takoyaさんの映画レビュー・感想・評価 - 32ページ目

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生きる(1952年製作の映画)

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自分の仕事や家族のことなど含め色々考えさせられる。あのラストシーンがまた。。。
DCP上映だったけど、セリフが聞き取りにくい部分がけっこうあったので再リマスターしてもらえないだろうか…

天国と地獄(1963年製作の映画)

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値段がお高いと噂の東宝黒澤作品を5作揃えた布施ラインシネマさんに感謝しつつ鑑賞。
今更な感想ではあるが、ストーリーの語り口がめちゃくちゃスムーズ。黒澤明すごい面白い。。、

ポゼッション(1981年製作の映画)

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演出も役者の演技も振り切れてて怖いというより楽しかった。私の中ではマッドマックス怒りのデスロードとかと同じカテゴリに入る。
キッチンで何かが憑依したようにスイッチ入るところはキャシィ塚本を思い出したり
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リチャード・ジュエル(2019年製作の映画)

1.2

国家権力とメディアの怖さをテーマの一つにするんだったら、あの女性記者側の描き方はないでしょ。事実がどうこう以前にキャラクターの付け方が酷すぎる。あのときのメディアと同じことを向きを反対にしてやってしま>>続きを読む

誰も知らない(2004年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

撮影がいい。16mm撮影だったらしいけど、やっぱりフィルム撮りの映画はフィルム上映で観た方が良いと改めて。
ラストは覚えてなかったけど、妹が死んでも子供たちのあの生活は終わらずに続いたまま。本当のラス
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his(2020年製作の映画)

3.2

画面の雰囲気はわりと好きで見てはいられたけど、ストーリーはあまり好みではなかった。。。
ゲイをテーマにすること自体に意味があった時代は過ぎていると思うが、フラットに恋愛もの・家族ものとして見ると描写が
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Wの悲劇(1984年製作の映画)

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布施ラインシネマのラストショー 80年代角川作品特集にて

原作のミステリー小説は劇中劇にしか使われていない映画オリジナルの話、というぐらいしか知らなかったけど、想定外に面白かった。
劇中で演じられて
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ジョジョ・ラビット(2019年製作の映画)

4.2

登場人物それぞれがみんないいキャラで好きになってしまうし、そりゃあ笑って泣けていい映画でしたよ!
ただ、英語で作られていることも含め、物語の目線がドイツ視点には思えなかったのはちょっと引っかかった。も
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アノコノシタタリ(2019年製作の映画)

3.8

R18版 「淫美談 アノコノシタタリ」
ピンク+ホラーに加えてバトル、スプラッター要素も入ってくるB級テイストのフルコースで、期待しないで見たら結構楽しめた。
幽霊役のなつめ愛莉の演技も魅力的。

ヤクザと憲法(2015年製作の映画)

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取締が必要ではあるにせよ、白と黒をはっきり分けて存在することも許さないっていうのは、自分が今その対象になっていないにしても息苦しいよなぁとは思う。
でもこの流れは止まることはなく、少なくともヤクザとい
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さよならテレビ(2019年製作の映画)

4.1

非常に「テレビ番組」なドキュメンタリーだと思った。私は好きです。映画というより、テレビでリアルタイム視聴されるべきものである気はするけど。

ダンス・ウィズ・ウルブズ(1990年製作の映画)

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181分と長いですけど、ケビン・コスナーの部族アース3時間スペシャルと思って気軽にどうぞ。

たまこラブストーリー(2014年製作の映画)

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テレビアニメ未見でも問題なし。裏を返せばキャラクターがやや類型的だったから飲み込みやすかったというのもあるけど、脚本、演出、作画とか諸々クオリティが高ければ良い作品になる。
たまこが走っていくシーンは
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ファントム・オブ・パラダイス(1974年製作の映画)

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タイトルは「パラダイス座の怪人」って意味だったのね。
この映画って「観客」の存在があることで「こういう見世物的映画を観に来る観客たち」も巻き込んだメタ的な視点がある気がして、その点でロッキーホラーショ
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フォードvsフェラーリ(2019年製作の映画)

3.9

娯楽作品としては満点に近い。レースシーンの迫力で満足度が違ってくると思うので、可能な限り大きなスクリーン、いい音響で観るべきやつ。
ストーリーの流れ自体は実話ベースのようですが、知識がない場合は事前に
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メゾン・ド・ヒミコ(2005年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

渡辺あやさんの脚本には人間の中にある合理的に説明できない部分を肯定する優しさがあって、ちょっとどうかなと思う部分もあったけど最終的には良いってなってしまう。
しかし、ゲイという設定とオダギリジョーであ
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ジョゼと虎と魚たち(2003年製作の映画)

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10年以上前の大学生の頃にDVDで観ていたので大まかな筋は覚えていて、悲しい話として記憶していたのだけど、30代の今になって観ると不思議と幸福感の方が心に残った。「それもまたよし」と思えるようになった>>続きを読む

ジョン・ウィック:パラベラム(2019年製作の映画)

3.3

アクションがすごいのはわかるんだけど、キャラクターが立つ前に退場していくから、映画というよりもゲームのプレイ動画を見てる感じになるんですよね。
ジョン・ウィックがどういう奴なのかも未だに理解できないし
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ロング・ウェイ・ノース 地球のてっぺん(2015年製作の映画)

4.0

線で描かずに色で画を動かしているのが面白い。特にキャラクターよりも空、氷河、吹雪といった自然描写に目が行き、印象派のような近代絵画が動いているような魅力がある。画をフルに堪能するという点では吹替のほう>>続きを読む

銀河鉄道の夜(1985年製作の映画)

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もちろん名作でしたが、昼食後というコンディションもあって前半ちょいちょいまどろみながらだったので、映画と自分の夢の境目が曖昧な状態に。。。これはこれで良い映画体験でしたが。

35mm

修羅(1971年製作の映画)

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最高だった。照明と撮影がずっとキレキレでモノクロのコントラストが美しい。悲劇なんだけど話運びは落語のように軽妙でところどころ笑える。
同じシーンを繰り返し見せる手法とかも含めアニメの演出(出崎、新房あ
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薔薇の葬列(1969年製作の映画)

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オイディプス王がベースになっており、伝統的な悲劇の枠組みの設定・手法を裏返すことで権威の転倒を図っていると解釈したけども、それ以前に普通に面白いし今見てもけっこう新しい。淀川先生の登場のさせ方は笑った>>続きを読む

田園に死す(1974年製作の映画)

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映像自体のパワーとテーマ性と演出手法の斬新さは今見ても楽しめるし、J・A・シーザーの曲は最高。
これってこういう意味かなと考えていたらちょこちょこバラしていっちゃうサービス精神も。

書を捨てよ町へ出よう(1971年製作の映画)

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田園に死す→書を捨てよの順で二本立てだったわけですが、映画自体のテーマ性と演出手法が一致していた前者に対し、こっちはやりたい演出手法をモリモリにしていてしかも長いので途中ちょっと辛くなってしまった。一>>続きを読む

マリッジ・ストーリー(2019年製作の映画)

4.0

なかなかの鬱映画です。
思っていることをどこまでどうやってコミュニケーションすべきか。家族にこそ思ってること言わなかったりするしねぇ。。。