アニメの続編という形式。
社会的にはあなたとわたしという閉じられた親密性を忌避する傾向が強い社会だが、その親密性をこれでもかと描いた作品。
みんなの中に居られるわたし、組織集団に属せているわたし、スキルとしてこんなことができるわたし、そういうものでじぶんを満たしているのだが、ある時ふと親密性への憧れが訪れる。
傷つけられ、傷付けてしまい、心が大きく揺れてしまうからこそ遠ざけられる親密性だが、そこに力の限り向き合うことで感じられる、得られる幸福感や豊かさのようなものもある。
誰かと一緒に生きるのは、どうしたってめんどくさい。
けれどそれもまぁ悪くないのかもな。と教えてくれる作品。