ファンが盛り上がっているのは、キャラクター設定にまつわるサプライズなんですね。
今回、フーダニットがメインでもないし、謎解き要素も興味を引くものでもなかったです。
画も意外に乱れてましたね。
この邦題が付く前に、飛行機で見ました。
大人たちの、こじらせ気味の人間関係だけでなく、若者たちの真っ直ぐな心情も並行して描いているのが、いいですね。
いずれは彼らもオトナになるんでしょうけれど。
ウソのような本当の、なんとも気の毒な家族のお話なのでした。
家父長制の弊害があったとはいえ、誰も悪意はなく、家族みんなお互いを愛して頑張っているのに、この推移は“呪われてる”と語られても不思議はない>>続きを読む
グッとくるディテール描写があるとなお良かったです。
ニューヨークのフォトスポットには行ってみたくなりました。
なるほど、「アラビアのロレンス」に似た、共感できない歴史上の人物伝ですね。
思った以上のオールスターキャストで、あれ?この人もいる!的な、脇役に気づきが多い作品でした。
監督・撮影が強力なのはもち>>続きを読む
予告編の出来がすこぶる良くて、観に行きました。
そういうとき、本編の完成度と一致しないこともありますが、これはそんなこともなく、とても気に入りました。
長回しを厭わず、作中の空気感を維持する撮影の>>続きを読む
ずっとガン飛ばし続けてるゼンデイヤが最高なんですが、フローレンス・ピューのナレーションといで立ちも好きなのでした。
そりゃ、こんなキャストが真剣にやってたら、どんな世界観でも、凄い映画になりますよね>>続きを読む
長めの上映時間が全く気にならないストーリーテリングで、語りの巧さに自然に引き込まれます。英語中心で良かったです。
ドキドキ、ハラハラしない、淡々とした法廷シーンも良いですね。検察側が典型的な悪者っぽ>>続きを読む
アイディアもキャスティングも良いのですが、ちょっと冗長で惜しい。
アクションとしての見せ場の設定が、そこにその尺が要るかなぁ、と思ったり。
実話っぽいけど、まんま実話じゃないのですよね?
ガイ・リッチー 、いつもより贅肉を削ぎ落として、これはストイックな作りでした。
相変わらず、ヘンな監督の、ヘンなお話でした。
演劇のナレーションでふと眠気が…
達者な若手のキャストは、はてどこかで見たことある気が…だったのですが、調べると映画はなかったです。
監督は、シャーリーズ・セロンの「オールド・ガード」の人なんですね。
歴史的に抑圧されてきた、黒人で>>続きを読む
ウディ・アレンは、いつものようでありつつ、初期に戻ったようなクラシックなヨーロッパの監督達への敬愛をこれまで以上にストレートに出しているのは、老いからくる幼児化・退行?と思わなくもない。
2020年>>続きを読む
前作すっかり忘れていて、内容を覚えてなかったです。
新味がなく、展開はいろんな作品のパッチワークのような印象でした。
原作とはタッチの異なる杉元とアシリパなのに、成立させられてるのはいいですね。
キャスティングはどれも成功していると思いました。
動物のCGはよく出来ていて、食事シーンがどれも美味そう。
先住民族へのリ>>続きを読む
ミスリードとヒネリの多い、異色作ですね。
ジャンルも知らない方がいい感じ。
バリー・キオガンのキモ演技は、脳裏に焼き付きます。
他のキャストも光っているので、そのアンサンブルも見事でした。
想像してたより面白い部分もありつつ、でもちょっと長く感じました。90分台で綺麗に終われるくらいがいいのでは。
観ている最中は、舞台劇が原作に違いないと思わせる出来でしたが、映画オリジナルのようですね。
原則お店の中だけに限定して、少人数による凝縮された芝居でストーリーが展開されるのは、スリリングでした。
降霊術を回し飲みドラッグのように楽しむ、愚かなティーンエージャーという設定が、ユニークですね。
やめときゃいいのに、余計なことをするのはお約束で、その結果、うわぁ、となる展開に反応してしまい、作り手の>>続きを読む
本編冒頭に、カンヌの男優賞受賞と出るので、どうしても、始まってしばらくは、このトーンで賞とはどういうことだろうと思い、展開に探りを入れてしまう自分がいました。最終的に、そうか、とは理解するのですが。>>続きを読む
優等生過ぎ、八方美人、フラットすぎるのは、イマドキの配慮によるのでしょうか。
感想が書きにくい作品でした。
午前十時の映画祭で。スクリーン環境でジェリー・ゴールドスミスの音楽を聴きたくて行きました。
ガッツリと傷のあるフイルムコマがあるわ、ブロックノイズも出るわの上映素材でしたが。
期待のバヨナ監督作品。
地味(抑制せざるを得ない)なトーンながら、語りにはちょっとヒネリありでした。
「生きてこそ」は封切りで観ていますが、ディテールはすっかり忘れていました。
なので、なかなか助か>>続きを読む
レギュラーキャラクターたちの出番をうまく配置して、親子3人の見せ場もしっかりあるので、ファンの期待には応えていますね。
下ネタに振ったのは予想外でした。
神様には笑ったけど。
アリシア・シルバーストーン、わからなかった!いい感じの熟女になりましたね。
ブラッドリー・クーパー、すごいですね。
主人公のセクシャリティについての描写は、正直なところ他人事な訳ですが、作品トータルとしての力量と完成度は、想像を超えてました。
指揮の見せ場もちゃんとあり。カ>>続きを読む
なるほど、横溝正史風な土俗ミステリにインスパイアされた世界観なんですね。
いまどきの女性が反応してるのは、ソコじゃないんでしょうけど、そういう掛け算が成功をおさめる様を見るのも面白いです。終映後の女>>続きを読む
リドリー・スコット、いい歳なのに走ることをやめないですね。
合戦シーンは思いの外のスケール感があって感心しました。
北野組オールスターキャストの感もあり、贅沢な時代劇大作ですね。
風雲たけし城のようでもあったけど。
余談ながら、寛一郎のシーンでは、佐藤浩市の「文学賞殺人事件 大いなる助走」を思い出したりしたので>>続きを読む
スクリーンでは、封切り以来の再見。
とても久しぶりに、劇場空間でジョン・バリーの音楽に浸れて、満足。
全般的に、小ネタで受け狙いをしている感じでした。
作ってる側が、MCUつなぎの一本として、それでいいと思ってるのも察せられます。
猫好きには喜ばれるのかな。
まあ、優等生的というか…。
時代設定で稼いだプラスポイントが、後半の予定調和でマイナスされていく感じでした。
浜辺美波と山田裕貴が良かったです。
シリアスな話ゆえに、既存楽曲でモスラやキングコング>>続きを読む
なるほど、「めまい」を彷彿とさせるところがありました。
けれど、監督・脚本(ほかいろいろ)のロドリゲスは、フェティシズムを嗜んでいる訳ではなさそうで。
ウィリアム・フィクナーが久しぶりに出番が多い>>続きを読む