悪魔を見たのsumiのレビュー・感想・評価

歪んだ欲求で殺人を楽しむ男と、痛めつけては解放する事を繰り返すことで復讐を成し遂げていく男。そんな二人の悪魔を見た。チェミンシク×イビョンホンの血で血を洗う争いと暴力のオンパレード。ドアが開いた瞬間にスパンッといったときは、お、勢いよくいったねぇ！となんだかテンションが上がり清々しささえ感じたんだけど(私も悪魔か？)結局虚しさしか手元に残らない現実に引き戻され苦々しい気持ちに。この湿り気と汚さと恨みの放出は、日本はもちろんハリウッドでも表現できないだろうなぁなんて韓国映画の唯一無二さを改めて。堂々とオススメ！なんて周りに言えないけど数年に一度はこの世界観に浸りたくなり見返してしまいそうな自分がいる。