問答無用でオープニングに感動してボロ泣きしたら、『This is me』でもっかいバーッと泣かしにかかってきて、最後にまた泣かしにくる。
いや泣かしにくるっつーか、泣かざるを得ない。
子どもみたいな遊>>続きを読む
言葉のないコミュニケーションを通して、映し出される愛は、ひどく幻想的であり、美しい。
どこまでいっても究極的には「美しい」という言葉でしか語りえぬ、ノンバーバルな愛を常に見ていた。
小説家の健二は、妻・綾の仕事で、郊外のリゾートへ滞在していた。
そこで佐原という歳のいった男と若い女美樹の関係性の見えない2人を見つける。
美樹の美しさに見とれ、その何かに惹かれる健二は、彼女らに接触>>続きを読む
このレビューはネタバレを含みます
幸せな家族3人の元に訪れたのは、卵を分けてほしいという2人組の隣人。
どこか奇妙なズレを感じるその2人は殺人をゲームのように楽しむ者たちだった。
2人にいたぶられ、逃れようにも逃れられず3人の家族は無>>続きを読む
ゲイのカップルのふたりはひょんなことから、子どもが欲しい朝子という女と出会う。
世の中の偏見と差別に向き合いながらも3人は互いの思いを通わせながら、生活していこうと奔走する。
奇特な設定の中で、リア>>続きを読む
こりゃ、気持ち悪いっていう人多めの映画かもしらんが、かなり好き。
ラストの病室で去っていく岸井ゆきの、石橋けい、平岩紙のリアクションが最高すぎた。
あのリアクションを引き出す吹越満、安藤輪子もそこまで>>続きを読む
社会差別や偏見を超えて、なお生きる、ということが明治時代の身分社会を通して、色濃く描かれる。
一貫したテーマに涙を流してしまう作品。
小作人はもっと顔まで汚く、それが美しいというディテールがもうちょっ>>続きを読む
恥ずかしくも、やっとこの歳でちゃんとこの物語を見れた。
家族の絆や死がもたらす喪失感。
根底に流れる血のようなメッセージは普遍的ではあるが尊いやり取りである。
とみが亡くなるシーンの笠智衆の「そうか」>>続きを読む
「富裕層のお戯れ」と言うに相応しき、甘美で破壊的で厭世的な時間。
前作から引き続いて自由自在なアクションシーンは健在。
が、完全にアメリカン調に呑み込まれた感はある。
そういうものとして見ればかなり楽しめる作品なんだけど。
フェスでの作戦の一連は笑える。特に壮大な音>>続きを読む
景色良し、ライアンとサミュエルのキャラ良し、ベタな展開良し、の三拍子揃った映画。
ゲイリー・オールドマンも効いてくる。
一貫して「主人公がなぜこうなったのか」という謎が残ったまま話が進んでいく。
えげつない暴力的展開。
社会批判を含有したスリラーとして、すごい面白かった。
鹿の剥製の正しい使い方と、
クリスの親友が電話でローズに詰め寄って、電話ブッチしたあとに「あの女、天才かよ!」って叫ぶのは、コメディアンの監督な>>続きを読む
ともすると退屈になってしまう時間がボディーブローのようにじわじわと心を痛めつけてくる。