ティムバートンの確かな演出力を再確認できる作品!
アート好きを自称する人間こそ観るべき映画かと!あなたが好きなのは、作品自身か、”有名な”作家による作品か。
自分を見つめ直すきっかけにも。
ティムバートンって、どうしても、その作家性の強い映像美が注目されがちなんですが、キャラ付けが本当に上手い。
過去の実写作品では、『ビッグフィッシュ』という作品が好きなのですが、全てのキャラに愛があるんですよね。わかりやすい悪役が居ない。今回のクリストフ・ヴァルツ(嫌な奴役がサイコー!)も、やってることだけを見れば完全なる悪なんですが、出自を聞いたり(それも殆ど嘘なんですが)、キャラを見てると、愛らしく思えてしまう。
エイミーアダムスも、魅力的でした。『her』でもそうでしたが、心が弱そうな人を演じさせたら天下一品!
チャーリーやダークシャドウなどが好きな人には、ティムバートンぽくない!と言われるかもしれませんが、僕の好きなティムバートン映画でした。
観た後にタマフル聞いたんですが、作品全体を通じての色遣いとか、もう一回観たくなる情報盛り沢山だったので、一回観た後で、タマフルのPodcast聞くのオススメです!
2015.02.01