Sunnyさんの映画レビュー・感想・評価 - 6ページ目

ノクターナル・アニマルズ(2016年製作の映画)

4.0

元夫から送られてきた小説に翻弄される主人公。その意図は、愛なのか、復讐なのか。

映像の芸術性の高さが、大きくストーリー性を支えている作品。

自らの意思基準と選択を顧みる主人公から、価値観が変わって
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想いのこし(2014年製作の映画)

4.6

車にひかれたのに怪我ひとつせずに生き残った主人公と、ひいた車に乗っていて死んでしまった4人。主人公にだけ4人が見えることから、お金と引きかえに、4人が思い残したことを叶えることに…。

とにかく泣ける
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悪人(2010年製作の映画)

4.2

人生に不器用な男と不器用な女の逃亡劇を主軸に、本当の悪とは何かを考えさせられる作品。

表面的な悪と、根本的な悪が、犯罪というフィルターだけで振り分けられてしまう不条理さが、この作品の切なさを深めてい
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バッド・バディ! 私とカレの暗殺デート(2015年製作の映画)

4.6

邦題が全く期待できなかった反動か、とてつもなく面白い作品だった!!

軽快なアクションとライトなラブストーリーをコメディータッチで描いた作品で、これほど軽く楽しめるアクションは他にはないのではないだろ
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海底47m(2017年製作の映画)

4.2

2019年上半期 Amazonプライム・ビデオ 再生ランキング 1位 と聞き、視聴。

サメ映画と思いきや、リアルな怖さが満載の海中パニック映画だった。ホラー映画としては、映像もきれいで、嘘くさい感じ
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ジョン・ウィック(2014年製作の映画)

4.4

愛する人と平穏で幸せな生活を送るため、裏の世界から足を洗った、キアヌリーブス演じるジョン・ウィック。しかし妻が亡くなって間も無く、事態は思わぬ方向へ…。

銃撃戦に留まらない多様なアクションシーンや、
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シンプル・フェイバー(2018年製作の映画)

4.6

元気で世話焼きなステファニーとオシャレでキャリアウーマンなエミリーが、ママ友として出会い、急速に親密になり、秘密を打ち明け合う。そんな中、いつものようにステファニーに子供を預けたまま、エミリーが行方不>>続きを読む

インシディアス 序章(2015年製作の映画)

4.2

シリーズ第3作目。時系列的には、1作目であるインシディアスの前の話だが、1作目2作目の話がさらに紐解かれていくストーリー構成で、本当に素晴らしい脚本。

今回の主人公は、母親リリスを亡くしたばかりの少
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アンチヴァイラル(2012年製作の映画)

3.4

セレブのウィルスが高値で売買されるビジネスで、注射技師として働く主人公が、ある日自らに採取したセレブの血液を注入してしまうことから始まる悲劇を描いた作品。

血がダメなのに、なぜ観たのだろう…と後悔し
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イット・フォローズ(2014年製作の映画)

3.9

設定が斬新すぎるがゆえに、とてつもなく怖い。作られたホラーというよりは、リアルホラー感が満載な作品。

つい、自分の周りに"それ"を探してしまう様な恐怖がつきまとう。鑑賞後も安心できない謎ホラーで、あ
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蜘蛛の巣を払う女(2018年製作の映画)

4.5

エールフランス機内にて。

原作ミレニアムシリーズの映画版であり、ドラゴンタトゥーの女の続編とも言える作品だが、キャストや監督が変わっていることから、?な人も多い模様。
007シリーズの様に捉えると、
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ザ・コンサルタント(2016年製作の映画)

4.3

エールフランスの機内にて。

表向き善良な会計士が、悪に通じる裏の顔を持ち合わせながら、自分の正義の範疇を超える悪には殺しも行うという、今までになかった設定。
しっかりと数字に関わる事件も主軸にしなが
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ダンボ(2019年製作の映画)

4.5

さすがはディズニー映画!軸がブレない。
誰にだって輝けるチャンスはある、人と違うことは悪いことなんかではない、動物には優しく、そんなことがテーマの作品。

ダンボの動きがとても自然で、かつ、飛ぶシーン
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スノー・ロワイヤル(2019年製作の映画)

3.7

エールフランスの機内にて鑑賞。

英語で観たので、どれくらいストーリーを把握できているか謎だが、リーアムニーソンがキレているというだけで満足度が高い作品。

ロマンティックじゃない?(2019年製作の映画)

4.0

エールフランスの機内で鑑賞。

突如、世界がラブコメな日常に!アンチラブコメな主人公は、果たして、そんな日常のヒロイン役から元の世界に戻れるのか!?見失っていた、大切なことに少しずつ気がついていきなが
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インシディアス 第2章(2013年製作の映画)

4.2

シリーズ第2作目。

前作は前作で、ある意味、完結した感じではあったが、今作で、前作に散りばめられた伏線の回収を全て行っていて、ストーリー展開的には素晴らしい。
1作目を楽しんだ人には、是非観ていただ
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インシディアス(2010年製作の映画)

3.6

本気で怖い系のホラー作品。

オカルト系とも少し違うような感じがしますが、王道アメリカンホラーなノリで観ると、痛い目をみます…!

一家がある家に引っ越したことから、おかしなことが起こり続け、ついには
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ザ・ウォード/監禁病棟(2010年製作の映画)

3.2

こんなにコテコテなのは久しぶり!と狂気乱舞してしまわんばかりの、いかにも的なアメリカンホラー作品。

監禁病棟を舞台に、新人患者が得体の知れないものに奮闘する、ザ・アメリカンホラー感が満載。三流感もあ
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ベイビー・ドライバー(2017年製作の映画)

5.0

音楽が最高に良いとの噂を聞いて、気になっていた作品ですが、噂以上にでした。
選曲はさることながら、カメラワークとアクションが音楽に合わせた動きで、冒頭から気分の上がる作品。

ストーリー展開やカーアク
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マーダー・ミステリー(2018年製作の映画)

4.7

アメリカ人夫婦が、結婚15周年でようやく行くこととなった新婚旅行で殺人事件に巻き込まれるコメディー。

ボケ倒すペースが、とても良いペース配分で、笑えるうえに、気楽に観ることができる、息抜きにはぴった
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15時17分、パリ行き(2018年製作の映画)

4.2

実際に起きたテロ事件の話を映画化した作品。
主役の3人を本人たちが演じているというのだから、驚きだ。観た後に知ったが、役者と信じてしまうほどの演技力。

3人の生い立ちを交えながら、事件が起きた列車に
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ザ・スクエア 思いやりの聖域(2017年製作の映画)

3.9

「人間の汚い部分」といえばまだ聞こえがいいほどに、善を信じる人間ならば目を瞑りたいシーンばかりがひたすら150分突きつけられる作品。

物乞いと富豪、善と悪、自由と不自由など、様々な境界線を見せられ、
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マダムのおかしな晩餐会(2016年製作の映画)

3.2

ある富豪のマダムが、晩餐会の人数13名が不吉だということで、メイドに身分を隠させて参加させるところから始まる、一種のラブストーリー物。

ひたすら嫉妬にかられるマダムにはうんざりしながらも、マダムのフ
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14の夜(2016年製作の映画)

3.6

1987年のある夏の日の、14歳の少年のストーリー。

懐かしい部分と今も昔も変わらない14歳の複雑な気持ちが、おっぱいを揉みたい!という願望を軸に描かれている。

こういう特別な一夜で、大きく成長で
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俺たち ポップスター(2016年製作の映画)

5.0

この作品こそ、まさに究極の娯楽映画!!

ふざけ倒した挙句に、しっかり伝えたいことを最後にうまくまとめあげており、メッセージ性もある。

豪華アーティストが出演し、フェイクの世界にうまくリアルを混ぜる
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マリーゴールド・ホテルで会いましょう(2011年製作の映画)

3.8

様々な事情を抱える7人の老人が、イギリスからインドのシニア向けホテルへ移住することから始まるストーリー。

前半は複雑な内容がとてもよかったが、後半で少し疲れてきて、2時間が長いように思えた。

人生
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僕のワンダフル・ライフ(2017年製作の映画)

4.8

犬が一生を終えるたびに、つらすぎて泣けるが、その繰り返しも、観客にとって意味のあるストーリーになっているのが、とても素晴らしい構成だと思った。

色々な飼われ方があるのも知ることができるし、生まれ変わ
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ピッチ・パーフェクト ラストステージ(2017年製作の映画)

4.7

大学のアカペラチームの卒業後のその後のその後を描いた、ピッチパーフェクトシリーズ3作目。

音楽の質の良さとドタバタ劇は、今作も健在。
ストーリーに盛り込まれた、友情や家族愛、夢を大切にすることについ
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ウォーレン・バフェット氏になる(2017年製作の映画)

4.4

ウォーレンバフェット氏のドキュメンタリー。

投資に関する考え方も勉強になったが、家族や本人へのインタビューから見えてくる、人との関わり方の変化から、一緒にいても心が一緒にいなければ、一緒にいることに
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ボビー・フィッシャーを探して(1993年製作の映画)

4.2

伝記映画。

何かを極めることの過程における心理描写が、とても細かくかつ上手く描かれている。

そして、本気で学ぶことだけでなく、楽しむことやどんな相手に対しても敬意を持つことが、いかに大切で、自分を
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5パーセントの奇跡 嘘から始まる素敵な人生(2017年製作の映画)

4.3

実在する人物をモデルにした作品。

ハンデがあるからといって、夢を諦めない姿勢、工夫と努力で乗り越えていく姿勢には、胸を打たれる。
主人公を支える、理解ある親友や家族、そして仲間の存在も、とても温かく
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アラジン(1992年製作の映画)

4.7

90年代に観て以来だったが、今でも新鮮に観ることができた。
子供の頃の視点と大人になってからの視点では、また違う着眼点で観ることができ、自分自身について考えさせられるのがディズニー映画の良いところ。こ
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フラガール(2006年製作の映画)

4.0

スパリゾートハワイアンズが、どのようにして生まれたかの実話を基に描かれた作品。

スポ根的要素があり、中盤くらいで既に涙なみだで、話のピークかと思うほどのストーリー展開。これが実話というのだから、どれ
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