saiさんの映画レビュー・感想・評価 - 5ページ目

ビバリウム(2019年製作の映画)

3.5

ドラッグ映画。カッコウっていう分かりやすい前フリがあったと思ったら、終盤!?ってなった。子供が見ていたテレビはどう見れば良い?ドラッグ映画にはあるあるな表現かもだけど。最近見たのだとfabric。男が>>続きを読む

MOTHER マザー(2020年製作の映画)

2.5

『誰も知らない』が凄い意識されてるなと思った。あっちは親子を結びつけるものにある意味説得力を感じたけど、こっちはあまり感じなかった。「舐めまわすように育てた」と言ってたけど、冒頭の傷舐めるシーンだけだ>>続きを読む

モキシー ~私たちのムーブメント~(2021年製作の映画)

3.0

ティーン向けに止まるのかなという印象。ジェンダーセクシュアリティを扱った物語としてはベタで2021年の問題意識としては古い感じも受ける。アジア系も置いときましたよ感。良かったのは、叫びってところに集約>>続きを読む

ラブ&ポップ(1998年製作の映画)

3.0

なんで指輪に急に惹かれたんだろうと思ったけど、指輪は何かを手に入れたいという欲望の象徴だった。カメラワークえぐい。映画の雰囲気と合わさって気持ち悪くなってくる。あのぐるぐる回るやつ何回か使われてたけど>>続きを読む

8 Mile(2002年製作の映画)

3.5

初っ端のMobb Deepから音楽が良い。話の展開は特にって感じだけど、凄いカッコいい映画。パパドッグまじかっていうラスト。wackすぎるよって。

サイコ(1960年製作の映画)

3.5

4、5年前に見たはずだけど何故か主人公殺されて以降覚えてなかった。60年前の映画と侮ってたら予想以上に面白かった。主人公が殺されるのがピークでそっからはシンプルな頭脳戦みたいのが始まるかと思ったら、さ>>続きを読む

エイス・グレード 世界でいちばんクールな私へ(2018年製作の映画)

3.5

ハイスクールの話はよく見るけどミドルスクールの話はなかなか今まで見てきてなかったから楽しめた。高校生にはない中学生ならではのイタさがすごいあった。イケてるグループでさえイタイし、好きになった男はチンパ>>続きを読む

オクジャ okja(2017年製作の映画)

3.0

スノーピアサー同様大味な印象になった。コミカルな展開に対して話の規模が大きすぎる感じ。結末としてはオクジャと子豚1匹は救えたけど、救われなかった豚もたくさんいたよという。もっと問題は大きいよみたいな終>>続きを読む

ナイト・オン・ザ・プラネット(1991年製作の映画)

4.0

5本のオムニバス。どれも面白い。やっぱ小さい日常の出来事切り取る系のSS好きだな。パリの盲目女性と黒人運転手の話は設定から引き込まれた。91年の映画でこんなにスタイリッシュでオシャレなのに驚いた。タバ>>続きを読む

ウィーアーリトルゾンビーズ(2019年製作の映画)

3.5

やっぱこの監督天才なんだな。カメラワーク音楽台詞全部のセンスがありすぎる。そして笑える。"zombie"やらせたら圧倒的。ただ今作は要素が多くてどう見たら良いのかむずいところがある。特にバンド活動時期>>続きを読む

透明人間(2019年製作の映画)

3.5

映画館で見たかったけどいつの間にか終わってたやつ。アップグレードと同じ監督なのか。アップグレードは短かかったのと展開の雑さであまり好きではなかったけど、今作はアップグレードでも光ってたカメラワーク・演>>続きを読む

犯罪都市(2017年製作の映画)

3.5

ギャング映画全然見ないけど楽しめた。マドンソクつえー。中国マフィアつよかっけー。

そうして私たちはプールに金魚を、(2016年製作の映画)

4.5

カットも音楽もセリフもセンスが爆発している。「未来に抱かれろ」「トイレの天井にチワワの霊」。鬱屈した自分の人生を受け入れてはいるけど、プールに金魚を放つのはやっぱりそこからの解放を望んでたということな>>続きを読む

THE NET 網に囚われた男(2016年製作の映画)

4.0

救いがない物語だったけどめちゃ惹きがある映画だった。意図せず北朝鮮から南朝鮮に行ってしまった漁師が両国でひたすら不幸な目に合う。資本主義と社会主義っていうところの前に「国家」っというものが恣意的に誰か>>続きを読む

青い春(2001年製作の映画)

3.5

真っ向からの青春映画だけど、所々難しいメタファーが出てくる。桜の木と毛虫、そしてそれを地中に埋めること。黒い影の絵。登場人物それぞれをめちゃくちゃ深掘りしてはなかったけど、それぞれに愛着が湧いた。松田>>続きを読む

ファンタスティック・プラネット(1973年製作の映画)

3.5

すごい画風と世界観。前半で出てきた4人が座って触手出てきて、、みたいなのが交配かと思ったら違う?「瞑想」だったの結局?それとも「交配」と「種の保存」は別?高等人種と野蛮人種があったけど、あれは結局教育>>続きを読む

新感染 ファイナル・エクスプレス(2016年製作の映画)

3.0

ゾンビものは大味なのが多くて割と嫌いなジャンルだけど、これは新幹線っていう設定の面白さで見れた。トイレで襲われてるから助けにいくまでは動機としてはわかるけど、そっから前の車両に向かうのは訳わかんなかっ>>続きを読む

Curve(原題)(2016年製作の映画)

3.0

怖い。痛い。その場で耐えるしかない。上がろうとすれば逆に危険になる。海。ネックレス。同じカーブがいくつもある。血の跡。

スキャンダル(2019年製作の映画)

3.0

話自体はシンプルだった。実話を元にしてるってのはあるけど、もう少し突っ込んだ話みたいのを見たかった。今回だと女性が勇気を出して声を上げれば一旦の解決は得られるって結論にしかなり得ないと思った。エンパワ>>続きを読む

サウンド・オブ・メタル ~聞こえるということ~(2019年製作の映画)

3.5

アカデミー賞ノミネートということで。あまり主人公がメタルバンドである意味が感じられなかった。話の内容としても結局は静の世界に戻ってくるんだろうなというのは途中から見え見えだった。主人公も馬鹿なのは俺だ>>続きを読む

イディオッツ(1998年製作の映画)

3.5

圧倒的問題作だった。トリアー監督の撮影手法が、あの場の妙な緊張感ともモキュメンタリーという形式とも合っていた。あのグループを集めたのはストファーで良いのかな。ストファーの心情の動きがあまり理解できなか>>続きを読む

親切なクムジャさん(2005年製作の映画)

3.0

前半が時系列と人物関係を把握するのが難しく微妙に乗り切れなかった。部屋の様相や刑務所内での活動から「信仰」をテーマとしてどう見れるか。音楽と色彩は好みだった。ソンガンホが珍しくチョイ役だった。

サスペリア(2018年製作の映画)

3.5

call me by your nameの監督のホラーと聞いてリメイク元は知らないけど観てみた。call me同様画は綺麗だけど、鬼ほど難解、全然意味が分からなかった。スージーが母親?本人はそもそも自>>続きを読む

帰ってきたヒトラー(2015年製作の映画)

3.5

コメディとして面白かった。現代にヒトラーがいたらっていう設定も面白いし、そこに現在のドイツ政治が反映されている(正確には知らないけど)。かなりシリアスな終わり方してたけど映画の主張としてはどうなるんだ>>続きを読む

TOKYO!(2008年製作の映画)

3.0

ポンジュノ目当てで見た。3作品ともシュールなショートショートの映画化的な雰囲気。『インテリアデザイン』:登場人物の喋り方が特徴的だけど、意図的なのかフランス人監督だからなのか。「透明人間」になってしま>>続きを読む

目撃者(2017年製作の映画)

3.0

韓国映画あるある的な映画。とりま警察と世間が腐ってる。犬の失踪とマンションでの犯人とのおっかけっこは『吠える犬は噛まない』のオマージュかな。犬の失踪伏線かと思ったら何も関係なかったし。主人公通報した方>>続きを読む

パージ(2013年製作の映画)

2.5

今作は大味で面白くなかった。続編の大統領選のやつと前日譚はあらすじ見る限り面白そうだけど見る価値あるんかな。

ドッグヴィル(2003年製作の映画)

4.5

凄まじい映画だった。終始鬱屈とした映画だったけど全く退屈しなかったし見終わった後すごいものを見たと感じた。あの簡易的な大道具小道具を使っただけの演劇的舞台はどういった意図があったんだろう。簡易的にも関>>続きを読む

残穢 住んではいけない部屋(2016年製作の映画)

3.0

探偵モノホラー。怖さはそこまでなのでビビリには優しい。supernaturalなものにlogicを適用っていう一見矛盾することに見えるけど、こういう方が得体の知れないものが襲ってくるっていうホラーはな>>続きを読む

ノクターナル・アニマルズ(2016年製作の映画)

3.5

まずオープニングで引き込まれる。画と音楽がすごい綺麗な映画だった。小説の解釈についてはあまり繋がっていない。印象的だったのは加害者の動機。偉そうな態度を取ったからという。そして主人公が最後自殺したとい>>続きを読む

ラヂオの時間(1997年製作の映画)

2.0

『カメラを止めるな』公開時に言及されてたのを思い出して視聴。カメ止めは、完成した作品が超B級ではあるが初見で見たら一応成立してるからこその後半パートでのスタッフの奮闘や伏線回収っていう面白さがあったと>>続きを読む

アップグレード(2018年製作の映画)

2.5

俺TUEEEEEEは気持ち良いけど展開がありがち過ぎた。テンポも速すぎてダイジェスト感が凄まじい、近未来っていう設定は面白いから、2時間半くらいで人物描写もっと厚くて展開で裏切ってくれてたら面白かった>>続きを読む

バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)(2014年製作の映画)

4.5

これだけ評価されてるのも納得だし、めちゃくちゃ自分の好みだった。バードマンという役を「演じる」ことを拒否していた主人公がそれを受け入れるようになる話。長回しのように見えるスタイルはめっちゃかっこいいし>>続きを読む

テルマ(2017年製作の映画)

3.0

テルマ最強ってことでおーけー?サイコスリラーかアンチクライスト映画かと思ったらシンプルなsupernatural映画という。スカされた感じがする。雰囲気はめちゃくちゃ良い。これが北欧映画なのか。アメリ>>続きを読む

蛇イチゴ(2003年製作の映画)

3.5

西川美和長編監督初作品。これで長編監督作品は「すばらしき世界」除いたら全部見たかな。ここまでの好みで言うとコメディ色強めの「夢売るふたり」が1番好みでこれが次点かな。やはり一貫したテーマである「嘘」が>>続きを読む

ヴィジョン 暗闇の来訪者(2014年製作の映画)

3.5

面白かった。サスペンスなのかサイコスリラーなのかホラーなのかカルトなのか終盤まで分からなくて引きがあった。怒涛の伏線回収。NETFLIXのELIパターンだったら自分は好みじゃないからそうならなくて良か>>続きを読む