しましまさんの映画レビュー・感想・評価 - 21ページ目

ぼくらの七日間戦争(1988年製作の映画)

3.5

体制への反抗。尾崎豊の世界観の具現化のような映画。とはいえ決して暗く重くはない。
「時代」って言ってしまえばそれまでだけど、思春期であれば大人や社会に対する不満なんてものはいつだってあるもの。
もちろ
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オースティン・パワーズ:デラックス(1999年製作の映画)

3.8

ほぼ延々下ネタだし、くだらないけど、このくだらなさが本当に心地良い。
「爆笑」が続くのではなく、プッて吹いちゃうような笑いが詰まってる感じ。笑いのとり方は実にくだらないんだけどね(笑)
大統領役にティ
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グーニーズ(1985年製作の映画)

3.5

子供の頃に観て以来(当時はテレビでよくやっていた)、久々の鑑賞。
言ってしまえば、ただの青春冒険譚なんだけど、それだけではなく大人が観たって童心に帰りワクワク出来る。いつまでもそういう気持ちを持ち続け
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YAMAKASI ヤマカシ(2001年製作の映画)

3.0

アメリやTAXi人気で火がついたフランス映画ブームの中の1本。今でいうところのパルクール集団によるパフォーマンスムービー。
ストーリー云々よりアクロバットを楽しもう。

スフィア(1998年製作の映画)

3.3

豪華メインキャストにアビスを彷彿とさせる深海映画。この翌年にディープブルーもあったし(これもサミュエル・L・ジャクソンか)、流行ってたのかな?
スフィアの名の通り作中に出てくる謎の球体。これに入った人
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世界侵略:ロサンゼルス決戦(2011年製作の映画)

2.6

いつだったか地上波でやってたのを観たけど、何だろう、この手の映画ってその時は面白いなーとおもっても後々全然印象に残らないんだよね。
似たような映画が多すぎるのか。
とりあえずミシェル・ロドリゲスの「カ
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バトルシップ(2012年製作の映画)

2.4

この2、3年で観たはずなのに、全く印象に残ってない、、、
ものすごくつまらない!とは感じなかったんだけどなぁ。

スキヤキ・ウエスタン ジャンゴ(2007年製作の映画)

3.1

設定は吹っ飛んでるけど、キャストもすごし衣装もオシャレ。
邦画なのに西部劇という異色作。ミュージカルシーンはないけど、ウエストサイドストーリーみたいな。
タランティーノが出ていたり、セリフが全編英語(
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SF サムライ・フィクション(1998年製作の映画)

3.6

ミュービックビデオ監督で有名な中野裕之監督(これが映画初だっけ?)。
時代劇を若者向けにスタイリッシュに昇華させた手腕、そして映像の魅せ方が巧い。
キャスティングも渋いし、布袋の存在感がすごい。音楽も
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ELECTRIC DRAGON 80000V(2000年製作の映画)

3.0

無茶苦茶な設定だひストーリーなんてあってないようなものだけど、正にロック!
くだらなカッコいい(笑)。

スウィートホーム(1989年製作の映画)

3.4

今観たら大したことないのかもだけど当時としては最新の技術を駆使したバブリーな和製ホラー。
子供の時に地上波で観てトラウマになるくらい怖かった。
版権かなんかで揉めたのか、ディスク化されていないのがほん
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おおかみこどもの雨と雪(2012年製作の映画)

3.8

数年前飛行機内で鑑賞。
田舎の原風景も相まって、ありえない話だし、ともすればSF色が強くなってしまう設定を感じさせない、ものすごく優しく暖かく、そして力強い作品。愛するという素晴らしさ、責任、覚悟がよ
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スカイ・クロラ The Sky Crawlers(2008年製作の映画)

3.5

原作のファンでかつ押井監督がメガホンを取るということで期待大で劇場へ。
全体的にはまぁ普通によかったと思う。(自分のイメージする)原作の世界観に近かったし、戦闘シーンも迫力があった。
だからこそ、声優
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菊次郎の夏(1999年製作の映画)

4.0

北野映画で1番らしくないけど、らしい作品。
随所に散りばめられたシュールだったりベタな笑いに、その分落差のある切なさ。
タップの導入、久石譲の音楽など先鋭的かつ温かい。
若干笑いのとり方に際どさがある
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ジーパーズ・クリーパーズ(2001年製作の映画)

2.0

全然期待外れだったという記憶しかない。
とりあえず再鑑賞の日(そんな日が来るのかは謎)まで記録。

ザ・マジックアワー(2008年製作の映画)

4.3

三谷幸喜の真骨頂。
シナリオも最高だし、セリフ回しの巧みさ、キャストの活かし方も素晴しい。
デラ富樫の名(迷?)シーンは何回見ても笑ってしまう。
どこかの旅行帰りの飛行機内で観て笑いを堪えきれなくて、
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大丈夫日記(1988年製作の映画)

4.7

このレビューはネタバレを含みます

原題:大丈夫日記
英題:Diary of a Big Man

超エリート証券マンのユンファがひょんな事から知り合った二人の女性(ジョイ・ウォン、サリー・イップ)とひょんな事から2重婚生活をするという
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アナコンダ(1997年製作の映画)

2.9

これ以降乱造されるシリーズが例外なく駄作なので、それに比べたらマシというレベル。
ジェニロペを筆頭に何故か無駄に豪華なキャスト。
オリジナルのクリーチャーではなく、本当にいる動物、というところに恐ろし
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バトルランナー(1987年製作の映画)

3.6

最近観なくなったけど、当時はやたらテレビでやってたイメージ。ターミネーターのヒットでシュワの人気が爆発してから、これとコマンドーとコナン・ザ・グレートとプレデターをエンリピしてたくらいの記憶(笑)。>>続きを読む

リプリー(1999年製作の映画)

3.5

アラン・ドロン主演「太陽がいっぱい」のリメイク。
リメイク元が良すぎて不遇ではあるけど、如何せんトム役のマット・デイモンが若干の「なんかちがう」感。衝撃のラストシーンも含め演技は素晴らしかったけど、む
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太陽がいっぱい(1960年製作の映画)

4.0

そもそもこれが「リプリー」のリメイク元だと知ってる人はそんなに多くなさそうだけど、断然こっちの方が。
ストーリーはほぼ同じながらアラン・ドロンの野性味溢れるカッコ良さが際立っている。全体的なセリフ回し
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誘拐(1997年製作の映画)

3.9

この作品を観るまで邦画をあまり観なかったんだけど、すごくエネルギーを感じたし、ラストは衝撃だった(当時は純粋だったw)。
むしろ邦画に興味を持たせてくれた思い出深い1作。64観たらまた観ようかな。

アルビノ・アリゲーター(1996年製作の映画)

3.6

ほぼバーの中だけでストーリーが展開していく。先日観た「ヘイトフルエイト」みたいだなぁと。
いやヘイトフルエイトがアルビノ・アリゲーターみたいなのか。
何にせよこういう作風は好き。
名優ケヴィン・スペイ
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ブレア・ウィッチ・プロジェクト(1999年製作の映画)

2.5

ハンディカム撮影での先駆けで当時話題になったりしたけど、画面酔いはするし、期待しすぎてた所もあるけど、観終わった後の「はぁ…」という感じしかなかった。
今観ても面白いとは思わないだろうな。

バニラ・スカイ(2001年製作の映画)

4.0

夢と現実の狭間の危うい描き方が絶妙。
オチを知ってから見直すと、何故空が青とバニラ色に使い分けられてるのかとか、細かい伏線が隠されていてより面白い。

レディオヘッドで始まりポール・マッカートニーで終
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ジュマンジ(1995年製作の映画)

4.0

昔よく「またかよ!」ってくらいテレビでやってた記憶。
すごろくで止まったマスの出来事がリアルに起こる…ってもうこのアイデアとVFXの勝利だよねー。
散々CMでも流れてるけど、書斎をぶち破って街になだれ
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卒業(1967年製作の映画)

3.6

たぶん最後に観たの20年前くらいかな。有名なラストシーンとかミセスロビンソンの誘惑シーンあたりの衝撃しか記憶にないけど、昔ながらの名作だったと思う。
サイモン&ガーファンクルの楽曲も秀逸。
いま観たら
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ミッション:インポッシブル(1996年製作の映画)

3.8

往年の名ドラマ「スパイ大作戦」のリメイク(言うてもドラマ版は再放送でかるーく観たレベル)。
トム・クルーズが20年経った今でもイーサン・ハント演ってるのもすごいけど、もう他にできる人いないよなぁ。
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アサルトガールズ(2009年製作の映画)

2.0

そこまで嫌いじゃないけどアヴァロンレベルを期待していたため、肩すかし感はハンパない。
モンハンの実写版みたいな感じなんだろうけど色々と中途半端で、薄い。どうせなら戦闘シーンを無双ゲームみたいにするとか
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GHOST IN THE SHELL 攻殻機動隊(1995年製作の映画)

4.1

押井守もロクに知らず、アニメにも全く興味がなかったが、公開当時たまたまもらった鑑賞券で前知識なしに劇場に行き、座席から何度も引っくり返りそうになった。それ程の衝撃だった。
アニメに対する既成概念はあっ
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狼/男たちの挽歌・最終章(1989年製作の映画)

4.1

スローモーション、二丁拳銃、鳩、教会…それがジョン・ウー。ザ・香港ノワール。
「男たちの挽歌」とタイトルされてるけど、あの本家シリーズとは全然つながりはない(原題も全然違うし)。だが紛れもない名作。
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交響詩篇エウレカセブン ポケットが虹でいっぱい(2009年製作の映画)

2.9

テレビアニメの映画版ってリメイクや続編が多いイメージだけど、これはアニメ版のパラレルワールドとなっており、おまけに登場人物の性格(人格)を全く変えてきたという。設定上仕方ないけど、ここが賛否別れるとこ>>続きを読む

風雲 ストームライダーズ(1998年製作の映画)

4.3

原題:風雲雄覇天下
英題:The Storm Riders

20年前くらいに現地の映画館で初鑑賞。初めての香港旅行で地元の小さい(汚くてクーラーもロクに効いてない)映画館だったけど、ほぼ満席だったの
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ちはやふる 下の句(2016年製作の映画)

3.5

上の句からの流れで「全国編」とも言うべき本作。
前作では感動したかるたの競技シーンは少し見慣れた感はあるけど、それでも手に汗握る展開は充分。
そして何よりクイーン松岡茉優の存在感!
欲を言えばエンディ
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ちはやふる 上の句(2016年製作の映画)

3.7

迸る情熱。
たかが青春、されど青春。
「若い子の映画」と侮るなかれ、様々な人間模様が交錯し、大会のシーンでは思わず声を上げてしまうほどの迫力。
部員それぞれのキャラクターも非常によい。そして何より尋常
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チャッピー(2015年製作の映画)

2.8

人知を超える人工知能って結局は人間のエゴなのかね。「マトリックス」の発端もAIが自我を持ちすぎたからだし…。
軽めな作りにはなってるけど、テーマは重く深い。舞台をあえて南アフリカにしたのも、ね。

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