計算ドリルさんの映画レビュー・感想・評価

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アラーニェの虫籠 リファイン版(2018年製作の映画)

2.5

すごく抽象的で、解釈の余地しかない作品だった。巨大な建築物と、その迷路のような構造が見どころ。虫はリアル…
シーン1つ1つを切り取るとそれは完成された絵のようだけど、それを無理矢理つなげたのでよくわか
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マッドマックス:フュリオサ(2024年製作の映画)

4.0

フュリオサの過酷な半生に圧倒されて心がぐちゃぐちゃになった。人間的な感情が垣間見えると、それはこの世界には不要ですぐ打ち消されてしまう。絶望しかない中、デスロードに繋がっていくのかと考えると感慨深い。

マッドマックス 怒りのデス・ロード(2015年製作の映画)

4.0

(9年ぶり2度目の鑑賞)
公開当時観たときは初めてのマッドマックスシリーズだったので、その作り込まれた世界観に圧倒されただけだったけど(改めて観ても、全キャラの造りが細かくてすごいと思ったけど)、改め
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マッドマックス2(1981年製作の映画)

4.0

(9年ぶり2回目の鑑賞)
結末がかなりいい。結構ハードボイルド。目を背けたくなるシーンも多い。セリフは少ないけど世界観の作り込みとカーアクションで見応え満点だった。

マッドマックス(1979年製作の映画)

3.7

(9年ぶり2度目の鑑賞)
まだ病院とか、行政機関が機能しているところを見ると、やっぱり2作目以降の世界の荒廃ぶりがすごい。
ナイトライダーが最初はノリノリだったのに、マックスの車を見た途端動悸が激しく
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肉体の悪魔(1947年製作の映画)

3.2

戦争が始まって引き離される男女の物語は多いけど、戦争によって結ばれ、戦争が終わると離れなければならないストーリーは中々無いと思った。
2人が結ばれる時、暖炉の火が不自然に勢いを増すのが意図的すぎて笑っ
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ヨコハマメリー(2005年製作の映画)

3.0

白塗りじゃないメリーさんを観ることができる貴重な作品。上品なお顔立ちをしていらっしゃいました。
恋をしたアメリカの将校がいつか帰ってくるのを待ち続けていたなんてロマンチックだけど、定住がなく、結構な御
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黒薔薇昇天(1975年製作の映画)

3.0

日活ロマンポルノ、初めて観た。10分に1回は性行為を映さなければいけないという決まりがあるからなのか、もう観ても何も思わないくらいそういった描写が盛り込まれていた。それを察したかのようにローラースケー>>続きを読む

マッチ工場の少女(1990年製作の映画)

3.8

見た目は少女では無いが、恋愛に対するウブさは少女のよう。その後にした復讐は少女のように無垢に実行していたが、大人のようなしたたかさもあった。
セリフは少ないけれど、表情、雰囲気から十分すぎるくらい状況
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極道の妻たち(1986年製作の映画)

3.2

手籠めにしてきた男を愛するってどういうこと…ここが気になりすぎたけど、長回しの取っ組み合いの喧嘩シーンは見どころだし、印象に残る(思わずマネしたくなる)セリフも盛りだくさんで面白かった。

パルプ・フィクション(1994年製作の映画)

3.8

11年ぶり2度目の鑑賞。
選曲、曲のかかり方、全ていい。一度観て内容をなんとなく覚えていたからかもしれないけど、普通の会話をしていてもどことなく不穏な空気が漂っていて、ただでは終わらなさそう…と終始ハ
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オッペンハイマー(2023年製作の映画)

4.0

音にすごく迫力があった。映画館で観てよかった。
オッペンハイマーの半生が淡々と描かれていた。メインは原爆開発というより赤狩り?尋問で過去を洗いざらい追求される中で原爆の開発をみていくかたち。
日本人と
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ファンタスティック Mr.FOX(2009年製作の映画)

3.4

ウェスアンダーソンの世界観満載だし何気なしに見てたけど声優陣が豪華だ。
終盤の、遠巻きにみんなが踊ってるシーン、なんとも言えないチープさというか、ストップモーションの良さが現れていてよかった。

アイデンティティー(2003年製作の映画)

3.0

なんとなく途中からこういうことか?と思い始めるけど、それだけでは終わらないので、最後の最後まで緊張感を持って観れた。90分なのでとにかくどんどん進むけど、ついていけなくなる早さでもないし緩急もあるしで>>続きを読む

ビートルジュース(1988年製作の映画)

3.2

ポップだけどどこか不気味な感じがよかった。ビートルジュースが復活するまでが長く、出てきたらあっという間だった。

女囚701号 さそり(1972年製作の映画)

3.2

顔が般若みたいになった他の女囚が全裸で梶芽衣子を追いかけ回してるシーンはちょっと面白が過ぎる。
梶芽衣子が復讐のためにどんなにいじめられてもしたたかに抵抗している感じと、全身黒い服に身を包んでいる姿が
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キング・オブ・コメディ(1983年製作の映画)

4.3

これはすごいものを観た。
パプキンが番組でラングフォードの話をし始めた時、その前に話していた両親とのこととか全部本当のことだったんじゃないかと思ったらゾッとした。なぜあの話をそこまでしてしたかったのか
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ロング・グッドバイ(1973年製作の映画)

3.4

静かだけど話にインパクトがあってよかった。ラストもいい感じ。原作を読んでおけばよかったかも。
とにかくタバコを吸いたいがために、アスファルトの地面含めてとにかく固いところでマッチを擦りまくってるのがお
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県警対組織暴力(1975年製作の映画)

3.5

金子信雄は相変わらず山守的ポジション。田中邦衛は謎役。広谷が暴れ出した時の久能の苦い顔…あんなに渋い顔ばっかりしてたのに。救いのない話だった。
あと、「組織暴力」という言葉が聞き慣れなすぎて面白すぎ。
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仁義なき戦い 完結篇(1974年製作の映画)

3.4

2作目であんなに暴れていた大友は服役したせいか、だいぶ大人しくなってて誰かわからなかった(人も変わってたし)。
相変わらず、すぐに乱闘が発生するものの全体としては他のと比較すると穏やかだった。前作の終
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悪魔のいけにえ(1974年製作の映画)

3.7

8年ぶり2度目の鑑賞。
意外と直接的なグロシーンは無い。DBDのフックに捕まえた人を生きたままぶら下げるのってここからきてる??
勢いはすごい。前半は不穏な感じが段々積もるものの、のんびりとした感じで
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ヒドゥン(1987年製作の映画)

3.5

カイルマクラクランのお顔が端正すぎて、地球人離れさがあったのがよかった。
宇宙人が人に乗り移る瞬間キモすぎた。話はとんとん進んで観やすかったし、おもしろかった。

仁義なき戦い 頂上作戦(1974年製作の映画)

3.5

最後のナレーションの通り、何の実りもない戦争だった。梅宮辰夫に続いて松方弘樹も一作目と別の役で出てくるの斬新。
東京でオリンピックが開かれていても、原爆スラムはまだあり続けるというやるせなさ。
武田と
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仁義なき戦い 代理戦争(1973年製作の映画)

3.5

倉元、先生にヤクザを紹介されてたし母の後押しもあって、今じゃ考えられないと思った(昔でも考えられないこと??)
広能が政治を始めてうまく立ち回ろうとしていて、もう下っ端ではなく広島ヤクザ界の重要人物に
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仁義なき戦い 広島死闘篇(1973年製作の映画)

3.7

山守と比べると村岡は組員に対して思いやりがあるように見えたが、葬式で見せていた笑顔からは、やはり山守と同じで組員を単なる駒としてしか思っていないのかもなと思った。成田三樹夫はインテリヤクザっぽい。千葉>>続きを読む

仁義なき戦い(1973年製作の映画)

3.7

主要人物が死ぬたびあのテーマソングが流れるので、曲に対するイメージと相まって若干ギャグ的なものを感じてしまったけど、この人も死ぬの!?という驚きもあった。
開始数分で腕が2本飛んで、まあヤクザものだし
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アトランティスのこころ(2001年製作の映画)

3.6

2人の登場人物について考えさせられた。
○ボビーの母
可哀想なことをされているが、そこを差し引いても同情の余地はないと個人的には感じるくらい嫌な人だった。ラスト、車内でリップの様子を確認するシーンでま
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パラード(1974年製作の映画)

3.4

昔イメージフォーラムかどこかでジャック・タチの作品が上映されるからと行ったけれど、チケット完売で観れず、最近になってU-NEXTで観れることを知って貴重なあまり即座に鑑賞。

この作品が撮られた頃の娯
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ジャッキー・ブラウン(1997年製作の映画)

3.4

ためらいなく殺人をする人たちと、好きになった人を助けたいがために自らを危険に晒す男と、賢い女と。
パムグリアが美してくてかっこいい。音楽も流れるタイミングも含めておしゃれだった。

蜘蛛女(1993年製作の映画)

3.5

中1くらいの時の夏休みに午後ローで、当時ハマっていたハリーポッターのシリウスブラック役の人が出てる!と兄弟みんなで気になり観たら、結構エロいシーンがあって気まずくなり、それ以外の印象がなかったので改め>>続きを読む

太陽を盗んだ男(1979年製作の映画)

3.7

菅原文太が不死身すぎて面白いのと、ラジオDJのヒロインポジの女にちょっとイライラする。とにかく何が目的で原爆を作り警察を脅してるかわからないため、逆に何も考えずに展開を楽しみに観れる。
あとこのフライ
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タワーリング・インフェルノ(1974年製作の映画)

3.7

パニック映画の金字塔と言われているだけあってさすがに圧巻。火には気をつけようと思えるし、消防士は偉大だとも思った。ただ、発火した原因もそうだけど他にも施工ミスとかありすぎて火災というより人災だった。個>>続きを読む

裸のランチ(1991年製作の映画)

3.5

現実か薬物の影響なのかなんなのかわからない世界を見せられた。変な映画。どうやったらこんな世界観を思いつくんだろう。

PERFECT DAYS(2023年製作の映画)

4.2

「こんなふうに生きていけたなら」…本当にそうだなと思った。平山のような生活は誰にでもできるはず。大まかな毎日の流れは同じかもしれないけど、その中で起こる色々なことは一つとして同じことはなくて、それを自>>続きを読む

エクソシスト2(1977年製作の映画)

1.8

一作目に並ぶくらい面白いという意見もあったので気になり鑑賞したけど…特にラストが訳わからなすぎて笑っちゃった。大量のイナゴが出てきて、虫が苦手なので結構キツかった。

バスケット・ケース(1982年製作の映画)

4.0

ただ変な怪物が人を襲う話かと思ったら、兄弟の悲しい関係を見せつけられた。兄が弟の邪魔をしすぎてイラッとするけど、兄は兄で怪物の見た目なために自由にできず、弟ばかりいい思いをするのが許せないという気持ち>>続きを読む