sumiさんの映画レビュー・感想・評価

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スマホを落としただけなのに(2022年製作の映画)

3.8

タイトル通り「スマホを落としただけなのに」犯罪に巻き込まれ人生を狂わせられる理不尽な恐怖がジワジワと。冒頭のスマホを駆使した掴みのシーンからグッと引き込まれた。スマホは現代人の身体の一部であり、人によ>>続きを読む

アイ・キャン・スピーク(2017年製作の映画)

4.0

これは絶対観たいと思っていた映画。
癖強老人オクプンと市役所勤めのマニュアル人間ミンジェが英語の勉強を通じて心を通わせていくハートフルコメディ…と思いきや映画の本質はオクプンの過去・従軍慰安婦。後半は
>>続きを読む

キングメーカー 大統領を作った男(2021年製作の映画)

4.3

国を変えたい信念は強いが後ろ盾の無い地方政治家キムウンボムと、そんな彼に共感し持ち前の頭の良さで助言をしてウンボムを上り詰めさせた薬剤師のソチャンデ。金大中大統領と厳昌録という人物との実話が元になって>>続きを読む

名もなき野良犬の輪舞(2016年製作の映画)

4.3

ソルギョングが最強にギラッギラしてセクシー。他の方のレビューでも大人気の台詞「ちゃぎや ねわっでーい!」のくだりはかっこよすぎて3回繰り返した。初めはソルギョングの独断場になるかと思ったのに、イムシワ>>続きを読む

悪魔を見た(2010年製作の映画)

4.0

歪んだ欲求で殺人を楽しむ男と、痛めつけては解放する事を繰り返すことで復讐を成し遂げていく男。そんな二人の悪魔を見た。チェミンシク×イビョンホンの血で血を洗う争いと暴力のオンパレード。ドアが開いた瞬間に>>続きを読む

復讐者に憐れみを(2002年製作の映画)

4.0

積み重なる負と不運の連続を目の当たりにしてとても苦い気持ちになった。なぜよりによってその場所に?なぜ今?というひとつひとつの最低条件が奇跡的に同時発生し、最悪の事態が連鎖していく。それぞれ生きる為に必>>続きを読む

ただ悪より救いたまえ(2019年製作の映画)

4.5

引退前に最後の仕事を引き受けた暗殺者×復讐に燃えるヤクザの限りないドンパチ。タイのじめっとした雰囲気の中で銃をぶっぱなし屋台をぶっ壊し手榴弾まで持ち込んで命を狙うもんだからノワールなのに不思議な爽快感>>続きを読む

ジャンルだけロマンス(2021年製作の映画)

3.3

小説を書けなくなりスランプに陥っている作家キムヒョンと、ヒョンに想いを寄せる作家志望の学生ユジンのブロマンス?同居しながら共同執筆をしていくあたりはポップで面白くなりそ〜って期待したのに、元妻&出版社>>続きを読む

君だけが知らない(2021年製作の映画)

3.8

事故で記憶を失くし、自分が何者なのか今まで何をしていたのか、記憶なのか幻覚なのかまるで分からない暗闇の中にいるスジンの不安定さが表現されていて見ているだけでハラハラ。職場の上司に出会ってから夫へ疑惑の>>続きを読む

公共の敵(2002年製作の映画)

4.0

やりたい放題の刑事カンチョルジュン。見ていて面白かった〜。若かりしソルギョング、元ボクサーという設定だからかずんぐりむっくりしてるし口も悪いのになんだか可愛い。対する“公共の敵”エリートイケメン殺人鬼>>続きを読む

別れる決心(2022年製作の映画)

4.5

夫殺害の被疑者と刑事という本来なら交わらないはずのふたりが惹かれていくサスペンスラブストーリー。終始生温かい風が流れているような湿度ある雰囲気。パクヘイルのじっとりとした眼差し、タンウェイの中国語アク>>続きを読む

僕の中のあいつ(2018年製作の映画)

3.8

おれがあいつであいつがおれで的な幾度となくこすられまくった設定なのに安定の面白さだったのはキャストの演技力なんだろうな。ジニョンの切れ味鋭いビンタ見るたびについ笑ってしまった。勢いがすごいです。ジニョ>>続きを読む

SP 国家情報局:Mr.ZOO(2019年製作の映画)

3.6

ガチガチのイソンミンばかり見てきたからこのぐらいほんわかしてても良いかも。動物の言葉を理解できるようになってしまった動物嫌いのミスター・ジュ(zooとかけてるの可愛い)。ひょんなことから軍用犬のアリが>>続きを読む

死体が消えた夜(2018年製作の映画)

3.8

殺した妻の遺体が消え、男の周りで起こる怪奇現象の数々に妻がまだ生きていると怯える男。そんな男に目をつけた刑事。ありがちな内容で退屈… と思っていたら、いきなり物語が反転。急降下するジェットコースターの>>続きを読む

アンティーク 〜西洋骨董洋菓子店〜(2008年製作の映画)

3.8

公開当時、チュジフンとキムジェウク目当てに韓国で観た思い出。かっこいいな〜と思いつつそこまで刺さらなかったんだけど、久しぶりにもう一度。14年も前の作品なのに、映画の雰囲気とかケーキのビジュアルも古臭>>続きを読む

コンフェッション 友の告白(2014年製作の映画)

4.0

学生時代から仲が良かった3人。ある出来事をきっかけにそれぞれの人生の歯車が狂いはじめていく。女に暴力振るうわ口は悪いわ、救いようのない悪人に見えるインチョルは実はどこまでも友達思い。友人を失ってわんわ>>続きを読む

ハッピーエンド(1999年製作の映画)

3.2

むかし観たとき最後のシーンだけやたら印象的で大人になってからもう一度観てみた。チュジンモに惹かれたことないけど若かりし頃はチェンボーリンっぽくてかっこいい!チョンドヨン姐さんとの身体を張ったがむしゃら>>続きを読む

KCIA 南山の部長たち(2018年製作の映画)

4.3

韓国を経済的に成長させた功績者である半面、長年の独裁的な軍事政権により最終的に暗殺された朴正熙の史実をベースにつくられたフィクション。
金部長は大統領の暴走をこれ以上見逃しておけない革命家としての野望
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藁にもすがる獣たち(2018年製作の映画)

4.0

それぞれ事情を抱えた男女があるお金を奪い奪われ。不穏なのにどことなくコミカル、しかしグロテスク(欲の為には手段を厭わないということ含め)。不思議な雰囲気に没入してしまった。何の繋がりもなさそうな登場人>>続きを読む

後悔なんてしない(2006年製作の映画)

3.8

同性同士の禁じられた恋がテーマだけど男だ女だ関係なく立場や環境の違う人間同士の話として結構面白かった。2006年のやたら古めかしい映像も雰囲気あって良い。つっこみどころも多く、シリアスな場面での水鉄砲>>続きを読む

バニシング:未解決事件(2022年製作の映画)

3.2

ユヨンソクが刑事役ということで楽しみにしてたけど、事件の真相を序盤でほぼ見せられるため謎が何も残らない。警察の捜査で真相が分かっても、でしょうね…知ってた。さっきわたし冒頭でそれ見た…状態。法医学者ア>>続きを読む

ディーバ 殺意の水底(2020年製作の映画)

3.5

幼い頃から親友であり飛び込みの選手としてライバルでもあった二人。昔は逆だったのに、いつからか選手として優秀で注目される存在になったイヨンと成績が伸び悩み落ち込むスジン。事故が起きてからイヨンがどんどん>>続きを読む

呪呪呪/死者をあやつるもの(2020年製作の映画)

3.8

「謗法」映画版。ドラマのオカルティックな雰囲気とは少し違い、今回の呪いはインドネシアで行われているという死者を呪術で操り標的を殺すというもの。大群がゾンビ以上に全力疾走し、カーチェイスまで繰り広げる姿>>続きを読む

犯罪都市(2017年製作の映画)

3.5

本気の犯罪都市。中国マフィアが無慈悲すぎて韓国ヤクザを応援してしまいそうになる自分がいた。あんなミニ斧みたいなの生で常に持ち歩いてるなんてことある?怖。きったないユンゲサンすごいなー。なんかもうあの髪>>続きを読む

メタモルフォーゼ/変身(2019年製作の映画)

3.5

一度悪魔に狙いを定められたら死ぬまで執着されると客ザゲストで学びましたが、こちらも例に漏れず。ある一家が悪魔に取り憑かれ翻弄されるというお話で、とにかく邪悪でおぞましい。終盤は誰が悪魔なのか分からず疑>>続きを読む

セシボン(2015年製作の映画)

3.0

序盤はフォークミュージックを通じた男3人の素朴な青春物語だと思ってたから正直期待外れ。カンハヌルとチョボンネの歌声はとても澄み渡っていて素敵だった。もっと聞きたかったな〜。というか純粋に彼らにもっと出>>続きを読む

悪人伝(2018年製作の映画)

4.0

おもしろかったー!
なんだかんだいつもの可愛いマブリー物語かと思いきや、序盤のサンドバッグのくだりでこれはガチのやつだと確信。強くて悪いマドンソク最高。連続殺人犯に殺されかけたヤクザの親分と刑事が手を
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ガール・コップス(2019年製作の映画)

3.5

ラミランとイソンギョンが走って殴ってスカッと爽快。小ネタが散りばめられてるのでクスクス笑えた。タトゥー屋のくだり好き。コミカルさとは裏腹に、卑劣な性犯罪組織を追う本筋の内容はとてもシリアス。このバラン>>続きを読む

1987、ある闘いの真実(2017年製作の映画)

4.5

たった35年前、隣の国で起きていたこと。軍事政権下で権力に従う者、抗う者、真実を伝えようとする者。見て見ぬふりをする者。今でもちょっとしたことで市民はすぐデモを起こすアツい国民性だとしか思っていなかっ>>続きを読む

第8日の夜(2021年製作の映画)

3.5

取り憑かれた女子高生の演出が安くさくてちょっとなえたけれど、赤と黒の目の説明のアニメーションとか廃れた感じとか。雰囲気が好きで結構楽しめた。人を飛石にして憑依し、ゲソゲソに吸い取られた遺体はインパクト>>続きを読む

新感染 ファイナル・エクスプレス(2016年製作の映画)

3.5

超有名作を今更ながら。ただゾンビが出てくるパニックムービーと思いきや、そこは韓国らしく人情があり楽しめた。登場人物全員は最後まで助からず誰かしら犠牲になるのはお決まりだけど、やっぱりつらかったなぁ…。>>続きを読む

ディヴァイン・フューリー/使者(2019年製作の映画)

3.5

ドラマ「客ザゲスト」で見たエクソシストが良かったから気になってこちらも。アンソンギの温かい眼差しがとても素敵。まるでバチカンから本物の神父さまが来たのかなと思うほど。あんな人に出会っていたらわたしも神>>続きを読む

チャンス商会 初恋を探して(2015年製作の映画)

3.3

ヘインくんが出てるの知らなかったー!爽やか〜。得した気分。中盤まで演技とはいえ偏屈老害を見るのがしんどすぎてジジイの恋愛なんて応援しないからなとすら思ってたんだけど、笑 そういう話だったのね。すべてを>>続きを読む

暗数殺人(2018年製作の映画)

3.3

恋人を殺害した容疑で逮捕された男。麻薬捜査の刑事にある日突然「俺は他にも6人殺した。全部で7人だ。」と告白する。虚言なのか真実なのか。刑事と男の心理戦は淡々としていたけれど実話ゆえふんわり終わってしま>>続きを読む

エクストリーム・ジョブ(2018年製作の映画)

4.5

独特の間と言葉のチョイス。笑いのセンスって国を越えるのね。麻薬組織のアジトを見張るためにちょうどいい場所にあったチキン屋を買い取りバレないように適当に商売始め…ようとしたらチキンが大大大ヒットしてしま>>続きを読む

サムジンカンパニー1995(2020年製作の映画)

3.8

能力はあるのに高卒というだけで雑用しかさせてもらえない大企業に勤める女子社員。ある日、会社の不正を目撃してしまい友人たちと共に立ち上がる。原題にあるTOEICも、韓国ではこんなに早い時代から重要視され>>続きを読む

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