しまかなさんの映画レビュー・感想・評価

しまかな

しまかな

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哀れなるものたち(2023年製作の映画)

4.5

帰国して、学校終わりの金曜日に。

独特すぎて始めはがっかり感と嫌悪感、それからちゃんと色付いて不思議な夢物語にもシニカルな突っ込みが入って、受け入れやすくなってきたところでの、彼女の成長にぐいっと引
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君たちはどう生きるか(2023年製作の映画)

4.7

日本に帰国してすぐに、映画館で。

ジブリ作品のモチーフが散りばめられていて、台詞や場面を思い出すのが楽しかった。でも、古き良きではなくて、ストーリーもアニメーションも時代に合わせた形になっているよう
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カレとカノジョの確率/一目で恋に落ちる確率(2023年製作の映画)

4.0

カナダにて、姉のおすすめ。

本当はどっぷり浸って経験に重ねながら感動して思いっきり泣きたいようなテーマをいくつも含みつつも、テンポよくストーリーが進むのが時代に合っていて、よき娯楽時間でした。
音楽
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tick, tick...BOOM!:チック、チック…ブーン!(2021年製作の映画)

4.0

カナダにて、Netflixで視聴。

実話自体の知識もないまま、彼を夢を追いかける恋人と重ねて見続けた。30歳を迎えること、旅行したニューヨーク、舞台の仕事、色んなことを考えながらプレッシャーとか苦し
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オズの魔法使(1939年製作の映画)

4.3

カナダにて、夏の夜に公園シネマで。

オズを観に来た人たちは何だかみんな魅力的で、隣の娘3人がパパに抱きつく姿も、後ろで大笑いするカップルも、おかげでとても幸せな時間だった。
いつまでも、"フェアリー
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マイ・ガール(1991年製作の映画)

3.8

カナダにて、Netflixで視聴。

みんな(大人たち)が彼女を"Sweet honey"って呼ぶのが印象的だった。甘くて危うくて惹かれるその感じを、形にしたような作品みたいな。

ホイットニー・ヒューストン I WANNA DANCE WITH SOMEBODY(2022年製作の映画)

4.5

アメリカ旅行の飛行機にて。

先日のラジオで、"彼女がいかに時代の被害者だったか"(今となっては相当悪質な対応を受けた)を取り上げられていて気になっていた。世間が未熟だったことによる、関係者かつ精神的
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映画 聲の形(2016年製作の映画)

-

トロントにて、英語版で視聴。

途中から日本語に変えたらしっくりきて、言葉の表現や文化がしっかり絡んでいるのだと実感しながら観た。

コクリコ坂から(2011年製作の映画)

4.7

トロントにて、英語版を視聴。

旗を上げる、自転車に乗る、海が見える、学校の仲間たち、手嶌葵の歌、ストーリーも細かい心理描写もユーモアも詰め込まれる全てが好きだった。とても良かった。

ゲド戦記(2006年製作の映画)

3.7

トロントにて、英語版を視聴。

小学生の頃に映画館で観て、内容は分からないなりにもメッセージ性と"テルーの唄"が強く印象に残っていた。
原作との相違や宮崎吾朗監督の人柄、色々と調べてその評価にも目を通
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ダーククリスタル(1982年製作の映画)

3.7

トロントにて、ファンタジー好きならとおすすめしてもらった作品。

パペットだとは信じられないほどのキャラクター、細かい動き、世界観。Netflixのメイキング映像で予習したので、監督のこだわりや愛が伝
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パープル・ハート(2022年製作の映画)

3.7

エンディングが、天国みたいに感じて、ハッピーと切なさと喜びと苦しさだった。

扱われるテーマが最高にアメリカンで、ドラマチックで、感情も肉体も追いつかないながらに感動した。歌がよかった。

ブルックリン(2015年製作の映画)

4.5

カナダに来て1ヶ月で、来年はイギリスかもしれないとの話に向き合いたくて。

シアーシャ・ローナンを観るたびに、彼女の表情や眼差し、"人生を描く力"に惹かれる。今作も、しっかりと深みを増して魅力的な女性
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チャーリーとチョコレート工場(2005年製作の映画)

3.7

寒いトロントの冬の余暇に🛋️🍫

不思議すぎる世界観にも、なんだかにやにやしてしまって楽しかった。なるべく頭は柔らかくいたいな〜って思った。

秘密の森の、その向こう(2021年製作の映画)

4.0

一人の休日に、映画館にて1000円で。

評判通りの美しさ🌳🍂
冬に向かう秋の光、音、"香り"までするのでは、というくらい没頭した。

心の通い合い、温かさ、今とても寂しいわたしにはグッときて
しっか
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君の名前で僕を呼んで(2017年製作の映画)

4.3

カナダへ向かう飛行機にて、視聴。

出発前に父からもらった本がピアノがテーマだったこともあり、読む時に楽しめるように丁寧に聴いた。特別な響きに感じた。

特に、ピアノの弾き方を変えて、コミュニケーショ
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風立ちぬ(2013年製作の映画)

3.7

夏の終わりを感じる朝から視聴。

作品の中でも、よく風が吹いていて、とても爽やかだった。美しいばかりではない世界の、美しい面を、美しいと感じた。また、儚いと感じた。

崖の上のポニョ(2008年製作の映画)

4.7

大人の夏休みに、英語版で視聴。

リサがかっこいい。仕事柄も、母親としても、女性としても。英語に置き換えても違和感のないストレートなコミュニケーションが好き。施設のおばあちゃんたちも印象に残る、海の中
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プライドと偏見(2005年製作の映画)

3.8

クロヒョウが尻尾を振るような(?)、駆け引きとも違う、心の声にしっかり耳を傾けて真実を見ようとする2人を見守るように楽しめた。もっと続きが見たかったし、お姉さんも好きだった。

イン・ザ・ハイツ(2021年製作の映画)

3.8

みんなに夢があるってところが素敵だな〜と思った。その夢を繋いでいく(語っていく)展開も好きで、ソニーの今後がとても気になった…

スウィング・キッズ(2018年製作の映画)

4.2

こんなにテンポよく面白く作られているのに、"わたしは涙を流すだけで明日を生きてしまえる"事実にシリアスになるくらい苦しくもなった。

タップダンスの音から心の動きが見えて楽しくて、素敵!

レディ・バード(2017年製作の映画)

4.0

JKとかギャルとかに象徴されるような、"無敵"で最強の時期だって言ってる人がいたけど、そんな感じ。(2021.01.24)

___

Apple Musicで見かけて、2回目。
印象が変わった。わた
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わたしは最悪。(2021年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

頭の固い人にはしんどい作品…?
わたしにはとても健全だと思えた、館内には年配の方が多かった。

人生の物語に章をつけながら、ユリヤの成熟を見守るように。真摯に向き合う男性陣はかっこよかったし、特にアク
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偶然と想像(2021年製作の映画)

4.5

韓国人の新しい友達に、「観てないなんて…!」と驚かれてしまい。翌日すぐに、シネマネコにて視聴🐈

わたし自身、よく"ストレートな人“だと言われるけど、"正直であること(正直な気持ちを言葉で説明できるこ
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ドライブ・マイ・カー(2021年製作の映画)

4.3

このレビューはネタバレを含みます

予期もせずに、とても"福祉"的な映画だと感じた。

・"ドライブによるセラピー効果"が描かれているようだった。瀬戸内の風景から北海道の雪山まで、とてもよかった。

・"演劇もセラピーになること"につい
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ハリー・ポッター20周年記念:リターン・トゥ・ホグワーツ(2022年製作の映画)

5.0

U-NEXTに入ったので、という理由で。

心の準備をしないまま観たので、中身の濃さと構成の素晴らしさと何よりも愛情のたっぷりさに圧倒されてしまった…

ハリーポッターという作品の中で、キャストがいか
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花束みたいな恋をした(2021年製作の映画)

4.0

U-NEXTに入ったので、今さら試聴。

ある方の"全部デフレのせい"というレビューが大好きで、

それくらいには、今の社会の恋愛あるあるが、分かりやすく一つの大衆作品として、よい感じに描かれていると
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82年生まれ、キム・ジヨン(2019年製作の映画)

4.0

今更ながら鑑賞。

今となっては社会派な作品ではなく、大衆的なものだと感じることができた。

彼女から祖母の言葉が出てくるとき、一人一人の人生が重なって時代ができていると実感した。
どれも感情的な問題
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ビューティフル・ボーイ(2018年製作の映画)

4.3

YouTubeのおすすめに、関連動画が出てきたことがきっかけで。

しっかりと向き合える自分で、目を背けずに観ることができてよかった。
きっと、ティモシー・シャメラのおかげが大きいと思う。言葉通りに"
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ビフォア・ミッドナイト(2013年製作の映画)

3.8

やっと見れた、レビューで予習もして。

それでも終わらない喧嘩に目を背けたくなって、何度も停止ボタンを押した。

前作まででは"理性ある大人"としてジョークも嘘も上手くなった2人の、夫婦になり親になり
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ビフォア・サンセット(2004年製作の映画)

4.5

プライベートで、別れの準備をしてから始まる恋を経験することになり。どうしても気になっていた作品だったので。

第1作を再び観て、それから本作。2人の姿は演技に感じられないほど表情も仕草も全てが本物だっ
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いろとりどりの親子(2018年製作の映画)

4.0

こんな素敵なお話を、それらが成り立つために必要な犠牲を考えて社会へ落胆しながら観てしまったことが悲しい。

とても大切なテーマであり、事実であり、描き方のセンスも感じられる。

でも綺麗すぎた。個性豊
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行き止まりの世界に生まれて(2018年製作の映画)

5.0

わたしたちにとっても、当事者たちにとっても、最高のドキュメンタリーです。

監督の、"素直すぎるほどの表情や言葉を引き出す"ポテンシャルが素晴らしい。それが大切な気づきに繋がって、彼と、彼らの背中を押
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カノジョは嘘を愛しすぎてる(2013年製作の映画)

-

久しぶりに、"ちっぽけな愛のうた"を聴いて思い出した。

映画館で観たときから10年くらい経った今でも、"音楽という共通の夢と年齢の差があっての恋心だけではないお互いを想う気持ちを込めた歌"を2人で歌
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ファンタスティック・ビーストとダンブルドアの秘密(2022年製作の映画)

4.3

3作連続で、父と。

今回はストーリーもわかりやすくて、キャラクターの個性も程よく出てて、3作目にしてダンブルドアにホグワーツにさらにアレンジの効いた設定たちに大満足でした☺️

(個人的には、メイク
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