いろどりさんの映画レビュー・感想・評価 - 22ページ目

孫文の義士団(2009年製作の映画)

3.7

中国香港台湾にとって重要かつ繊細な事件である辛亥革命への道のりを描いたドラマに伝統アクションを詰め込んだエンターテイメント性の高い映画だった。

一撃や二撃ではびくともしないタフガイだらけで、鉄扇を武
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アレクサンドリア(2009年製作の映画)

3.0

自分達が生きている星が丸いか平らか、ものを落とすとなぜ下に落ちるのか、現代では当たり前の真理を何も知らずに生きていたら、救いという曖昧な何かは、殺戮を何とも思わないほど魅力的に映ったのかもしれない。>>続きを読む

嗤う分身(2013年製作の映画)

3.3

ドストエフスキーの世界観を踏襲した不気味で難解な映画だった。主人公が理想の自分で生きることを決めない限り同じところをぐるぐると周り続けるのかもと思わせられる。いたるところで流れる日本の昭和歌謡曲は不思>>続きを読む

ラフマニノフ ある愛の調べ(2007年製作の映画)

3.0

ラフマニノフは子供の頃から好きな作曲家なので人物像を知りたいと思い見たけれど、1つのエピソードに対しての深掘りが少なく唐突に時代が飛んだり、音楽を活かしきれていないため、盛り上がりに欠け、置いてきぼり>>続きを読む

ハムレット(1996年製作の映画)

3.7

長いので覚悟を決めて観賞に臨んだけどストーリーは面白く、豪華な宮殿を背景に繰り広げられる俳優陣の演技の熱量の高さに圧倒された。すべての台詞をそのまま使う原作に忠実な脚本には名言も多く、シェイクスピアの>>続きを読む

ブーリン家の姉妹(2008年製作の映画)

3.8

運命に翻弄されるメアリーと、野心をもって運命を切り開くアンの愛憎劇が豪華絢爛な世界で繰り広げられ、満足のいく作品だった。

「エリザベス」と「エリザベス:ゴールデン・エイジ」観賞後、続けて見たので時代
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エリザベス:ゴールデン・エイジ(2007年製作の映画)

3.5

のちの大英帝国の礎となるイングランド王国がいかにして黄金時代を築いていったかをエリザベスの内なる葛藤とともに描いていて、続編としても違和感なく、歴史大作としても見応えのある作品だった。前作とあわせて見>>続きを読む

エリザベス(1998年製作の映画)

3.5

当時のヨーロッパ諸国が複雑に入り乱れるけど、登場人物が少ないのでなんとかついていけた。あまり史実を詰め込みすぎないことで、わかりやすくコンパクトにまとまっていたのが良かった。ケイト・ブランシェットの演>>続きを読む

僕のワンダフル・ライフ(2017年製作の映画)

3.5

続編を先に見てしまってからの観賞。転生を繰り返す作りは同じで、別れのシーンのたびに泣いてしまう。犬の心の中はこんな感じなのかもしれないと思わせてくれる心温まる映画。

サバイバルファミリー(2017年製作の映画)

3.0

やっぱり小日向文世はサイコー。これを見て、火起こしの仕方の動画を色々見たりした。ペットボトルでも火は起こせるみたい。サバイバル能力を身につけて安心感を得たい。
過去鑑賞

バンデットQ(1981年製作の映画)

2.4

テリー・ギリアムはいつも私が気になる映画を撮っているのに、どうしても面白いと感じられなくてとても悲しい。
興味のある分野は間違いなく同じなのに。
気になる相手だけどいざ付き合ってみたら相性が合わない、
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アンダーグラウンド(1995年製作の映画)

4.5

高校生くらいから気になっていた映画をまさか無料配信で見られる日がくるとは。
ユーゴスラビアの戦争ものということで難しそう、私にはまだ早いかもとずっと保留にしていたけど、そのときが来た。

3時間はあっ
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恋愛睡眠のすすめ(2006年製作の映画)

3.0

ラテンな顔つきのガエルに野菜顔のシャルロットは似合わないよ。
そう思っていたけど、ファンタジーな雰囲気で意外にもうまく溶け込んでた。
かわいい世界。

ファンタスティック Mr.FOX(2009年製作の映画)

3.0

実写でもアニメでも変わらぬ世界観を保てるウェス・アンダーソンクオリティ。
コミカルな動物たちが可愛く、癒された。

キリクと魔女(1998年製作の映画)

4.0

丁寧かつ繊細なタッチの美しい自然に癒された。
アフリカの民族のおとぎ話をエキゾチックな音楽と幻想的な絵で見事に完成させていて、大人でもスッと中に入り込めてしまう。

見張り「喝采してます!ちびのキリク
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ボブという名の猫 幸せのハイタッチ(2016年製作の映画)

3.5

まさか猫のゴロゴロを映画でこんなに聞けるとは。昔飼っていた猫のゴロゴロを思い出して胸がきゅっとなった。
人には説明できない動物とのご縁というのは実際あると思うし、そう思っている人にとって心の深いところ
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愛が微笑む時(1993年製作の映画)

3.5

キーラ・セジウィックがアルフィーの高見沢さんに見えて仕方なかった。もうほんと、そっくり、クリソツ、ウリ二つ。もちろん、どちらもお綺麗です。
安定した往年のドタバタコメディ。ロバート・ダウニー・Jr.が
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エンドレス 繰り返される悪夢(2017年製作の映画)

3.3

タイムリープものはテンポの良さが大事。数々の問題をクリアしてさくさくと核心に迫っていくので、私の好きなタイムリープものの醍醐味を味わえた。短くまとまっているのも良い。待ち合わせ場所を変えようと言われた>>続きを読む

リトル・ミス・サンシャイン(2006年製作の映画)

3.8

こんな破天荒な展開になるとは思っていなかった。穏やかなカリフォルニアの青空の下、おんぼろだけどかわいいワーゲンバスの中はカオス。とても心温まる。みんなで踊るシーンは、また見たくなるだろうな。中二病兄が>>続きを読む

太陽の王子 ホルスの大冒険(1968年製作の映画)

3.0

ジブリ前の高畑勲監督作品。製作にはもちろん宮崎駿も。ホルスという名前から、エジプト神話をモチーフにしているのかと思ったらアイヌ伝承が基になっているよう。閉鎖的な集落の様子が生々しい。謎の美少女や3歳の>>続きを読む

ミラクル・ニール!(2015年製作の映画)

2.5

犬の声で出演のロビン・ウィリアムズの遺作。特別面白い映画ではないけど、エンドロールでロビン・ウィリアムズ本人が出ているのは価値がある。

ノマドランド(2020年製作の映画)

3.5

たくさんの出会いと別れを繰り返しながら、天国に行ってしまった大切な人との時間を噛みしめる。
ここでのノマドはそんな人間を映し出していた。
社会の本流から外れた生き方を選ぶことで社会との在り方を見つめる
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穴/HOLES(2003年製作の映画)

3.0

穴って、人の好奇心を刺激する。異世界に繋がっているかもしれないという想像力を掻き立てられる。
タイトルを検索したら同じ題名の映画がたくさん出てきた。そうだよね、穴って気になる存在だよね。
そんなざっく
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エディット・ピアフ愛の讃歌(2007年製作の映画)

4.0

美しいマリオン・コティヤールがその美貌を感じさせない猫背でオドオドしたギョロ目を体当たりで演技。メイクと演技でこんなに変わるのかと驚愕。これは納得のアカデミー賞。

晩年(といっても40代)の老婆のよ
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バクテリア・ウォーズ(2001年製作の映画)

3.0

ビル・マーレイが汚い!
汚いけど、体の仕組みがわかる良い映画でもある。アニメと実写の切り替わりが自然で見やすい。
タイタニックのパロディには笑った。
食事中はおすすめできない。

ファンタスティック・プラネット(1973年製作の映画)

4.3

何年も気になっていた作品、ついに見た!
さすがバンド・デシネの国フランスのアニメ。作画、音楽、世界観、どれを取ってもユニークで魅力的。
最近、数年前に購入したのにまだ読破できていないナウシカの原作に再
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LUPIN THE ⅢRD 峰不二子の嘘(2019年製作の映画)

3.5

峰不二子は、絡む相手によって像が変わるので一番難しいキャラだと思う。
子供に情が移りながらも裏切るのだろうと思っていたけど、見せ場がわかりにくかった。荒野の決闘からのルパンと語り合うシーンは良かった。

LUPIN THE IIIRD 血煙の石川五ェ門(2017年製作の映画)

3.5

テレビのファーストシリーズの石川五ェ門に近い。
五ェ門はルパンを獲物だというくらい冷めてるのに、ルパンは五ェ門の男気を認めてる。こうゆうルパンが良いんだよね。
五ェ門のストイックな武士の美学全開。
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LUPIN THE IIIRD 次元大介の墓標(2014年製作の映画)

3.5

ルパンは次元を仲間だと思っているのに、次元はルパンに向かってビジネスパートナーだと言ってしまう温度差が良い。頭脳明晰なルパンと渋い次元が見られる。峰不二子の顔はちょっと微妙。
ルパンが次元の銃の腕を全
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REDLINE(2010年製作の映画)

3.5

これは上がる。
車やレースに全く興味ないのだけれど、メビウス風の絵に惹かれて作業中のバックグラウンドとして観賞。
疾走感のある音楽がとにかく最高にカッコいい。
カウボーイビバップが好きなのでこの雰囲気
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ルクス・エテルナ 永遠の光(2019年製作の映画)

2.0

もうオープニングでチカチカするところからギャスパー・ノエ全開。
と思っていたらこのチカチカが肝だった。
シャルロットとベアトリス・ダルが見たくて観賞したけど、見たことを後悔した。
普通に直視できないし
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オンネリとアンネリとひみつのさくせん(2017年製作の映画)

3.5

夜21時でも明るい白夜や美しい自然が印象的。
わかりやすい勧善懲悪だけど、懲らしめないところが良い。
ほっこりした。

ブックスマート 卒業前夜のパーティーデビュー(2019年製作の映画)

3.5

次世代の青春コメディ。
アメリカと日本の高校生の文化の違いは、今までも色んな映画やドラマを見て知っているはずなのに、それでも毎回カルチャーショックを受ける。高校生が車を乗り回してタトゥー入れたり豪邸で
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ジュマンジ/ネクスト・レベル(2019年製作の映画)

3.5

入れ替わる設定が面白く、気軽に見られるところが好き。
続編もありそうなので期待。

オンネリとアンネリのおうち(2014年製作の映画)

3.5

最初に間違えて3作目の「オンネリとアンネリのひみつのさくせん」を見てしまったけど、なぜ二人におうちがあるのかの謎が解けた。
可愛いが詰まったメルヘンな世界。
北欧のインテリアや服も見どころ。
可愛いお
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