タロウ608さんの映画レビュー・感想・評価 - 2ページ目

タロウ608

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宇宙でいちばんあかるい屋根(2020年製作の映画)

3.5

14歳少女が抱える家庭のモヤモヤや淡く抱く恋心、それを通して成長する過程が美しい作品。
星ばぁとのファンタジックな交流も楽しくて素敵です。

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バック・トゥ・ザ・フューチャー(1985年製作の映画)

3.5

定番の名作ですが恥ずかしながら初めての鑑賞でございました。
そもそもSF的作品が苦手で食わず嫌いがあったのですが、ストーリーが明快で80年代にこのクオリティすごい!とシンプルに楽しめました。
映画教養
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さがす(2022年製作の映画)

3.5

ハッピーエンドなのかバッドエンドなのかジャッジし難い不思議な映画でした。
色々といやーな描写があり時に観るのが辛いです、個人的には娘が父の巻き込まれる世界に交差する展開があれば良かったかなーと思ったり
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佐々木、イン、マイマイン(2020年製作の映画)

3.5

かつてクラスのヒーローだった佐々木、他愛もない時間や何気ない言葉が大人になっても輝きを放っている。
久しぶりに友達とただただ昔話をしたくなる、とは言えあの頃には戻れないはがゆさや頑張っていかなあかんな
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下妻物語(2004年製作の映画)

3.7

言わずもがな00年代邦画の名作です。
久しぶりに拝見しましたが深田恭子×土屋アンナの組み合わせが完璧すぎます、田舎町のノスタルジックな夏の情景がこの季節にピッタリ。
音楽が全体的に素晴らしいねんなーと
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彼女が好きなものは(2021年製作の映画)

3.4

セクシャルマイノリティである少年の表に出せない苦悩が丁寧に描かれていて良かったです。
自分自身も日々無意識的にレッテルを貼ったり決めつけを持っているのかもしれない、若い人はもちろん多くの世代の人が考え
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とんび(2022年製作の映画)

3.6

小説としておなじみの作品ですが本作品で初めてストーリーにふれました。
古き良き昭和の暖かく、時にうざったい人間ドラマが優しい気持ちにさせてくれました。

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ちょっと思い出しただけ(2022年製作の映画)

4.0

2人の関係が終わりしばらく経つ現在から始まり節目の日だけを軸に6年間遡っていくストーリー、その年のその日だけを描いているので微妙な変化がいろんな想像をかきたててきます。
一緒にいる幸せな時間は当たり前
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前科者(2022年製作の映画)

3.7

このレビューはネタバレを含みます

森田さん演じる誠の辛すぎる境遇とそれに連なる不幸な現在、観続けることがきっつい展開でしたが豪華なキャスト陣と丁寧なつくりに物語の厚みを感じました。
弟・実のラストの展開が素晴らしく、父と対峙し母を殺し
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竜とそばかすの姫(2021年製作の映画)

3.0

現実世界の自分と重ね合わせたのか、仮想世界で荒れる竜を気にかけ両世界を通じて主人公が成長していく物語。
ストーリー的には竜と姫が現実世界で元々何かしらの因縁・つながりがあってほしかったなーという印象で
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子供はわかってあげない(2020年製作の映画)

4.0

アニメ好きで水泳に打ち込む女子がひょんなことから気の合う男子と出会い、ひょんなことから実の父に会いに行く物語。
何か独特な間や演出でしたがゆるく優しい世界観が心地よく、大きな展開がなくともすれば退屈と
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ひらいて(2021年製作の映画)

3.6

映画「ホームステイ」での瑞々しい演技で存在を知った山田杏奈さんの主演作品、現実にこんな女子に翻弄されたらしんどすぎるけど10代特有の衝動や危うさが丁寧に描かれヒヤヒヤするシーンに引き込まれました。>>続きを読む

アイ・キャン・スピーク(2017年製作の映画)

3.5

クレーマーおばぁちゃんが堅物公務員と英語を通して交流していくハートフルコメディかと思ってましたが、中盤からの展開に驚きを隠せませんでした。
日本では上映不可能と謳われていた意味になるほどとなりましたし
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インファナル・アフェア(2002年製作の映画)

3.5

各組織に潜入する刑事とマフィア、重厚な世界観に引き込まれ名作とされていることに納得する作品でございました。

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少年の君(2019年製作の映画)

4.2

非常に儚く美しい作品。
いじめに受験戦争、窒息しそうな毎日を過ごすチェンと孤独と闇の世界を生きるシャオペイ。
ふとしたきっかけで心を通わせていく過程が素敵すぎます、ただ内容的にはずしりと重いので気軽に
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鳩の撃退法(2021年製作の映画)

3.5

小説家が織り成す創作かはたまた現実か、個人的にながらで気軽に観たのが仇となりめくるめく展開にパニックになりました笑。
とは言え一見つながりのないストーリーが線としてつながっていく展開はシンプルに楽しめ
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浜の朝日の嘘つきどもと(2021年製作の映画)

3.2

自分を救ってくれた恩師が残した願いを実現すべく、時代に飲み込まれる寸前の映画館「朝日座」を立て直せるかというストーリー。

二本立て映画を上映するような個性的あふれる映画館なんてもうなくなったなぁー、
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ルームロンダリング(2018年製作の映画)

3.5

内気で外の世界を拒絶する御子が事故物件の生活・霊との交流を通じてちょっと成長するストーリー、エライザちゃんのアンニュイな可愛さが良きです。
御子を取り巻く優しい世界にホッコリした気持ちになりました。
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騙し絵の牙(2021年製作の映画)

4.5

久しぶりに観ててワクワクする作品に出会った気がします。
出版不況の中、型破りな発想で状況を好転していくストーリーが痛快です。
とは言えそれでめでたしというわけでなく実際の出版・エンタメをめぐる現状への
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SUNNY 強い気持ち・強い愛(2018年製作の映画)

3.8

うちら最強ー!な高校時代を中心とした青春ストーリー、コギャル全盛のJKに90年代の定番曲を乗せて気軽に観れるのが良かったです。
青春て振り返ると気恥ずかしい、だけど大切なものであることを思い出させてく
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あゝ、荒野 後篇(2017年製作の映画)

3.5

自分も現場にいるかのようなクライマックスの臨場感は素晴らしかったです。
結末に関しては賛否が割りとわかれそうですね、個人的にはやはり前後編は長かったかなーという印象とモロ師岡さんのエピソードやけに引っ
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あゝ、荒野 前篇(2017年製作の映画)

3.5

壮大な後編への長い前振りといったところでしょうか、孤独な2人がボクシングに出会いどうしようもない人生を切り開いていくことがメインですが3.11や自殺について考えさせる描写が後編にどう繋がっていくのか。>>続きを読む

世界から猫が消えたなら(2015年製作の映画)

3.6

突然死を前にした若者が大切なものを失うことと引き換えに命を先延ばしにするのだが、というような話し。
素敵なストーリーで大事なものはすぐそばにあるという当たり前ながら忘れがちなことを考えさせてくれる作品
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アメリカン・マーダー: 一家殺害事件の実録(2020年製作の映画)

3.8

一見何の問題なく幸せそうな夫婦に起きた恐ろしい物語。
実際の映像と資料を通して事件の真相が明かされていく過程に引き込まれました、普通の感覚で考えてしまうと日々の生活に対する不満や逃れて違う世界に行きた
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ファイト・クラブ(1999年製作の映画)

3.5

鑑賞する際の自身のコンディションによって感想が変わるような内容である気がしました。
デヴィッドフィンチャー監督の当時イケイケだった勢いが感じられ、メンタル不調が極限までいくとあのような世界にみえるのか
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HOMESTAY(2022年製作の映画)

3.5

メインキャストの3人について存じてなかったのですがみな素晴らしくこのストーリーの儚い世界線を形づくってくれていました。
中でも山田杏奈さんが良きです◎
真の死の真相を解き明かすミッションの結末について
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犬部!(2021年製作の映画)

4.0

良きです、素晴らしい作品です。
花井も柴崎も動物に対する愛があふれていてどちらの考え方も間違っていない、だからこそ苦しめられる柴崎の姿に心を締め付けられました。
青春映画と位置付けて観始めましたがもっ
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マイ・インターン(2015年製作の映画)

4.0

わざわざ言うことも野暮な気がするけどデニーロの円熟味あふれる存在感が素晴らしすぎます。
作中のベンと同様に彼の存在が共演する役者陣に多大な影響を及ぼしていることが察するに容易い、それほど安心して観てい
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タロウのバカ(2019年製作の映画)

3.0

暴力衝動に駆られる10代の閉塞的な日常についてのお話し、そこに深い理由など考えるのは野暮だと思うけど何かと必要性を感じられないシーンが多かったように感じました。
YOSHIの存在感には非凡なものを感じ
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目撃者(2017年製作の映画)

2.8

殺人現場を目撃した極限体験で家族のこととか諸々考えると極めて動揺することは理解できるけどちょっと表に出過ぎてて、主人公の内面の葛藤を上手く描いてくれたらなーというのが個人的な要望でした。
犯人にしても
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FYRE: 夢に終わった史上最高のパーティー(2019年製作の映画)

4.0

キラキラと優越感に浸れる非日常の楽園フェス開催のはずが当事者であればゾッとする、反面笑うしかない地獄のフェスになるなんて。
事情の知らない第三者として観るならば成功者として浮かれてたビリーの転落劇に痛
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閉鎖病棟ーそれぞれの朝ー(2019年製作の映画)

3.6

取り扱っている題材がデリケートなものなので予想はしていましたが思っていた以上に暗く辛い作品でした、それは悪い意味でなくそれぞれが抱える痛みを丁寧に描いているからこそ感じたもので苦しい先に見える一筋の希>>続きを読む

セブン(1995年製作の映画)

3.6

名作と名高い刑事ドラマの本作ですがようやく視聴いたしました。

基本的に薄暗いモノトーンな世界観が作品の重厚さを引き立てています。
ストーリーも良くできていて、七つの大罪に則して行われる殺人のラスト2
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ゼロ・グラビティ(2013年製作の映画)

3.3

宇宙空間に取り残される極限状態の孤独と恐怖、絶望的な状況に自分がこうなったらと思うとゾッとしました。
もう少しライアンさんの過去や人間性を掘り下げて欲しかった。
背景の変化がないのでどうしても単調な印
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