すずきりさんの映画レビュー・感想・評価

すずきり

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バサジャウンの影(2017年製作の映画)

3.5

バスタン渓谷3部作の1作目。
単体でも一応完結。

霧深い森の少女連続殺人。
儀式めいた手法にざわ立つ不快と不安。
事件だけでかなり複雑怪奇なのに、
主役の刑事周りに怖い設定盛り盛り。

自己正当化が
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死霊の悪夢(1981年製作の映画)

3.3

連続強姦殺人の謎に迫る。

直接的な言葉と描写で猟奇さが際立ち、
ただの二重人格ではない予感が浮かぶ。
でも終盤までサスペンス色で押したいのか
あいつが出てくるのはラストのラスト。

謎、伏線が全部明
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ヘルレイザー4(1996年製作の映画)

2.8

そうかそうか。
未来編と過去編で箱の期限に迫るのか。
あまりにも突飛な4作目。
ここでSF入れてくるのは凄えよ。

前作ラストのビルは一応出てきたものの、
後付け設定に終始ポカンとなる展開。

ヘルレイザー3(1992年製作の映画)

3.4

一応前作との繋がりに言及あるものの
もはやパニックホラーと化した3作目。

謎の柱に封印された経緯は説明不要、
不穏な雰囲気に期待値爆上がりしたけど
オカルト要素はどこへやら。
善悪に分離したせいか、
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ヘルレイザー2(1988年製作の映画)

4.0

前作のキャラ総出演の続編。

描かれる魔術師の起源。
新たな好奇心が呼び戻す悪女。
父を探す地獄への旅路。

展開は支離滅裂な部分もありますが、
こういうのでいいからずっと観たい!
何より今回の魔術師
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ストレガ(2019年製作の映画)

3.0

風俗好き中年オヤジヒーロー爆誕。

くだらなくてしょうもない展開だけど
アクションはちゃんとしてて憎めない。
どこかのライダーが持ってそうな能力で
敵を木っ端微塵の血みどろに処す。
絶対にないであろう
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ヘル・レイザー(1987年製作の映画)

4.5

遂に、遂に、観てしまった。
観てなかったことが贅沢でしたが、
観たことが特別な経験に変わりました。

究極の快楽と痛みを得られる箱。
最高のビジュアルを持つ魔導士達。
彼らより怖い、とあるカップルの所
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妖獣奇譚 ニンジャVSシャーク(2022年製作の映画)

3.0

剣戟がちゃんとしてれば面白い。
頭に残るカットも1つあれば良い。
チープなCGでも演出次第で気にならない。

こんな和製B級増やしてくれ〜!!

ハッチング―孵化―(2022年製作の映画)

3.5

それは隠し続けた願望か。
それとも知らなかった本質か。
屈折した家庭で育った卵が殻割れる時、
孵化させたものと向き合う彼女の人生。

ママがね、凄いね。

べネシアフレニア(2021年製作の映画)

3.5

美しき水の都ヴェネツィアを舞台に
観光反対派が過激な手法で異を唱える。

街並みに溶けつつと目立つ衣装で、
演目のように人を殺すシーンが怖い。
そんなバカなと鼻で笑いたかったが、
現実よりは舞台と捉え
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悪魔の奴隷(2017年製作の映画)

3.5

『呪餐』の前に。U-NEXT大感謝。

母の死を契機に始まる呪いの時間。
じめっとした雰囲気に響き渡る音と、
唐突に眼前に迫るジャンプスケア。
驚愕と恐怖しか感じない事の真相。

あのラストからどう続
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新解釈番町皿屋敷 お菊寺(2023年製作の映画)

3.4

数下りをモチーフにしたオムニバス。

1、呪い写る
写真で告げられる命のカウントダウン。
そんなことより、缶ビール数本飲む間
ずっとパックしてたのかおまえ、、!?

2、通報者不明の110番
自殺者か
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キラーカブトガニ(2021年製作の映画)

3.0

中身のないB級かと思ったけど
キャラ達の心模様が結構描かれていて
各キャラへの愛着が湧くようになってる。
カブトとカプトプスも実写化どころか
ダイマックスまでして貰えて良かった。

甲羅の裏ってウネウ
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バスケット・ケース(1982年製作の映画)

3.5

奇形の兄貴と世話する弟。
かつて1人だった2人の愛憎劇。

あまりにも不細工な造形が語る不遇。
世話する弟も気の抜けない日々に疲れ、
普通を望み、結果裂けてしまう兄弟仲。

終わりも切ない。
これで良
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底なし…(2023年製作の映画)

2.4

離婚間際の夫婦が嵌る沼は底なし。
ギスギス空気の中、溜めた心情も底なし。
しかし言い争っている時間もなく、
蟻やら蛇やらに動けないまま対処する。

2人が互いに持つ悪意も底なしだったら
結末違っただろ
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死霊伝説 呪われた町(2024年製作の映画)

3.7

邦題が残念すぎ。
王道ストーリーを丁寧に描く良作。

怪しい館と怪しい噂。
徐々に町を侵食する闇。
真実を知る者たちの集結。
バタバタと倒れていく仲間。
絶望的状況でも諦めない希望。

信じる者が持つ
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テリファー 終わらない惨劇(2022年製作の映画)

3.8

心から殺戮を楽しんでいるアートさん。
復活の経緯も前作との繋がりも描かれず
最初からかましてくれちゃってありがとう。

ファンタジー要素には面喰らいましたが
衣装が狙ってますって言ってるからok!
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夜陰に消えて(2024年製作の映画)

3.0

離婚調停中、預かった子供が失踪。
子供の無事と妻からの信頼のため、
奔走する夫を待つ驚愕の真実とは。

壮大な仕掛けではないけれど、
戻せない亀裂を作ることは絶対の仕掛け。
そりゃバレたらそうなるよ、
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ロストケア(2023年製作の映画)

4.5

松山ケンイチが誓う、親子の絆の救い方。
声音を操る彼はまるで教祖のような語りで
我々の代表である長澤まさみを説く。

きっかけとなった親の痛烈な祈り。
叫ぶのは柄本明。凄すぎる。
このシーンだけで泣か
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ある男(2022年製作の映画)

4.8

キャストえぐい。

ミステリーとして1つの事件を追いながら
様々な人物の心情を丁寧に抉り出す。
テーマは重いが、漂い続ける優しさが
皆の選択にそっと寄り添ってくれている。

残される者たちの悲しみを知
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リターン・オブ・ジーパーズ・クリーパーズ JEEPERS CREEPERS 3(2017年製作の映画)

3.0

1作目の後が描かれるシリーズ3作目。
だけど製作年がだいぶ後なので色々違う。
ホラーじゃなくてアクション寄り。
不気味さを失くして飛び回るヤツ。

何より異なるのはギミック満載トラック。
そんなの持っ
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ハート・オブ・ザ・ハンター(2024年製作の映画)

2.8

元スパイの最後の仕事。
未来に待つ悪政を断ち切る。
部族が持つような槍が武器なのが素敵。

面白くないとは思わなかった。
けどあまり印象に残ることもなかった。

ホテル <ノーカット完全版>(1977年製作の映画)

3.2

アマプラで『コリンヌ・クレリーホテル』ってなってたからそういうホテルの名前かと思ったらコリンヌ・クレリーって人が主演でした。ということで官能ドラマでした。

偶然独りになった裕福な人妻が、隣室の男を覗
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ジーパーズ・クリーパーズ(2001年製作の映画)

3.4

『ヒューマンキャッチャー』が2と知り。

惨劇の洞窟が凄い。
絵画のような美しさに狂気が共存し、
ヤツへの恐怖心を一気に抱かせる。
その後も得体の知れない性質を垣間見せ、
ラストの絶望まで勝機を見出せ
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フィアー・ドット・コム(2002年製作の映画)

2.7

見た者を死に誘う謎のサイト。
『リング』が好きなのが伝わってくる。

「親密に傷つけるには相手に寄り添わなくては」
犯人の気持ち悪さが良い感じ。

※虫パニックあり

やがて、霞立ち込めて(2024年製作の映画)

3.0

国境付近の頭部切断遺体。
その後も続々と出てくる首、首、首。
組織の腐敗、人身売買、伝わる伝承。
抱えた罪と背負った正義。

色々な要素を描きつつ雰囲気崩れない。
肝心の最後が「そゆこと?」だけど良か
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カラーズ・オブ・エビル:レッド(2024年製作の映画)

3.5

女性に降りかかる黒く凶暴な欲。
唇を切り取るのは連続殺人の標か。

抑えめの描写だけど、それが余計に隠された思惑を映しているようで嫌な雰囲気が漂う。ラストだけさらっと終わってしまうけど、丁寧な展開で面
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怨霊の森(2006年製作の映画)

2.8

素行不良で入れられた森の中の学園。
きな臭いテスト、怪しい先生、魔女の噂。

イジメや友情など学園ドラマ要素もあり、
ラストバトルは斧ぶん回すアクション。
主人公が非行少女なので悲壮感はなく、
立ち向
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ヒューマン・キャッチャー/JEEPERS CREEPERS 2(2003年製作の映画)

3.5

クリーチャーの造形がめっちゃ良い。
異形感が凄い。たまらない。

息子の復讐を誓う父親の執念。
巻き込まれた学生達のパニック。
2つのバランスも違和感ない展開。
楽しかった。

ほんとうに映った!監死カメラ14(2015年製作の映画)

2.5

・廃墟シリーズがギャグ枠へ。
 霊があからさますぎるよ...
・『北の国から』に傾倒する父。
 子を改名しドラマの台詞で生活させる。
 地獄だわ。怖かった。

シーフォーミー(2021年製作の映画)

3.2

盲目の彼女vs強盗団。
頼みの綱はアプリの向こうのガイド役。

事故により視界も未来も失った彼女が、FPS好きのガイドの声を頼りに銃の照準を合わせる終盤は、命懸けなのにゲーム感覚にもなって不思議な感覚
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ベイビールビー(2022年製作の映画)

3.2

産後鬱になる母の辛さを訴えた結果、
少子化を加速させかねない作品となる。
ホラーというよりドキュメンタリー。
そう思ったのは親だからかな。

全編に響く赤子の泣き声に思い出す記憶。
確かにしんどいこと
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ディスクワイエット(2023年製作の映画)

2.3

目が覚めたら誰もいない病室。
ウォーキングデッドと同じです。

ゾンビっぽい爺とか姉様が出てくるけど
ウォーキングデッドが始まることはなく、
どういう世界かはすぐに分かる。

主人公がその世界で葛藤す
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ダークグラス(2021年製作の映画)

3.5

色彩、音楽。唐突な水蛇パニック。
盲目の女性が執拗に追われる嫌らしさ。
展開無視でピンチに陥り続けるしつこさ。

ここに蘇るアルジェントホラー。

極秘捜査(2015年製作の映画)

3.3

刑事✖️占い師。
まさかのコンビ。まさかの実話。

腐った警察組織の手柄争いに一線を引き
ひたすらに正義を貫いた2人の勇者。
自分の占いを貫く勇気。
占いに従い捜査する勇気。
どちらか欠けたら駄目だっ
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フェイブルマンズ(2022年製作の映画)

4.5

まだ半分だけど感想を書きたくなった。

映画が持つあらゆる感情。
興奮、嫉妬、羨望、愛情、悲哀、無慈悲。
それを学び共に生きた人生を映画で語る。

見たままを映すことが人に与える影響。
見たくなかった
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