とても濃密な時間でした。3日間の出来事とは思えないくらい、色々な出来事が起こって……
喚き散らすような話し方は苦手ですが、バブルの香りのする喜劇と思えばそれも楽しい?
(蒸籠に電話が入っているのもお茶>>続きを読む
前からだけ見てると半分しか見えない……
その通りなのだけど、無垢なヤンヤンが言うと、なぜか哲学的に響く。
ヤンヤン目線の映画かと思ったら、お父さんやお姉さんを軸とする家族の物語だった。ある意味、波瀾>>続きを読む
前に観たときの印象では、アリス、エヴリーヌというファムファタルに対する妄執の映画だと思っていたけど、トマとアルフレッドの腐れ縁?の物語として面白かった。
時間が前後するし、トリッキーな部分もあるが、>>続きを読む
軽薄な若者の典型のようなウゲンと純朴なルナナ村の人々が対照的であったが、人々との交流を経てウゲンが徐々に良い顔になっていく。
ペムザムのキラキラした瞳も、セデュやミチェンの歌声も、ルナナの美しい景色>>続きを読む
四季折々の風景、旅館の建屋も岡田茉莉子も美しく、素晴らしい。
今のように通信、交通手段が発達していない昭和の時代は、田舎の女性と都会の男性の組合せ「木綿のハンカチーフ」構図が多かったのかな~と。>>続きを読む
ビョルン・アンドレセン出演に惹かれて観賞したものの……
夏の北欧の風景は素敵!と思ったのもつかの間、どんどん妙な儀式や気色の悪い物が登場。
ラストへ向けて、怒涛のように気持ち悪さが増していく……>>続きを読む
このレビューはネタバレを含みます
綺麗な映像と、森七菜さんのピュアな雰囲気、長澤まさみさんの病んでる演技、竹野内豊さんの毒親っぷりなど、それなりに楽しく拝見しました。
少しミステリー要素があるのかと思って観ていたら、イケメンが愛され>>続きを読む
とても静かな、ささやかな愛情表現を積み重ねていく感じがとても良い。
気難しそうなショーンが、チョコアイスのお金を渡して「今日は甘やかす」と言ったところで思わず嬉しくなった。
この後一緒にに暮らせるこ>>続きを読む
緑の映像がとにかく美しい。苔のアップも森の景色も、植物(生命)への愛が溢れていた。鳥のさえずり、雨音や風の気配など、自然を感じられる音も心に沁みる。
友人にスープを配って、時には一緒に飲んで、あとは>>続きを読む
このレビューはネタバレを含みます
沖縄の日差し、あるいは非現実的な物語の演出なのか、レトロ感のある色合いの画面が味わい深い。
何でそうなる?と思う部分もあるけれど、中国原作ということで、妙に納得。
展開には無理があるけど、「あーもう>>続きを読む
テンポの良いストーリーに、大好きな俳優さん達(佐々木蔵之介さん、津田健次郎さん、淵上泰史さん他)が出演し、齋藤飛鳥さんも可愛い……。それなのに物語に入れない、気分が乗らないのは、どうしてだろう?
普>>続きを読む
銀行の外で演説をして野次馬が盛り上がったり(今なら狙撃されて一発終了?)、人質の女性が銃で遊んでいたりと、のどかな様子と稚拙な計画に唖然としてしまうが、実際にこんな銀行強盗があったのかと思うと時代を感>>続きを読む
52ヘルツは人間には低すぎて聞こえないよ~とか、アンさんもミハルさんも聖人君子すぎる~とか、虐待やDVの描き方がステレオタイプだな~とか、ツッコミ所は沢山あるけど、物語が進むにつれ気にならなくなった。>>続きを読む
以前観たときは、ひたすらアナの可愛さに釘付けでしたが、今回は少し考えながらの鑑賞となりました。
お母さんの手紙、宛先の想い人とは何があったのかなぁ……、蜂の巣模様の窓は暗喩なんだろうなぁ……、精霊を信>>続きを読む
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「どう老いるか、それが問題だ」
「ドライヤーのあとに奇跡は起きない」
など友人であり映画技師であるマックスの名セリフが光る。
認知症の親を持つ身としては、記憶障害の取り扱いが興味深くもあるが切ない。>>続きを読む
ただ、ただ、圧倒的に美しい映像と観念的な言葉に溺れていたい作品。
多くの出来事が起こる訳でもなく、限られた登場人物の数日間を描くシンプルな物語だが、湿度の高い、センチメンタルな物語は心に沁みる。>>続きを読む
ヤクザと中学生、ちょっと無理のある設定かと思ったが、聡実くんと狂児さんの絶妙なやり取りですぐに物語に引き込まれてしまった。
少年の成長譚としても、世代も環境も越えた二人の友情譚としても楽しい。
学>>続きを読む
このレビューはネタバレを含みます
SFかと思ったら、ほど良く社会問題も織り込んだエンターテイメント。
主人公の行動にそれはダメだろ~と思ったり、マスコミの暴走に気分が悪くなったり。
異質なものに対する偏見、他者への不寛容、自分も陥っ>>続きを読む
このレビューはネタバレを含みます
「闇」の話かと思ったら、良い意味で裏切られた。どちらかというと、祈りと救いの物語。
(あ、宗教ではないです)
生き辛さを抱える人々の描写が、とてつもなくリアルで優しい。大なり小なり「擬態」して社会に>>続きを読む
貧困家庭の描き方が日本と違うのはお国柄?
親目線では「ギャー」と発狂したくなるような場面もあるけど、子供達の遊ぶ姿は尊い。
ただ、夢の国や魔法では何も解決しないのですよ。残念ながら。
11歳……ソフィはちょっと大人過ぎる、そして可愛過ぎる。13歳くらいのイメージかな?(あくまで個人の感想です)
31歳……カラムは逆に子供過ぎる、そしてナイーブ過ぎる。だから家族と別居なのか?(あくま>>続きを読む
セリフの少ない淡々とした映画と聞いたので、寝てしまったらどうしよう、と思いながら映画館へ。でも心配ご無用、画面から目を離せなくなるような映画でした。
単調な繰り返しにも見える毎日、実際には撮り溜めて>>続きを読む
美しい映像と、ヒリヒリ痛くなるような会話。
当時としては完成度の高い作品なのだろうと思いますが、若い頃に気狂いピエロや勝手にしやがれを観た時のような衝撃を感じられないのは、自分が年を取って鈍くなってし>>続きを読む
ダリオアルジェントなので「やめて~」と心の中で叫んでしまうような、ある意味ホラー要素?もありますが……
多くの人がいつかは直面する老い。自分の老後や親の行く末を考えてしまいました。
それにしても、>>続きを読む
当時の高い印刷技術、版画の技法、複製しようとする現代の版元に彫師、摺師さん、現代美術作家から海外コレクター等々、ドキュメンタリーとして見応えのある作品。
イザベルアジャーニのポゼッションに触れている>>続きを読む
ジェラールフィリップの主演作品では一番好き。悲しい物語ではあるが、寂しげに佇む彼をずっと視ていたい……
分かりやすい社会派ドラマを意図したものか、
分かりやすい闇を抱える登場人物を周りに配置した結果、誰にも共感できないという、狙い過ぎ映画。もっと「彼」の闇を見たい……。