こーひーシュガーさんの映画レビュー・感想・評価

こーひーシュガー

こーひーシュガー

パリ、テキサス(1984年製作の映画)

3.7

【内省的自己探索の先に待つものとは―――『パリ、テキサス』】

過去に浸ることと現在から逃げることはコインの表と裏。
過去の行いは現在そして未来までも縛り上げる。
堕ちた者たちはいかにして他者からの信
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異人たち(2023年製作の映画)

3.7

素晴らしい。
場面の切り替えが複雑な演出のため少し難解ではあるものの、それ以外はかなり良かった。
前情報でホラー味があると言われてるのを知っていたため、それなりの覚悟で鑑賞。
全然ホラーではない。
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アイアンクロー(2023年製作の映画)

3.7

人物描写が良い。
こういうヒューマン・ドラマは人間のリアルを描くからこそある意味ホラー映画になる。
最も感情移入しやすいのは嫉妬心と劣等感を持ったキャラだと個人的には思ってる。
誰もが一度は抱え、悩み
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プリシラ(2023年製作の映画)

2.7

このレビューはネタバレを含みます

スーパースター≠理想の人

ゴッドファーザー(最終章):マイケル・コルレオーネの最期(2020年製作の映画)

3.8

このレビューはネタバレを含みます

【永遠の罰―――『ゴッドファーザー 最終章 マイケル・コルレオーネの最期』】

罪はどれだけ懺悔しても消えない。
懺悔はしょせん形式上の赦しでしかない。
かつて愛した女を殺され、何年もの月日を経ても同
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ゴッドファーザーPART II(1974年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

【悪魔はいつも過去にいる―――『ゴッドファーザー PARTⅡ』】

一作目に比べると静かに物語が進む。

現在と過去の2つの時間を交互に描く形式で、現在はマイケル・コルレオーネ、過去ではヴィトー・コル
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ゴッドファーザー(1972年製作の映画)

4.5

このレビューはネタバレを含みます

【男の世界―――『ゴッドファーザー』】

マーロン・ブランドとアル・パチーノの権力象の対比の描き方、それによる周囲の人物描写の変遷、悪意が悪意を呼ぶサスペンス、人間臭い男たちのドラマ。
素晴らしすぎる
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オッペンハイマー(2023年製作の映画)

4.6

この世に"それ"を生み出すこと、そして"それ"を使用することが正しいことか否か…
理性ではわかっていたはずだった…
だがその質問に対する答えを抹消したのは学問的使命感と愛国心、そして焦りだった。
使命
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心をつむいで(2018年製作の映画)

1.7

このレビューはネタバレを含みます

14分と、短編にしては少し長め
10分以内の短編でもっといい作品は他にもたくさんあるのでこれを観るくらいなら他のを観るほうが時間の無駄にはならないのでおすすめする。

⚠以下より少し過激です。

「多
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三匹の子ぶた(1933年製作の映画)

3.4

オオカミなんて怖くない(対策をしていればの話)

花と木(1932年製作の映画)

3.6

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垂れ下がった花をベルに、鳥の鳴き声をサイレンに、不自然に曲がった木の枝をハープに見立てるなど、やはりウォルト・ディズニーは想像力が豊かな人だなと改めて実感。
だとしても芋虫を指輪にしようなんて普通思い
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ネッシーのなみだ(2011年製作の映画)

3.2

このレビューはネタバレを含みます

クレジットのとき"MACFROOGOLF"(マックフルーゴルフ)と書かれた看板の文字がいくつか落ちて"MACFOOL"(マックはバカ)になったのを見逃さなかったぜ😏

スパイダー・ハムの災難(2019年製作の映画)

3.2

スパイダー・ハムがポータルに吸い込まれ、マイルスたちと出会う直前を描いた短編アニメ
小さい頃観てたディズニー・チャンネルのような作画で躍動感がある映像だった。
ハムかわいい

ロレンゾ(2004年製作の映画)

3.7

ダークな世界観が好きな僕にとって最高な短編だった。
『ピノキオ』のように小さい子供には怖いと感じるが、教訓めいていて、映像と音楽を楽しむこともできる作品。
ディズニーの短編には無限の可能性があると実感
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デスティーノ(2003年製作の映画)

3.8

映像が美しい
見惚れた
こんなにも映像に見惚れたのは小学生の時に『美女と野獣』を初めて観たとき以来だ
目に映るものすべてが

美しい

ラマになった王様(2000年製作の映画)

3.9

このレビューはネタバレを含みます

最高にハッピーな気分になれた!
クスコとパチャは最初こそ衝突しながらも着々と仲を深める過程が最高。
あと脚本の粗を自ら指摘してツッコむとことかスクリーンを停止再生させるメタ要素満載で遊び心があってディ
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真珠の耳飾りの少女(2003年製作の映画)

3.0

このレビューはネタバレを含みます

【表現者と被表現者の恍惚―――『真珠の耳飾りの少女』】

フェルメール作「真珠の耳飾りの少女」
あの有名な絵画の誕生秘話。
(どこまで史実なのかはわからない)

主人公の置かれる環境が変化するところか
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