Theylivebynightさんの映画レビュー・感想・評価 - 3ページ目

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ストーリー・オブ・マイライフ/わたしの若草物語(2019年製作の映画)

4.5

若草物語→女子が読むもの。そういう浅はかな偏見で観てこなかったことを恥いるばかり。ものすごく素晴らしかった。
グレタ・ガーウィグのアップデートのセンスたるや。最も活動的なエマ・ワトソンが、最も古風な選
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ペンタゴン・ペーパーズ/最高機密文書(2017年製作の映画)

4.0

記者のネタ、調査報道のネタは好み。『スポットライト』や『エリン・ブロンコビッチ』、最近だと『SHE SAID』など。隠された真実を暴くことに、面白味を感じてしまう。日本の『新聞記者』は、ここから始めて>>続きを読む

ベイビーわるきゅーれ 2ベイビー(2023年製作の映画)

3.7

髙石あかりも伊澤彩織もべらぼうにかっこいい。アクション以外にも魅力的なショットがたくさん。将棋のシーンなど笑いもふんだん。

でも、ものすごくドキドキするか、というと不思議とそうでもなかった。戦う理由
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空に住む(2020年製作の映画)

3.9

傑出した才能の最後の長編。不意に永瀬正敏が現れ夜の港にただならぬ気配が急激に漂うが、それまでが長い。落ち着かないタワマンだとしても、あまりに落ち着かない映像と音が長くて、退屈が避けられなかった。出版社>>続きを読む

激怒(1936年製作の映画)

4.4

こんな傑作が初見だなんて、恥ずかしい。スペンサー・トレイシーの変貌のうねりを支える端正な演出は、さすがラング。正確かつ俗情と無縁のショットは、逸脱は人間の醜さで十分と言わんばかり。どこか洞口依子に似た>>続きを読む

(1949年製作の映画)

4.3

この世には、若い者と、もう若くない者がいる。両者は決定的に違うが、真摯であろうとするとき、年齢は関係なくなる。「みんな何かに賭けている」。そんな控室のシーンが素晴らしい。
初めてリングが見える肩越しシ
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BLUE GIANT(2023年製作の映画)

3.9

ひとことでいえば、青春の無敵感。泣けた。ほかの観客も明るくなったとき、同じような印象だった。

モーキャプを使った演奏者の表現、演奏世界の表現が素晴らしかった。音の表現を映像の表現に変換するための直球
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夜の人々(1948年製作の映画)

4.2

ありえたかもしれない2人の幸福なファーストカット。バスを降りる衝動。刹那的な幸福の切なさは、観終わってもずっと思い出してしまう。
もちろんそれは続かない。20ドルの結婚式場の男にさえ拒否される絶望。終
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