おおたさんの映画レビュー・感想・評価

おおた

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ルックバック(2024年製作の映画)

4.2

素晴らしい。

理不尽な暴力や、因果のない災いに対して、「創作」は何ができるのか。「創作」による鎮魂はどの様になされるのか、がテーマと思う。

タランティーノが「Once Upon a Time in
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ウィッシュ(2023年製作の映画)

3.7

普通に面白かった。

100周年に相応しいディズニーっぽいテーマで良い映画だと思ったけど、興行は跳ねなかったのか…

ポカホンタス(1995年製作の映画)

1.2

白人中心主義的でご都合主義。
一昔前はこれで良かったのかもしれないけど、今ではかなり厳しい脚本。

史実では、主人公は半ば売られ、ポウハタン族はイギリスに蹂躙/虐殺されてるわけで。

その歴史を美化す
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ザ・メニュー(2022年製作の映画)

2.0

キャストでめちゃくちゃ期待してたのに、全然わかんなかった。

サイコホラーとしてもコメディとしても微妙…

ちひろさん(2023年製作の映画)

4.0

孤独で、澄んでいて、きれいな映画だった。

今泉力哉監督の安定感すごい!
誇らしい高校の大先輩。

リリーフランキーみたいなオジさんになりたい。

リバー、流れないでよ(2023年製作の映画)

2.9

貴船の宿は綺麗。

ヨーロッパ企画らしい佳作。
「サマータイムマシン・ブルース」っぽい、ドタバタなタイムループ。
ゆるく、何も考えず見られる。

ミンナのウタ(2023年製作の映画)

1.0

ひどい…

Jホラー的な怖さは皆無。
ジャンプスケアすらない。
たまに呪怨のセルフオマージュのみ。

俳優じゃなくてアイドル使って映画撮りたいなら、わざわざホラーにしないで、得意の薄いラブコメやっとけ
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呪餐 悪魔の奴隷(2022年製作の映画)

1.8

インドネシアのホラーを初めて見たし、イスラム教を背景にしたホラーも初めてだった。
内容はジャンプスケアも多く、ストーリーも真新しさはない。きちんと1から見るべきだったかもしれない。

「アクトオブキリ
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aftersun/アフターサン(2022年製作の映画)

2.7

父と娘の短い休暇が、感傷的なタッチで撮られている。
当時の娘の視点からは気付かれなかった「死」の不穏さが、大人になった娘の視点から、過去のビデオを見返す形で遡及的に気付かれるというプロットは新鮮。
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FALL/フォール(2022年製作の映画)

2.8

高所の撮り方、恐怖感の表現が素晴らしく、映画館で見に行くべきだったことを後悔した…

馬鹿と煙は高いところが好き。
内容はチープ。

トンソン荘事件の記録(2020年製作の映画)

2.0

期待度の割には…

使い古された「セブン」オマージュのオープニングから、あれ?と思いながら…
話は「残穢」と「呪詛」とを混ぜたような内容。
動機がしょぼく、祟る説得力に欠ける。

ゴジラ-1.0(2023年製作の映画)

1.0

戦争で死ねなかった者達のリベンジもの。
最後の仕掛けをもって、特攻否定の反戦映画であるとは言えないだろう。
「永遠の0」と同じ、気持ち悪い大戦美化。

現代にこんな2.3周遅れの稚拙な脚本書いて自分で
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オッペンハイマー(2023年製作の映画)

4.4

傑作。

ノーラン得意の時系列操作は、かなり頭を使うし、登場人物を全然把握できないまま進むが、法廷ミステリーとしてはかなり有効に働いている。

「核爆発が大気へ引火し世界を飲み込む」という原爆開発過程
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パスト ライブス/再会(2023年製作の映画)

4.2

袖振り合うも多生の縁。

皆大人で、切なく最高だった。
スケールのとても小さい話なのに、音楽も映像も素晴らしく、ずっと観ていられる。
感情をセリフで説明しない奥ゆかしさ/洒落感があり、邦画にも見習って
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ノマドランド(2020年製作の映画)

3.0

喪失感を抱えたまま放浪するハウスレスな女性の話。

喪失感を埋めるために旅をしている様にも見えず、この無目的な(単に貧困に端を発する)流浪感がむしろ現代的であるとは思ったが、あまりにも展開がなく間延び
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デューン 砂の惑星PART2(2024年製作の映画)

4.0

1部は導入だったこともあってストーリーはほとんど展開しなかったが、本作はめちゃくちゃ展開も躍動感もあって最高。

一方で、スパイスを巡る政争である点や、大衆を操るために戦略的に宗教的シンボルになる点、
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哀れなるものたち(2023年製作の映画)

3.7

フランケンシュタイン+ヨルゴス・ランティモス

父権主義、抑圧からの解放。
世界観に目眩がする。

主人公に移植された胎児の生物学的性が男性であったか女性であったか明かされないという指摘をみて、ジェン
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⻤太郎誕生 ゲゲゲの謎(2023年製作の映画)

3.2

横溝正史「犬神家の一族」、特に佐兵衛翁の話。
封建的家父長制がいくところまでいくと…

最後「墓場鬼太郎」に繋がるのもいい。
梶井基次郎「桜の樹の下には」も参照されている。

水木しげるは「総員玉砕せ
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ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー:VOLUME 3(2023年製作の映画)

4.6

冒頭Radiohead 「Creep」でやられ、その歌詞のクリティカルさが最後まで効いていた。
「Creep」がGotGの為に作られたと錯覚する程。

そして最後vol.1オープニングのRedbone
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スマイル(2022年製作の映画)

2.0

「リング」や「It Follows」的な、ルールのある呪い伝播もの。

ありきたりで目新しさはなく残念。

名探偵ポアロ:ベネチアの亡霊(2023年製作の映画)

2.5

ケネス・ブラナー版ポアロ3作目。
ホラーテイスト多めだけど、もちろん超常現象でない事は皆分かっており、ジャンプスケアもなんだかなぁ、、という感じ。

やたら斜めに傾いたショットとか、変な角度からのショ
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グランツーリスモ(2023年製作の映画)

3.2

面白かった
iMAXの臨場感でもってかれた!

Avalanches「Because I’m Me」を流してくれてありがとう!曲だけで泣きそうになる。
Iggy Pop & The Stooges「S
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死霊館のシスター 呪いの秘密(2023年製作の映画)

2.3

1が面白かった分期待してたけど残念。
ただ普通の鬼ごっこを見せられてる感じ。

ちゃんとジェームズワンが指揮してくれる3があるなら期待。

X エックス(2022年製作の映画)

3.0

サイコホラー
爺さん婆さんの、決して機敏ではない動きと、無感情に見える感じが怖い。
前日譚も見なきゃ

直接であれ比喩であれ、性欲に絡めたホラーものは最近めちゃくちゃ多いな。

バービー(2023年製作の映画)

4.1

グレタ・ガーウィグとノア・バームバックの考える、主役マーゴット・ロビーのバービーなんて最高に決まっている。

終盤のマテル社幹部達の「本当は俺たちは「くすぐり合い」がしたかったんだ」という描写に、心底
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君たちはどう生きるか(2023年製作の映画)

3.8

宮崎駿自身によるセルフオマージュの様。

色んな視点から語られると思うが、宮崎駿が後世へ伝えたいと思っている本作のメッセージに関しては全肯定したい。


森見登美彦「熱帯」味を感じた。
おばあちゃん達
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パーム・スプリングス(2020年製作の映画)

3.8

めちゃくちゃ楽しかった!
主人公に共感してしまう

JKシモンズもいい味だしてる。

イニシェリン島の精霊(2022年製作の映画)

3.3

複雑な構成の脚本。
様々なものが風刺されてて、一回見ただけじゃ分からなかった。

カラダ探し(2022年製作の映画)

1.2

「ブレックファスト・クラブ」+「ハッピー・デス・デイ」

ホラーではない。

バビロン(2021年製作の映画)

2.5

映画産業勃興期の狂乱/喧騒と、ハイカルチャーと対比した時に映画が見なされていた低俗感とその悲哀を全面に表現しており、またサイレントからトーキーへの移行期で取り残された俳優の悲哀も描かれている。

映画
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リコリス・ピザ(2021年製作の映画)

2.0

ポール・トーマス・アンダーソン作品。

子役として少し大人の世界に背伸びしてる高校生と、無目的に歳を重ねたヒロインとの青春もの。

文化感が違い過ぎて、おそらく絶妙なツボを突いているのであろうノスタル
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NOPE/ノープ(2022年製作の映画)

4.0

ジョーダン・ピール新作。
モンスター+西部劇でけっこーB級感ある作品。

一方的に「見られる」事の、生理的な気持ち悪さ/危機感/防衛本能について、
あの生き物、馬、猿、登場人物、皆からそれぞれ感じられ
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LAMB/ラム(2021年製作の映画)

2.0

半羊半人のグロテスクさとか、神話的メタファーとか、謎解きとかが描かれるんだろうと思わせる予告だったから、期待外れ。

アイスランドの霧に包まれた田舎の風景は綺麗だった。

ファンタスティック・ビーストとダンブルドアの秘密(2022年製作の映画)

2.0

マッツ・ミケルセンだけは最高!

麒麟の判断がそこまで権威をもつ理由付けも乏しいし、皆が従う理由もよく分からない。
けど、ハリーポッターユニバースはどういう形であれ続いて欲しい。

ハリー・ポッター20周年記念:リターン・トゥ・ホグワーツ(2022年製作の映画)

4.0

Amazonのレンタルに出ていてやっと鑑賞。

役者同士の当時の関係性や、ビハインドシーンが当事者によって語られて、同窓会って感じで最高!

子役が大御所に囲まれながら徐々に1人の俳優として成長し、大
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東京物語(1953年製作の映画)

5.0

こんな完璧な映画を初めて観た。

70年前にこんなに繊細なテーマを扱っている事に驚きだし、むしろ普遍的な問題にも関わらず現代でも全く手がつけられていない領域の主題といっていい。

感情を煽るBGMや、
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