猫さんの映画レビュー・感想・評価

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殺人の追憶(2003年製作の映画)

4.2

連続殺人事件の足取りがまったく掴めない、警察無能モノ…なんだけど、本作は全力でやっていて、なおどうしようもない沼のような徒労感が色濃く描かれていて好き。

とんでもなく横暴で滅茶苦茶だけど、マジでこん
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007は二度死ぬ(1967年製作の映画)

3.2

ジェームズ・ボンドが忍者になる話。

ジェームズは基本的にひたすら体を張ってるんだけど、ところどころで炸裂するご都合主義に「なんだかなぁ…」という気持ちも少し湧く。

最後、ボンドガールと海に浮かぶお
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007/サンダーボール作戦(1965年製作の映画)

3.4

007+サメ映画。

「死ぬほど飲んでしまってね」で笑う。それコマンドーやん!

アベンジャーズ(2012年製作の映画)

4.0

巨大魚をパンチ一発で鎮めるハルクが最高。今にして思えば、ここがハルク最大の活躍だったな…。

ちはやふる 上の句(2016年製作の映画)

3.8

広瀬すずの、美少女だけどエネルギッシュな感じがすごくいい。
漫画的にちょっと変なことをしていても滑稽にならない、周りの空間を塗り替えてしまうパワーを感じる。

原作漫画の詰め込み過ぎ要素を適度に換骨奪
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北北西に進路を取れ(1959年製作の映画)

4.0

最初はお母さんと行動を共にしていた主人公が、最後にはヒロインと結ばれるというとっても母離れな構成が印象的。

何もない農場にぽつんと佇んでいたら、ただの背景かと思っていたアレが…の場面はすごく印象的。
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借りぐらしのアリエッティ(2010年製作の映画)

4.4

とっても豊かな描写がたまらない。
小人たちがいたら本当にこんな暮らしをしてるんだろうな、と信じさせる力がある。あのパンはクッキーで作ってるんだろうなぁ。

人間の歩みが小人には振動に感じられたり、スリ
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グレイテスト・ショーマン(2017年製作の映画)

4.4

X-MENのウルヴァリン役では常にムスッとしていたヒュー・ジャックマンの笑顔がとっても魅力的。こんなに素敵に笑える人なんだなぁ、と思ってちょっと涙腺にきてしまった。

「地上最大のショー」を曲中で連呼
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ヱヴァンゲリヲン新劇場版:Q(2012年製作の映画)

3.2

破の「綾波を…返せ!」展開からシンプルなストーリーにするのかな?と思ったらそうはならないあたり、さすがエヴァ。

シンジ君へのコミュニケーション不足から物事がややこしくなっていく感じは相変わらずで、さ
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キングスマン(2015年製作の映画)

4.0

平凡な少年が一流のスパイとして訓練され、活躍する話。

先輩スパイ役のコリン・ファースが超かっこいい。
スパイ学校での訓練はバリエーション豊かで、学園モノ的な楽しさもある。監督マシュー・ヴォーンは「X
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ブルーベルベット(1986年製作の映画)

3.4

好奇心でうっかり関わった世界はとってもヤバかった、という話。

悪役フランクが非常にイッてる人で、こいつが何をしてもおかしくないと思わせる迫力があるので、主人公ジェフリー君はこの先どうなっちゃうの?と
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レオン 完全版(1994年製作の映画)

4.4

ナタリー・ポートマンの美しさがとんでもない。
大人になる前の完成された美しさをしっかりと切り取って、それが映画の内容にもマッチしていてとても良かった。

ハイテンションな敵役のゲイリー・オールドマンが
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燃えよドラゴン(1973年製作の映画)

4.0

他の演者と比べて、ブルース・リーだけ異様に動きが早くキレッキレ。
映画としての見栄えのためのアクションというより、武道の達人を連れてきてそのまま撮影してるような浮き具合。
そして、だからこそカッコいい
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ロード・オブ・ザ・リング/王の帰還〈スペシャル・エクステンデッド・エディション〉(2003年製作の映画)

3.8

半端なく長かった。シリーズ全部観るのに11時間を超えた…

全体的に原作のダイジェストなのかな、と思わせる駆け足感があり、未読の自分としてはいまひとつ入り込めないまま観終えることになった。「なぜそうな
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マイティ・ソー(2011年製作の映画)

4.0

アイアンマン、ハルク、キャプテンアメリカときて舞台はいきなり宇宙へ。どんな規模になっちゃうの!?とワクワク。

王子様で悪意なく尊大な、ソーの態度が面白い。地球のカフェで飲み終わったコップを当たり前の
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おおかみこどもの雨と雪(2012年製作の映画)

2.8

映像は文句なしに美しい。技術力も高く、免許証が遺影になってるとかちょっとした描写で語る上手さには唸らされる。

…ただ、物語が苦手。
お母さんに課されたものがあまりにも重すぎて、こんなにキレイなお話に
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魔女の宅急便(1989年製作の映画)

4.6

とってもシンプルに、情感豊かに少女の成長を描いた物語。

慣れない一人暮らしで色々大変だなぁ…って描写にあるあるしんみり。
黒猫のジジが超かわいい。

もう一度飛ぼうとするシーンでゾクッとする。こうい
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ロード・オブ・ザ・リング/二つの塔(2002年製作の映画)

3.4

原作は未読。
終盤の戦争シーンの迫力が凄く、本当にこの世界すべてを巻き込んだ物語なんだなぁ、と思える。

ストーリーそのものはあんまりノレず、淡々と観てしまう。フロドがどうしても受け身にならざるを得な
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星の王子ニューヨークへ行く(1988年製作の映画)

4.4

とっても楽しい映画。
序盤の王子の暮らしぶりがやりすぎなぐらい豪華で笑ってしまうし、だからこそニューヨークでのボロアパート暮らしがギャグになる。

この映画の成功はアキーム王子をしっかり魅力的に演じた
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帰ってきたヒトラー(2015年製作の映画)

3.6

現代に蘇ったヒトラーが、「ヒトラー芸人」として笑われながらも行動していたら、次第に人々を惹きつけてヤバいことになっていくお話。

作中で、素人の人たちのヒトラーに対する反応をそのまま撮影している場面が
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ヒトラー 〜最期の12日間〜(2004年製作の映画)

3.2

総統閣下シリーズで元ネタが気になったので視聴。

第二次大戦中にドイツがボコボコにされ、包囲されてもうアカン!という状態からスタート。
どんどん追い詰められおかしくなる人や自殺する人が出てくる。
「ナ
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君の名は。(2016年製作の映画)

4.4

男女入れ替わり、タイムスリップ、世界崩壊。どれも単品で成り立つような豪華な具をばんばん鍋に放り込んで、バランスを崩さずにしっかり美味しく仕上がったゴージャスな作品。

アニメとしての質が極上で、観てい
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アイアンマン2(2010年製作の映画)

3.8

前作のラスボスはアイアンマンスーツを利用しようとしただけなので、作り手のトニーには敵わなかった。なら、今作の敵は作り手だ! 

というわけで登場した電磁ムチ男。強く描かれてはいるけど、レーシング場に乱
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デッドプール2(2018年製作の映画)

5.0

あらゆるものを茶化して馬鹿にしているようで、その実とってもストレートに熱い物語をお届けする、という姿勢は今作も健在。

ジャガーノートが出演し、大暴れしてくれたことが嬉しい。X-MENファイナルで殆ど
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デッドプール(2016年製作の映画)

4.4

メタネタに溢れたブラックジョークコメディなのかな、と期待しながら視聴。

確かにそういう要素満載なんだけど、ウェイドという一人の男がヒーローになる誕生物語としても面白くて驚いた。

苦痛にまみれた人生
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名探偵コナン 14番目の標的(ターゲット)(1998年製作の映画)

3.0

登場人物が次々と狙われていくが、主要人物が絶対に死なないことは分かりきっているので盛り上がりようがない。

水中のコナン君と蘭のシーンはロマンチックでヨシ!

名探偵コナン 迷宮の十字路(クロスロード)(2003年製作の映画)

3.4

「俺は義経になりたかったんや!」という迷言が有名な本作。わけのわからない動機も、ここまで来ると逆にアリ。

舞台が京都で、背景にとっても力を入れている。お寺や街並みの風景が惜しげもなく変わっていくので
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名探偵コナン ベイカー街の亡霊(2002年製作の映画)

3.6

VRでロンドンの街並みを探訪し、命も賭かっている…という色々な要素が上手く組み合わさっていてイイ感じ。

相変わらず犯人の動機はめちゃくちゃで納得のしようもないが、それ以外の部分はしっかり出来ているの
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シン・ゴジラ(2016年製作の映画)

4.0

20年ぶりに観るゴジラ。怪獣としてよりも、災害として描いているのが面白い。

ゴジラシリーズは過去にいくつか観た記憶があるが、どのゴジラよりも怖く、「こんなのどうしようもねぇ…」と思わされて楽しかった
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ニュー・シネマ・パラダイス(1989年製作の映画)

4.0

映画館を題材に、人生の流れを描いていく。
かつては賑わった場所も時代と共にさびれてゆく。子供の頃にドラえもんやドラゴンボールの映画を観に行った自分としても、なんか分かるなぁ…あの映画館、潰れちゃったな
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トイ・ストーリー4(2019年製作の映画)

2.6

1〜3はとっても好きだが、4は嫌い。オモチャが動くということがもはや怪奇現象になってしまっているからだ。

今までの作品でもオモチャは動いていたが、それはあくまでオモチャ同士でのやりとりに終始していた
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クローズZERO II(2009年製作の映画)

3.0

敵役がとってもホモで素敵。

前作よりも色々な部分が締まり、とても観やすくなっている。
学校の中で小道具を駆使したアクションシーンはメリハリが効いていい感じ。

やっぱり山田孝之はカッコいい。

クローズZERO(2007年製作の映画)

2.8

山田孝之がカッコいい。

しかしヤクザが絡んでくる展開は好きになれない。学校という閉じた空間で馬鹿な頂点争いをやってる、というファンタジーだから良いのだ。

リトル・ミス・サンシャイン(2006年製作の映画)

3.6

チグハグな家族が困難を乗り越えていくうちに、まとまっていく感じが楽しい。その象徴として「車を押す」シーンを何度も繰り返すのが面白い。

おじいちゃん、最初はガサツで押し付けがましくてなんだかなぁ…と思
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ロード・オブ・ザ・リング(2001年製作の映画)

3.0

原作は未読。
自然や背景が非常に美しく、よくこんなファンタジー感たっぷりの場所があったなあと感心。

ストーリーはシンプルで、これ単体で面白いかというと…普通。
世界観はしっかりと表現されているので、
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トランスフォーマー(2007年製作の映画)

3.0

よくあるハイスクールものにロボットを絡め、よくまとまっているとは思う。

印象的な場面はちょこちょこあるけど、面白かったかというと…うーん?となってしまう。

おそらく、主人公とヒロインの魅力不足だ。
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