たった4分、エンドロールを差し引くと3分ぽっちなのに誰がどう観てもカウリスマキ。
『パラダイスの夕暮れ』とか『マッチ工場の少女』とか、カウリスマキのオープニングお家芸は勿論、各映画中盤で観られるよう>>続きを読む
このレビューはネタバレを含みます
《総括》
僕にとってアリ・アスターはいつまで経っても肌に合わない監督。
だけど今回で多少和解に近づいた感触がしている。(ミリ単位かも知れないが)
コメディ部分では笑わせる部分が多かった。はじめ、>>続きを読む
少女の瞳というレンズを通して、という意味では前作と共通しているけれど『エル・スール』で見れば、そのレンズを通した父親、引いては男性性の物語だった。
対話する相手(娘)の成長に対して隠し通せない男性と>>続きを読む
映画を観て1日経った、あれは一体なんだったんだろうと思う。それくらいこの体験は異常だった。
フランケンシュタインの精霊に出会ったアナの行方不明は明らかに死の暗喩であるけれど、その死を以てアナが何を得>>続きを読む
人の営みを見せることに対する時間の使い方としてこれ以上にない程美しさを感じた。
定点長回しを多用したカメラワークも非常に魅力的で街から一つ一つ引き算されて行く人や灯、その場所の空気。
こういった映画>>続きを読む
どうしてケリーライカートの監督映画を観るとこんなに心が苦しくなるのだろう。
映画序盤では感じる気配も無かった虚無感に苛まれている。
親密な人との旅の終わり、別れ際のあの気持ち。離れた後どうやって過ご>>続きを読む
ケリーライカート視聴二作目。予想を大きく反して構成に社会的な面が目立つ。
たびたび言及される定住する場所としての家の(概念の)有無。
家が無ければ例え何処へ行ったとしてもよそ者にはかわりないこと。>>続きを読む