おじさん達の男気と優しさがとても滲みた。80年の実話なんて結構最近のことで、全然知らなかった自分を恥ずかしく思う。
古い映画だけど飽きずに見れた。メディア、権力者、フェイクニュース、今の世の中にも繋がっている話。世の中には亡者になる恐れが山ほどある。
話が突飛すぎてついていけなかった。主人公の感傷的なことが渋滞してて、もう少し整理して欲しい。樹木希林さんが出てきてやっと地に足がついて感じ。
自分の境遇にいつも不満で、本当の自分はもっと違う。それにめげないレディ・バードの日々はキラキラしてた。お互いに曲げることができない母娘の会話には所々に愛情が漏れてて、洋服選びのシーンは特に好きだった。
コミカルなテンポに引っ張られるも、いゃ〜な気分は続く。終わることができない人種差別のスパイラル。差別することを人生の目的、自分の役割と考えるのが怖すぎる。
全編歌うのかぁ…と敬遠してたけど、アン・ハサウェイの歌う演技から一気に引き込まれて涙が。「民衆の歌」に心が震え、一緒に歌いたくなった。キリスト教的思想は馴染めない。だけど、無条件に歌で感動させられる、>>続きを読む
弱い人間が生きぬくには不都合な社会のルール。重いテーマだけど、テンポがよくて見やすかった。安藤サクラ、樹木希林の演技が素晴らしく、いつまでも残像が消えない。
面白がってるのか、怒ってるのか、苦しんでるのか、悲しんでるのか、多重な感情が大笑いに込められているように感じた。現実と虚構が溶け合い、彼の最後の言葉で留めを刺される。踊る彼は幻想的で、逃げる彼は何だか>>続きを読む
人の感情は単純じゃない。色彩豊かな美しいシーンの数々で、登場人物の心の痛みや高揚が印象的に表される。ラストも素敵。ロランスの母、フレッドの妹の存在も良かった。多様な女性の讃歌。
久しぶりに見たけど、やっぱりマイク・マイヤーズは最高だな。最後エンドロールで歌っちゃうのが、彼らしくて好き。
危ういクズ男たち。脇役の方々がそれぞれ光ってて、中でも宮崎吐夢さん、良かった。彼の持ち前のチャーミングさが、最低のクズだけど、憎めないナベさんになってる。エンドロールはこの映画の余韻を重く深く残す。
詩的な映像と会話。それに、ピアノの音色が重なる。ワインを飲みながらの鑑賞が心地いい。またポルトに行きたくなる。
欲望を優先or流されがちな人たちと、感情を抑えて冷静を装う人たちの対比。タイトルにフランス語表記があったけど、確かにフランス映画っぽい。
先生と呼び慕う女達に囲まれ、彼女達がいないと何もできないルノワール。4人の女に車椅子のまま運ばれるシーンが何度も出てきて、何だか滑稽に感じた。明るい日差しに溢れた自然は文句無しの美しさ。赤いワンピース>>続きを読む
最後のライブシーン圧巻、熱量マックスで気持ちよかった!マイク・マイヤーズがどの役か全く気づかなかったけど、車の中でヘドバンのくだりがでた時、ウェインズワールドを思い出してた。ボヘミアン・ラプソディーは>>続きを読む
セザンヌに興味津々。エクス・アン・プロヴァンスの景色が美しい。行きたい。
ひたすら長い、そしてずっと続く緊張感、見るのに疲れた。ストーリー全体の意味は理解できなかった。ただ、印象だけが残る。画家がキャンバスに描くペンや筆の音、光と陰影、風、美しく完璧な裸体、エマニュエル・べ>>続きを読む