でにゐろさんの映画レビュー・感想・評価

でにゐろ

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ベテラン(2015年製作の映画)

4.0

前半のコメディと微妙なサスペンスは若干の退屈を感じたが物語がようやく本筋に入り始めると面白さが増してきた。後半の怒涛の展開は目を見張った。とにかくカーアクションはハラハラして緊張感が凄かった。アクショ>>続きを読む

怪盗グルーのミニオン超変身(2024年製作の映画)

4.0

キャラの個性が強くて見ていて楽しかった。でも超変身と言う割にはミニオンの変身があまり触れられてなくて少し残念。テンポよくて楽しめた。

ANORA アノーラ(2024年製作の映画)

3.7

スコセッシ監督の作風に似てるなと思った。会話劇多めだけどこれといった迫力や惨劇は無く中だるみした作品。出だしは好調で見飽きなかったが予告で言われてるように全てを得て全てを失った主人公の話がそのままそっ>>続きを読む

地獄の黙示録(1979年製作の映画)

4.2

前半100点後半0点と呼ばれる意味は何となくわかった。前半の広大な範囲を焼き尽くす迫力満点の爆撃や軍用機の数々に対比した綺麗な景色が視覚を退屈させない。ドキドキするしどこか美しく爽快さすら感じた。実際>>続きを読む

ハングオーバー!! 史上最悪の二日酔い、国境を越える(2011年製作の映画)

3.9

前作より面白さは少なかったけれど相変わらずインパクト強い内容だった。バンコクの雰囲気がかなりダークなのと景色の変化が無いから見応えがあまり無かったかな。グロいしエロいしで衝撃的だったけど。

トワイライト〜初恋〜(2008年製作の映画)

3.8

ワイヤーアクションがちょっとあからさまだったから吸血鬼の身体能力が不自然で気になった。話はテンポよくて面白かった。後半は特に吸血鬼間での亀裂が入り見ていて面白かったが、ロマンス要素が薄れていた。

366日(2025年製作の映画)

3.8

泣けると聞いていたけれど前半全然泣けず、というよりも先輩、ヒロイン共に中々めんどいし先輩結構くずなの萎えた。幼馴染が凄い奴すぎて応援してたし可哀想すぎて366日流れても幼馴染映るシーンだけ泣いてた。テ>>続きを読む

スナッチ(2000年製作の映画)

4.0

4ラウンドKO八百長試合がプラピのせいで上手くいかない話。最初に沢山の人間が出てくるせいで理解が追いつかないがあらすじ読んでぼーっと見ておくと案外分かりやすい構図。結構下らない映画だけどテンポよく、見>>続きを読む

バットマン(1989年製作の映画)

3.4

映画研究の為に鑑賞した。ニコルソン演じるジョーカーは小太りで不気味。ただティム・バートンワールドが序盤は薄かったが終盤パレードだったりミュージカル調だったりとバットマン作品の印象崩れる展開でそんなに好>>続きを読む

きみに読む物語(2004年製作の映画)

4.0

ライアン・ゴズリングかっこいいな。アリーが子供っぽすぎてノアが振り回されてた。全体的にテンポは一定で見やすくて面白かった。オチは正直序盤で察しやすいけど最後の締め方はお洒落で良かった。でも南部の富豪く>>続きを読む

ロスト・イン・トランスレーション(2003年製作の映画)

4.1

ソフィア・コッポラ作品は初鑑賞。スカーレット・ヨハンソンが馴染み深い新宿、渋谷に出てくるだけで不思議な気持ちになる。異色な街、東京で出会い、東京で恋に触れて東京で別れ行く、なんかエモいの権化みたいで凄>>続きを読む

卒業(1967年製作の映画)

3.8

ニューシネマ作品として有名な1作。ニューシネマの衝撃は薄いなと思った。それよりもロマンスに重きを置いたようなストーリー展開。正直主人公凄い気持ち悪いしストーカー気質だから感情移入しにくくて最後まで微妙>>続きを読む

X エックス(2022年製作の映画)

3.7

うーん微妙なホラー映画。なんというかOLD以上ミッドサマー未満みたいな人間の気持ち悪さとグロを使った最近特有のB級までとは言いづらいような映画。中弛みが激しくてちょっと飽きてきたとこで鮮烈なグロにエン>>続きを読む

マイスモールランド(2022年製作の映画)

3.8

来週監督が大学に来るから評価付けるの正直迷った、、、クルド人はニュースで騒音やご近所トラブルの話を聞いてあまり良いイメージは無かった。ただそれは部分的でしかなくてクルド人として生活する視点から見ると入>>続きを読む

ビートルジュース ビートルジュース(2024年製作の映画)

3.7

内容は割と薄くて見応えは感じられない。けどティム・バートン味を全開に出していた。色彩やらCGやら凄い目にくるグロさで眠気は飛んだ。あとテンポ良かったからこの点数かな。

GO(2001年製作の映画)

4.0

軽めのコメディから深いサスペンス、バランスよくヒューマンドラマと社会問題を混ぜていてとても見やすかった。窪塚洋介がかっこいい。柴咲コウもかわいい。シリアスになった時のショットがいちいちお洒落で惚れる。

ブラック・クランズマン(2018年製作の映画)

4.1

思った以上に綿密で面白かった。これ実話ベースなの凄いなあ。KKKに対する見方が少し変わった。野蛮で狂気的な集団だと思っていたから思ったよりも話の通じる奴らだったことに驚き。黒人は見たらボコボコにするの>>続きを読む

カラーパープル(1985年製作の映画)

3.6

原作と描写のすれ違いが多いと色々言われていたらしいが黒人差別や女性差別等を扱ったシリアスで重い作品の割りに見やすくてスピルバーグの技術が伺えた。サクセスストーリーのような復讐ストーリーのような脚本で前>>続きを読む

シング・ストリート 未来へのうた(2016年製作の映画)

3.8

前半はまぁあるある学園ドラマって感じの弱いもの逆転ストーリーを匂わせてきてたから退屈だった。だけど後半、PV撮影やライブでの校長を打ち負かす辺り、締め方も結構お洒落でぶっ飛んでいて良かった。曲よかった>>続きを読む

私はあなたのニグロではない(2016年製作の映画)

2.0

黒人差別の歴史についてのノンフィクション。ノンフィクションそもそも好きじゃないんだよね。鼻水やばくて集中できないし、映像作品としてもそんなに面白くなかった。ただ黒人差別に戦った人と理不尽に奪われていっ>>続きを読む

東京流れ者(1966年製作の映画)

3.7

とにかく色彩の使い方が凄い。古い映画って白黒茶とか無彩色が多い印象だっただけにこんなにも色彩強めな映画は雰囲気相まって斬新。内容は面白いけど展開はなんとなく読めてしまう。銃撃シーンはかっこいいしシーン>>続きを読む

グランド・イリュージョン 見破られたトリック(2016年製作の映画)

3.8

昔、こっちを先に見て何が何だか分からないままにしてた。1を見たからようやく点と点が繋がった。前のようなラストの衝撃はかなり弱く、中盤まで敵にかなり邪魔されているせいでテンポが悪かった。ホースメンらの活>>続きを読む

レッド・ドラゴン(2002年製作の映画)

3.7

うーん、、、ストーリーはパッとしないしキャラも立ってないから見所がそこまでない。前半は特に退屈。犯人描写が多いから入り込みやすいとこはあったけどハンニバルは中々出ないから残念。エドワード・ノートンあり>>続きを読む

ハングオーバー! 消えた花ムコと史上最悪の二日酔い(2009年製作の映画)

4.1

超おバカコメディ。かなりアダルトなシーンや下ネタ満載だった。テンポよく二日酔いの4人が何したか描かれるから見ていて飽きないし一つ一つがぶっ飛んでる。コメディとしてもめちゃくちゃ面白いし何回も声上げて笑>>続きを読む

或る夜の出来事(1934年製作の映画)

4.0

簡潔で良い映画だった、、、ローマの休日に脚本は似てるけど少し乱雑というかアメリカンというか。ロードムービー含めた愛の逃避行だけど緊迫感が無くて中盤は退屈。だけど終盤になって父親の優しさと理解が見え始め>>続きを読む

恋する惑星(1994年製作の映画)

4.0

これといって凄い展開とかは無いのに何故かずっと見ていられる、そんな美しくて楽しい映画だった。2本立てのストーリーで上手くバトンタッチして後半に繋がっていく。1つのケバブ屋?を舞台に2つの淡い恋愛が描か>>続きを読む

悪人(2010年製作の映画)

3.8

何が悪で何が善なのか。というよりもこの作品に善人なんて登場してないんじゃないかとも思わせる考えさせられる作品。深津絵里が良いキャラしていて最後まで妻夫木を悪人と認めきれずに呆然としてしまうのが辛くて辛>>続きを読む

最後まで行く(2023年製作の映画)

3.8

見たかった作品。岡田准一が凄い情けなくて弱々しかった。綾野剛共に素晴らしい演技で良質なサスペンスだなあと思いきや後半からややグダり、綾野剛爆破のシーンで生き延びたり結構リアリティ無くなってきた。なんで>>続きを読む

メイズ・ランナー(2013年製作の映画)

4.3

昔に見た。ホラーアドベンチャーとしては名作だと思う。けど思ったよりも世界観の規模がでかくて驚いた。迷い込んだとかではなく普通にそういう世界なのね、、、クリーチャーが中盤まで中々見られないのは焦れったく>>続きを読む

スラムドッグ$ミリオネア(2008年製作の映画)

3.7

序盤の勢いは凄まじく、クイズの回答が人生の経験と混じりあっていておぉーってなっていったが微妙なロマンス要素が段々とクイズの緊張感やストーリーのテンポを崩していった気がする。後半、結構無茶な展開で正解し>>続きを読む

ダラス・バイヤーズクラブ(2013年製作の映画)

4.1

HIV、身近にある危険性なのに全く実感は湧かない。だからこそこういう映画で危機感感じるのはとても大切。マコノヒーの減量もえげつないけどジャレッド・レトの女性役が凄い適任。製薬会社といい組織の腐敗にはと>>続きを読む

夕陽のガンマン(1965年製作の映画)

4.0

マカロニウエスタン作品。クリント・イーストウッドが渋くてかっこいい、、、というよりも身長が高いのかファッションが独特なのかわからないが一味に潜入した時、1人だけ雰囲気が圧倒的に違かった。銃撃シーンも良>>続きを読む

THE GUILTY/ギルティ(2018年製作の映画)

4.0

音で繰り広げられるサスペンス。主人公は嫌に人間味が強くて最初は好きになれなかった。ずっと風景は変わらずだが88分という短さと異常なテンポの良さで退屈せず引き込まれる。序盤から中盤にかけての面白さは衝撃>>続きを読む

キャスト・アウェイ(2000年製作の映画)

4.1

サバイバル映画。トム・ハンクスの体型の変わりっぷりが凄い。4年後で一気に体格が野性的になってる。キャラがほとんど出ないからウィルソンに情がわく。割とサバイバル術的な所は抜かしてトム・ハンクスの人生に焦>>続きを読む

アメリカン・ヒストリーX(1998年製作の映画)

4.1

人種差別に深く切り込んだ作品。エドワード・ノートンの演技は凄いがガタイの良さにびっくり。いつもナヨナヨしてる感じなのに全く感じさせなかった。怒りに身を任せても幸せにはならないし憎悪という重い荷物は消え>>続きを読む

マンチェスター・バイ・ザ・シー(2016年製作の映画)

3.4

受け入れているようで受け入れることのできない男。主人公は駄目男満載の人間だけど中盤は流石に不幸が重なるし演技が上手いせいで同情してしまう。淡々とした映画で展開が少ないけれど主人公の葛藤と甥との距離の近>>続きを読む