「伝説の物語」を語り始めるという導入と、その事件やその後の騒動など、学校に嵐のような出来事が続いた末に、大人に振り回された生徒が、>>続きを読む

かがみの孤城(2022年製作の映画)

3.9

 鏡の中の世界(ファンタジー)と学校(現実世界)の対比。鏡は自分と同じ姿を映し出すが左右は反対。それを暗示するかのような安心する世界と不安な世界。ファンタジーの方は少しありがちな世界観だが、現実世界は>>続きを読む

そして僕は途方に暮れる(2022年製作の映画)

2.0

 久々の低スコア。しかし他の人の意外な好評価やスコアを見ると、僕には合わなかった、と言うことだろう。少なくとも主人公の親から上の世代で子をもつ人にはお勧めできない。主人公の姉と同じ感情を持つことに間違>>続きを読む

お終活 熟春!人生、百年時代の過ごし方(2021年製作の映画)

3.7

 就活やエンディングノートなどをテーマにコメディタッチながらためになる話しが残るホームドラマ。還暦を迎えた私には本当に身につまされる話し。自分の人生は生きているうちに振り返れる方がいいに決まっている。>>続きを読む

半径1メートルの君(2021年製作の映画)

3.4

 吉本興業プロデュースの短編映画集。タイトル通り、1つのセットのみで話が展開していく。これはすなわち吉本新喜劇の延長であり、普段コントで培われた日常の一場面の切り取り、ありそうでありえない展開の面白さ>>続きを読む

CURE キュア(1997年製作の映画)

3.4

 ジャンルで言えばサイコ・サスペンスか。この時代、と考えると良くできた作品だ。ずっと流れる不協和音や、精神疾患を患っている妻の奇行が歪んだ世界を彩る。何より犯行の動機の不明瞭さが、出演者全員殺されたり>>続きを読む

ムーンライト・シャドウ(2021年製作の映画)

-

 アートや哲学観が強い映画。その分日常、共感、感情移入というものから離れてしまう。せりふが少なく、アップが多い。音、光、匂いなど、感覚をくすぐる場面が多い。
 僕は少し合わないタイプかもしれない。この
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火天の城(2009年製作の映画)

3.8

 信長の居城、安土城の築城にまつわる話しを、史実に基づきつつ、エンタメ感を出すために脚色を加えている。ただ城を作るという話をよくここまで持ち上げたなと思う。しかし、こんなに大変な思いをして作ったのにわ>>続きを読む

どら平太(2000年製作の映画)

3.5

 豪華な脚本陣を知らなければ基本を踏まえた痛快な時代劇、で済むけど、この脚本陣を知ってしまうと、平凡と思ってしまう。

山桜(2008年製作の映画)

-

 奥ゆかしき日本の心を表している。感情を揺さぶられるような事はない。美しい花、美しい心をじんわりと味わう作品だ。

みをつくし料理帖(2020年製作の映画)

3.6

 素朴ながら美味しい料理。まっすぐな気持ちと、離れていても揺るがない友情。みおちゃんのテンポが全てを巻き込んで優しい気持ちになる時代劇。ライバル店の悪役ぶりが対極にあるからこそ彼女の存在に癒される。み>>続きを読む

花のあと(2009年製作の映画)

3.6

 この人と結ばれていたら…と思うのはよくあること。現実の夫となる許嫁が顔はともかく大飯ぐらいで下品でスケベ、とくれば、全くの他人事なれども、かつて思いを通わせた人の悲劇の仇を討つ方に流れていくのは必然>>続きを読む

小川の辺(2011年製作の映画)

3.6

 藩の改革を推進した功労者でありながらもお上への逆らいと脱藩の罪で追討されるという、そもそもの無情がある上に、その追討を義理の兄弟で友だった者に託される。時代劇はこうした無情と試練を、己の信念と正義を>>続きを読む

柘榴坂の仇討(2014年製作の映画)

3.6

 幕末~明治と時代が変わり、サムライとして生きてはいけなくなる中で、仇討ちという風習に拘る男の話し。主君の仇を討って自らも命を絶つために恥を忍んで生き続ける。令和に生きる我々にはとうてい共感できないが>>続きを読む

線は、僕を描く(2022年製作の映画)

3.8

 水墨画という渋~い世界に若い子達が情熱を注ぐがゆえに葛藤し、成長する物語。奥深い水墨画の世界をわかりやすくするために所々解説が入り、伝統の重さを引きずらないPOPな作り。清原さんの凛としたたたすまい>>続きを読む

土を喰らう十二ヵ月(2022年製作の映画)

3.6

 正直、瞼が重くなって閉じてしまう瞬間もあったが、その事がこの映画の評価を下げるわけではない。うたた寝をするような日常にずっと寄り添った結果だと思う。水上勉という山で過ごした実在した作家をモデルにし、>>続きを読む

MONDAYS/このタイムループ、上司に気づかせないと終わらない(2022年製作の映画)

3.9

 全く前情報なく(タイトルがストーリーをほぼ語ってるが)観に行ったシネコンの上映期間が11/17までというので特に期待せず観たら…むむっ、面白いぞ!年1~2本出会う、客を呼ぶ俳優も大きなスポンサー、プ>>続きを読む

必死剣 鳥刺し(2010年製作の映画)

3.7

 時代劇にはこのような無情を示す作品もある。切なさが残るが、これも時代劇の醍醐味とも言える。それにしてもあそこにいる全員が「この男の謀反ではない」と知りながら命により切りかかった挙げ句、何人かは返り討>>続きを読む