kaitomoさんの映画レビュー・感想・評価 - 27ページ目

アバウト・レイ 16歳の決断(2015年製作の映画)

3.9

娘のトランスジェンダーを受け入れたお母さん。しかし、そこから手術となると更にハードルが高い。しなくて済むならそれにこしたことはないけど、それで娘が不幸になることは避けたいし、自分に負い目もある。という>>続きを読む

ブラック・クランズマン(2018年製作の映画)

2.8

もう少しサスペンスしてるエンターテイメント作品を期待していたが、やはりスパイク・リーは、思いの丈をぶつけまくらずにはいられないのだろう。
差別を取り扱う作品として、綺麗に加工されたグリーンブックと対照
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キャプテン・マーベル(2019年製作の映画)

3.1

エンドゲームを楽しむために見たようなものだが、それ以上でも以下でもないスピンオフな印象。愛嬌はあるもののキャプテン・マーベルのキャラも、他の面々に較べると弱い。
前半は退屈でうとうと。ストーリーが面白
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スパイダーマン:スパイダーバース(2018年製作の映画)

4.1

こんなアニメ見たことない!タッチの違う表現が混在していて、一見メチャクチャなんだけど、これが面白い。見ててまったく飽きない。表現の手数の多さに驚嘆するばかり。「そろそろアメコミはお腹いっぱい」と思うた>>続きを読む

マウス・オブ・マッドネス(1994年製作の映画)

2.8

首グルンのところと青い世界のところは笑った。もっとこういう悪趣味なのや変なのをいっぱいぶっ込んで欲しかったが、案外表現的には大人しかった。ストーリーも、もう少し広げてほしかった。

フロリダ・プロジェクト 真夏の魔法(2017年製作の映画)

3.8

度を越したイタズラをする悪ガキ娘と、大人になれない母親。そりゃあこういう事になるよな…。
周りには良い人も(デフォーとか)いたのに、みんなに噛み付いてしまって何も改善できない。でもそれはそういう風に生
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音量を上げろタコ!なに歌ってんのか全然わかんねぇんだよ!!(2018年製作の映画)

2.9

盛り上がりそうで盛り上がりに欠ける。小ボケが多すぎてストーリーがあってないような感じ。そして映像もなんだか見辛いし、テンポも良くない。
そして、ウィスパーボイスで歌ってたときの方が、音量を上げて歌って
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運び屋(2018年製作の映画)

4.1

俺みたいになるな!イーストウッドのしくじり先生。年老いてなお、間違った方向に進んじゃうし、後悔だらけの人生なのに、どこか楽しそうでカッコいい。
シリアスな部分もあるが、ほのぼのとしてて笑えるシーンの方
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THE GUILTY/ギルティ(2018年製作の映画)

3.8

音声だけで事件を解決!ってそんなに目新しくもないけど、優秀な警察が些細な手掛かりを元に真相に迫っていくような構成の映画は好き。
しかし、本作はそういうのとはまたちょっと違う。主人公のアスガーはオペレー
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犯罪都市(2017年製作の映画)

4.0

すぐに斧を振り回したりナイフでサクサクやりまくる謎の手練れ三人組のクレイジーっぷりに戦々恐々とする前半。
しかし、マドンソク刑事の豪腕を見れば負ける気がしないぜ!すぐに手が出る粗っぽさはあるが、子供や
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グリーンブック(2018年製作の映画)

4.5

最近、私の敬愛するサム・クックのドキュメンタリーを観たが、ドン・シャーリーもまたそれに近い闘いをしていた。サムは黒人席を隅っこにおいやるようなところでの演奏は断固拒否していたらしい。
彼らのようなトッ
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ペンギン・ハイウェイ(2018年製作の映画)

3.9

意識高くて理屈っぽくて賢いんだが、おっぱいに惹かれてる主人公のアオヤマ君がとても魅力的。彼を取り巻くそれぞれの登場人物も魅力的。ペンギンも可愛いし、背景も綺麗。
ほのぼの系かと思いきや割と破天荒な内容
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リマスター サム・クック(2019年製作の映画)

3.6

差別に敢然と立ち向かう、最高のソウルミュージシャン、サム・クックかっこよし!コンパクトにまとまった良いドキュメンタリーだったが、少し物足りない。
彼の死の真実を解明し、彼の伝記映画をそろそろ作って欲し
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少女邂逅(2017年製作の映画)

2.3

典型的な文学的低予算青春映画という感じ。謎めいた少女もファンタジーにするなら思いきってそっちに振れば良いのに。夢パートのアバンギャルド感も肌に合わず。全体的に退屈。
邂逅ってのはダブルミーニングという
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ぼくらと、ぼくらの闇(2017年製作の映画)

3.3

取り返しのつかない「事故」を隠蔽することで、重荷を背負った少年達が描かれる。罪悪感に苛まれる描写は生々しくて素晴らしかったが、後半の展開はちょっと唐突に感じた。あんな雑な隠蔽だったら、もっとはやく発覚>>続きを読む

シャブ極道(1996年製作の映画)

3.8

シャブでみんなを幸せにしたい、シャブ大好き破天荒極道の成り上がりと復讐のお話。喜怒哀楽激しすぎて、かなりハイ。本能だけで生きる男。絶対こんな上司嫌だ。でもどこか憎めないのは役所さんが演じるからなんだろ>>続きを読む

ファースト・マン(2018年製作の映画)

-

結構寝てしまったので多くは語れないが、陰鬱な雰囲気で長いので結構しんどい。ロケット発着時の重厚な演出は好きだった。

アクアマン(2018年製作の映画)

4.1

水中のヒーローって、どうなのよ?って思ってたけどまさかこんなにド派手な映画とは!アイマックスで鑑賞したのは大正解。隅から隅まで作り込まれた世界観に酔いしれる。ただのヒーローアクションの枠を優に超えてい>>続きを読む

テリファイド(2017年製作の映画)

2.6

壁ドンからの、最初の怪異はとっても良ったんだが、そこからはいちいち間延び間延び。恐怖シーンから恐怖シーンまでの間が長いので眠くなる。恐怖演出自体は好みだったが、ストーリーがよくわからなかった。

アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー(2018年製作の映画)

4.2

マーベルは話膨らみすぎて追いきれなくて、映画館で鑑賞しなくなってから久しいが次回作は見ようかな、と思えた。
やっぱとにかく派手で面白い。最強の敵であるサノスさんもある意味正義漢で変な哀愁があって良し。
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七つの会議(2018年製作の映画)

3.8

顔面どアップだらけ。濃い役者達の顔芸対決!(と言っても結局香川さんの独壇場…)殺し合いしたほうがしっくりくるようなキャスト陣が、組織のため、保身のため、醜い争いを繰り広げる!
オムニバス形式で進行する
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マイケル・ムーアの世界侵略のススメ(2015年製作の映画)

3.3

タイトルとは裏腹に、他の国の良いところをアメリカに持ち帰るぞ!という、前向きでポップな作品。なので、持ち味である取材対象に嫌がられながらも突撃取材みたいなのは全くなく、真っ当な教養ドキュメンタリーにな>>続きを読む

マッド・ダディ(2017年製作の映画)

4.0

自分の人生のすべてを捨てて愛を注いでいるのに、子供はクソ生意気。こんな人生に誰がした?いやいや親御さん、それは子供に期待しすぎなんじゃないですか。幸せなこともいっぱいあったのに忘れていませんか。とは言>>続きを読む

ヱヴァンゲリヲン新劇場版:破(2009年製作の映画)

4.1

目まぐるしすぎる序と違って適切なテンポ。バトルだけでなく、ハートフルな人間ドラマも描かれてポカポカする。童謡的な曲を絶望的なシーンで二回も使うのはどうかと思うう。
何回シンジ君をいじけさせりゃ気がすむ
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ヱヴァンゲリヲン新劇場版:序(2007年製作の映画)

3.9

パパンに会いに来ただけなのに、いきなり命賭けて化け物と戦えって言われる、なんて酷い話。しかし、本作は葛藤もそこそこに、凄まじいテンポで次から次へと使徒が現れる。復習として見るには悪くない。アスカがいな>>続きを読む

素敵なダイナマイトスキャンダル(2017年製作の映画)

3.2

題材は面白いのに、末井という人物を描きたいのか、特定の事件を描きたいのか、時代を描きたいのかがイマイチ伝わってこない。起承転結もなく、淡々としている割に長い。
エロをめぐる警察とのやりとりは笑えた。ラ
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蜘蛛の巣を払う女(2018年製作の映画)

3.7

氷上を走るバイクのシーンには惚れ惚れしたが「ドラゴンタトゥーの女」の流れとして見ると全体的にパンチに欠け、やや物足りない。ハッカーずるい。
毒薬注射、人間ビニール詰め、スナイパー無双等、印象的なシーン
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パディントン 2(2017年製作の映画)

3.9

紳士熊のほのぼのコミカルアクションサスペンス。序盤の、絵本に吸い込まれるシーンが素敵。投獄生活で環境を変えちゃう流れが楽しい。
清々しいほど爽やかだけど、笑いのエッジが効いているところも好き。
小熊の
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聖なる鹿殺し キリング・オブ・ア・セイクリッド・ディア(2017年製作の映画)

3.5

悪趣味で理不尽。登場人物がみんな無表情で無機質だし、不穏を煽る効果音が不愉快で神経を削られる。あの子は神なのか悪魔なのかなんなのか。正解はあったのか。でも謎は解き明かされない。もやもや。
巨大な病院の
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レディ・バード(2017年製作の映画)

3.8

若者の「退屈な田舎から出ていきたい!」という物語は世界共通。お母さんとレディバードの関係がギクシャクしているように見えて、案外普通の、ちゃんとしたコミュニケーションなのかもしれない。ささやかだけど、す>>続きを読む

グリンチ(2018年製作の映画)

2.0

映画を初めて見るお子さま向けに作られたかのように過剰に説明ナレーションが入るのが鬱陶しい。説教臭い。
グリンチが何故誰もいない孤児院に一人で過ごして、そのくせ一人で悠々自適に生活しているのかサッパリ分
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ピーターラビット(2018年製作の映画)

4.1

人間とウサギ達のガチンコのバトルアクションコメディ。次第にエスカレートしていき、殺し合いにまで発展するバトルにハラハラする。といってもノリはひたすら軽くイルミネーションスタジオのノリに近い。笑いの切れ>>続きを読む

バード・ボックス(2018年製作の映画)

3.7

それを見たら気が狂って死んでしまうし、大体その辺一体の外にいるらしいので外に出るときは目隠し。人の眼を介してやられる場合もあるので初対面の人と会う場合も目隠し。
設定は独自だが、スーパーマーケット行っ
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暁に祈れ(2017年製作の映画)

3.1

言葉の通じない異国の地で刑務所にぶちこまれることのなんと不安なことか。タイ語字幕がほとんどないので、ビリーさんと一緒に不安な気持ちになれる。
しかも、周りは全身刺青だらけの明らかにヤバすぎる奴らで貞操
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シュガー・ラッシュ:オンライン(2018年製作の映画)

4.1

今回の舞台はインターネット!インターネットの擬人化・可視化。広告や検索もキャラクターになってしまうと愛着が出る。
プリンセスコントも切れ味抜群!メリダ美味しすぎる。ヴァネロペもまさかの覚醒!
レース要
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