こーひーシュガーさんの映画レビュー・感想・評価 - 3ページ目

DUNE/デューン 砂の惑星(2020年製作の映画)

3.8

1984年のデヴィッド・リンチ版に比べると人物の関係性を深める描写が多く、観やすい作りになっていたと思う。

ネズミ捕りの男(2023年製作の映画)

3.2

同じ短編シリーズの作品群である『ヘンリー・シュガーのワンダフルな物語』や『毒』、『白鳥』に比べると地味

白鳥(2023年製作の映画)

3.5

【理不尽と不屈―――『白鳥』】

理不尽なことで追い詰められたとき、権力に屈することを強制させられたとき、それを受容するか、抵抗するか。
受容すれば、傷つき、抵抗しても傷つく。
どうせ傷つくなら、抵抗
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タクシードライバー(1976年製作の映画)

3.6

【"正しさ"としての慈悲―――『タクシー・ドライバー』】

『ジョーカー』はこれに影響されたんだな。
確かに似ている。
犯罪、貧困、格差、政治…
汚物あるところに怒りあり。
貧困は犯罪へと人を走らせる
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ノマドランド(2020年製作の映画)

3.8

【ホームレス?いいえ"ハウス"レス―――『ノマドランド』】

homeとhouse
似ているようで異なる意味の単語。
homeは心の拠り所。
houseは帰る場所、住む場所。
企業の倒産が原因で家を失
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砂の惑星(1984年製作の映画)

3.3

このレビューはネタバレを含みます

【資源を巡る宇宙戦争―――『砂の惑星』】

ティモシー版を観る前にまずはカイル・マクラクラン版を視聴。
デューンと呼ばれる砂の惑星で取れる香料の採掘権を巡って勃発する戦争を描いたSFスペクタクル。
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怪物(2023年製作の映画)

3.4

このレビューはネタバレを含みます

【二種類の怪物―――『怪物』】

映画としては、時系列があっちこっちするのでついていけない人もいるかもしれない。
登場人物たちが複雑に絡み合うのも、観る人によっては疲れるかな。

世の中には二種類の怪
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星の消えた空に(2021年製作の映画)

3.3

【愛と幸せの分化がもたらすもの―――『星の消えた空に』】

愛する人と子供を作り、さらに愛すべき存在が生まれる。
幸せなことだ。
でもそれを"幸せなこと"だと感じる人がいる一方でそう感じない人がいるこ
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ゴーストワールド(2001年製作の映画)

3.0

【"輝き"からの卒業―――『ゴーストワールド』】

高校卒業ってうれしいようで寂しいようでf*ckin'最高ってやつだよね。
でもそこから先は他力本願は通じない。 
社会の波にもまれていくだけ。
自分
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ビヨンド・ユートピア 脱北(2023年製作の映画)

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【祖国を信じたかった者たち―――『ビヨンド・ユートピア 脱北』】

小さい頃、北朝鮮のニュースを観ていてこう思った。
"なぜ国民は反旗を翻さないのだろう"
声をあげたら処刑されるからか。
居場所を失う
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ナイト・オン・ザ・プラネット(1991年製作の映画)

3.8

【切なく可笑しい5つの人生の物語―――『ナイト・オン・ザ・プラネット』】

同じ夜、まったく異なる5つの場所を走るタクシーの中で繰り広げられる、運転手と乗客の他愛もないようで真剣な会話劇。

夢、家族
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コヴェナント/約束の救出(2023年製作の映画)

3.8

【行動こそが己を見失わないための最善の武器である―――『コヴェナント 約束の救出』】

命の恩人を救うために戦地に単独で乗り込んだ男の救出劇。

展開がとんとん進むため、見飽きない。
ジェイク・ギレン
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A GHOST STORY ア・ゴースト・ストーリー(2017年製作の映画)

3.9

このレビューはネタバレを含みます

【死者の死者による生者のための物語―――『A GHOST STORY ア・ゴースト・ストーリー』】

A24制作のヒューマン・ドラマ。

事故で亡くなった男がゴーストとなり、一人残された妻を側で静かに
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ARGYLLE/アーガイル(2024年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

キングスマンとはまた違った良さがあった。

アクションはキングスマンほどではないが、個性的で見応えあり。
二転三転するストーリーも見飽きない。

そして音楽がいい!!
キャストはだいぶ無駄遣いな気はす
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メッセージ(2016年製作の映画)

3.8

このレビューはネタバレを含みます

【愛、そして未来へ―――『メッセージ』】

未来を知ってもなお、その悲しい運命を包み込む覚悟があるか…
誰もが一度は妄想し、熟考したであろうことを映画人が本気で問いかけるSFドラマ。

クリストファー
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生きる(1952年製作の映画)

4.3

このレビューはネタバレを含みます

【燃え尽きゆく命の美学―――『生きる』】

〈二度目の誕生日〉
役所の部下である女性・小田切とよと交流を深めていくうちに、彼女に生き方のヒントを求め始めた渡邊は新しいものを生み出すという目標に辿り着き
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PERFECT DAYS(2023年製作の映画)

4.4

このレビューはネタバレを含みます

【不平等社会の中に見える近接性―――「PERFECT DAYS」】

※一度マークしたが、再編集して投稿

何か壮大で心躍ることが起きるわけでもない。
ただ1人の平凡な中年男の日常を坦々と映しているだ
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羊とオオカミの恋と殺人(2019年製作の映画)

1.8

う〜ん…おもしろくない…
キャラクターに誰一人感情移入できないし、アクションは期待してなかったから逆に期待通り😅
展開もイマイチのれない。
福原遥がかわいいが、『あの花が咲く丘で〜』のときもそうだった
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フォロウィング(1998年製作の映画)

3.5

クリストファー・ノーラン史上最も難解な映画だと思ってる。

グリーンマイル(1999年製作の映画)

4.4

名作中の名作。
生と死、愛、絆。
人生を強く生きたい。

デッドマン(1995年製作の映画)

3.8

深夜、お酒片手に一人で観た。
そういう観るときの環境のおかげなのかは知らないが、めちゃくちゃいい気分になれた。

一回騙されたと思ってやってみてほしい。
夜、お酒を飲みながら、一人。
このコンディショ
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マダム・ウェブ(2024年製作の映画)

3.0

このレビューはネタバレを含みます

シドニー・スウィーニーに惚れた。
ダコタ・ジョンソンかっこいい。
ジュリア・ロバーツの姪、エマ・ロバーツかわいい。

いくら見栄え悪いからって予知のヴィジョンばっかりを予告に使って、客呼び込もうとする
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落下の解剖学(2023年製作の映画)

3.2

裁判開始前は眠くなった。

でも裁判が始まったら一気に面白くなる。
オチは微妙…

ネクスト・ゴール・ウィンズ(2023年製作の映画)

3.6

異なる人種、宗教、国籍、性別、文化…
見てる方向、価値観がバラバラでも、

我々はみな"負け犬"という点で同志。

ボーはおそれている(2023年製作の映画)

2.8

一体何を観せられたんだろう…

アリ・アスター監督作品の長編はこれが初なのだが、う〜んなにがなんだかわからなかった…

俺が言えることは「不穏だった」
あと「二度と観ない」

シンドラーのリスト(1993年製作の映画)

4.1

泣いた映画は『タイタニック』、『戦火の馬』そして本作の3つ。
戦争ものと動物系に弱いのだが、これはとても胸が苦しくなる戦争映画だった。

第二次世界大戦中、多くのユダヤ人をホロコーストから救ったドイツ
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ピノキオ(2022年製作の映画)

1.6

このレビューはネタバレを含みます

これを作った人はアニメ版を観たのかな?

まずオリジナルキャラはなにがしたいん?
特に役に立つこともなくて、物語に影響を与えるわけでもない。

白人キャラを黒人に変えるとかそんなのはどうでもよくなるく
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英国王のスピーチ(2010年製作の映画)

4.0

コリン・ファースとジェフリー・ラッシュが向かい合って頬をぷるぷるさせて発声練習してるシーンがシュールで笑っちゃった。

人物描写が素晴らしい。
『レ・ミゼラブル』(2012)のときも思ったが感情表現が
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