でにゐろさんの映画レビュー・感想・評価

でにゐろ

でにゐろ

(1963年製作の映画)

3.6

鳥の怖さが存分に伝わった。古い作品だから鳥の群れとかが襲ってくるシーンどうやって撮影するんだろとか思ってたら上手い具合に合成されてたし実物もかなり沢山いた。目玉をつつかれないかどうかハラハラしたし痛々>>続きを読む

ノーカントリー(2007年製作の映画)

3.9

中盤までのシガーのキャラ癖強感と恐怖がとても良くて見応えあったのに終盤考えさせようとしてくる脚本で一気につまらなくなった。単なるサイコスリラー的な作品で終えたらめちゃくちゃ面白かったのに疑問の残る後味>>続きを読む

ソウ(2004年製作の映画)

4.6

どんでん返しだし王道デスゲームホラーと知っててなかなか見なかった1作。だけど鑑賞したら最後まで緊迫感半端ないし脚本も緻密に練られていて凄い面白かった。途中犯人らしき人物が複雑に絡みすぎて混乱しかけたけ>>続きを読む

スカーフェイス(1983年製作の映画)

4.7

アル・パチーノの危なっかしい演技が最高だった。長尺の割に退屈せずに見ることが出来て良かった。途中テンポ悪かったけど。とにかく印象的なシーンが多くてマニーへの信頼が崩されたシーンでのアル・パチーノの顔の>>続きを読む

ニュー・シネマ・パラダイス/3時間完全オリジナル版(1989年製作の映画)

3.7

全体的に淡々としており中盤で一気にテンポが悪くなり結構退屈してしまった。恋愛パートがしつこいようにも感じてしまい自分には合わなかった。ただ最後のシーンの伏線回収は感動した。アルフレードがトトに30年分>>続きを読む

ランボー(1982年製作の映画)

3.3

あんまり好きじゃなかった。ド派手にドカーンといく映画だと聞いていたけどベトナム戦争帰りのランボーが現実に打ちのめされて暴走する映画だった。警察も悪いけどランボーも暴走しすぎで勧善懲悪的なものではなかっ>>続きを読む

十二人の怒れる男(1957年製作の映画)

4.5

古い作品の中では抜群の知名度を誇る本作。やっと見ることができた。簡単な内容で12人の陪審員が討論し合うだけでこんなにも面白くなるとは思わなかった。白熱する議論や度を越した偏見、キャラが際立っていて見て>>続きを読む

ウエスタン(1968年製作の映画)

3.7

西部劇映画は初めてだった。あんまり刺さらなかったけど話がまとまってて分かりやすかったから長尺が割と短く感じられた。敵や主人公にそこまで感情移入ができなかったから倒してもそこまで響くこともなかったな。

プラットフォーム(2019年製作の映画)

4.1

前々から気になっていた作品。設定が面白すぎてどんな展開が来ても見入っちゃう。ただ思ったよりもグロめでストーリー本筋が中々頭に入らなかった。結局色々と謎は多かったしこの穴はなんなのか分からずに終わった。>>続きを読む

レナードの朝(1990年製作の映画)

3.7

ロバート・デ・ニーロの演技が凄すぎて驚き。薬を開発して治療する映画かと思いきやその後が本題だった。短時間しか続かない効果で希望と絶望を交互に見せられる患者に対する倫理的な問題を提示。なんとも言えない終>>続きを読む

ターミネーター2(1991年製作の映画)

4.1

ターミネーター対ターミネーターでしかも前作の敵の800が味方になる激アツ展開。とても面白かったし1000の近未来感というかアンドロイドを表現する技術が凄い。前作と違ってターミネーターに芽生える感情と人>>続きを読む

ターミネーター(1984年製作の映画)

3.8

普通に面白かった。やっぱり名作なだけあって外れることはないなー。シュワちゃんは味方だと思ってたけど1では敵なの知らなかった。思ったよりもターミネーターのデザインにこだわっていて良かった。皮膚が剥がれて>>続きを読む

炎628(1985年製作の映画)

4.1

グロさは全体的には薄かった。西部戦線異状なしの様な戦争を通して描かれる惨さではなく白ロシア地方で起こるナチスの一方的な虐殺の惨さを描いた作品。その為全体的に迫力はあまり感じられず淡々と進むが、ナチスの>>続きを読む

ハンニバル(2001年製作の映画)

3.6

ジョディ・フォスターがいかに良いキャラしていたかが本作でわかった。交代してからなんかキャラが違う、、、余りにも強気で我が強い。内容もごちゃごちゃしてて終始まとまってなかった。ただ終盤の衝撃的なグロさに>>続きを読む

レディ・バード(2017年製作の映画)

4.0

思春期ヒューマンドラマ系統は苦手だったけど予想以上に楽しめた。主人公が見栄を張りたくなる気持ちもよく分かる。周りの子も悪い子ではない自分を生きてる子達で嫌いにはなれない。シャラメの役は思想偏りすぎてた>>続きを読む

ワイルド・スピード(2001年製作の映画)

4.5

作品数が多すぎて手の出せなかったシリーズ。せめて1作目はと思って見たけど人気な理由がわかる。めちゃくちゃに面白いしレースシーンも車の排気音も全てがカッコイイ。脚本もしっかりまとまっていて見応えあった。>>続きを読む

ブレードランナー 2049(2017年製作の映画)

4.4

実は先にこっちから見てしまったせいで意味が分からず評価もつけてなかった。だけどようやくブレードランナーを鑑賞し2049の解説も見直してブレードランナーシリーズとしての面白さがよく理解できた。前作は単純>>続きを読む

ブレードランナー ファイナル・カット(2007年製作の映画)

3.8

サイバーパンクな世界観が完璧に再現されている。東京というよりもTokyoな雰囲気。全体的にはレプリカントを捕まえるため奔走する話だったがレプリカントの寿命が短いことやレプリカント自身の心情を知ることで>>続きを読む

マトリックス(1999年製作の映画)

3.9

SFアクションの王道。設定がまず面白い。普通のSFとは視点の異なった作品で現実から疑わないといけない。映像も凝っていて近未来感ある演出と廃れた未来の世界観が上手く作られていた。結局キスのシーンに因果関>>続きを読む

ゴッドファーザー(最終章):マイケル・コルレオーネの最期(2020年製作の映画)

3.7

ついに見終えたゴッドファーザー三部作。皮肉にもマイケルが冷酷でなくなり普通な生き方を望めば望むほど地獄に落とされていく。過去にしでかしたことをいくら懺悔しても結局最悪の結果となって帰ってきてしまう。泣>>続きを読む

ワンス・アポン・ア・タイム・イン・アメリカ 完全版(1984年製作の映画)

3.8

完全版じゃない方にマークしてた。結構前だけどこっち見た。完全版は約4時間。当時よく我慢して見ていたなと思った。脚本は前半はギャングとしての人生、後半は仲間を裏切る主人公に数年後届く謎の手紙についてを描>>続きを読む

羊たちの沈黙(1990年製作の映画)

4.0

ホプキンスの演技が恐ろしすぎる。ただの変態殺人鬼だったらビルみたいな雰囲気で成り立つんだけどホプキンスの演技とキャラがよくできていてカニバリズムな殺人鬼に知的さがあるおかげでカリスマ性が感じられる。王>>続きを読む

オッペンハイマー(2023年製作の映画)

4.4

安定に面白かった。演出よりも脚本でみせてくる映画。唐突に始まる時系列の交錯はなかなか分かりずらい。実験での演出はかなりの迫力と映像美で呆然としてしまう。これはIMAXで見てよかった。原爆関連よりも前半>>続きを読む

トゥモロー・ワールド(2006年製作の映画)

3.8

終始暗い雰囲気で進んでいく。設定が複雑で途中よく分からなかったけど普通に面白かった。紛争シーンの迫力と演出凄いな。終わり方が悲しいけどお洒落。

燃ゆる女の肖像(2019年製作の映画)

3.7

とにかく画が綺麗、、、色彩豊かで自然が映える。内容は淡々と同性愛についてを描く。展開も少なく静かだったが綺麗な画とシーンカットに見惚れてあまり退屈はしなかった。28ページを絵画で見せていく演出お洒落だ>>続きを読む

ロード・オブ・ザ・リング/王の帰還(2003年製作の映画)

3.8

長かったー、、、終わったあとに若干余韻が残った。終わってしまったのかと。世界観が凄くて壮大なスケールを見事に表現出来ていた。ストーリーもブレることなく上手くまとまってた。だけどあれだけ恐れていたボス自>>続きを読む

ジャージー・ボーイズ(2014年製作の映画)

3.9

"君の瞳に恋してる"のシンガーがこんな壮絶な人生だったとは曲からは全く想像できなかった。中盤まではサクセスストーリー展開で見応え無かったが段々と険悪になるグループや娘との関係を描く辺りは面白かった。締>>続きを読む

フェイク(1997年製作の映画)

4.1

豪華タッグの潜入捜査官映画。アル・パチーノの不運なダメマフィア感が凄くて進むにつれて同情しちゃう。ドニーのやり切れない感情にも同情できるし2人の立場が複雑に絡まっていく度に辛くなる。中盤までは淡々とし>>続きを読む

レクイエム・フォー・ドリーム(2000年製作の映画)

3.7

誰も幸せにならない。ドラッグムービーなんてバッドエンドがお決まりだから分かってはいたがしんどい結末。ジャレッドの変貌ぶりというかこんな弱々しい演技できたんだなーって。前半が淡々としていて退屈したけど堕>>続きを読む

スリーパーズ(1996年製作の映画)

4.6

前半の勢いが凄まじくて画面から目が離せなかった、、、惨い少年院の状況がとても辛い。その後復讐のために裁判を開き立ち向かう過程が綺麗に描かれていて楽しめた。裁判は割と運で勝った感じあったけど。後半のやや>>続きを読む

ロード・オブ・ザ・リング/二つの塔(2002年製作の映画)

4.0

壮大な戦いの幕開けを表した本作。序盤までは大した展開もなく退屈したが段々と各方面で仲間ができて集まっていく感じがワクワクする。ゴラムが本当に良いキャラしてるわ。戦いの迫力もあって楽しめた。

変な家(2024年製作の映画)

3.5

ホラー映画は首と目にくる、、、体力すんごい削られた。最初は変な家の閉塞感から始まるホラー映画かと思ったら規模がでかくなってってそこからが期待はずれ。ホラー演出は良かったけど脚本がそれでいいのかって感じ>>続きを読む

ロード・オブ・ザ・リング(2001年製作の映画)

3.5

うーん、、、まだ序章だからなのかこれといって感情移入できず王道展開のファンタジーアドベンチャーを見せられた。映像は綺麗で設定も凝っていて世界観は細部までしっかり作られていると思う。けどキャラが弱いよう>>続きを読む

ダークナイト ライジング(2012年製作の映画)

4.3

いやぁ最高な締めくくりだった。ロビンやキャットウーマンの回収も本作でしてくれたし伏線もびっちり貼って回収してくれて良かった。哲学的な前作に比べアクション全開王道ヒーローものではあったがキャラも立ってた>>続きを読む

ダークナイト(2008年製作の映画)

4.2

ヒース・レジャーの圧巻の演技。ジョーカーの恐怖を最大限に引き出してくれたのが最大の功績だと思う。残忍さと戦うバットマン、その中で本当の善悪が何なのか葛藤させられる話。バットマンがジョーカーの思惑に負け>>続きを読む

バットマン ビギンズ(2005年製作の映画)

4.0

中々鑑賞せず時間経ったから流石に鑑賞。映像技術も去ることながら細部の作り込みが凄い。どこまでがCGなのか分からないほど全てがリアル。アクションも激しくストーリーも面白かった。敵が王道ではなく意外な所か>>続きを読む

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