岩嵜修平さんの映画レビュー・感想・評価 - 26ページ目

岩嵜修平

岩嵜修平

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さらば、愛の言葉よ(2014年製作の映画)

2.5

これは、もう、分からないって言っちゃって良いんじゃなかろうか。難しいことは分からないとかじゃなくて、何も分からない。登場人物の関係性も、物語展開も、この作品を撮る目的も分からない。
雑に見える編集も、
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ビッグ・アイズ(2014年製作の映画)

3.7

ティムバートンの確かな演出力を再確認できる作品!
アート好きを自称する人間こそ観るべき映画かと!あなたが好きなのは、作品自身か、”有名な”作家による作品か。
自分を見つめ直すきっかけにも。

ティムバ
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ジョーカー・ゲーム(2015年製作の映画)

2.9

期待値を下げて見たら、思ったより面白かったアクションムービー。“邦画にしては”という条件付きですが。

サイタマノラッパーシリーズに、かまってちゃんムービーと、好きだった入江悠監督が、作品としての親和
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気狂いピエロ(1965年製作の映画)

3.2

恥ずかしながら劇場で観るのは初のゴダール。

難しいことはよく分からなかったですが、カップルの逃避行ものとして、楽しめました。
話の展開自体はかなり起伏があるにも関わらず、それを敢えて演出しない。物理
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ウォールフラワー(2012年製作の映画)

3.4

華やかで残酷な、この美しい

イケテナイ奴は万国共通。囲む環境のこの違いたるや!

監督のDT精神を存分に発揮した作品だと思います。頭が良いけど、周りに溶け込めずに独りで過ごす高校生活。理解者は国語の
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猿の惑星:新世紀(ライジング)(2014年製作の映画)

3.9

全く予想せずに泣けた。アクションもドラマも最高。前作観てたら、更に感動。
フルCGのキャラクターにここまで感情移入させる技術が凄い。そもそもの猿の惑星という作品自体からそうなのかもしれないけど、今の世
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インターステラー(2014年製作の映画)

4.0

もう語られすぎてて何も書けないけど、ノーラン監督の劇場公開作品全部観てきて、史上最高のノーラン映画でしたよ。もう、ノーランに溢れてる感じ。一つの集大成。

2014.12.20

アバウト・タイム 愛おしい時間について(2013年製作の映画)

3.4

ハズレを観るつもりで行ったら大当たり。
泣きたい気分の時、行くと良い。
自分の親との愛、兄妹との愛、友人との愛、恋人との愛、妻との愛、自分の子供との愛。全てが詰まっている映画でした。

2014.11
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百円の恋(2014年製作の映画)

3.7

噂通り、安藤サクラがもの凄かった。もちろん、ボクサー姿もサマになってたんだけど、変身前の演技がもう。ここまで出来る女優さん、日本に他に居るのかと。新井浩文の、あの空気読めない感じも良いなぁ。ストーリー>>続きを読む

日々ロック(2014年製作の映画)

2.0

『日々ロック』は期待はずれ。
入江監督は何処に向かうんだろう。あと、吉川みたいな奴が映ってた気がするんだけど、気のせいだろうか。

2014.12.02

6才のボクが、大人になるまで。(2014年製作の映画)

4.1

『6才のボクが、大人になるまで。』

もの凄い映画を観てしまった。
今までに無かっただろうし、これからもきっと、誰も作ろうとしない。

なんせ、12年間ずっと撮り続けてようやく出来た一本なのだから。
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リアリティのダンス(2013年製作の映画)

3.5

『リアリティのダンス』は監督の頭の中身を覗いてみたい作品 本年度NO.1。
ありがとう、アップリンク。
http://www.uplink.co.jp/movie-tag/minogashi2014
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ホドロフスキーのDUNE(2013年製作の映画)

3.8

ホドロフスキーにクラクラ。大林宣彦しかり、イカれたジジイは、いつまでもギラギラしててエネルギッシュだ。

2014.12.30

FORMA(2013年製作の映画)

3.8

観てる間は、長回しの連続にイライラしたけど、ラスト30分は凄まじかった。綿密に計算された設定があってこそのリアリティ。
あの光石研は、今まで見てきた中で一番凄い演技をしている。セリフも無いのに。
坂本
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海月姫(2014年製作の映画)

1.5

『海月姫』はものすごく疲れてる時に観ると良いんじゃないかな。結論ありきのストーリー展開、愛のないキャラ付けに、全体的にイライラするけど、歴代で一番可愛い能年ちゃんが見られます。菅田将暉も好きな俳優だな>>続きを読む

フューリー(2014年製作の映画)

3.7

『フューリー』は簡単に書けないけど、書く力が無いんで、観た方が良いよとだけ。戦争の現場の恐ろしさが痛いほどに分かります。偉い人たちにこそ観て欲しい。戦争という殺人現場には、マシーンじゃなくて、人が溢れ>>続きを読む

ベイマックス(2014年製作の映画)

3.5

『ベイマックス』は3Dドルビーアトモスで大正解。吹替用の画づくりもされてたみたいでお得でした。音が良いとアクションの迫力が増します。評判以上に楽しめた。毎回のことだけど、ショートフィルムも凄い。あの短>>続きを読む

そこのみにて光輝く(2013年製作の映画)

3.9

2015年初映画は『そこのみにて光輝く』。絶望の先に見える、その美しき光は希望なのか。重く暗い映画だけど、気持ちは軽くなった。この暗さが好きだ。

2015.01.01

天才スピヴェット(2013年製作の映画)

4.0

今年最後の映画が『天才スピヴェット』で良かった。大好き。
最近観た3D映画で、一番3Dの意味を感じた。
色々言いたいことはあるみたいだけど、僕は、家族の物語としてウルっときました。家族一人一人のキャラ
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アオハライド(2014年製作の映画)

1.5

比較するまでもないけど、『アオハライド』の残念さたるや。
三木監督、映像は好きなんだけどなぁ。桐島ではあれだけリアリティがあった東出高校生も今回は全くリアリティがない。それは年齢のせいではなく、世界観
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ゴーン・ガール(2014年製作の映画)

3.9

ネタバレになるから書けないけど、とにかく凄い映画。

役者が凄い。ストーリーが凄い。映像が凄い。トレント・レズナーの音が凄い。フィンチャー演出が凄い。
そして、人間って凄い。善も悪もない。怖い。
あの
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時をかける少女(2006年製作の映画)

4.2

【野外で時かけ!】

博物館で野外シネマ「時をかける少女」@東京国立博物館に行ってきました。

明日も開催するみたいなんで、『時かけ』好きは絶対行った方が良いです!

無料イベントですが、トーハクの入
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her/世界でひとつの彼女(2013年製作の映画)

4.2

今、最も好きな海外の監督を3人選べと言われたら、ミシェル・ゴンドリー、ウェス・アンダーソン、そして、スパイク・ジョーンズ。に今日なった。
この3人の新作であれば、テーマが何だろうと、誰が出ていようと観
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ぼくの伯父さんの授業(1967年製作の映画)

3.8

こちらも面白かった。まさしく、動きで笑わせる方法論をタチ自らが講師となって教えてくれるのだが、生徒がやっても笑えないことがタチ先生がやると笑える。
教室から飛び出て、様々なシチュエーションで紹介される
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ぼくの伯父さんの休暇(1952年製作の映画)

3.8

変なおじさんが、休暇をとるだけの話が、どうしてこんなに面白いのか。笑えるのか。歩き方は特殊だ。喋り方も不思議だ。行動も予想がつかない。でも、周りの人の行動は日常だ。普通だ。なのに、変なおじさんが交わる>>続きを読む

アクト・オブ・キリング(2012年製作の映画)

3.8

衝撃しかない。当たり前のように、自然に生きていることの延長戦に殺戮が行われた悲劇。かつて、加害者と被害者であった人が、共に日常を過ごす悲劇。人間性なんて関係ない。時代が、環境が、悪を生み出す。そして、>>続きを読む

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