teaeastさんの映画レビュー・感想・評価

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ドント・ブリーズ(2016年製作の映画)

5.0

希望と絶望。

幾度も幾度も精神を削るような恐怖体験ができる映画。幽霊やゾンビといった、ありえないものではなく、日常の平行線上にこそ、狂気と恐怖は潜む。
そのことを教えてくれる。

主人公のロッキーに
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ファンタスティック・ビーストと魔法使いの旅(2016年製作の映画)

4.6

このレビューはネタバレを含みます

字幕版で見ました。

圧倒的な映像美と空気の流れさえ表現する超次元の音楽技術。
そして、ストーリーに流れる精神性。

前々からハリーポッターという作品に対してはとてつもないものを感じていた。
壮大な空
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この世界の片隅に(2016年製作の映画)

4.7

このレビューはネタバレを含みます

すずさんと、彼女を呼びたくなる映画。

終わった瞬間、声が出なかった。
どうしようもない世界で、それでもその世界の片隅で生きるということ。
それは、悲惨という乾燥した言葉で描くべきものではないというこ
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真田十勇士(2016年製作の映画)

4.6

虚構と真実の綱渡りをして見せることで、虚実の狭間にあるある種の美しさのようなものを描いた名作。
元が歌舞伎だけあり、歌舞伎になじんだ人にはおっと思わせるシーンが多数。
すっきりした映画。

ぼくのおじさん(2016年製作の映画)

4.8

罪のない映画。
温かくて癒されるほっこり映画。
くすくす笑ったりじんわりしたり、少し疲れた人におすすめです

ベストセラー 編集者パーキンズに捧ぐ(2015年製作の映画)

3.7

遠くて近い愛の話。
天才というものの汚泥にまみれた部分と栄光を描いていて終わった後は何か大切なものを無くしたような気分になる。

映画 聲の形(2016年製作の映画)

3.5

いじめや差別、赦しを描いた秀作。
原作が連載漫画ということを考えるとよくここまで纏めたものである。
これは見る人によって受け取り方が180度変わる映画だと思う。
何か感想を持ててしまうことか危険な匂い
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天使と悪魔(2009年製作の映画)

4.4

イルミナティとコンクラーベについて描いた力作。ラストにカタルシスがないこと以外はほぼ満点と言ってよい。

シン・ゴジラ(2016年製作の映画)

4.9

限りなく私にとっては満点に近い作品。
君の名は、やズートピアがすべての情報を見ている人に届けようとすることで内容を伝えようとするのとは好対照なまでに「わかるやつだけわかってろ」という気持ちが溢れた映画
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ズートピア(2016年製作の映画)

4.1

全てをエンターティメントに突っ込みながらもアメリカや世界が抱える多様化という問題について深く切り込んだ作品。
ピクサーが美しく、綺麗だけではないことを示したといえる。
ただ、噛み砕かれすぎていて見応え
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怒り(2016年製作の映画)

4.2

怒りとは何かを突き詰めた映画。途中のシーンについては賛否両論あるだろうが、一度見ると忘れない映画に仕上がっている。ただ、もう一度見たいとは思えない。
何かを深く考えてしまうタイプの人間にとっては辛い映
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君の名は。(2016年製作の映画)

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評判通りの「とても面白い」映画。
ただ、感動とまではいかない。こちらにわかるように伝えようとしていることが透けて見えすぎて辛い部分があり、ある種の疎外感のようなものを感じた。