Nさんの映画レビュー・感想・評価 - 7ページ目

戦争と女の顔(2019年製作の映画)

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この映画の基になった『戦争は女の顔をしていない』を読んだ時、声もなく震えるような衝撃を受けた記憶がある。映画公開が発表になった時から何としても観に行かなければと思っていて、上映最終日、朝、滑りこみで鑑>>続きを読む

辻占恋慕(2020年製作の映画)

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物語が進むにつれて、中の時間が経つにつれて、最初はあまり得意に思えなかったふたりが、なんだかとてつもなく愛おしくてなってしまって、短い間だったけど一緒に時を過ごせて良かった。奇妙に可笑しい、早口言葉み>>続きを読む

チワワちゃん(2018年製作の映画)

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私はどうしたってチワワちゃんにはなれないしなりたいとも思わないけど、光と闇を感じさせる魅力から目が離せないし、好意とも憧れとも嫉妬とも違う微妙な感情を抱かせる。光に吸い込まれていったチワワちゃん、こち>>続きを読む

きみと、波にのれたら(2019年製作の映画)

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湯浅監督過去作が観たくて鑑賞。
水の描き方がたまらなく大好き!冷たくて涼しくて時に怖い存在でありながら、あたたかい感情が乗ってるのがはっきりと感じられて、今この手で触れているような感覚になる。

『夜
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プアン/友だちと呼ばせて(2021年製作の映画)

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Fan's Voiceさんのオンライン試写会で鑑賞。タイ本国での公開時から日本公開を楽しみにしていたのでいち早く観れて本当に嬉しかった!

『バッド・ジーニアス』の監督でプロデュースにはウォン・カーウ
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夜明け告げるルーのうた(2017年製作の映画)

5.0

20220715
こんなにドンピシャで好きになるなら、もっと早く観とけば良かったーーー!!!と頭を抱えてしまうくらいには最高で大好きな作品がまた1つ自分の中に爆誕してしまって嬉しい!!!

音楽を聴く
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時をかける少女(1983年製作の映画)

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結局よく分からなかったけど、時代を感じさせるCGと(私はその頃生きていないのに)懐かしい風景と平和な人々と、時をかけるパラパラ漫画のような場面転換と、可愛すぎるエンドロールでオールオッケーな気持ち。出>>続きを読む

わたし達はおとな(2022年製作の映画)

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こんな風に具合が悪い映画は初めてだった…。淡々と日常を切り取るカメラに淡々と映し出された激しい揺らぎや衝突のそのギャップや、時間軸が何の前触れもなく切り替わるそのスピード感に乗り物酔いするような感覚に>>続きを読む

アヒルと鴨のコインロッカー(2006年製作の映画)

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話が繋がってもなお私にはよく分からなかったし今以上に外国人に対して不寛容な社会がしんどかったけど、確かに神だ…と思えるボブ・ディランの曲と唐突に現れる松田龍平が尊すぎて、それだけで観た甲斐があると思え>>続きを読む

百年と希望(2022年製作の映画)

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興味はあったけど、恐らく自分から観ることはなかったであろう作品。きっかけをくれた方に、とても感謝してる。参院選前に観れて本当に良かった。

幼い頃から、政治というものについてオープンに話すことはまるで
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オペラ座の怪人(2004年製作の映画)

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今週劇団四季の「オペラ座の怪人」を観に行くので、予習として映画を観た!名前は聞くけどどんな話なのか全然知らないことに気づいた。こんな面白いの…!?
話が面白いのはもちろん、映画の演出も最高だった…。と
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イエスマン “YES”は人生のパスワード(2008年製作の映画)

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何も考えずに笑って観れる映画の気分で、そこはもうジム・キャリーしかいないだろうと、いつか観ようと思っていた『イエスマン』!
頭を空っぽで楽しむはずが、ゲラゲラ笑いながらも何だか色々考えてしまった。私も
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ガタカ(1997年製作の映画)

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遺伝子だけで自分を説明するなよ!あそこまで追い求められる夢があるって凄いな…自分にはきっと無理だな…と少ししょんぼりしてしまった…。人生は可能性に満ちているのだと感じさせられたから、まだ人生ここからど>>続きを読む

グレイテスト・ショーマン(2017年製作の映画)

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初めて観たのが映画愛ダダ漏れの塚口サンサン劇場の特別音響上映で本っっっ当〜〜〜に良かった!!!!!塚口に引っ越したい以外の感情がない。

耳にしたことはあったけど前後の文脈を知ってから聴く「This
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サイダーのように言葉が湧き上がる(2020年製作の映画)

5.0

ボロッボロ泣いてしまった。私にも沢山コンプレックスがあるけど、いつかあんなふうに乗り越えられたらいいなと思ったし、いつかあんなふうに受け入れてくれる人に出会えたらいいなと思った。ラストシーン、発される>>続きを読む

ピンポン(2002年製作の映画)

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20年以上前の窪塚洋介と井浦新ってその時点で最高すぎる…リアルタイムで観てたら絶対窪塚洋介にガチ恋だっただろうなと思ったけど、残念ながらその時私はまだ姿かたちもできてなかったです。
ヒーロー見参、かっ
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水魚の交わり(2021年製作の映画)

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ロケーションが素敵すぎる。印象的な枝分かれ路地、映されるたびに見え方が違うから驚く。
水魚の交わり、2人の関係は、言葉にするのが難しい。胸がぎゅっとなった。

犬王(2021年製作の映画)

5.0

「最高」以外の何ものでもなかった………(涙)音楽も物語も画も声も「最高」を叩き出していて、何度も声を上げそうになったしものすごい勢いで破顔していた、楽しすぎる!!
こんなにロックで激アツな歴史物が未だ
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彼女が好きなものは(2021年製作の映画)

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好きなシーンもセリフもあったかもしれないけれど、それ以上にしんどいシーンやセリフや空気感が多すぎて、もう観たくない…。
同性愛は異常だと同性愛者が思ってしまう・思わせてしまう、異性愛規範に縛られすぎて
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シークレット・ラブ: 65年後のカミングアウト(2020年製作の映画)

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「いとこ」と呼ぶこと、破られた手紙、ロマンチックすぎる言葉たち、ベッドで眠る写真、震える手で交換する指輪、指先に届けと願うキス。全部全部素敵すぎて、それと同時にその背後にある半世紀をも軽く超える2人の>>続きを読む

マーシャ・P・ジョンソンの生と死(2017年製作の映画)

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まじで頭を抱えてしまっている。頭が痛い。震える。言葉がない。圧倒的に知識もなかったので、かなりの衝撃だった。言語化して、名前を付けて、そうでないと見えずに隠されてしまうから、だけどそうして名前を付けて>>続きを読む

素晴らしき眺め/奇跡の眺め(2022年製作の映画)

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20220601
海外で次々上映が決まる中日本ではもう観れないのかな…て思っていたところに、まさかのNetflixありがとう!!!(号泣)配信日、日付が変わった瞬間に再生した。

内容は、日本人のわた
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リトル・ガール(2020年製作の映画)

5.0

映画館で観たかったけれど尽くタイミングを逃していたので、本当にありがとうNetflix…!

「どうやって撮影したの?」が率直な感想。眼差しがカメラみたいなドキュメンタリー、こんなの観たことない。撮る
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EUREKA ユリイカ(2000年製作の映画)

5.0

20220602
217分、観たのか…映画館でこの作品を観れて本当に良かった。私が生まれるよりも前の作品を映画館で観れるなんて、でも上映の理由が理由だからどうしようもなく寂しい。青山監督の新作を映画館
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魔女の宅急便(1989年製作の映画)

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名作中の名作...(涙)こんなに「頑張れ!」の言葉が刺さる映画はない。

ムーンライト・シャドウ(2021年製作の映画)

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あんな鈴の音、絶対に忘れられないって...。
最後の詩のような祈りのような決意の語り、そこに着地するラスト、それだけで観て良かったと思えた。

登場人物のキャラクターやビジュアルがとにかく絶妙に良かっ
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コバルトブルー(2021年製作の映画)

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首筋のコバルトブルー......!!!!と突然現れた象......!!!!

主人公と妹、尼僧、先生の気持ちをぐるぐる考えてしまって、もう...。妹がカツラを脱ぎ捨て短パンで駆けていくシーンが最高すぎ
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ムーンライト(2016年製作の映画)

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ずっと観たくて大切にしすぎた。
ポスターのイメージはあったけれど、まさか3人のシャロンだったとは...。
青年期、夜の海辺の、シャロンとケヴィンのシーンは痺れた。気持ち良い潮風に泣きたくなる者と、泣き
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ぼくは明日、昨日のきみとデートする(2016年製作の映画)

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こんなにガッツリ京都叡山電鉄沿いが舞台になった映画とは知らず、観てて楽しかった!京都みなみ会館が出てきた時はさすがにうわー!と思った!
タイトルがネタバレすぎてかなり序盤から先が読めてしまったのは悲し
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アンヌ+:THE MOVIE(2021年製作の映画)

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不器用に悩んでぐるぐるする女の子(とはもう言えない年齢の)主人公が出てくる映画はほぼ無条件に好きなので、割と好きだった。
人間関係、その中でも特に恋愛関係を築く相手との対話、自分らしくいられるか、の大
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佐々木、イン、マイマイン(2020年製作の映画)

5.0

20220521
遂に佐々木を...ありがとうNetflix...。だけどこの映画は、映画館で観てこその映画なのだろうなと思って悔しくなった。生活音をかき消すイヤホンでも聴こえないほどの声や、シャワー
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パリ13区(2021年製作の映画)

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私の知らない「パリ」がここにはあった。泥臭く人間くさく悩んでぶつかって支え合って立ち上がって、そんな「パリ」もそんな人たちも今まで観たことがなかったから、とても良かった。出会えて良かった。ノラとアンバ>>続きを読む

僕らをつなぐもの(2022年製作の映画)

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さすがにDNA鑑定は了承を得てからやろうよ...と思った...。こんな展開になるとは思ってなくて驚いたけど、でも実際想像していたみたいに上手くいくことはなかなかないよなとも思った。
こんな題材を扱った
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ぼくたちのチーム(2016年製作の映画)

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主演2人が恋仲になるわけではなく、まさにチームメイトとして成長していく様を描いていたのは新鮮だった。ああいう運動会系の、いわゆる「男子」ノリって本当につらい...。

東京ゴッドファーザーズ(2003年製作の映画)

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奇跡以外の何物でもない年越しの物語。
笑って泣いて忙しかったから、ミユキみたいに何度も鼻をすすってこらえた。最高だよ!
新しい年は3人にとって、どんな年になるのだろうか。

おなかすいた、寒い(1984年製作の映画)

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どこまでもその瞬間瞬間の欲望や感情に正直で何でも口に出して行動しちゃうのがあまりにも若くて良い、それで良い、それが良い!とにかくずっとお腹がすいてるのも若さゆえなのかなと思ったり。お腹すくよね。
キス
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