ヤマメさんの映画レビュー・感想・評価

ヤマメ

ヤマメ

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カルト(2012年製作の映画)

5.0

このレビューはネタバレを含みます

あびる優役のあびる優の演技が上手すぎる


ホラーの要素もあるアクション映画

クソ胡散くせー霊能力者が現れたと思ったら即死!
即死後はド金髪黒スーツ黒手袋ぶっきらぼう霊能力者「NEO」が登場
後はN
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クローズZERO II(2009年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

ヤンキーの中の色白の男は危ない
前作『クローズzero』の完結作品
前作とは違い、『青い春』も手がける豊田利晃が監督となっている
鈴蘭高校 VS 鳳仙学園が中心。前作を経た源治の進化と成長の話
俳優好
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クローズZERO(2007年製作の映画)

3.5

カラスは仲間の為に戦う


漫画家・高橋ヒロシの漫画『クローズ』シリーズの前日譚となる作品。
主人公・滝谷源治が「カラスの学校」と呼ばれる不良学校 鈴蘭高校でテッペンを目指すヤンキー映画。

喧嘩、友
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血を吸う粘土(2017年製作の映画)

3.0

ホラーより美大志望の学生が怖い


美大志望の田舎の学生たちが通う美術教室で起こった惨劇。

監督が特殊メイクのプロフェッショナルなだけあってかなりグロテスク。
ショッキングな描写が多い為、耐性の無い
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海月姫(2014年製作の映画)

3.5

5人のオタクと、強いお姫様の物語


『東京タラレバ娘』などでも有名な東村アキコ先生原作の漫画を映像化したもの。
映画版とは別にドラマ版、アニメ版などもある。

5人のオタクを中心にした、いわゆる「オ
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不安の種(2013年製作の映画)

1.0

このレビューはネタバレを含みます

「富沼市に勝ったんだ!」って何だよ


原作が大好き&ホラー映画が好きという動機で鑑賞。
端的に言えばマジでむちゃくちゃな作品。
市vs人間。終わり。これしか言えん。
ポスターのビジュアルがピークの映
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新宿スワン(2015年製作の映画)

4.5

このレビューはネタバレを含みます

幸福って何だろう


園子温監督なのに血塗れスプラッタではない変化球。
一人のスカウトマンを中心に、歌舞伎町の裏も表も色濃く描いた裏社会の物語。
主演の綾野剛演じる、無鉄砲だが情に厚く真っ直ぐな男・白
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ノロイ(2005年製作の映画)

5.0

映画『ノロイ』
民間伝承の〝呪い〟の信憑性


『コワすぎ!』シリーズや『カルト』でも知られる白石晃士監督の傑作。
低予算で低画質だったから成功した大好きなモキュメンタリーJホラー。

この作品はドキ
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男子高校生の日常(2013年製作の映画)

1.5

なぜ〝男子高校生の日常〟を描かなかったのか


『セトウツミ』的な日常風景を期待して観たら全然日常じゃない。
あと男子高校生が全然フューチャーされない。

主人公たちのキャラクター性が全然説明されない
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CASSHERN(2004年製作の映画)

2.5

地獄に立つ油色の戦士


駄作だ駄作だと騒がれているが、アクションシーンは迫力があるし何より俳優陣が豪華で演技も上手い。
駄作ではあるが。

安めのCGと主役以外のコスプレ感。
そして監督の嫁の曲を起
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大洗にも星はふるなり(2009年製作の映画)

2.0

江里子ちゃんは俺も好きかも


真夜中の海の家で一人の女を巡って争うだけの男たち。
高校時代にムロツヨシ目当てで一度鑑賞していたが、ふと思い出して再度観てみた。
やっぱり福田雄一作品はシュールでバラエ
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明烏 あけがらす(2015年製作の映画)

2.8

現代落語ってジャンルに入るぞ


ムロツヨシ、佐藤二郎、新井浩史揃い踏み。完全なる福田雄一作品。
山田孝之がいないことが不思議な映画。

落語をベースにしたストーリーだが、その分前知識を必要とした高度
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Summer break(2017年製作の映画)

4.5

未完成の夏の思い出に纏わり付かれる


「TTT」(ティー)というブランドのキャンペーンフィルムの予定だったが、最終的に前衛的なショートフィルムになった7分弱の映像作品。

プール、クワガタ虫、スイカ
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ピンポン(2002年製作の映画)

5.0

ヒーローはいつだって輝いている


何度も観ている大好きな映画。
スポーツものの青春映画は全然観たことなかったが、『ピンポン』は何度観ても熱くなれる不思議な映画だ。

作品の中心、主人公ペコの振る舞い
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帝一の國(2017年製作の映画)

5.0

このレビューはネタバレを含みます

男の園、男版『マリア様がみてる』


原作、古屋兎丸『帝一の國』を実写化した映画。
個人的に菅田将暉さん強化月間に入ったため鑑賞。号泣したり笑ったりと、何度でも観たくなる映画だった。

男子高を舞台と
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田園に死す(1974年製作の映画)

3.9

ノスタルジーの中に眠るトラウマ的記憶


寺山修司の作る世界はいつもどこか壊れている。
この作品も例に依らず、人が本能的に不快を覚えるような違和感を何度も描き出す。

畳の裏側に広がる恐山、風船のよう
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鬼談百景(2015年製作の映画)

3.3

往年の『新耳袋』のような軽快な短編


原作は小野不由美という期待のできるホラーだったが、10話中8話はそこそこという振るわない映画だった。

小野不由美の書籍『鬼談百景』から選りすぐった10編を映像
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聖☆おにいさん(2013年製作の映画)

5.0

神が出る映画なのに人が死なない神映画


漫画家・中村光の連載中の漫画『聖☆お兄さん』の劇場アニメ。
キャストにはブッダ役の声に星野源、イエス役に森山未来と異色の顔ぶれ。

しかし星野源も森山未来もぴ
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TOKYO TRIBE(2014年製作の映画)

3.0

園子温版ヒプノシスマイクで地獄を味わえ


大きく6つの縄張りに別れた東京を舞台に、己のシマを賭けたトライブ(族)同士の争いが行われる──。

鬼才 園子温監督の考えたヒプノシスマイク。
筆者は園子温
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地獄でなぜ悪い(2013年製作の映画)

5.0

二階堂ふみはどんどん日本刀を持て


園子温監督の味が剥き出しになっている、筆者が高校生の頃から大好きなキワモノ映画。
キャストは長谷川博己、二階堂ふみ、星野源、國村隼、堤真一など邦画界のアベンジャー
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王様とボク(2012年製作の映画)

2.5

大人になれない子供は誰だろう


主演に松坂桃李、他キャストに二階堂ふみ、菅田将暉などの豪華なキャストを起用した漫画原作の実写化映画。

端的に言うと薄い映画だった。
ストーリー自体は悪くなく、6歳の
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来る(2018年製作の映画)

5.0

化物か神か、幼い子供か


現時点で4回観てる大好きなホラー映画。俳優陣には妻夫木聡、岡田准一、小松菜奈、黒木華、松たか子……とビッグネーム揃い。流石の演技力に圧倒された。

正体不明の化物と人間の霊
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事故物件 恐い間取り(2020年製作の映画)

3.0

ロマンティック除霊で霊は退治しろ


『リング』『貞子』を手掛けた中田秀夫監督の最新作!という売り文句にまた騙されてしまった。俺は『犬鳴村』で何を学んだのか。

ホラーというよりは微ホラー・ギャグ・ラ
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犬鳴村(2020年製作の映画)

1.5

このレビューはネタバレを含みます

エクストリーム獣憑きバトル!あれは何だったのか


実在する心霊スポットを題材にしたJホラー。観賞後は事前に期待値を上げすぎてしまった俺が悪いと強く反省した。
「呪怨シリーズ」も製作した清水崇監督の名
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青い春(2001年製作の映画)

5.0

このレビューはネタバレを含みます

青春って憧れるけど果てしなく怖い


もう観たくないとまた観たいとずっと観ていたいがめちゃくちゃになった。

卒業を目前に控えた高校生たちの生き方が爽快に、それでいて惨たらしく描かれる
「何かにならな
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