watosonmanさんの映画レビュー・感想・評価 - 2ページ目

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梅切らぬバカ(2021年製作の映画)

3.8

「ノートルダムの鐘」や「シザーハンズ」の時のような心持ち。

そしてそれがじぶんが住み、暮らしている現代であるからこそ、ざわつかない人の方が少ないのではないか?

主人公という存在が映画をどの角度から
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コンフィデンスマンJP 英雄編(2022年製作の映画)

4.0

観る人のメンタル、体調関係なくライトに楽しめる良作。

フィクションはいかに作りものである作品の世界に没入してもらうかに注力するもので、それは作品の中の設定、セリフや演技、展開にウソくささや矛盾が少な
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劇場版 ヴァイオレット・エヴァーガーデン(2020年製作の映画)

4.0

アニメの続編という形式。

社会的にはあなたとわたしという閉じられた親密性を忌避する傾向が強い社会だが、その親密性をこれでもかと描いた作品。

みんなの中に居られるわたし、組織集団に属せているわたし、
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ノイズ(2022年製作の映画)

3.6

ガンニバル、エルピス後でもうちょい刺激が欲しく観ました。

ヒーローや英雄が見せる勇気や行動が、必ずしも皆を救っているわけじゃないということを教えてくれる。

アンパンマンのアンパンチは多くの動物たち
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万引き家族(2018年製作の映画)

4.3

社会のいろんな枠組み(家族、親、兄弟、恋人、元○○)やしてはならないこととしての法律など、日頃意識していないだけで、元々我々はいろんなものに縛られながら、同時に守られてもおり、すべてに場面ごとにさまざ>>続きを読む

ブルー・バイユー(2021年製作の映画)

4.3

特権とは、そのことについて考えなくて良いことである。

じぶんという存在の足元のぐらつきを、本来足場を安定させるために使われる人種や国籍、永住権という制度が、逆にその人たちを存在の部分から揺さぶること
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ハケンアニメ!(2022年製作の映画)

4.5

好き。

人の手や手間を感じにくい現代。
コンビニ弁当も宅配便も、もちろんアニメも、そして映画も。
無から生まれて宙を舞い、届くわけじゃない。
多くの人の手があることで生み出され、届いている。
その奥
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マイ・ブロークン・マリコ(2022年製作の映画)

3.8

事実や情報としての死と、関係者がその人が死んだことを心が受け止めて、再度これまであった日常の中に戻っていけるということは、まったく別物であり、その人なりの時間がかかることなのだろう。
その時間や手間を
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THE MOLE(ザ・モール)(2020年製作の映画)

3.7

このレビューはネタバレを含みます

私を私として過ごす以上に、私でない私として過ごすことに快感や楽さ、生きやすさのようなものを感じる人がいること、そしてその気持ちが少しわかった。
構想自体は監督の怨恨や復讐という私的な介入を感じるので、
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帰らない日曜日(2021年製作の映画)

3.6

多くの人に忘れられない一日がある。
我々はその忘れられない一日をありがたがる。
しかしほんとうは忘れてしまえる程、何の気なく過ぎた一日こそ、もしかしたら尊いのかもしれない。

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